秋村組 http://www.ap-world.com/ 現 建築分野専攻の方へ 秋村組が贈るカッコ面白い仕事たち紹介シリーズ(第3回) ■「辞めてしまって本当にすみません・・・。」 毎日現場で一緒に汗を流している鳶職人の一人。いつも現 場で気さくに声を掛けてくれる彼が、わざわざそんなことを 伝える為だけに私に電話をしてきてくれたのです。「これか ら先、大工を目指して頑張ろうと思ってるんです。お世話に なったのでお礼だけでもと思って電話しました」。その心 遣いに感動したのを今でも覚えています。 私は最近、結婚をしました。結婚の日取りなどは現場で一 切口にした記憶が無かったのですが、結婚式が迫ったある 日、現場に足を運んだ私を待っていたのは、いつも張り詰 めた空気の中で真剣に仕事をこなす職人さんたちからの、 たくさんの暖かいお祝いの言葉だったのです。 私は多くの職人さんに支えられながら仕事をしています。 ひとつの建物に時には何百人もの職人さんたちが関わりを 持ちます。その中で、現場監督である私が職人さんたちを 建築現場の進行を一手に管理するこの仕事。設計図 フォローしたり、時にはフォローされたりしながら少しずつ を基に実際に建物の造り方を考え、それに沿うように 信頼関係を築いていくのです。 数多くの職人さんを雇う。建築資材の発注から人件費 普段はちょっと怖いけど、こんな心の温かい人たちと仕事 の計算までを行い、躯体工事から仕上げ工事までの が出来る。現場監督という仕事の一番のやりがいは、こん 一連の流れを全てにおいて把握している、言わば建 な人たちのかかわりの中にあるのかもしれません。 築現場の指揮者である。 大橋 圭 2001年入社 場監督という シゴト 私の携帯電話に一本の電話が入りました。電話の相手は、
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