平成 27 年度事業計画 平成 27 年 3 月 比治山大学・比治山大学短期

2015.3.27
平成 27 年度事業計画
平成 27 年 3 月
比治山大学・比治山大学短期大学部
比治山大学短期大学部付属幼稚園
はじめに
急激な社会の変化,とりわけ超高齢・人口減少社会,情報化・国際化・グローバル化社
会,労働集約型社会から知識集約型・知識基盤型社会,生涯学習社会など新たな社会が提
起する課題に的確に応え,
建学の精神・理念(「悠久不滅の生命の理想に向かって精進する」)
に基づき,人間性豊かで高度な専門性に裏打ちされた人材を育成することでもって,地域
に貢献すべく,
『中期総合プラン(平成 22 年―平成 28 年)
』の各事業をさらに推進する。
また付属幼稚園については入園者を増やすなどのための事業を着実に推進する。
I
比治山大学・比治山大学短期大学部
1.大学・短期大学部のミッション
建学の精神・理念のもとに,現代社会の人間生活や文化などに関わる諸課題をグローカ
ルな視点から探究するとともに,文化の継承・発展・創造を実践する姿勢をもち,生命の
尊厳と永遠性という視野から主体的に学び続け,新しい人間価値を創造できる人材の育成
を通して,活力に満ちた豊かな地域社会と国際平和の実現に寄与することを使命とする。
2.大学・短期大学部の基本方針
(1)教育方針
学生視点に徹し,学生一人ひとりの豊かな個性の伸長を図るとともに,幅広い教養と豊
かな人間性の涵養を基盤とした「全人教育」を推進する。
(2)研究活動方針
グローカルな視点に立ち,地域社会の発展と安定に貢献できる創造的な研究を推進し,
その成果を教育及び社会貢献活動に活かす。
(3)社会貢献活動方針
教員の専門分野における教育研究活動の成果を活用し,地域社会の発展に貢献する。
3
具体的な事業計画
3.1 学生視点に徹した教育を推進するための事業
<>は担当部署を示す。
(1)学生観の共有
<評価委員会>
教職員全員が,すべての学生がそれぞれ豊かな個性や内発的な自己成長欲求をもって
いることを理解し,共有するとともに,すべての学生は,時代の担い手としてかけがえ
のない人材であり,また学習者として教職員と対等な関係にあるとする学生観を共有す
べく,教職員の研修を行う。
(2)学生一人ひとりの多面的・縦断的な実態把握を踏まえた教育と学生支援
学生視点に徹した教育を推進するために,学生一人ひとりの学習成果や目標到達度,
進路意識,生活習慣などについて,入学時から卒業時まで,多面的かつ縦断的にきめ細
かく把握して構築されたデータベースを活用し,学生の自己成長を促すとともに,すべ
ての学生に確かな学習力と人間力(
「比治山学士力」
)を育成する。
1
① 入学前教育プログラムの見直しと充実
②
<入試委員会>
特に基礎学習力の育成を目指す「初年次セミナー」の成果の検証結果を踏まえて,
一層の充実を図る。同時に「基礎学力向上プログラム」の導入を早急に図る。
<質的転換加速化本部,AP,教学委員会>
③
さらに少人数教育,双方向型授業・体験型授業の一層の充実を図る。
<教学委員会>
④ 学生情報システム(Hi! Way)を活用した「学生ポートフォリオ」によって学習を
可視化し,その活用を図る。
<質的転換加速化本部,AP,教学委員会>
⑤ GPA制度の成果と課題を検証し,到達目標型学習システムに相応しい成績評価制
度を検討すると同時にGPA制度の有効活用方策を探る。
<教学委員会>
(3)到達目標学習システムの導入と活用 <質的転換加速化本部,AP,教学委員会>
卒業時に身につけるべき資質能力を到達目標として明確にし,その目標を達成するた
めに体系的な教育課程を編成し,入学した学生全員が確実に到達できることを意図して
到達目標型学習システムを導入する。その上で到達目標達成度評価(調査)を行い,シ
ステムの有効活用を図る。
そのために到達目標型学習プログラムを一層明確化・強化し,
開発されてきた履修モデルの活用を図る。
(4)大学院
<研究科長>
① コースワークの充実
② 教育内容の充実
(5)現代文化学部
<現代文化学部長>
副専攻制度の充実
(6)短期大学部
<短大部長>
教育内容の充実
3.2
学生の自己成長と人間力の形成を促す総合的学生支援体制の充実のための事業
(1)学習・生活・心身の健康等に関する個別相談支援体制の充実
<学生委員会,ウエルネスセンター,学習サポートセンター>
学習サポートセンターの学習アドバイザーの活動を活性化し,ウエルネスセンター,
さらにチューター制度を一層充実し,きめ細かい学習サポート等を行うと同時に個別
相談支援体制を強化する。
(2)キャリア形成・就職支援体制の充実・強化
<キャリアセンター>
キャリア支援室及びキャリアセンターの機能を充実し,大学・短期大学部として戦
略的・機動的に既卒学生も含めた就職支援を展開する。学内インターンシップの導入
を検討する。
(3)留学生受け入れ体制の整備と海外研修機会の拡充
<国際交流委員会>
受け入れ体制を整備し,留学生の受け入れの拡大を図るとともに,海外留学・研修
の機会を開拓・拡充する。あわせてグローバル化時代に備えた教育の在り方を検討す
る。
2
(4)後援会・同窓会との連携強化
<学生委員会>
(5)ピアサポート制度の導入による学生参画型の支援体制の充実<社会臨床心理学科>
3.3
FDの充実のための事業
<評価委員会>
全学的FDをさらに充実して,教員の教育実践力の向上を図る。さらに教育の質の向上
等の目的のためにFDのみならず教職員協働の考え方に基づいてSDについても積極的に
