1 グローバル・サステイナブル・テクノロジー(GST)研究会 第 - 静岡大学

グローバル・サステイナブル・テクノロジー(GST)研究会
第 7 回超臨界流体技術グループミーティング顛末記
平成 20 年 8 月 29 日、日立電線株式会社高砂工場(茨城県日立市)において、静岡大学工学
部プロジェクト「グローバル・サステイナブル・テクノロジー研究会」第 7 回超臨界流体技術
グループミーティングが開催されました。今回の参加者は企業の方を中心に 34 名と、多くの方
にご参加いただきました。まず始めに日立電線株式会社の後藤敏晴氏より、
「超臨界アルコール
による電線被覆材のリサイクル技術」と題して、超臨界アルコールによるシラン架橋ポリエチ
レンのリサイクル技術とパイロットプラントの概要、回収ポリエチレンの再利用について講演
していただきました。次に山口県産業技術センターの友永文昭氏より、
「超臨界メタノールによ
るガラス繊維強化プラスチックのリサイクル技術」と題して、ガラス繊維強化プラスチックの
リサイクル技術やベンチプラントの概要、回収した樹脂成分の再利用方法等について講演があ
りました。そして日立化成工業株式会社
柴田勝司氏により、「常圧溶解法による CFRP のリサ
イクル」と題して、アルコール系溶媒を用いた常圧条件での FRP のリサイクル技術やそのプラ
ント、回収繊維の再利用方法等について講演していただきました。
装置の見学は、日立電線株式会社内に設置してある超臨界アルコール利用電線被覆材リサイ
クルプラントでした。実用化が間近な装置ということもあって、プラスチックの押出し成形機
を反応器として活用したプラントについて質問や意見交換が活発になされていました。
今回の 3 つの講演は、現状では処理が困難な熱硬化性プラスチックや複合プラスチックのリ
サイクル及び回収物の再利用に関するものであり、いずれも様々なアイデアを注入して実用化
レベルまで高めたハイレベルの技術ばかりであり、今後の難処理プラスチックのリサイクルの
推進に役立つ貴重な講演でした。
次回は来年 2 月頃に見学会・講演会を行う予定ですので、皆様の積極的な参加とご協力をお
願いいたします。
記・岡島いづみ(静岡大学)
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日立電線㈱
後藤敏晴氏による講演。超
臨界アルコールによるシラン架橋ポリエ
チレンのリサイクル技術についてお話を
いただきました。
山口県産業技術センター
友永文昭氏
による講演。超臨界メタノールによる
GFRP のリサイクル技術についてお話
していただきました。
日立化成工業(株)
柴田勝司氏による
講演。常圧溶解法による FRP リサイクル
技術について説明していただきました。
日立電線㈱高砂工場における見学。日立
電線㈱
芦原氏、後藤氏により、シラン
架橋ポリエチレンのリサイクルプラント
などの説明を受けました。
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