集 落 協 定 - JA標津町農業協同組合

(参考様式第5号)
集
落
協
標津町標津集落
認
変
変
変
変
定
更
更
更
更
平成17年
平成18年
平成19年
平成20年
平成21年
8月31日
6月30日
6月30日
6月30日
6月30日
定
第1 目
的
本集落協定者は、以下の対象地域において、耕作放棄地の解消と発生を防止し、将来に
わたって持続的な農業生産活動等を可能とすることにより、本集落の持つ多面的機能の確
保を図るため、関係者が一致協力して今後5年間に取り組むべき事項について定める。
第2 対象地域の範囲及び農用地の概要
1 対象地域等
区
位
分
置
協定農用地面積
(単位:㎡)
内
容
標津町農用地区域
草地面積
協 定 参 加 者
(単位:人、組織)
116,921,542㎡
(うち中標津町行政区域に存在する面積 209,945㎡)
農業者
生産組織
農業協同組合
その他
158
5
1
0
2 協定農用地(単位:㎡)
別表のとおり
3 交付単価
該当する交付単価区分に○印を記入
交付単価区分
(○)通常単価
( )8割単価
加算措置を受ける農用 規模拡大加算:
㎡(地目 ㎡)
地面積
土地利用調整加算:
㎡(地目 ㎡)
耕作放棄地復旧加算:
㎡(地目 ㎡)
法人設立加算:
㎡(地目 ㎡)
交付金の対象となる農 田: ㎡、畑: ㎡、草地 113,581,355㎡、
用地面積
採草放牧地 ㎡
1
第3 構成員の役割分担
1 農用地の管理方法
(1)農用地
①耕作者が農作業を継続できなくなった場合には、速やかに農業委員会の斡旋を受ける。
②集落協定参加者が協定内容に従って管理する。
(2)農道等
①集落協定の参加者及び業者委託により作業道の管理を行う。
②集落協定参加者及び業者委託により協定内容に従って管理する。
2 集落協定の管理体制
代表者
役 職 名
(委員長)
等
氏
名
佐々木喜一郎
副代表者(副委員長)
韮沢喜代司
書記担当(生産基盤整備部会長)
今 井 和 善
会計担当(環境基盤整備部会長)
大 桃 幸 男
監査担当
井 上 辰 美
川 瀬 久 宣
3 水路・農道等の管理や集落内のとりまとめ等集落営農上の基幹的活動において中核的なリーダ
ーとしての役割を果たす担い手として指名する者
地
川
北
古
茶
区
標
多
志
名
北
津
糠
骨
氏
名
千 葉 実
加 藤 勇
下 西 和 夫
島 影 正 行
田 中 利 博
笹 木 龍 栄
小玉豪哉 吉田浩一 松下巌 川瀬久宣
郷野一己
茅原一也
熊谷慎一
2
第4 集落マスタープラン
1集落における将来像
(1) 基本方向
本町の農業は、恵まれた自然と土地資源を活かし、生産性の高い大規模な専業経営の展開によっ
て、我が国の酪農・畜産物の供給地域としてその一翼を担うとともに、地域を支える経済基盤と
しても大きな役割を果たしている。今日、農業の世界的な市場開放への流れや、環境との調和及
び消費者の視点に立った食料の安全確保に対する国民的要請の高まり等、農業・農村の取り巻く
環境は大きな転換期を迎えている一方で、規模拡大による労働の過重や河川等環境への負荷の増
大、さらには後継者不在や不慮の事故等による農家戸数の減少とこれに伴う農村地域の活力低下
への懸念など打開すべき多くの課題も抱えている。こうしたなかで、本町の農業を衰退させるこ
となく、さらに発展させていくためには、
「資源循環酪農」を基本に「安全・安心」な食料生産体
制の構築と、
「環境との調和」を重視した持続可能な農業・農村づくりなど、時代の要請に着実に
対応しながら農家経済の安定化と農村社会の健全な維持を図っていくことが必要である。町民や
他産業者はもとより、国民全体の理解が得られるよう課題の解決に向け、町及び農協との連携を
図りながら、集落が一体となった取り組みにより効果的に推進し、経営の体質強化と地区全体の
生産条件の底上げ、及び農村地域活力の向上を図るとともに、農業・農村として地域に及ぼす多
面的機能の積極的な増進にも努めていくものとする。
(2) 課題、改善方向に即した重点事項
ア、健全な自給飼料基盤の確保
イ、農業生産力と農村社会の維持・発展を図る農家後継対策の推進
ウ、
「安全・安心」な生乳生産体制の整備
エ、自然環境を育む農村活動の推進
注)重点項目について、項目ごとに整理する。
3
2集落における現況と将来像を実現するための目標