取り組む。
3.4
社会貢献・連携活動を推進するための事業
全教員の研究分野の公開による地域貢献活動の推進を行う。
3.5
<地域連携センター>
基盤整備事業
(1)財政基盤の確立のために,外部資金の獲得と人件費や管理経費の抑制を行う。
<総務室庶務,財務>
(2)SDの充実
<総務室庶務>
(3)IRによる大学改革システムを充実・強化する。
教育改革・学生支援・キャリア支援,そして大学運営に積極的に活用できる体制を整
備・運用する。
<運営戦略本部>
(4)キャンパスの整備を促進する
1 号館~4 号館及び 8 号館の耐震工事又は新共同教育棟新築の比較検討を行う。
<総務室施設>
3.6
平成26年度重点事業で平成27年度に継続するもの。
(1)広報活動(とりわけ入試広報担当参事や教員による高校訪問,高大連携授業の展開
等)
,オープンキャンパスの充実,学部学科等の情報発信力の強化など定員の確保に関
する各種の対策を実施する。
<教育広報委員会>
(2)学生の留年・退学・除籍問題の改善に向けて従来の学習サポートなどの施策を実施
するとともに,
とりわけ 1 年次生についてチューターによる積極的な相談・支援など,
より効果的な施策を検討し,実施する。
<学部長,短大部長,教学委員会>
(3)就職先開拓担当参事,分野別就職戦略アドバイザー,学生に対する就職相談・助言
員制度を活用して就職相談・支援を充実するなど,より効果的な施策を展開し,就職
率(就職希望者に占める就職内定者の割合)の改善を図る。 <キャリアセンター>
(4)50 周年記念事業の準備を行う。
3.7
平成27年度
<短大部長>
新たに重点事業として実施するもの。一部,中期総合プラン
と重複して重点化する。
(1)教育再生加速プログラム/アクテイブ・ラーニングと学修成果の可視化を踏まえた授
業等を改善し,教育の質転換を促進する。(大学教育再生加速プログラムとの連携)
3
<質的転換加速化本部,AP,教学委員会>
(2)学生の意欲を保持し,確かな学びを保証するシステムを構築する。
<質的転換加速化本部,AP,教学委員会>
(3)休退学防止対策を具体化する。入学~就職に係る IR,FD を充実する。
<運営戦略本部,評価委員会,IR委員会>
(4)次期中期計画の策定に着手するとともに,大学,短大のミッションを再定義する。
<運営戦略本部>
(5)25周年の平成31年度までの短期ビジョン及び将来ビジョンの策定/短期・中期
計画を策定する。
<運営戦略本部,学部長>
(6)50周年の平成28年度までの短期ビジョンの策定(記念事業準備含む)及び将来
ビジョンの策定/短期・中期計画を策定する。
<運営戦略本部,短大部長(準備委員会)>
(7)平成26年度の認証評価結果を受けた教育改革を行う。
<短大部長>
(8)健康栄養学部の教育体制づくり 管理栄養士指導センターを設置して,管理栄養士
として就職できるよう,国家試験対策の支援に積極的に取り組む。また,1号館3階
に学生自習室を設置する。
<健康栄養学部長,総務室施設>
(9)グローバル化・国際化を推進する。国際化ビジョンを計画的に執行する。
<国際交流委員会>(教授会:大学 H27.3.2 承認,短大 H27.2.27 承認)
(10)地域連携を推進する。
<地域連携センター>
(11)課外活動,ボランティア等を支援する。
<学生委員会>
(12)機器やシステム更新の中期計画を策定する。
<事務局長>
(13)短期大学部総合生活デザイン学科栄養士養成コースの募集停止と総合生活デザイ
ン学科の新たな教育内容を検討し策定する。
<運営戦略本部,短大部長>
(14)現代文化学部の学科再編:認可・申請準備を行う。
<運営戦略本部>
(15)1~4号館の耐震化工事,改築工事の設計を行う。
<総務室施設>
(16)理事会及び大学改革推進会議への対応を行う。
(17)大学の認証評価を受審し,その対応を行う。
<運営戦略本部>
<評価委員会>
(注記)
3.1~3.5は,中期総合プランに掲げられた「行動目標に基づく具体的な施策」
であり,その全項目について点検した結果,本年度各担当部署が取り組む事業である。
なお,中期総合プランの完成年度を前に,各担当部署は,平成27年度内に再度総点検
し,特に未着手のものは当該事業の次期中期計画における在り方を検討し,報告するも
のとする。
3.6~3.7は重点事業として掲げた事項で,3.6は平成26年度事業計画につ
いて点検した結果,平成27年度に各担当部署が継続して取り組む事業,3.7は平成
27年度各担当部署が新たに重点的に取り組む事業である。
4
Ⅱ
比治山大学短期大学部付属幼稚園
平成26年度重点事業で平成27年度に継続して実施するもの。
1.定員確保の観点からの施策を検討し,実施する。
(1)社会や時代のニーズを踏まえての保育内容・プログラムの充実を図る。
(2)ホームページを改善し,まずは地元からの入園者を増やし,さらに他の地域から
の入園者も増やせるよう広報戦略の見直し,広報活動を充実する。
(3)その他延長保育など定員確保につながる必要な対策を検討する。
2.教職員の研修を促進する。
3.幼稚園に運営委員会を設置し,幼稚園運営を強化する。
4.幼稚園南園舎の耐震化を図る。<法人を含む。>
平成27年度
新たに重点事業として実施するもの。
1.付属幼稚園の経営改革を行う。<法人を含む。>
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