―医薬品の適正使用に欠かせない情報です。必ずお読みください。 ― 再審査結果、及び使用上の注意改訂のお知らせ 2 0 1 4年3月 劇薬、処方せん医薬品 注意−医師等の処方せんにより使用すること 製造販売 (輸入) 元 販売元 標記製品の再審査結果(カテゴリー1)が通知され、 【効能・効果】 【用法・用量】に変更がなかったこ とをお知らせ申し上げます。また、 「使用上の注意」を下記のとおり改訂致しました。今後の本剤のご使 用に際しましては、下記内容をご参照頂き、本書を適正使用情報としてご活用下さいますようお願い申 し上げます。 改 訂 内 容 ダ イ ジ ェ ス ト(詳細はお知らせ本文をご参照下さい) 1. 再審査結果 承認内容 再審査結果 【効能・効果】 片頭痛 変更はございません 【用法・用量】 通常、成人にはリザトリプタンとして1回1 0!を片頭痛の頭痛発 現時に経口投与する。 なお、効果が不十分な場合には、追加投与することができるが、 変更はございません 前回の投与から2時間以上あけること。 ただし、1日の総投与量を2 0!以内とする。 2. 使用上の注意改訂 改訂項目 相互作用 (併用禁忌) 改訂内容 備考 ・エルゴタミン系製剤の記載整備を致しました。 ・ナラトリプタン塩酸塩(アマージ)を追記致しました。 薬食安通知によら ない改訂 副作用 使用成績調査で報告された主な副作用の発現頻度を記載致 (副作用の発現状況の しました。 概要) 副作用 (重大な副作用) 副作用 (その他の副作用) 「アナフィラキシー様症状」を「アナフィラキシー」に読 み替えました。 使用成績調査の結果を反映致しました。 本改訂内容は医薬品安全対策情報(Drug Safety Update)No.2 27(2014年3月中旬発送予定)にも掲載される予 定です。 ★製品に関するお問い合わせ先:エーザイ株式会社 フリーダイヤル 0120‐419‐497 hhc ホットライン 9∼1 8時(土、日、祝日9∼1 7時) ★弊社製品情報は、弊社ホームページ(http : //www.eisai.co.jp)でご覧いただけます。 ‐1‐ [再審査結果] マクサルト錠1 0"、マクサルト RPD 錠1 0"について再審査が終了し、平成2 5年4月4日付で再審査結果 が通知されました。再審査の結果、カテゴリー1(薬事法第1 4条第2項第3号(承認拒否事由)のいず れにも該当しない)とされ、 【効能・効果】 【用法・用量】に変更はございませんでした。 [使用上の注意:改訂箇所及び改訂理由] 1. 相互作用(併用禁忌)の項 〈改訂部分抜粋〉 下線部分を改訂し、取消線部分を削除致しました。 改 訂 後 改 3. 相互作用 併用禁忌(併用しないこと) 薬剤名等 臨床症状・措置方法 訂 前 3. 相互作用 併用禁忌(併用しないこと) 機序・危険因子 エルゴタミン製剤 エルゴタミン酒石 酸塩・無水カフェ イン・イソプロピ ルアンチピリン (クリアミン) エルゴタミン誘導体 含有製剤 ジヒドロエルゴタ ミンメシル酸塩 (ジヒデルゴット) エルゴメトリンマ レイン酸塩 (エルゴメトリン マレイン酸塩「F」 ) メチルエルゴメト リンマレイン酸塩 (メテルギン) 血圧上昇又は血管攣 5 ‐HT1B/1D 受容体作 縮が増強されるおそ 動薬との薬理的相 れがある。 加作用により、相 本剤投与後にエルゴ 互に作用(血管収 タミンあるいはエル 縮作用)を増強さ ゴタミン誘導体含有 せる。 製剤を投与する場合、 もしくはその逆の場 合は、それぞれ2 4時 間以上の間隔をあけ て投与すること。 5‐HT1B/1D 受 容 体 作 動薬 スマトリプタンコ ハク酸塩 (イミグラン) ゾルミトリプタン (ゾーミッグ) エレトリプタン臭 化水素酸塩 (レルパックス) ナラトリプタン塩 酸塩 (アマージ) 血圧上昇又は血管攣 縮が増強されるおそ れがある。 