西成（あいりん地域）特別対策事業（当初要求額１０４，７９７千円）予算要求概要平成25年12月11日、大阪府知事と大阪府警察本部長との会談において、大阪府・大阪市・大阪府警察の3機関連名による西成・あいりん地域環境浄化及び治安対策を5カ年で集中的に実施すること、並びにそのための予算として、平成26年度当初予算から5年間で5億円の予算措置が実施されることが合意された。平成２６年度は、「薬物犯罪取締対策」として「薬物対策課の拠点確保」「薬物対策用資機材の整備」「街頭防犯カメラの整備」を、「少年健全育成・通学路安全対策」として、「少年健全育成対策」「通学路安全対策」「不法投棄・露店対策」を推進するため、必要な整備を実施したところである。２ヵ年目である平成２７年度は、平成２６年度整備分の維持経費のほか、街頭防犯カメラのケーブル更新及び萩之茶屋交番移転建て替えに伴う経費を要求する。あいりん地域の問題点 ○ 薬物の密売・注射器の投棄 ○ ゴミの不法投棄 ○ わいせつDVD等の露店販売 ○ 劣悪な教育環境（通学路）大阪府・大阪市・大阪府警察連名による地域環境浄化・治安対策（５カ年計画）少年健全育成・通学路安全対策少年健全育成対策【継続事業】 ○ スクールサポーター維持経費（４人）通学路安全対策薬物犯罪取締対策薬物対策課の拠点維持【継続事業】薬物対策用資機材の維持等【継続事業】 ○ 内偵用資機材維持経費 ○ 鑑定用資機材維持経費街頭防犯カメラの整備【継続事業・新規事業】 ○ 子どもの安全見まもり隊サポーター維持経費（２名）【継続事業】 ○ 萩之茶屋交番移転建替事業【新規事業】不法投棄・露店対策 ○ 内偵用資機材維持経費【継続事業】【継続事業】【継続事業】【継続事業】【継続事業】【継続事業】 ○ あいりん街頭防犯カメラケーブル更新【継続事業】あいりん地域の抜本的な治安回復萩之茶屋交番移転建替事業事業概要萩之茶屋交番については、交番としてだけでなく地区内の環境浄化に資する特別な施設とすべく多角的な機能強化を行い、対策を一層加速化させるとともに、官民協働による安全・安心まちづくりの先進的取り組みの象徴的役割を担わせる。機能強化パトカーの新規配置現萩之茶屋交番にはパトカーの配置がなく、新交番にパトカーを新規配置することで、パトカーのプレゼンスを示すことができ、警戒・抑止力が大幅にアップする。本部執行隊の拠点化覚せい剤事犯を始めとする犯罪検挙において高い実績を収めている第一方面機動警ら隊車両の駐車スペース及び執務室を設置することで、あいりん地域での活動を強化することができ、西成警察署にとってはパトカー１台分の増配効果が得られる。地域住民からの強い要望地域住民は西成特別対策に大きな期待を寄せており、中でも大阪市が推進している小中一貫校の開校に関連して、あいりん地域内、特に学校周辺の不法投棄や違法露店、薬物の密売等に対する安全対策を強く求めており、地域警察活動の拠点となる萩之茶屋交番の移転建替えについては早期実現を強く要望している。