第5章 原因④ 重要でないことばかり評価している G班 嶋村・手塚・澤 問題を生む評価 • 評価は対象になる項目について行われる • 評価を通じて人は何に注目し、何を無視してよいか知る 評価は人の行動に大きな影響を持つ しかし・・・ 評価システムが知識と行動のギャップをはびこらせている 評価システムが経営側の思惑と逆に働いていることもある 適切なものを適切な方法で評価できていない 評価が問題となっている例 • ヒューレット・パッカード:目先の利益を追う 人を大切にする文化や伝統 ⇒ 目先の利益を優先 ・長期的な可能性の目を摘みとる 知識や能力、さらには伝統や文化を失う ・シティバンクとある大手金融機関:複雑すぎる評価方法 バランス・スコアカードの採用 ・システムには多くの尺度があって、複雑すぎる ・システムが主観的すぎる ・細かい基準にこだわって、重要な要素を見落とすことがある • ゼネラルモーターズ:プロセスを評価するか、結果を評価するか 結果ばかりを評価し、活動のプロセスを評価しない ⇒知識を開発して行動に変えることができない ・GMの事業計画展開戦略 作業のプロセスを評価し、わかりやすい情報を与える ⇒行動の指針 評価は実際に行動の指針として活かされてこそ真価を発揮するもの
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