集落における5年間での活動目標
(1)
(健全な自給飼料基盤の確保)
ア集落の現状(重点項目の現状)
(ア)草地更新年限の遅延により、良質な粗飼料の不足が生じている。
(イ)雑草の混入による牧草の栄養低下が見られる。
イ将来像を実現するための具体的な改善方向
(ア)計画的な草地更新の実施により、良質粗飼料を安定的に確保する。
(イ)スプレーヤー(雑草防除機械)の活用による草地更新年限の延長を図る。
ウ将来像を実現するための具体的な数値目標
重 点 項 目
現況(16年度)
目標(21年度)
草 地 整 備
190ha(年平均) 232ha(年平均)
(2)
(農業生産力と農村社会の維持・発展を図る農家後継対策の推進)
ア集落の現状(重点項目の現状)
(ア)経営主の高齢化に伴う労働力の不足
(イ)後継者不在による離農の発生
(ウ)規模拡大に伴う恒常的な労働力不足
イ将来像を実現するための具体的な改善方向
(ア)農場スタッフ宿泊研修施設の設置による受入体制の整備
(イ)農場スタッフ機能発揮による労働力の提供
ウ将来像を実現するための具体的な数値目標
重点項目
現況(16年度) 目標(21年度)
農業実習生受入
30人/年
35人/年
(3)
(安全・安心な生乳生産体制の整備)
ア集落の現状(重点項目の現状)
(ア)乳用牛に対する様々な疾病が発生している。(BVD・MD等・当町2戸2頭発生)
(イ)ポジティブリスト制度の施行に伴い生乳トレサビリティシステムの構築が必要。
イ将来像を実現するための具体的な改善方向
(ア)標津町家畜自衛防疫組合と連携し活動の強化を図るとともに牛5種混合不活化ワク
チンの全頭接種に向けた取り組みの実施。
(イ)乳温自動記録温度計の全戸設置による情報取得機器の設置とデーター伝達の迅速化
を図る。
重点項目
現況(16年度) 目標(21年度)
牛5種混合不活化ワクチン
395頭
18,500頭
乳温自動記録温度計
0件
154件
(4)
(自然環境を育む農村活動の推進)
ア集落の現状(重点項目の現状)
(ア) 河川等の環境全体への負荷の増大
イ将来像を実現するための具体的な改善方向
(ア)環境との調和を重視した持続可能な農業・農村づくりのため、非農家との連携強化を
図ると伴に河畔林造成のため植栽を実施する。
ウ将来像を実現するための具体的な数値目標
重点項目
植樹祭の実施
(非農家との連携人数)
現況(16年度)
0人
4
目標(21年度)
100人
3 各年度の活動計画
集落における将来像:集落の実情を踏まえて目指すべき将来像について明確に記載する。
(1)健全な自給飼料基盤の確保
年度毎の目標
1年目
草地整備の進捗状況を確認しデーターの整備を行う。
2年目
3年目
4年目
5年目
草地整備データーの整備及び集落構成員からの草地整備の要望を調査して草地
整備について外部委託等を含め実施する。
集落構成員からの要望を考慮に入れた草地整備について外部委託等を含め実施
する。
集落構成員からの要望を考慮に入れた草地整備について外部委託等を含め実施
する。
集落構成員からの要望を考慮に入れ草地整備について外部委託等を含め実施す
る。
(2)農業生産力と農村社会の維持・発展を図る農家後継対策の推進
1年目
2年目
新規就農対策を前提に農家後継継承対策の素案を作成し5年間の作業スケジュ
ールを示す。
新規就農対策を前提とした農家後継継承対策に沿い取組を実施。
3年目
新規就農対策を前提とした農家後継継承対策に沿い取組を実施。
4年目
新規就農対策を前提とした農家後継継承対策に沿い取組を実施。
5年目
新規就農対策を前提とした農家後継継承対策に沿い取組を実施。
(3)「安全・安心」な生乳生産体制の整備
1年目
家畜衛生対策の向上及び消毒機器維持管理を実施
2年目
家畜衛生対策の向上及び消毒機器維持管理を実施
3年目
標津町自衛防疫組合と連携し牛5種混合不活化ワクチンの普及啓蒙と助成の実施
ポジティブリスト制度の施行に伴い生乳トレサビリティシステム構築の実施
標津町自衛防疫組合と連携し牛5種混合不活化ワクチンの普及啓蒙と助成の実施
消毒機器維持管理を実施
4年目
標津町自衛防疫組合と連携し牛5種混合不活化ワクチンの普及啓蒙と助成の実施
消毒機器維持管理を実施
(4)自然環境を育む農村活動の推進
年度毎の目標
1年目
植樹できるエリアを確認し植樹年次計画の策定を行う。さらに町の他団体と連
