平成27年度 事業計画 中小・小規模企業の活力強化 と 地域力の再生・創生に向けて -パワーアップ5000運動の推進― 新潟商工会議所 は じ め に 最近の我が国経済は、安倍内閣がこれまでに進めてきた「三本の矢」からなる経済政 策(アベノミクス)により、徐々に景気が回復してきている一方で、急速な人口減少や 高齢化、グローバル化への対応の遅れなど多くの課題を抱える地方においては、未だ経 済の好循環の実現に至っていないのが現状です。 こうした中、昨年 12 月に発足した第 3 次安倍内閣では、アベノミクスの成果を広く 地方へ行き渡らせるため、「地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策」を取りまとめ るとともに、人口減少の克服や地方創生という構造的な課題の解決に向けた「まち・ひ と・しごと創生長期ビジョン」および「同・総合戦略」を策定するなど、地方の活性化 を重視した施策展開を図っているところです。 新潟商工会議所では、これら時代の潮流を的確に捉え、地域の中核として強力なリー ダーシップとコーディネート機能を十分に発揮するとともに、全国のネットワークを最 大限に活かし、地元中小・小規模企業の経営基盤強化に対する支援をはじめ、魅力ある 地域づくりに寄与すべく、当所の「第2次中期(3カ年)ビジョン/2014~2016」を踏 まえながら、積極的に以下の事業を実施してまいります。 企業支援については、小規模企業振興基本法と改正小規模支援法が成立したことを受 け、新たに経営発達支援事業を実施して小規模企業の持続的発展を促します。また、開 業率の向上を図るための創業塾の開催や新規事業展開を支援する経営革新塾の開催、マ ル経融資制度をはじめとした金融支援、販路拡大に向けた情報発信・交流会事業、倒産 防止に向けた事業再生支援事業などを積極的に行って中小・小規模企業の経営力向上に つなげます。 まちづくりの面では、引き続き古町周辺地区の再生を喫緊の課題と位置づけ、同地区 での賑わい創出や魅力再発見の事業を積極的に実施し、古町地区商店街ひいては中心市 街地全体の活性化を図ります。加えて、地域観光資源である芸妓文化・花街文化の育成 支援を重点的に行い、新潟の誇れる文化の継承を支援するとともに、インターネット動 画サイト等を通じて新潟の魅力や特性を積極的に情報発信して街なかの求心力を高め ます。 都市基盤整備や観光振興の関係では、新潟港、新潟空港、新潟駅等の利用促進・整備 推進活動を中心に、新公共交通システムの導入等による都市交通基盤の整備も含めたゲ ートウエー機能の強化に向けた事業を継続して実施します。さらに、新潟港開港150周 年を見据えた啓発活動や佐渡金銀山の世界遺産登録に向けた支援活動を積極的に行う など、観光振興関連事業を官民一体となって展開することで、新潟の魅力度の向上を図 って交流人口の拡大につなげていきます。 さらに、会員拡大に向けた『パワーアップ 5000 運動』をより一層強力に推進して組 織強化を図るとともに、会員の声を中小企業政策や社会資本整備等に関する提言・要望 に反映し、その具現化に向けて関係機関に対し強力に働きかけてまいります。 以上の事業を中心に、本年度は「中小・小規模企業の活力強化と地域力の再生・創生 に向けて」をテーマに掲げ、国や地方自治体、関係機関などと連携を図り、地域全体の 活性化に寄与するため、積極的かつ円滑な事業運営に努めていく所存です。 目 次 Ⅰ.平成 27 年度事業計画のポイント(重点・新規事業項目一覧) ・ ・ P 1~ P 5 Ⅱ.平成 27 年度事業計画の個別事業内容 ・ ・ ・ ・ ・・・ ・ ・ ・ ・ P 6~ P 2 2 1 中 小 ・小 規 模 企 業 の経 営 力 向 上 と持 続 的 発 展 の推 進 ・ ・ ・ ・ ・ P 6 ~ P 1 2 (1)経 営 力 向 上 ・経 営 基 盤 強 化 支 援 (2)販 路 ・人 脈 拡 大 支 援 (3)資 金 調 達 ・資 金 繰 り・事 業 再 生 支 援 (4)創 業 支 援 (5)労 務 ・雇 用 支 援 (6)人 材 育 成 ・能 力 開 発 支 援 (7)事 業 承 継 ・事 業 継 続 支 援 (8)企 業 の福 利 厚 生 支 援 (9)経 済 情 報 提 供 事 業 の実 施 2 行 ってみたくなる・歩 いてみたくなるまちの再 生 ・ ・ ・ P 1 3 ~ P 1 6 (1)まちなかの再 生 に向 けたブランド化 と街 づくり計 画 の推 進 (2)中 心 市 街 地 ・商 店 街 の環 境 整 備 と経 済 循 環 の推 進 (3)まちなかの魅 力 発 信 と賑 わい創 出 の推 進 3 “ 魅 力 度 向 上 ” に向 け た 地 域 振 興 事 業 の 推 進 ・ ・ ・ ・ ・ P 1 7 ~ P 1 9 (1)都 市 基 盤 整 備 の充 実 に向 けた支 援 事 業 等 の推 進 (2)観 光 ・コンベンション振 興 事 業 の推 進 (3)国 際 化 に向 けた積 極 的 対 応 (4)環 境 ・エネルギー対 策 事 業 の実 施 (5)東 日 本 大 震 災 等 からの復 旧 ・復 興 支 援 と防 災 ・災 害 対 策 事 業 の推 進 4 提 言 ・ 要 望 活 動 等 の 推 進 ・ ・ ・ ・ ・P 2 0 (1)税 制 改 正 ・中 小 企 業 政 策 に関 する研 究 と提 言 ・要 望 活 動 の展 開 (2)新 潟 地 域 の経 済 発 展 に向 けた提 言 ・要 望 活 動 等 の実 施 5 組 織 ・財 政 基 盤 の強 化 ・ ・ ・ ・ ・P 2 1 ~ P 2 2 (1)組 織 ・財 政 基 盤 の強 化 (2)事 務 局 体 制 の強 化 Ⅲ.資 料 編 ・ ・ ・ ・ ・・・ ・ ・ ・ ・ P 2 3~ P 26 Ⅰ.平成27年度事業計画のポイント(重点・新規事業項目一覧) 1 中小・小規模企業の経営力向上と持続的発展の推進! 小規模企業振興基本法、改正小規模支援法の成立を受け、新たに経営発達支援事業を 実施する。 具体的には、中小・小規模企業の安定した事業継続と経営の持続的発展の実現を目指し て、経営環境や財務の分析を行い、課題解決を図るため企業の置かれている状況に応じた事 業計画の作成を行えるよう、講習会の開催、個別指導など伴走型の支援を実施する。 また、開業率の向上を図るため、女性、若者、シニアに限らずあらゆる層の創業を増加 させることを目的に、創業塾の開催や開業後の経営力向上、販売促進等、成長・発達段階に 応じた支援を実施する。 経営力の向上支援としては、マル経融資制度の利用促進をはじめとした金融支援、経営 革新を目指す事業所を対象とした短期集中講座「経営革新塾」の開催、企業の人材育成と利 用者の利便性を高めるセミナー・研修会などを開催するとともに、販路拡大に向けた情報発 信・交流会事業を実施する。倒産防止に向けた支援については、事業再生や事業承継・事業 継続事業を実施する。 さらに、消費税増税に伴う価格転嫁対策支援事業を継続して行う。 ★重点(継続)事業 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ 経営計画・事業計画等の作成支援 経営革新に向けた支援の強化 専門相談事業の実施 エキスパート・データベース事業の充実・強化 消費税率引き上げに伴う相談・支援の強化 各種交流事業の実施 資金調達・資金繰り支援事業の実施 事業再生(経営安定特別相談)事業の実施 リスク管理支援事業の実施 創業者等への相談・指導事業の実施 夜間やインターネットを通じたセミナーの充実・促進 検定事業等を通じた人材育成の推進 団体生命共済(チューリップ共済)の普及促進 全国商工会議所「業務災害補償プラン」等の加入促進 ☆重点(新規)事業 ① 経営発達支援事業の実施 ② 各種補助金・助成金の申請支援 ③ 「産業競争力強化法」に基づく創業支援の実施 ◎新規事業 ① ② ③ ④ ⑤ マイナンバー制度の周知 中小・小規模企業の販路拡大に向けたマスコミ等の活用促進 農業戦略特区関連事業の推進および新潟からの農産品輸出の拡大に向けた調査・研究 CCI-IBO(海外からの引き合い情報掲載サイト)の周知による利用促進 ビジネスマネジャー検定の実施 1 2 行ってみたく なる・歩いて みたくなる ま ちの再生 ! 