神経機能が著しく発達する幼児期に からだをたくさん動かしましょう

神経機能が 著しく発達する幼児期に
からだをたくさん動かしましょう
文部科学省の調査によると、運動習慣を身につける活動を行った幼稚園・保育所
では、年々、幼児の動作が洗練されていました(図①)
。幼児期に身につけた動作は、
より複雑な遊びやスポーツの基礎、また、危険から身を守るための基礎となります。
①幼児の基本的動作の動作得点
走る動作
(点)
3.0
2.0
1.0
2.0
1年目
2 年目
3 年目
投げる動作
(点)
3.0
(点)
3.0
1年目
2 年目
3 年目
捕る動作
2.0
1年目
2 年目
3 年目
平均台を移動する動作
2.0
1.0
1.0
(点)
3.0
2.0
1.0
跳ぶ動作
(点)
3.0
1.0
1年目
2 年目
3 年目
転がる動作
(点)
3.0
2.0
1年目
2 年目
3 年目
1.0
1年目
2 年目
3 年目
※園全体の平均。
幼児期は、神経機能の発達が著しいため、タイミングよく動いたり、力の加減を
コントロールする「運動を調整する能力」も、顕著に向上します。
基礎的な動き身につけて、脳と筋肉をつなぐ神経のネットワークを適切に育てる
ためにも、幼児期に、からだを動かす遊びをたくさん経験しておきたいものです。