携も併せて行う。
2年目
年次計画に沿い随時植樹を進める。
5年目
3年目
年次計画に沿い随時植樹を進める。
4年目
年次計画に沿い随時植樹を進める。
5年目
年次計画に沿い随時植樹を進める。
5
4集落の組織等体制図
標 津 集 落
標津集落中山間地域直接支払制度運営委員会
書記
標津集落
標津集落
会計
標津集落副代表
標津集落
監査
北標 津 地区 営 農 推 進組 合
西北標津地区営農推進組合
北古多糠地区営農推進組合
西古多糠地区営農推進組合
上古多糠地区営農推進組合
古 多 糠 地区 営 農 推 進組 合
北 川 北 地区 営 農 推 進組 合
南 川 北 地区 営 農 推 進組 合
西 川 北 地区 営 農 推 進組 合
東 川 北 地区 営 農 推 進組 合
パイロット地区営農推進組合
標津東部地区営農推進組合
茶 志骨 地区 営 農 推 進組 合
6
北標津地区
古多糠地区
川 北 地 区
茶志骨地区
代表
標津集落
(環境基盤整備部会)
(生産基盤整備部会)
第5 農業生産活動等として取り組むべき事項(必須事項)
1 農業生産活動等として以下を実施する。
(1)
農用地に関する事項
具体的に取り組む行為
① 耕作放棄されそうな農用地については、集落内の担い手農家等による賃借権設定や農作業の
委託を行う。
② 粗飼料の生産性向上のため、毎年度、集落、農協、町で構成された協議会において草地整備
の面積等を協議し耕起、砕土、土改資材散布、は種、鎮圧等の草地整備について業者委託等
を踏まえ行う。
③ 農用地の適正な維持管理のため、航空写真等を活用した農用地データーを整備する。
④ 耕地防風林の整備を行うため植林等を業者委託する。
⑤ その他農地等の維持管理のために必要なものとして集落が話し合って決めた事項。
2水路・農道等の管理方法
具体的に取り組む行為
①作業道の清掃(ゴミ拾い等)を年一回行う。
②その他作業道の管理のため必要なものとして集落が話し合って決めた事項を行う。
3 多面的機能を増進する活動として以下の項目を実施する。
具体的に取り組む行為
①離農農家の未利用施設・廃屋・機械等の解体撤去を行う。
②主要河川に面し河川汚濁等が危惧される箇所に業者委託等を含め河畔林の植裁整備を行う。
③主要河川のゴミ拾い等清掃を集落構成員の出役により行う。
④その他多面的機能を増進のため必要なものとして集落が話し合って決めた事項を行う。
第6 農業生産活動等の体制整備として取り組むべき事項(通常単価交付必須要件事項)
将来に渡って持続的な農業生産を可能とするため今後5年間で取り組むべき活動を以下の1及び
2について定め、実施する。
1農用地等保全体制整備(必須要件)
(1)将来に渡って適正に協定農用地を保全していくため、以下に例示される事項(ただし、①
∼③の中から1つ以上は定めるものとする。
)について定めた図面を協定認定年度に作成する。
該 当
具体的に記載する内容
①農地法面、水路、農道等の補修・改良が必要な範囲又は位置
○
②鳥獣害防止対策が必要となる位置
③既耕作放棄地の復旧又は隣地化を実施する範囲
④農作業の共同化又は受委託が必要となる範囲
⑤その他将来に渡って適正に適正に協定農用地を保全していくために必要となる事
項に関する範囲
農用地等保全マップの添付
[例:上記項目を明示したオルソー画像(1/50,000)等の図面を添付する。](別添可)
7
(2)農用地等保全マップ活用のための活動として以下の項目から1項目以上を選択し、実施す
る。
該 当
項
目
達
成
目
標
①農地法面、水路、農道等の補修・改良
②鳥獣害防止対策
エゾシカ駆除
○
エゾシカ駆除頭数:275頭/年
③既耕作放棄地の復旧又は林地化
2地域の実情に即した農業生産活動等の継続に向けた活動(選択的必須項目)
次の(1)又は(2)のいずれかを選択し記述する。
(1)次の①∼③のうち2つ以上を選択し、それぞれの取り組みについて1つ以上の項目を定め
る。
① 生産性・収益の向上に係る取組み
次の活動のうち集落として取り組む項目から1項目以上に○印を記入するとともに、現状及び達
成目標について記載し、実施する。(選択要件)
該
当
項
目
要 件
①機械・農作業の共同化
②高付加価値型農業の実践
③地場産農産物等の加工・販売
④その他(家畜衛生対策の向上)
取組項目
現状及び課題