人口減少や超高齢社会の進展とともに、財政的には社会資本の整備・維持管理が不透明感 を増してきている中、持続可能なまちの構築には、これまでの都市の拡散を見直し、コンパ クトシティ化への移行は必要不可欠であり、同時に交流・居住・就労といった3つの人口を 見据えたまちづくりが肝要で、そのためには中心市街地・商店街の魅力を再生し、街なかの 求心力を向上させることが重要である。 とりわけ賑わいの回復が遅れている古町周辺地区の再生を喫緊の課題と位置づけ、同地区 での賑わい創出や魅力再発見の事業を積極的に実施するとともに、同地区の情報をより幅広 く発信することで、古町周辺地区ひいては中心市街地全体の活性化を目指す。 また、人気の高い「古町大学」や起業家育成に効果を上げているチャレンジショップの運 営、 「新潟総踊り祭」をはじめとする各種イベント等を引き続き実施し、同地区の活力と賑わ いの創出を推進する。 特に、本年は新潟市が「東アジア文化都市」に選定されたことから、国内外からの誘客が 期待される「ART MIX JAPAN」等において、「東アジア文化都市」事業と連携し、 観光振興やインバウンドの促進にも努める。 さらに、新潟の「食文化」や「芸妓文化」をテーマに、グルメサイト「新潟うまいもの」 の運営や、地域観光資源である「古町芸妓」の育成支援を重点的に行い、新潟の誇れる文化 の継承を支援するとともに、インターネット動画サイト等を通じて、新潟の魅力や特性を積 極的に情報発信する。 ★重点(継続)事業 ① 新潟古町芸妓育成支援事業並びに広報推進事業の実施 ② 「古町大学(一般編・若者編・留学生編・夜学編)」の開催 ③ 新潟中心商店街協同組合の事業運営に対する支援と「街づくり計画」の共同策定 ④ 中心市街地活性化基本計画(第2期)の研究 ⑤ 新潟グルメ情報の発信強化 ⑥ 地域ICカードの中間決済運営組織に関する調査・研究 ⑦ インキュベータ施設の強化充実による商店街創業者育成事業の実施 ⑧ 楽しさを提供するイベント事業(「新潟総踊り祭り」、「古町音楽祭」等)の実施 ☆重点(新規)事業 ① Niigata Good Contents 動画配信事業(仮称)の実施 ② 地方版「まち・ひと・しごと創生総合戦略」策定における連携・協力 ◎新規事業 ① BRT導入後の来街者の購買動向等に関する調査・研究 ② 「ふるさと名物応援事業」への協力・支援 ③ 中心商店街統計基礎調査への協力 ④ 「全国あきんどサミット」への協力・支援 ⑤ 「東アジア文化都市」事業等との連携による「ART 2 MIX JAPAN 2015」の開催 3“魅力度向上”に向けた地域振興事業の推進! 地域力の再生・創生が叫ばれる中、新潟の「魅力度向上」に向け、新潟の特色や地理的優 位性等を十分にアピールし、新潟県や新潟市、関係団体等と連携を密にしながら各種地域振 興事業を展開する。 都市基盤整備の関係では、新潟港、新潟空港、新潟駅等の利用促進・整備推進活動を中心 に、新公共交通システムの導入等による都市交通基盤の整備も含めたゲートウエー機能の強 化に向けた事業を継続して実施する。 観光振興の面では、新潟港開港150周年に向けた啓発活動や2020年の東京オリンピッ ク・パラリンピックを見据えた外国人観光客等への対応、さらに佐渡金銀山の世界遺産登録 に向けた支援活動を継続して実施するとともに、全国の商工会議所との情報交換や近隣商工 会議所などと連携して広域観光を推進する。 また、国際ビジネスを促進するため、国際関係団体等との連携を強化して情報収集に努め るほか、関連するセミナーの開催や経済ミッションへの参加などの事業を行う。 さらに、産学官連携、農業特区関連事業にも積極的に取り組む。 ★重点(継続)事業 ① ② ③ 新潟港の機能整備と利用促進を図るための要望活動および新規航路・荷主開拓に向けた PR 事業の実施 既存航空路線の存続および利用拡大に向けた視察見学会等の実施および新規路線開拓の ためのエアポートセールス等への参画 佐渡金銀山遺産群の世界遺産登録に向けた機運醸成事業の実施 ☆重点(新規)事業 ① 新潟港開港 150 周年に向けた取り組み(イベント等の実施) ② 産学官連携の強化に向けたプラットホーム構築に関する調査・研究 ③ 新潟市の魅力度向上に向けた調査・研究(PR ツール等の制作) ◎新規事業 ① 北陸新幹線の開業による影響等に関する調査・研究 ② 定住人口の増加に向けた婚活支援事業( 「夢コン」など)の実施 ③ 新潟市観光・文化検定の活用に向けた調査・研究および活用事業の実施 ④ 「2015 年東アジア文化都市」 、 「水と土の芸術祭 2015」関連事業への参画・支援・協力 ⑤ 婚活支援事業を組み込んだ産業観光ツアー等の実施 ⑥ ⑧ 新潟商工会議所主催・共催による観光イベント等に関する SNS による情報発信 「CCI 観光 NET」の活用を通じた全国の商工会議所との観光関連情報の交換・共有および近隣 商工会議所との連携による観光ルート構築等に関する調査・研究 外国人留学生や外国人ビジネスパーソンなどとの勉強会・交流会の開催 ⑨ 「2015 年ミラノ国際博覧会」への行政による出展事業等に対する支援・協力 ⑩ 農業戦略特区関連事業の推進および新潟からの農産品輸出の拡大に向けた調査・研究<再掲> ⑪ CCI-IBO(海外からの引き合い情報掲載サイト)の周知による利用促進<再掲> ⑦ 3 4 提 言 ・ 要 望 活 動 等 の 推 進 ! 商工会議所活動の大きな柱のひとつである提言・要望活動として、地域中小企業の活力強 化と経営環境改善の実現に向けた国、県、市に対する提言・要望および毎年継続して行って いる「新潟市の政策に対する要望」をはじめ、防災や減災対策を含めた港湾、空港、道路な どの都市基盤整備や各業界・業種ごとの個別案件に対する提言・要望を積極的かつタイムリ ーに実施する。 また、行政等との懇談会や意見交換会を通じ、要望の対応状況を随時確認するとともに、 さらなる働きかけを行って当所提言・要望の実現を図る。 ★重点(継続)事業 ① 税制改正・中小企業政策に関する研究と提言・要望活動の展開 ② 各種提言・要望活動(新潟・新津・亀田3商工会議所合同による提言・要望活動、各部会・ 委員会による提言・要望活動、港湾、空港、道路等の各種都市基盤整備の充実に向けた提 言・要望活動等)の実施 4 5 組 織 ・ 財 政 基 盤 の 強 化 ! 商工会議所の活動基盤である組織・財政を強化するため、「パワーアップ 5000 運動」を 引き続き、強力に推進する。とりわけ、退会防止策として引き続き全会員訪問を実施し、各 種会員サービス事業のPRを行うことで利用を促進する。 また、各種共済事業の普及推進や検定試験受験者数の拡大などによる自主財源の確保に努 める一方、事業の効果的かつ効率的な運営により、一層の経費節減に取り組む。 部会・女性会・委員会活動においては、会員ニーズを捉えた講演会・見学会を実施すると ともに異業種交流としての合同部会やビジネス情報交換会の開催等を通じ会員相互の交流促 進を図り、組織活性化につなげる。 事務局体制面では、多様化する地域の課題や会員ニーズに的確に対応できるよう、職員の 自己研鑽を促進し、スキルアップを図るとともに、コンプライアンス意識の徹底に努める。 