「ダイヤモンドはダイヤモンドでしか磨けない!!」 大変蒸し暑い日々が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?いよいよ子どもたち も夏休みに入り、お家の中が騒がしくなるご家庭も多いのではないでしょうか。そんなこ とで、今月は「人を育てる」事をテーマに少し考えてみたいと思います。 僕はある団体のボランティア活動の中で、地域の子どもたちと触れ合う機会がたびたび あります。その中で、子どもと親の関係や子どもと先生の関係、または子どもと地域の大 人との関係など、様々な角度から現在の子どもを取り巻く大人との関係について考える機 会がありました。その中で、僕が感じたことは「子どもは大人のことを敏感に、そして本 当に良く見ている」ということでした。 例えば、「先生」という立場一つとっても、現在は大変な状況だと世間では騒がれてい ます。過敏な親に気を使い、自分の言いたい事も言えない状況で、子どもにもなめられる。 何故そんなことになるのでしょう? 例えば、親が子どもに何を言っても言うことを聞かない。そして反発し、会話が無くな り、引きこもる。もっと悪くなれば、子どもは自傷行為を繰り返したり、他人を傷つけた りと投げやりな行動に走る。何故そんなことになるのでしょう? 決して他人事ではないと思いました。これは、自分の家族にも、どこの家族にもありえる、 まさに現実なのだと。 では、僕たちはどうすれば良いのか。その答えの中の一つが、この一言です。僕たち人 間は、誰しも輝ける素質を持った、かけがえのないダイヤの原石です。それを、輝かせる ためにはキラリと輝くダイヤで磨くしかないのです。そうです、子どもたちがダイヤの原 石ならば、僕たち大人がキラキラ輝くものを持って触れ合い、ともに磨かなければならな いのです。子どもたちが憧れるような輝く先生なら、決して子どもたちはバカにしないで しょう。子どもたちが、心の底から愛し、尊敬する親なら引きこもらないでしょう。人を 育てるために、もっともっと大人は自分自身を輝かせるべきです。子どもが、将来の希望 を持てるようなお手本となるべきです。私には無理だとかいって、決してあきらめてはい けません。もし、不安や心配になったり自分に自信のない方は、自分の周りの一番輝いて いる人の傍にいてください。必ずその方が、あなたを輝かせてくれるでしょう。そして、 皆様の中にあるダイヤが光り輝き、そして周りの人々をも輝かせ、より幸せで豊な人生に なることを心よりお祈り申し上げます。
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