解決方策
④その他(家 乳用牛に対する様々な疾病が 標津町家畜自衛防疫組
(BVD・MD等)
合と連携し活動の強化
畜衛生対策の 発生している。
を図るとともに牛5種
向上)
混合不活化ワクチンの
全頭接種に向けた取り
組みの実施。
④その他(家 ポジティブリスト制度の施工 乳温自動記録温度計の
畜衛生対策の に伴い生乳トレサビリティシ 全戸設置による情報取
得機器の設置とデータ
ステムの構築が必要。
向上)
ー伝達の迅速化を図
る。
達成目標
ワクチン接種頭数
18,500頭
乳温自動記録温度計
154件
② 担い手育成に係る取組み
次の活動のうち集落として取り組む項目から1項目以上に○印を記入するとともに現状及び達成
目標について記載し、実施する。
該
当
項
目
要 件
○
①新規就農者の確保
②認定農業者の確保
③担い手への農地集積
④担い手への農作業の委託
⑤その他(
)
8
取組項目
現状及び課題
解決方策
達成目標
①新規就農者
新規就農者の受入について 新規就農者受入マニュ 最低限平成21年度ま
の確保
は本集落ここ数年来皆無であ アルの策定を行いその で1人の新規就農を図
り、また、農業の担い手につい スケジュールに沿い受 る。
ては高齢化・後継者不足が深刻 入を行いたい。
化している状況にある。このこ
とにより本集落においては新
規就農者の確保が課題となっ
ている。
③ 多面的機能の発揮に係る取組み
次の活動のうち集落として取り組む項目から1項目以上に○印を記入するとともに、現状及び達
成目標について記載し、実施する。
該
当
項
目
要 件
①保健休養機能を活かした都市住民との交流
②自然生態系の保全に関する学校教育等との連携
○
③多面的機能の持続的発揮に向けた非農家・他集落等との連携
④その他(廃プラスチック共同処理対策)
取組項目
③多面的機能
の持続的発揮
に向けた非農
家・他集落等
との連携
現状及び課題
本集落は地形上大小河川が多
いことまた沿岸部に位置して
いることなどから、環境への関
心が高く各種保護の取組が盛
んである。今後、農業・水産・
商工業関係者が一同にその取
組を行い異業種への理解を深
める必要がある。
④その他(廃 飼料貯蔵用に多量の農プラが
プラスチック 使用され、使用後の適正処理へ
共 同 処 理 対 向けたシステムの構築が必要
となっている。
策)
解決方策
達成目標
農業・水産・商工業関 100人(非農家参加
係者が一同に会した植 人数)規模/年/1回
樹祭を開催し異業種と
の交流を進めるととも
に自然環境の整備を図
る。
集落での取りまとめ等 回収目標110,000kg
を行い、運賃助成を含
め、適正処理に対する
意識付けを図る。
(2)集落営農組織化及び法人化に係る取組み
次の活動のうち集落として取り組む項目から1項目に○印を記入するとともに、現状及び達成目
標について記載し、実施する。
該 当
項
目
①集落を基礎とした営農組織の育成
②担い手集積化
③その他(
)
取組項目
現状及び課題
解決方策
9
達成目標
第7 加算措置適用のために取り組むべき事項
次の活動のうち集落として取り組む項目に○印を記入するとともに、現状及び達成目標について
具体的に記載し、実施する。
該 当
項
目
現
状
達成目標
①規模拡大加算
②土地利用調整加算
③耕作放棄地復旧加算
④ 法人設立加算
【特定農業法人】
⑤ 法人設立加算
【特定農業法人】
第8食料自給率の向上に資するよう規定されている米・麦・大豆・草地畜産等に関する生産の目標
該当する項目に○印を付け、目標を具体的に記載する。
該 当
内
容
○
牧草及び飼料作物作付面積:116,921,542㎡
第9 直接支払いの使用方法等
1 直接支払いは、集落を代表して(氏名佐々木喜一郎)が市町村より受け取る。
2 集落の共同取組みの実施に次の通り支出する。
内
容
金
額
①集落の各担当者の活動に対する経費
3,676千円
②農業生産活動等に対する経費(農地に関する事項、水路・農道等の管
理方法、多面的機能を増進する活動)
104,209千円
③農業生産活動等の体制整備に対する経費(農用地等保全体制整備、農
業生産活動等の継続に向けた活動)
④その他
2,025千円
22,664千円
3 さらに次のとおり支出する。
金
個
人
配
分
額
80,783千円
(配分割合47.4:%)
10