さらに、当面、駐車場として利用している中央会館跡地の活用について、中心市街地の動 向等を注視しながら検討する。 ★重点(継続)事業 ① 「おひとり一社 紹介運動」のより一層の推進 ② 3ヵ年計画による全会員事業所訪問の実施 ③ 部会・女性会・委員会活動の活性化 ④ 各種検定事業の推進 ⑤ 春・秋の共済キャンペーンの推進 ⑥ 特定商工業者の登録促進 ⑦ 各種広報媒体による広報活動の強化 ⑧ 職員のコンプライアンス意識の継続的な醸成 ◎新規事業 ① ビジネスマネジャー検定の実施<再掲> ② SNS等を活用した情報提供<再掲> ③ 中央会館跡地活用に関する検討 5 凡 例 : ★=重点(継続)事業 ☆=重点(新規)事業 ◎=新規事業 Ⅱ.平成27年度事業計画の個別事業内容 1 中小・小規模企業の経営力向上と持続的発展の推進 (1)経営力向上・経営基盤強化支援 ①中小・小規模企業の経営力向上と持続的発展に向けた経営発達支援事業※の実施 ※【経営発達支援事業=☆重点(新規)】 a.小規模企業等への巡回訪問の強化による経営状況の把握・分析 地域の事業所を定期的に巡回訪問し、施策普及や情報発信・提供を図るとともに、経営諸 課題等の解決に向けた実態調査を実施してニーズの把握に努める。 b.小規模企業振興委員制度の活用 c.中小・小規模企業の経営簡易診断の実施 中小企業信用リスク情報データベース(CRD)を活用して決算情報に基づく企業の経営 診断を実施し、財務状況や業界水準との対比を点検することにより、経営課題の抽出・改善 提案を行い、安定した経営の継続を支援する。 ★d.経営計画・事業計画等の作成支援 小規模企業が自社の経営環境を理解し、事業の持続的発展に向けた経営計画・事業計画等 を構築するためのセミナー開催や計画作成支援を行う。 e.日経テレコン活用による経営支援の強化 外部データベース(日経テレコン 21・POS 情報)を活用し、多様化する中小企業のマーケ ティング、販路開拓を支援する。 f.記帳・税務・財務強化支援事業の実施 小規模企業の記帳指導や決算、確定申告・消費税申告等の指導を実施する。 ☆②各種補助金・助成金の申請支援 国、県、市が実施する各種補助金・助成金(ものづくり・商業・サービス革新補助金、小規模事 業者持続化補助金、創業補助金、商店街活性化等補助金、起業チャレンジ奨励助成金等)の獲得に チャレンジする中小・小規模企業に対して事業計画策定支援並びに申請書類の作成支援および事後 指導を行う。 ★③経営革新に向けた支援の強化 a.「経営革新塾」の開催 企業の経営者・後継者、管理者等を対象に、新規事業展開や新分野進出、新技術・サービ スの開発、財務・マーケティング等を含めた短期集中講座を実施し、経営革新計画作成を支 援する。 b.ものづくり・商業・サービス業の経営革新に向けた支援 革新的なものづくり・サービスの提供等にチャレンジする中小・小規模企業の補助金申請 に対して事業計画策定支援等を行う。 ★④専門相談事業の実施 経営指導員による一次相談の結果、課題解決のため専門家のアドバイスが必要と判断した場合、 専門家による以下の相談事業を実施する。 6 凡 例 : ★=重点(継続)事業 ☆=重点(新規)事業 ◎=新規事業 a.専門相談員による無料窓口相談の実施 専門家(弁護士・税理士・社労士等)による無料窓口相談を実施し、中小・小規模企業の 抱える高度な経営課題の解決を支援する。 b.経営力の向上および経営基盤の強化に向けた専門家の派遣 中小企業等に対し無料で専門家を派遣し、経営力向上や経営革新計画作成、経営基盤強化 に向けた支援を行う。 c.経営・技術強化支援事業(エキスパート・バンク事業)の実施 小規模企業および創業予定者に専門家を派遣し、技術強化・商品開発等の課題の解決に向 けた支援を行う。 (全県の小規模企業等を対象) d.建設業経営相談等支援事業の実施(新潟県建設サポートセンター事業) 県内建設業者からの相談に対し、専門家の無料派遣や新分野進出・経営力強化セミナーを 開催し、経営基盤強化や経営革新への取り組みを支援する。 (全県の建設業を対象) ★⑤エキスパート・データベース事業の充実・強化 弁護士・税理士・中小企業診断士・社労士等の士業や各分野の専門家をエキスパート・データベ ースに登録して、中小企業からの相談内容に対して適切な専門家を紹介し、中小企業の高度・専門 的な経営課題の解決を図る。また、エキスパート・ネットワーク会議を開催し、専門家同士の横の つながりを深める。 ⑥ITを活用した経営促進事業の実施 a.中小企業のためのIT活用研修の実施 SNS などの活用による販売促進等を目的とした研修会を実施し、中小企業の販促やコスト 削減・効率化に向けた支援を行う。 b.IT活用による記帳・税務・財務強化支援事業の実施 パソコン等を活用し記帳の機械化、財務・経営改善計画の策定など財務体質強化を支援す る。 c.情報セキュリティーセミナーの開催 ◎d.マイナンバー制度の周知(⇒企業における個人情報の管理) ⑦知的財産権取得・活用への取り組み支援 知的財産の取得・活用に向けたセミナーの開催と窓口相談を実施する。 ★⑧消費税率引き上げに伴う相談・支援の強化 消費税率が平成 26 年 4 月に 8%引き上げられ、更に 29 年 4 月には 10%への引き上げが予定され ていることから、価格戦略等転嫁対策に関するセミナーの開催や専門家による個別相談等を実施し、 中小・小規模企業の円滑かつ適正な価格転嫁等に向けた支援を強化する。 ⑨東日本大震災復興・復旧に対する経営支援 遊休機械無償マッチング支援プロジェクトを引き続き実施するなど、被災地の中小企業の経営を 支援する。 (2)販路・人脈拡大支援 ①ビジネスチャンス拡大事業の実施 a.商工会議所ホームページを活用した会員企業紹介・情報発信の充実強化 「会員企業紹介ページ」 ・ 「新潟うまいもの」 「にいがた技の蔵」等の充実強化を図りビジネ スチャンス拡大を支援する。 7 凡 例 : ★=重点(継続)事業 ☆=重点(新規)事業 ◎=新規事業 b.「商い情報便」 ・ 「電子商い情報便」の活用促進 会報折込みチラシ「商い情報便」と併せて、E-mail を活用した「電子商い情報便」による 会員企業の広告宣伝サービスを実施する。 c.Eメール・FAX通信等を活用した各種情報の提供 Eメールや FAX 通信、SNS 等により会員企業へ各種施策や地域情報を無料配信する。 d.会報「会員情報コーナー」による会員企業PR 会報に会員企業情報を無料で掲載し、会員企業を積極的に PR する。 ◎e.中小・小規模企業の販路拡大に向けたマスコミ等の活用促進 f.販路拡大に向けた展示会等への出展支援 ②海外展開・貿易取引支援サービス事業の実施 a.国際ビジネス研究会などの活動を通じ、国際ビジネスを展開する上での有益な情報提供および 具体的なビジネスでの成果に結び付けていくサポート体制の強化 b.貿易促進支援のための各種貿易証明発給業務の実施 c.ジェトロ新潟貿易センターや ERINA(環日本海経済研究所)などと連携した各種貿易促進に関 するセミナーの開催 ◎d.農業戦略特区関連事業の推進および新潟からの農産品輸出の拡大に向けた調査・研究 ◎e.CCI-IBO(海外からの引き合い情報掲載サイト)の周知による利用促進 ★③各種交流事業の実施 会員相互の交流促進を図るため以下の事業を積極的に展開する。 a.会員大会 b.新年祝賀会 c.部会活動(講演会、交流会、視察見学会、合同部会等) d.新会員交流会 e.支社長・支店長・営業所長等交流懇談会 f.会員交流拡大ツアー g.商工クラブ(納涼大会・忘年会・ゴルフ大会・旅行・例会) h.入会 10 年会員交流会 ⅰ.ビジネス情報交換会(ビジネスマッチングを目的とした新たな人脈・ネットワーク拡大のため の異業種交流) j.