歴史に救われ、そして足元すくわれたサターン

歴史に救われ、そして足元すくわれたサターン
例:ゼネラルモーターズ(GM)のサターン部門
利益率の高い小型車の開発
生産を目指して1985年に誕
生。
誕生~1990年 労働者の採用・研修、テネシー工場の建設、
車の設計とエンジニアリング
〈GM社内でのサターンの使命〉
社訓「アメリカ国内で開発・生産された車を販売する。しかも人と技
術とビジネス・システムの調和によって、知識・技術・経験を
GM全体に伝えつつ、品質・コスト・顧客満足度において世界
をリードする車をめざす。」
「サターンの従業員にはどのような人物がふさわしいか?」
サターン部門の労働力はGM内部から採用し、筆記試験
やグループ行動の審査などで選考。
異なる給与体系。年功序列は通用しない。
小型車市場が落ち込むまで売り上げを伸ばした。
☆独自の歴史を持ったサターンの人々が、
GMの一員でありたいと願わなくなってしまった。
独自の歴史・文化が成功に結び付いた!
しかし
「変化」と感じるものは「サターン方式ではない」と
跳ね除け、自分の歴史に縛られ改革や変化を起
こすのが難しくなる。