本剤投与後に他の5 ‐ HT1B/1D 受 容 体 作 動 薬を投与する場合、 もしくはその逆の場 合は、それぞれ2 4時 間以内に投与しない こと。 薬剤名等 併用により相互に 作用を増強させる。 臨床症状・措置方法 機序・危険因子 エルゴタミン製剤 エルゴタミン酒石 酸塩・無水カフェ イン !!!!!!!!! (カフェルゴット) エルゴタミン誘導体 含有製剤 ジヒドロエルゴタ ミンメシル酸塩 (ジヒデルゴット) エルゴメトリンマ レイン酸塩 !!!!!!!!! (エルゴメトリン !! F) メチルエルゴメト リンマレイン酸塩 (メテルギン) 血圧上昇又は血管攣 5 ‐HT1B/1D 受容体作 縮が増強されるおそ 動薬との薬理的相 れがある。 加作用により、相 本剤投与後にエルゴ 互に作用(血管収 タミンあるいはエル 縮作用)を増強さ ゴタミン誘導体含有 せる。 製剤を投与する場合、 もしくはその逆の場 合は、それぞれ2 4時 間以上の間隔をあけ て投与すること。 5‐HT1B/1D 受 容 体 作 動薬 スマトリプタンコ ハク酸塩 (イミグラン) ゾルミトリプタン (ゾーミッグ) エレトリプタン臭 化水素酸塩 (レルパックス) 血圧上昇又は血管攣 縮が増強されるおそ れがある。 本剤投与後に他の5 ‐ HT1B/1D 受 容 体 作 動 薬を投与する場合、 もしくはその逆の場 合は、それぞれ2 4時 間以内に投与しない こと。 併用により相互に 作用を増強させる。 以下略 以下略 ( )薬食安通知によらない改訂 改訂理由 ・エルゴタミン製剤の、 “カフェルゴット”は、国内で製造販売が中止されているため記載を削除し、エ ルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン配合剤“クリアミン”を記載致しまし た。 ・エルゴメトリンマレイン酸塩の製品名である、 “エルゴメトリン F”を“エルゴメトリンマレイン酸塩 「F」 ”に記載整備致しました。 ・5 ‐HT1B/1D 受容体作動薬として、ナラトリプタン塩酸塩“アマージ”を追記致しました。 ‐2‐ 2. 副作用(副作用の発現状況の概要)の項 改 訂 下線部分を改訂し、取消線部分を削除致しました。 後 改 訂 前 4. 副作用 4. 副作用 !!!!!!!!!!!! 臨床試験(治験) 国内で実施された臨床試験で副作用が報告され 国内で実施された臨床試験で副作用が報告され た の は2 7 4例 中5 1例(1 86 . %)で あ り、主 な 副 7 4例 中5 1例(1 86 . %)で あ り、主 な 副 作 用 は 傾 眠2 1件(77 . %) 、"怠 感8件(29 . %) 、 た の は2 作 用 は 傾 眠2 1件(77 . %) 、"怠 感8件(29 . %) 、 め ま い6件(22 . %) 、口 渇5件(18 . %) 、脱 力 め ま い6件(22 . %) 、口 渇5件(18 . %) 、脱 力 4件(15 . %) 、悪 心3件(11 . %) 、感 覚 減 退3 4件(15 . %) 件(11 . %)であった。また、臨床検査値異常 、悪 心3件(11 . %) 、感 覚 減 退3 は1 2例(44 . %)に認められ、主なものは ALT 件(11 . %)であった。また、臨床検査値異常 (GPT)上昇6件(22 . %) 、AST(GOT)上昇5 は1 2例(44 . %)に認められ、主なものは ALT 件(18 . %) 、CK(CPK)上昇3件(11 . %)であ (GPT)上昇6件(22 . %) 、AST(GOT)上昇5 った。 (承認時) 件(18 . %) 、CK(CPK)上昇3件(11 . %)で あ 使用成績調査で副作用が報告されたのは1 6 8 1例 った。 中7 1例(42 . 2%)であり、主な副作用は傾眠1 6 件(09 . 5%) 、悪 心1 1件(06 . 5%) 、め ま い1 0件 (05 . 