エキスパート・ネットワーク会議<再掲> (3)資金調達・資金繰り・事業再生支援 ★①資金調達・資金繰り支援事業の実施 新たな資金調達や資金繰り改善を支援するため以下の事業を行う。 a.無担保・無保証融資制度(マル経融資)による小規模企業への資金調達を支援 b.国・県・市の融資制度や各種保証制度の相談・紹介・斡旋 c.政府系金融機関との共催による定期的金融相談会の開催 d.国の融資制度紹介や活用促進に向けた日本政策金融公庫担当者との帯同訪問の実施 e.夏季・年末・年度末の融資・保証制度説明会および個別相談会の開催 f.新潟県信用保証協会・日本政策金融公庫・商工中金との連携強化による融資・保証制度の周知 8 凡 例 : ★=重点(継続)事業 ☆=重点(新規)事業 ◎=新規事業 ★②事業再生(経営安定特別相談)事業の実施 a.事業再生に向けた個別相談の実施 経営不振に陥った中小・小規模企業に対して、商工調停士、弁護士、税理士、中小企業診 断士等専門家を交え個別相談を行い、再生に向けた事業計画の作成、金融斡旋等支援を行う。 b.「経営改善計画書」等作成支援事業の実施 課題を抱えている事業者を対象に、自社の現状分析を行い課題の明確化を図るとともに、 必要に応じて専門家等を派遣して、安定した事業継続を行うために必要な数値計画を伴った 中・長期的経営改善計画の策定支援を行う。 c.企業防衛セミナーの開催 財務分析、経営管理、金融、販売促進など、経営改善、経営力強化をテーマとしたセミナ ーを開催し、経営安定、経営力向上を図る。 ★③リスク管理支援事業の実施 a.あんしん取引情報提供(与信管理)事業の実施 民間調査機関との提携により既存、新規取引先の企業情報を調査・提供し、事業所の与信 管理を支援する。 b.取引信用保険制度や経営セーフティ共済制度の加入促進 中小企業の連鎖倒産防止に向け、取引先の債務不履行により被る損害を補償する「売上債 権保全制度(取引信用保険)」の取り扱いや「経営セーフティ共済(中小企業倒産防止共済制 度)」の加入促進を図る。 c.情報セキュリティーのセミナーを開催<再掲> (4)創業支援 ★①創業者等への相談・支援事業の実施 創業予定者や創業間もない者を対象に以下の相談・支援事業を行う。 a.創業事業計画書の策定支援 b.創業に関する補助金の相談・申請支援<再掲> c.創業融資・保証制度の相談・斡旋 d.各種届出、経理・決算・申告等に向けた相談・支援 ②「創業塾」「創業セミナー」等の開催 創業予定者や創業間もない者を対象に、事業を成功させるための短期集中型セミナーや、創業予 備軍の掘り起しをはじめ、安定的な事業継続に向けたより実践的なセミナー等を開催する。 ③創業ハンズオン支援の実施 創業5年以内の事業者が安定的な事業継続を行えるよう、成長段階に応じた事業計画の見直しや 販売促進、資金調達などを支援する。加えて販売促進のための PR 強化や従業員が増えた場合の人 事・労務管理等に関するセミナーの開催、個別相談による課題解決や交流会による人脈形成を支援 する。 ☆④「産業競争力強化法」に基づく創業支援 新潟市の「創業支援事業計画」が「産業競争力強化法」に基づく国の認定を受けたことから、 関係機関等と連携して創業者の支援を実施する。また、当所が実施する創業セミナーをはじめとす る創業支援事業が「特定創業支援事業」と位置づけられることから、当所が指導関与した創業者に 対する登録免許税の軽減措置や信用保証枠の拡大等の支援策の周知を図る。 9 凡 例 : ★=重点(継続)事業 ☆=重点(新規)事業 ◎=新規事業 (5)労務・雇用支援 ①労働保険事務代行サービス 労働保険事務組合の運営による中小・小規模企業の労働保険業務の事務代行を行ない、事務合理 化や経費削減を支援する。 ②賃金関係意識調査および諸統計の作成と説明会の開催 地域企業の平成 28 年度賃金改定の参考に資するため、賃金改定に関する意識調査の実施と賃金 関係諸統計を作成し説明会を開催する。 ③労働保険および各種共済制度の加入促進 労働保険や労働災害共済制度等の加入促進を図り、中小・小規模企業の労務管理を支援する。 ④雇用の安定・確保に向けた事業の実施 新潟市雇用促進協議会(当所、ハローワーク新潟、新潟市)と連携し、就職説明会や労務管理セ ミナーの開催、企業ガイドブック WEB 版作成などを行う。また、中小企業の労働力の安定確保に向 けた労務管理、雇用促進事業を実施するとともに、各種助成金等の紹介等を行う。さらに、企業と 求職者とのマッチングを促進するジョブ・カード制度の推進に向け、「ジョブ・カードセンター」 との共催によりセミナーや説明会などを開催する。 ⑤全国労保連労働災害保険事業の受託 従業員の労災事故について、政府労災保険の上乗せ補償制度を受託し、委託事業場の労働福祉に 寄与する。労働基準監督署の支給決定を受けた業務上災害・通勤災害についての補償を行う。 (6)人材育成・能力開発支援 ①経営者・従業員向け各種人材育成・能力開発セミナーの開催 階層別・業種別セミナーを開催し、新入社員、中堅社員、管理職、経営者等の専門知識習得に向 けた支援を行う。 ②新入社員フォローアップ研修の実施 企業人材の育成を図るため、新入社員向け研修をプログラム化し、内容の充実・拡大を図り一年 を通して段階的な研修会を開催する。 ★③夜間ワンコインセミナーの拡充 ニーズの高い夜間ワンコインセミナーの充実を図り、終業時刻以降に自己のスキルアップを目指 す経営者や従業員の人材育成や能力向上を支援する。 ★④インターネット・セミナー(セミナー・オンデマンド)の利用促進 300 タイトル(経済、経営、税務・財務・労務、文化、健康など)以上を配信している無料イン ターネット・セミナーの利用促進を図り、業務の都合で昼間帯のセミナー等に参加することが難し い会員企業の人材育成や能力向上などの支援を行う。 10 凡 例 : ★=重点(継続)事業 ☆=重点(新規)事業 ◎=新規事業 ★⑤検定事業等を通じた人材育成の推進 a.人材育成・能力開発に向けた検定事業の推進と関係機関と連携した検定運営体制の構築 【一部◎新規】 企業人や学生、就職希望者のスキルアップを図るため、会員企業や就業支援機関等への広 報活動を通じて日商・東商・大商検定等の受験を促進することにより、人材育成の支援を行 う。【実施検定:簿記、国際会計、リテールマーケティング(販売士)、ビジネス実務法務、 PC、珠算、キーボード操作技能、福祉住環境コーディネーター、カラーコーディネーター、 環境社会、ビジネスマネジャー<新規>、メンタルヘルス・マネジメント、新潟市観光・文 化検定等】 b.会員事業所や就業予定者を対象にした検定広報資料の提供 就職説明会などの各種機会を利用して、従業員教育や能力開発に役立つ検定広報資料を提 供する。 c.教育機関との連携による受験対策講習会の実施 大学、専門学校、就業支援機関等と連携し、専門知識の習得や資格取得に向けた講習会を 実施する。 【実施講習会:販売士、福祉住環境コーディネーター、ビジネス実務法務等】 d.関係機関と協力した検定資格取得の推進 ハローワークや教育訓練機関等と連携して、就業支援を目的としたジョブ・カードに記載 できる商工会議所検定(日商・東商・大商主催)の取得普及を推進する。 e.検定情報サービスの強化 大学や専門学校等の教育機関に向けて、商工会議所検定情報等のメールによる情報サービ スを行う。 (7)事業承継・事業継続支援 ①事業承継に向けた相談事業の実施 円滑な事業承継に向けたセミナーを継続的に実施する。また、具体的相談があった場合は専門家 等を派遣し、税制や金融などの課題抽出やアドバイス等、事業承継計画作成に向けた支援を行う。 ②事業承継簡易診断の実施 事業承継を検討している事業者に対して事業承継簡易診断システムを活用し、事業承継に向けた 課題の抽出と将来に向けた方向性を提案する。 ③事業継続に向けた支援事業の実施 災害発生時における危機管理の啓発を図るとともに事業継続を目的とする事業継続計画等の策 定に向けた支援を行う。 (8)企業の福利厚生支援 ★a.団体生命共済(チューリップ共済)の普及促進 b.特定退職金共済制度の加入促進 ★c.商工会議所会員限定商品である全国商工会議所「業務災害補償プラン」等の加入促進 d.「にいがた県共済」制度(火災共済・自動車共済・法定外労災・賠償責任保険他)の加入促進 e.特別割引料金による人間ドック等を基本とした会員健康サポート事業の実施 11 凡 例 : ★=重点(継続)事業 ☆=重点(新規)事業 ◎=新規事業 (9)経済情報提供事業の実施 ①新潟市早期景気観測調査結果の提供(対象:中堅・中小企業、大企業、毎月 1 回調査) 当所管内会員事業所の景気動向について、データベース等のシステムを活用し、即応性と充実を 図り調査結果を公表するとともに会員事業所等へ提供する。 ②全国早期景気観測調査(日商LOBO調査)結果の提供(対象:業種組合等、毎月 1 回調査) 新潟市を含む各地域の景況感を全国ベースで調査し、集計結果をリアルタイムに公表・情報提供 する。 ③中小企業景況調査結果の提供(対象:中小・小規模企業、四半期毎調査) 当所管内商工業者を対象に景況・経済動向等に関する情報を収集し、全国データとともに分析し、 地域中小企業に対して経営に必要な情報を提供する。(日商にデータを送付) ④経済変動等影響調査結果の提供(対象:業界・企業、随時調査) 急激な経済環境の変化が地域経済に与える影響等を把握するため、適宜調査を実施する。 ⑤経営諸課題実態調査結果の提供(対象:中小・小規模企業、年 1 回調査) 当所管内小規模企業等の経営諸課題に関する調査を実施し、課題解決に向けたニーズを把握する とともに、施策普及や情報の提供・発信を行う。 ⑥賃金関係意識調査および諸統計の作成と説明会の開催<再掲> 地域企業の平成 28 年度賃金改定の参考に資するため、賃金改定に関する意識調査の実施と賃金 関係諸統計を作成し説明会を開催する。 ⑦経済調査研究会の開催 新潟県内・新潟市域等の経済動向を把握するため、毎月 1 回、関係機関と調査資料に基づき経済 指標等の検証を行う。 12 凡 例 : ★=重点(継続)事業 2 ☆=重点(新規)事業 ◎=新規事業 行ってみたくなる・歩いてみたくなるまちの再生 (1)まちなかの再生に向けたブランド化と街づくり計画の推進 ①古町地区再生に向けたブランド化のための事業の実施 ★a.古町芸妓育成支援事業の実施 古町芸妓の踊りや唄、三味線などの伝統芸能を後世に伝え残していくため、若手芸妓の 育成を支援する組織づくりと育成プログラムの作成等を実施する。 ★b. 「新潟古町芸妓」広報推進事業の実施 長年の伝統と格式のある「新潟古町芸妓」を、「新潟市ブランド」として広域来街者に周 知し、観光・産業振興を図るとともに、市民や学童からも観賞体験してもらうことで伝統文 化や花街の持つ魅力や特色、継承の必要性を認識してもらう。 ★c. 「古町大学」の開催 古町地区の魅力的な経営者や店長などが講師となって、お店の歴史・特徴、古町に対する 思い等を語るとともに古町の食文化に触れてもらう講座を、一般市民編、若者編、留学生編、 夜学編などの様々な形態で開催し、古町ファン獲得と誘客促進を図る。また、若者編や留学 生編では、参加した若者や外国人から体感した中心街の魅力度についてアンケート調査を行 う。 d.「古町花街ぶらり酒」の開催 古町の花街と食の魅力を広く周知、体験してもらうことで来街者の拡大による夜の古町地 区の活性化を推進する。 e.古町地区を中心としたイベント展開事業の実施 新潟中心商店街協同組合や新潟市等と連携し、商店街区などを会場に、ポスター展やイル ミネーション、オフィスアートストリートなどの様々な賑わい創出イベントを定期的に開催 し、いつも何かやっていて楽しいというイメージと来る楽しさを消費者へ提供する。 f.新潟中心商店街協同組合との協働による古町ブランドの開発支援 新潟中心商店街協同組合が展開している「古町スイーツ」や、個店の魅力向上のための商 品開発事業「逸店逸品運動」を積極的に支援する。 g.古町通7番町D地区再開事業に対する支援 古町通7番町D地区再開発準備組合が中心となって行う再開発事業の推進に向けて提言 や助言を行う。 ②将来的な街づくり計画策定および商店街基盤強化のための事業の実施 ★a.新潟中心商店街協同組合の事業運営に対する支援と「街づくり計画」の共同策定 新潟中心商店街協同組合の事業運営について積極的に支援を行うとともに、中・長期的な 「街づくり計画」策定において連携する。 b.「㈱新潟古町まちづくり会社」の事業運営を推進支援 古町周辺地区全体のタウンマネジメント・総合的まちづくり事業を推進するべく立ち上が った「㈱新潟古町まちづくり会社」の事業運営について行政や新潟中心商店街協同組合、関 係団体とも協力して、事業の実施に対する支援を行う。 ★c.中心市街地活性化基本計画(第2期)の研究 期限が切れた中心市街地活性化基本計画の第2期計画の策定に関し、必要に応じて中心市 街地活性化協議会をベースに研究を行う。 13 凡 例 : ★=重点(継続)事業 ☆=重点(新規)事業 ◎=新規事業 ③情報提供体制の充実と機能強化のための事業の実施 ☆a.Niigata Good Contents 動画配信事業(仮称)の実施 新潟の食や古町芸妓、旧斎藤邸等の観光施設や神社仏閣など、新潟市の魅力あるコンテン ツを取材し、古町大学留学生編の映像を含めて日本語と英語の2か国語のテロップを付加し た動画を随時制作して YouTube 等の動画配信サイトへ掲出することで、国内外から新潟市お よび中心市街地への誘客のための動機付けを図る。 ★b.新潟グルメ情報の発信強化 現在 212 件の飲食店が登録している独自のグルメサイト「新潟うまいもの」の運営におい て、Niigata Good Contents 動画配信事業で取材した新潟市の魅力ある飲食店の取材内容を 同サイトに掲出して県内外へのPRを図る。 c.空き店舗等情報案内サービス事業の拡充 出店希望者へ空き店舗物件情報等を提供しているインターネットサイト「あきないくん」 の情報拡充を図り、商店街への出店誘導を促進させる。 ④交通利便性向上のための事業の実施 ◎a.BRT導入後の来街者の購買動向等に関する調査・研究 今年の夏頃に運用開始が予定されているBRT(新交通システム)のバス停の集約や位置 の変更等における導入後の来街者の回遊導線や購買行動等について、古町周辺商店街と連携 して調査・研究を行う。 b.駐車場等情報案内サービス事業の推進 駐車場情報を提供しているインターネットサイト「パークアイ」を積極的に周知し、サイ トと連動したマップを制作するなどして、車利用者の利便性向上による中心市街地への誘客 を図る。 c.まちなか買物乗車券サービス事業の支援 新潟中心商店街協同組合が展開している「まちなか買物乗車券サービス事業」について、 広報宣伝などで積極的に支援していく。 (2)中心市街地・商店街の環境整備と経済循環の推進 ★①地域ICカードの中間決済運営組織に関する調査・研究 交通系を中心に新潟でも利用が拡大している「地域ICカード」の活用において、ポイントの決 済やサービスの開発などを担う「中間決済運営組織」に関する調査・研究を行う。 ②プレミアム付き商品券事業への協力 国の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」で示された「地域住民生活等緊急支援のための交付金」 等を活用し、市または商店街等が実施するプレミアム付商品券発行事業の実施に協力する。 ☆③地方版「まち・ひと・しごと創生総合戦略」策定における連携・協力 人口減少と地域経済の縮小の悪循環を断ち切り、東京への過度の集中を是正し、住みよい地域環 境の確保のため、 「まち・ひと・しごと創生法」に基づく新潟市の「地方版人口ビジョン」や「地 方版総合戦略」の策定に関して連携・協力を行う。 14 凡 例 : ★=重点(継続)事業 ☆=重点(新規)事業 ◎=新規事業 ◎④「ふるさと名物応援事業」への協力・支援 国の「まち・ひと・しごとの創生に向けた総合戦略」において、地方創生のために消費を喚起し て好循環を生み出すためのものとしている、地域資源「ふるさと名物商品・旅行券」の事業者申請 に対して協力するとともに、 「ふるさと名物」の試作品開発・販路拡大等を支援する。 ◎⑤中心商店街統計基礎調査への協力 古町地域の就業者や居住者数、世帯数、マンションの戸数、来街者数等を収集して空き店舗対策 や街の活性化に活かすため新潟中心商店街協同組合が中心となって実施する統計基礎調査事業に 対して積極的に協力する。 ◎⑥「全国あきんどサミット」への協力・支援 (協)新潟市商店連合会の主管で、「共通商品券全国大会」を兼ねて6月に開催される「全国あ きんどサミット」に対し協力・支援を行う。 ⑦大型店・商業情報提供に関する事業推進 商業関連資料や大型店設置状況の実態把握に向けた資料等の収集に努め、本年度作成する「大型 小売店舗所在地図」等を活用して大型店および各種商業情報等の提供を行う。 ⑧商店街フォーラム・勉強会などの開催 商店街のあり方、方向性等を導き出すため、また商店街・個店の振興策を探り、競争力を高める ためのフォーラムや講習会を開催する。 (3)まちなかの魅力発信と賑わい創出の推進 ★①インキュベータ施設の強化充実による商店街創業者育成事業の実施 a.飲食チャレンジショップの運営 西堀ローサ内(西堀 7 番館ビル地下付近)で運営している飲食チャレンジショップに新た な出店者を募るとともに、新規出店者に対し、本格開業を見据えて増収増益並びに顧客化の ための広報宣伝・販売促進に関する積極的な支援を行う。 b.物販チャレンジショップ「ヨリナーレ」の運営 物販チャレンジショップにおいても、新たな独立開業者を輩出するため、きめ細かい経営 指導により魅力ある商業者を育成する。また、ヨリナーレや西堀ローサに賑わいを創出する イベントを企画し、出店者と協働して実施する。 c.チャレンジショップ事業の継続実施 商店街の空き店舗対策として、空き店舗へのテナント誘致と出店者に対する家賃補助事業 を新潟市とともに実施し、商店街の業種構成を充実させる。 ★②楽しさを提供するイベント事業等の実施 a.新潟総踊り祭の開催(参加予定 220 団体) 新潟独自の踊りとして市山流下駄総踊りの普及に努めるとともに、県内はもとより全国の 踊り団体を迎え、新潟の様々な伝統芸能と踊りが融合した一大ページェントを9月に開催す る。また、同祭に合わせ音楽フェスティバルやフォトイベント、イルミネーションなどを同 時開催し、中心市街地全体において交流人口の拡大による賑わいの創出を図る。 15 凡 例 : ★=重点(継続)事業 ☆=重点(新規)事業 ◎=新規事業 b.「ART MIX JAPAN 2015」の開催【一部◎新規】 若者から高齢者まで、気軽に日本の伝統芸能と一流の作品に触れられる機会として、「り ゅーとぴあ」をメイン会場に邦楽や歌舞伎、神楽舞などの様々な芸能を一堂に集めた「和の 祭典」を開催し、新潟の新しい文化の創造、交流人口の拡大を図る。また、本年は、新潟市 が東アジア文化都市に選定されたことから、中国・韓国の文化芸術なども取り入れ、ラ・フ ォル・ジュルネや食の陣、水と土の芸術祭などとも連携して実施する。 c.古町音楽祭(第 11 回)の開催 コンテスト形式によるグランプリ受賞者を選出し、全国に通用する人材を発掘するととも に、アーティストと商店街がともに成長し、音楽を通して街が活性化することを目的とした 「古町音楽祭」を開催する。 d.ふるまち春フェスタ 2015 の実施 イベント同士の相乗効果を発揮し、市民等に「いつも何かをやっている」というイメージ を持ってもらうため、4月 25 日~5月 10 日間で実施される古町地区商店街でのステージイ ベントや、「りゅーとぴあ」での演劇やコンサート、プロジェクションマッピングなどの事 業を一元的に集約した「ふるまち春フェスタ 2015」を実施する。 ③新潟市文化・スポーツコミッションの活動協力 交流人口増加のために新たに設立された、新潟市文化・スポーツコミッションの活動に協力する。 ④賑わい創出に向けた助成制度活用等の事業支援 地域商店街の賑わい創出に向けた助成制度の活用に向けて、当該事業計画の策定やイベントの進 行を積極的に支援する。 ⑤にいがたロケーションネットワーク活動の実施 映画やテレビドラマの舞台となることで、新潟を全国・世界にPRし地域の活性化につなげるた め、フィルムコミッション「にいがたロケーションネットワーク(ロケネット)」を通じてロケ隊 の誘致や撮影支援を行う。またロケネット委員が中心になって発足した国内外に向けて新潟のコン テンツを発信するための勉強会へ積極的に参画する。 16 凡 例 : ★=重点(継続)事業 ☆=重点(新規)事業 ◎=新規事業 3“魅力度向上”に向けた地域振興事業の推進 (1)都市基盤整備の充実に向けた支援事業等の推進 部会、委員会活動および各種推進団体等への参画を通じ、行政等と連携して次の取り組みを行う。 ★①新潟港の機能整備と利用促進を図るための取り組み a.日本海側拠点港に相応しい新潟港の形成に向けた関係機関との連携強化および調査・研究 b.新潟港(主に東港)のさらなる基盤整備に向けた要望活動等の実施および新たな機能強化の方 策(オン・ドック・レールの実現、エネルギー受入・供給基地等)に関する調査・研究 c.関係機関と連携した新規航路・荷主開拓に向けたPR活動およびポートセールス活動等に対す る支援 d.新潟港(主に西港)の観光魅力創出を図るための検討会(新潟みなとまちづくりネットワーク など)への参加・協力および機能整備を含めた将来に向けた検討 e.先進港視察など情報収集活動の実施 ☆②新潟港開港 150 周年に向けた取り組み a.開港 150 周年(2019 年)に向けた各種イベント等の機運醸成事業の実施 b.クルーズ船誘致に向けた調査・研究およびおもてなし事業の実施 ★③既存航空路線の存続および利用拡大に向けた取り組み強化 a.新潟空港の特徴路線のひとつであるロシア線の復活・継続運航に向けた利用促進活動に対する 支援・協力(新潟空港オンリーワン路線活性化実行委員会への参画等) b.新潟空港における新規路線および搭乗率が低い路線をはじめとする既存航空路線の利用拡大に 向けた同路線を利用した視察見学会等の実施 c.近県商工会議所に対する利用促進PR活動の実施 ④新潟空港の機能強化・新規航空路線の開設等に向けた取り組み a.新潟空港滑走路の沖合展開や新潟空港へのアクセス整備等に関する調査・研究 b.チャーター便の誘致および新規航空路開設に向けたエアポートセールス活動への参加 ⑤日本海沿岸東北自動車道、磐越自動車道等の整備促進に向けた取り組み a.「日本海沿岸東北自動車道建設促進フォーラム」への積極的な参画 b.道路整備促進に向けた、講演会・説明会の開催など各種啓発活動の実施 c.磐越自動車道の早期全線 4 車線化に向けた要望活動、啓発事業等の実施 ⑥新潟都市圏交通の整備促進に向けた取り組み a.新潟駅周辺整備事業(連続立体交差事業・幹線道路整備事業・駅前広場周辺整備事業)の推進 および、BRT(バス高速輸送システム)開業後の影響など、公共交通の機能強化に向けた調 査・研究および啓発活動の実施<一部再掲> b.新潟空港へのアクセス整備等に関する調査・研究<再掲> ⑦都市拠点力向上に向けた事業推進・啓発活動の実施 a.