手にとるように金融がわかる本 PART5 7~9 09ba083k 上町 悠哉 護送船団方式 第二次世界停戦中に海外の占有地に物資 を輸送する船団を海軍が護衛して航海さ せた方式から。 大蔵省が、金融行政に介入し具体的には 法的整備により「金融機関同士の競争を 制限すること」で銀行などの金融機関の 破綻を防いでいた。 しかし・・・・ 自由な市場競争により、ほかより優れた商品、サービスを 提供することで勝ち残っていくという従来の資本主義経済 になじまない部分がもともとあった。 さらに・・・・ 1990年代のバブル経済の中および崩壊によっ て金融機関の多くが多額の不良債権を抱えてしま う。 そして・・・・ 金融システムの安定性が懸念 されるようになる。 反省点 ・大蔵省の 業務の舵取 り ・競争の少 ない環境 護送船団方式 を廃止す、金 融機関への保 護的法律の撤 廃を行う。 さらに・・・・ 「金融ビックバン」金融代核を実施。法律の撤 廃等も含め金融機関同士の競争を促進した。 ◇ 金融庁誕生 1998年金融機関 の監督・検査を専門 とする「金融監督 庁」発足 同年、大蔵省の金融検 査部が廃止⇒銀行・証 券局が統合・縮小され 「金融企画局」発足 金融機関の経営破綻の処 理を主な職務とする「金 融再生委員会」発足 2000年合併統合され、「金融庁」発足 ◇ 当時の金融庁 不良債権処 理の推移の グラフ ◇ 現在の金融庁 不良債権処理が進み、不良債権を半減さ せる目標を達成。 「不良債権問題への対応」から「金融機関 や証券市場の監視」へ業務視点を移行。 ◇ 証券取引等監視委員会 1992年公正な証券取引や金融先物取引の監 視・維持を使命として大蔵省に発足。 証券市場で公平、公正な取引を維持する目的で、 内閣府設置法に基づいて金融庁に移行している。 ◇ 取り締まる不正取引 損失補填取引 証券会社が、顧客から受託していた有価証券に損失が計上さ れた場合損失を現金などで穴埋めする取引のこと。 株価操作 同一の株式に注文を集中させ、仮装の売買を行う「仮装売買」や他 業者などと協力して行う「なれあい売買」がそれにあたる。 総会屋への不正利益の供与 総会屋に不正な利益を提供する。具体的には、総会屋には 「野党」と「与党」があり、この「与党」に利益提供するこ とは利益供与罪にとわれる。 ◇ インサイダー取引 会社の内部(機密)情報を知ることができる立場にある内部 者(インサイダー)がその立場を利用して企業が公表する情 報を先に得、取引に反映させる。 この取引は、内部者が不当な利益を得る可能 性があり、証券市場の公平性を維持できない として、金融商品取引法で禁止されている。 インサイダー取引の審査件数のグラフ 1000 900 800 700 600 500 Series1 400 300 200 100 0 10年度 11年度 12年度 13年度 14年度 15年度 16年度 17年度 18年度 19年度 論点:FXの金融庁レバレッジ規制について
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