9%) 、 嘔吐5件 (03 . 0%) 、 "怠感5件 (03 . 0%) 、 胸部不快感4件(02 . 4%)であっ た。 (再 審 査 終了時) ( )薬食安通知によらない改訂 改訂理由 再審査期間中に実施した使用成績調査における副作用発現状況を追記致しました。 3. 副作用(重大な副作用)の項 〈改訂部分抜粋〉 下線部分を改訂し、取消線部分を削除致しました。 改 訂 後 改 訂 前 !重大な副作用 !重大な副作用 1) アナフィラキシーショック、アナフィラキシ 1) アナフィラキシーショック、アナフィラキシ !!!!! ー様症状(頻度不明) :アナフィラキシーシ ー(頻度不明) :アナフィラキシーショック、 !!!!! ョック、アナフィラキシー様症状がまれにあ アナフィラキシーがまれにあらわれることが らわれることがあるので、観察を十分に行い、 あるので、観察を十分に行い、異常が認めら 異常が認められた場合には、投与を中止し、 れた場合には、投与を中止し、適切な処置を 適切な処置を行うこと。 行うこと。 以下略 以下略 ( )薬食安通知によらない改訂 改訂理由 副作用名“アナフィラキシー様症状”を“アナフィラキシー”に変更致しました。 <参考資料>医薬品・医療機器等安全性情報 No.2 9 9 平成2 5年(2 0 1 3年) 2月 厚生労働省医薬食品局 ‐3‐ 4. 副作用(その他の副作用)の項 改 訂 下線部分を改訂致しました。 後 改 訂 前 !その他の副作用 !その他の副作用 次のような症状又は異常があらわれた場合には、 次のような症状又は異常があらわれた場合には、 投与を中止するなど適切な処置を行うこと。 投与を中止するなど適切な処置を行うこと。 頻度不明 1%以上 頻度不明 1%未満 0.1∼5%未満 無力症・疲労 !怠 感、脱 力、胸 痛、冷感 全身症状 無力症・疲労 !怠 感、脱 力、胸 痛、冷感 循環器 頻脈、高血圧 動悸 循環器 頻脈、高血圧 動悸 消化器 消化不良 悪心、嘔吐、下痢、 口内乾燥、口渇、 腹痛 消化器 消化不良 悪心、嘔吐、下痢、 口内乾燥、口渇、 腹痛 筋・骨格系 頸部痛、局所性 重圧感、局所性 絞扼感、筋力低 下、顔面痛 硬直 筋・骨格系 頸部痛、局所性 重圧感、局所性 絞扼感、筋力低 下、顔面痛 硬直 精神神経系 不眠症、振戦、 傾眠 運動失調、神経 過敏、失見当識、 多幸症 めまい、感覚減退、 錯感覚、知覚過敏、 頭痛、精神明瞭性 の減退 精神神経系 めまい、感覚減退、 錯感覚、知覚過敏 呼吸器 咽頭不快感、喘 鳴 鼻乾燥 頭痛、精神明瞭 傾眠 性の減退、不眠 症、振戦、運動 失調、神経過敏、 失見当識、多幸 症 皮膚 潮紅、発汗、発 疹 蕁麻疹、!痒症 呼吸器 咽頭不快感、喘 鳴 鼻乾燥 皮膚 潮紅、発汗 蕁麻疹、発疹、! 痒症 肝臓 その他 肝機能異常(ALT (GPT)上昇、AST (GOT)上昇等) 霧視、温感、味 覚異常 CK(CPK)上昇、光 視症、頻尿、食欲 減退、ほてり 肝臓 その他 発現頻度は承認時までの国内臨床試験及び使用成績調査の結 果を合計し、算出した。 ( 5%以上 全身症状 肝機能異常(ALT (GPT)上昇、AST (GOT)上昇等) 霧視、ほてり、 温感、味覚異常 CK(CPK)上昇、光 視症、頻尿、食欲 減退 )薬食安通知によらない改訂 改訂理由 再審査結果が通知されたことに伴い、再審査期間中に実施した使用成績調査の調査結果を反映し、副作 用発現頻度を変更致しました。あわせて頻度の区分を変更致しました。 新たに追加された副作用はございません。 本剤の最新添付文書は医薬品医療機器情報提供ホームページ (http://www.info.pmda.go.jp/)からご覧下さい。 ‐4‐ CODE DI-J-490 2 0 1 4年3月作成 (1 4 0 9)
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