空港アクセス整備等の交通結節点の強化やまちづくりに関連した都市拠点力向上策の検討およ び提言・要望活動の実施 b.上越新幹線活性化同盟会や上越・北陸新幹線直行特急実現期成同盟会などの活動を通じた上越 新幹線・北陸新幹線の有効活用や、2 本の新幹線をつなぐ鉄道の利便性向上による誘客促進お よび交流人口創出に向けた取り組みの実施 17 凡 例 : ★=重点(継続)事業 ☆=重点(新規)事業 ◎=新規事業 ◎c.北陸新幹線の開業による影響等に関する調査・研究 d.羽越本線高速化に向けた調査・研究およびシンポジウムの開催協力等、啓発活動への協力 ☆e.産学官連携の強化に向けたプラットホーム構築に関する調査・研究 ◎f.定住人口の増加に向けた婚活支援事業(「夢コン」など)の実施 (2)観光・コンベンション振興事業の推進 ①各種観光施策の推進 a.魅力ある楽しい「新潟まつり」の実施 b.外来客誘致を目指したおもてなし向上策としての「新潟市観光・文化検定」の実施 ◎c.新潟市観光・文化検定合格者の活用に向けた調査・研究および活用事業の実施 d.「ラ・フォル・ジュルネ新潟『熱狂の日』音楽祭 2015」への支援・協力 ◎e. 「2015 年東アジア文化都市」 、 「水と土の芸術祭 2015」関連事業への参画・支援・協力 ★f.佐渡金銀山の世界遺産登録に向けた機運醸成事業(PR名刺作成、啓発イベント等)の実施 g.「新潟市空港アクセス実行委員会」への参画など、駅や空港などの交通結節点とスキー場やゴ ルフ場といった目的地を結ぶ二次交通システムの整備に向けた支援・協力 h.韓国、台湾、中国、ロシアなどの外国人観光客誘致事業の実施 i.新潟空港を利用した定期便、チャーター便の活用による観光客誘致事業への協力 j.新潟県観光戦略会議が提唱し、実際に組織化および事業化が進められている各種観光振興事業 に対する支援 ◎k.産業観光の振興に向けたPR活動および婚活支援事業を組み込んだ産業観光ツアー等の実施 ☆l.クルーズ船誘致に向けた調査・研究およびおもてなし事業の実施<再掲> ☆m.新潟港開港 150 周年に向けた機運醸成事業の実施<再掲> ◎n.新潟商工会議所主催・共催による観光イベント等に関する SNS を活用した情報発信 ◎o.商工会議所観光ネットワーク「CCI 観光 NET」の活用を通じた全国の商工会議所との観光関連 情報の交換・共有および近隣商工会議所との連携による観光ルート構築等に関する調査・研究 ②シティプロモーションおよびコンベンション、大会・学会誘致活動への協力 a.新潟市等が実施するシティプロモーション活動に対する協力 b.MICE(各種会議、研修旅行、コンベンション、イベント・見本市等)の新潟開催につなげ るための誘致活動への協力 ③スポーツ・文化、地域の特色を活かしたまちづくりの推進 a.地元のまちなみや景観、文化・歴史等を活かしたまちづくりを進める各種活動への参加・協力 b.新潟地域において開催される各種スポーツ大会、振興事業への支援・協力 c.「新潟市文化・スポーツコミッション」に対する支援・協力<再掲> ☆d.新潟市の魅力度向上に向けた調査・研究(PRツール等の制作) (3)国際化に向けた積極的対応 ①国際経済・交流事業(国際会議・ミッション派遣等)の推進 a.北東アジア経済発展国際会議やにいがた BIZ EXPO、食の国際見本市など各種国際会議・見本 市・物産展等の開催協力 b.日ロ地域間ビジネス交流推進協議会への参画など極東ロシアをはじめとする対岸諸国の経済動 向の把握と今後の交流促進に向けた調査・研究 c.各種海外経済ミッション派遣事業および訪問団受入れ事業への積極的な参画 18 凡 例 : ★=重点(継続)事業 ☆=重点(新規)事業 ◎=新規事業 d.新潟日本香港協会、新潟ベトナム協会などの国際経済・交流推進団体の活動に対する協力およ び共催事業等の実施 ◎e.外国人留学生や外国人ビジネスパーソンなどとの勉強会・交流会の開催 ◎f. 「2015 年東アジア文化都市」事業への支援・参画<再掲> ◎g. 「2015 年ミラノ国際博覧会」への行政による出展事業等に対する支援・協力 ②海外展開・貿易取引支援サービス事業の実施<再掲> a.国際ビジネス研究会などの活動を通じ、国際ビジネスを展開する上での有益な情報提供および 具体的なビジネスでの成果に結び付けていくサポート体制の強化 b.貿易促進支援のための各種貿易証明発給業務の実施 c.ジェトロ新潟貿易センターや ERINA(環日本海経済研究所)などと連携した各種貿易促進に関 するセミナーの開催 ◎d.農業戦略特区関連事業の推進および新潟からの農産品輸出の拡大に向けた調査・研究 ◎e.CCI-IBO(海外からの引き合い情報掲載サイト)の周知による利用促進 (4)環境・エネルギー対策事業の実施 ①エネルギー問題に関する広報啓発活動等の実施 a. 「新潟商工会議所環境行動計画」や日商が提唱する「商工会議所環境行動計画」等に基づくエ ネルギー対策等に関する調査・研究、啓発活動の実施 b.東北エネルギー懇談会や首都圏エネルギー懇談会などのエネルギー関係機関・団体との連携に よる啓発活動の実施 c.ノーマイカーデー(エコ通勤)をはじめとする、モビリティ・マネジメント等の普及に向けた 啓発活動の実施 ②資源循環型社会づくりを目指した取り組み a. 「新潟商工会議所環境行動計画」や日商が提唱する「商工会議所環境行動計画」等に基づく啓 発活動の実施<再掲> b.「下越地区産業廃棄物広域処理対策協議会」への参画等を通じた産業廃棄物の適正処理および 生活環境の保全を目的とした広域最終処分場整備に係る調査・研究 c.「にいがた市民環境会議」との連携(合同)による視察見学会の開催など各種啓発活動の実施 d.容器包装リサイクル法に基づく再商品化委託契約手続き業務および制度説明会・個別相談会の 実施 e.公害健康被害補償法に基づく汚染負荷量賦課金徴収業務および申告・納付説明会の実施 (5)東日本大震災等からの復旧・復興支援と防災・災害対策事業の推進 ①東日本大震災等からの各種復旧・復興支援事業の実施 遊休機械無償マッチング支援プロジェクトを引き続き実施するほか、震災・災害復興に向けた 各種機運醸成・啓発活動を支援・実施する。 ②防災・災害対策の強化に向けた取り組み a.新潟港、新潟空港、高速道路などの拠点施設・都市基盤における防災・災害対策の強化に向け た行政や関係機関に対する要望活動等の実施 b.部会等における防災に関連する講演会や視察見学会の開催など各種啓発活動の実施 19 凡 例 : ★=重点(継続)事業 4 提 言 ・ 要 ☆=重点(新規)事業 望 活 動 ◎=新規事業 等 の 推 進 ★(1)税制改正・中小企業政策に関する研究と提言・要望活動の展開 地域経済を支える中小企業の活力強化と経営環境の改善に向け、税制や中小企業政策等を研究し、 中小企業経営にとって必要な政策提言を取りまとめ、提言・要望活動を活発に展開する。 (2)新潟地域の経済発展に向けた提言・要望活動等の実施 ★①各種提言・要望活動の実施 a.新潟、新津、亀田3商工会議所合同による提言・要望活動の実施 b.各部会・委員会等による提言・要望活動の実施 c.港湾、空港、道路等の都市基盤整備の充実に向けた提言・要望活動の実施 ②行政や他地域経済界との意見交換会等の実施 a.新潟市の首脳部・関係部局や国、県の関係部局との意見交換会等の実施 b.県内各地および全国主要商工会議所等との意見交換会等の実施 c.上記の意見交換や懇談会を通じた要望に関する実施状況の確認・検証 20 凡 例 : ★=重点(継続)事業 5 組 織 ・ 財 ☆=重点(新規)事業 政 基 盤 ◎=新規事業 の 強 化 (1)組織・財政基盤の強化 ①「パワーアップ5000」会員増強運動の推進 ★a. 「おひとり一社 紹介運動」のより一層の推進 パワーアップ 5000 推進委員が新年祝賀会や会員大会などを通じて、直接、出席者に協力 を呼び掛ける。また、総会・常議員会・部会等の開催時にのぼり旗を設置するとともに新入 会員紹介票を配布、さらに、会報等を活用し広く同運動を周知することにより、紹介実績の 拡大を図る。 b.部会との連携による会員募集活動の実施 正副部会長やパワーアップ 5000 推進委員、事務局が連携し、部会活動の中で部会員に対 して会員紹介を依頼するとともに、業種別加入メリットのチラシを作成配布する。 ★c.3カ年計画による全会員事業所訪問の実施 全会員企業訪問により、商工会議所活動のPRを実施し、事業への参加や共済の加入促進 など各種サービスの利用促進を図り、退会を防止する。 d.広報媒体の活用による会議所PRの促進 ロゴマーク入りグッズなど各種広報媒体を活用した事業PRを行い、商工会議所の活動や 役割を周知して会員増強につなげる。(動画などを用いた入会案内ホームページのリニュー アルや利用ガイド等を活用した各種サービス事業のPR強化およびDM発送による利用促 進) e.会員増強に向けた調査・研究 各地商工会議所との情報交換により、会員増強の効果的な戦略などの調査を行い、当所事 業への取り込みを図る。 ★②部会・女性会・委員会活動の活性化 a.部会活動の活性化 会員のニーズをとらえた講演会・見学会などを開催し、経営情報の提供などを行うととも に他部会との合同開催により会員相互の交流を促進する。また、ホームページ、会報等の広 報活動を強化して部会活動を広く周知して、会員の部会活動への参加意識を高める。さらに、 必要に応じて意見・提言などの取りまとめを行い関係各所へ要望・陳情する。 b.女性会活動の積極展開 講演会・セミナー、視察見学会等を通じて自己啓発事業を積極的に実施するとともに、県 内女性会合同研修会、全女連全国大会(石川)への参加を通じて全国各地との交流促進を図 る。また、情報発信を強化し、活動のPRや会員増強活動に努める。 c.委員会活動の推進 専門分野における調査研究に取り組むとともに、積極的に意見・提言などの取りまとめを 行い関係各所へ要望・陳情する。 ③事業活動推進のための財源確保 ★a.各種検定事業(簿記検定・リテールマーケティング(販売士)検定・福祉住環境コーディネー ター検定・ビジネスマネジャー検定等)の推進【一部◎新規】<再掲> ★b.春・秋の共済キャンペーンの推進 c.「にいがた県共済」の各種商品の加入募集拡大<再掲> d.全国商工会議所の「業務災害補償プラン」等の加入促進<再掲> e.「商い情報便」 ・ 「電子商い情報便」の利用促進<再掲> ★f.特定商工業者の登録促進 21 凡 例 : ★=重点(継続)事業 ☆=重点(新規)事業 ◎=新規事業 ④広報活動の強化 ★a.全職員による企業訪問活動の強化(商工会議所活用術、利用者の声の配布・PR)<再掲> b.各種サービス事業の利用促進のための会報・ホームページ等の内容充実や見やすさ、わかりや すさに重点をおいた機能強化 c.Eメールや FAX 通信、SNS 等を活用したタイムリーな情報提供【一部◎新規】<再掲> d.マスメディアへの情報発信の強化 ★e.各種広報媒体による広報活動の強化<再掲> f.商工会議所活動への理解を深めてもらうため、一般市民も対象とした講演会の開催 g.多くの企業や市民が参加あるいは入場が期待される催事への出展(参加) h.新聞折り込みなどによる当所管内の全世帯向け広報の実施 i.会員ニーズの高い事業(各種交流促進事業など)の広報強化 j.経済記者クラブへのニュースリリース(取材依頼を含む)等の強化 ◎⑤中央会館跡地利用に関する検討 中心市街地活性化をはじめ会員メリットや地域貢献に寄与する跡地の将来活用について検討を 開始する。 (2)事務局体制の強化 ①コンプライアンスおよび危機管理の徹底 ★a.職員のコンプライアンス意識の継続的な醸成 b.不測の事態に迅速に対応するための危機管理体制の整備・徹底 ②職員の資質向上の促進 a.業務上貢献度の高い各種資格取得の積極的な支援(資格取得促進制度)による職員の自己啓発 意識の高揚と事務局全体のレベルアップ b.経営指導員としての“目利き能力”など、職員個々の能力開発や資質向上のための各種業務研 修会参加(業務効率化、コンプライアンス、経営戦略、イノベーション等) 22 Ⅲ. 資 料 編 会員サービス項目一覧 (1)会員交流事業 ① 会員大会(年1回) ② 新年祝賀会(年1回) ③ 部会・女性会視察見学会・交流会(随時) ④ 新会員交流会(年1回) ⑤ 支社長・支店長・営業所長等交流懇談会(年1回) ⑥ 会員交流拡大ツアー(年1回) ⑦ 商工クラブ活動<納涼大会、忘年会、ゴルフ大会、旅行等(各1回)> ⑧ 入会 10 年会員交流会 ⑨ ビジネス情報交換会 (2)会員サービス・広報 ① 経営指導員による経営全般の無料相談 ② 専門相談員(弁護士、税理士など)による無料相談 ③ 各種融資制度・保証制度の紹介・斡旋 ④ 労働保険事務の代行サービス ⑤ GS1事業者コード(JAN 企業コード)の登録受付・更新 ⑥ 貿易関係証明、電子証明書など各種証明の発給 ⑦ ザ・ビジネスモールの登録受付 ⑧ 各種講演会・セミナー ⑨ 新入会員向け「セミナー参加無料お試し券」提供サービス ⑩ インターネット・セミナー(セミナー・オンデマンド)の配信 ⑪ 健康増進サポート事業 ⑫ 会員優待割引制度(チェンバーズカード)の提供 23 ⑬ ホームページによる会員企業情報の発信 ⑭ 新潟商工会議所会報「商い情報便」によるチラシ等の折込みサービス ⑮ E メールによる「電子商い情報便」配信サービス ⑯ Eメール、FAX通信、SNS 等による観光情報等提供サービス ⑰ あんしん取引(与信管理)情報の提供 ⑱ 各種経営パンフレット・冊子の発行 ⑲ 各種調査資料・報告書の発行 ⑳ 新潟商工会議所会報の発行 ㉑ 新潟商工会議所利用ガイドブック並びに「利用者の声」の発行 ㉒ グルメサイト「新潟うまいもの」への掲載(飲食店) 提 供 資 料 一 覧 ① 新潟市早期景気観測調査結果(毎月) ② 全国早期景気観測調査結果(日商 LOBO 調査・毎月) ③ 中小企業景況調査結果(年4回) ④ 経済変動等影響調査結果(随時) ⑤ 経営諸課題実態調査結果(年1回) ⑥ 賃金改定に関する経営者意識調査結果(年1回) ⑦ 大規模小売店舗一覧(毎月更新) ⑧ 大規模小売店舗所在地図(定期更新) 検 定 試 験 一 覧 (1)日商検定試験 ① 簿記検定試験(年3回) ② リテールマーケティング(販売士)検定試験(年3回) 24 ③ PC(文書作成)検定試験(年5回) ④ PC(データ活用)検定試験(年5回) ⑤ PC(プレゼン資料作成)検定試験(年3回) ⑥ 珠算能力検定試験(年3回) ⑦ キーボード操作技能認定試験(キータッチ 2000 テスト・ビジネスキーボード)(随時) ⑧ DC(確定拠出年金)プランナー認定試験(年1回) ⑨ ビジネス英語検定試験(随時) ⑩ 電子メール活用能力検定試験(随時) ⑪ EC(電子商取引)実践能力検定試験(随時) (2)東商検定試験 ① BATIC(国際会計検定)検定試験(年2回) ② ビジネス実務法務検定試験(年2回) ③ 福祉住環境コーディネーター検定試験(年2回) ④ カラーコーディネーター検定試験(年2回) ⑤ 環境社会(eco)検定試験(年2回) ⑥ ビジネスマネジャー検定試験(年2回) (3)大商検定試験 ① メンタルヘルス・マネジメント検定試験(年2回) ② ビジネス会計検定試験(年2回) (4)その他の検定試験・対策講習会・大会等 ① 新潟市観光・文化検定(年1回) ② 日商マスター認定制度 ③ 販売士養成講習会(年3回)・資格更新講習会(年1回) ④ 福祉住環境コーディネーター検定試験対策講座(年2回) ⑤ 新潟県珠算選手権大会(5月) ⑥ 新潟県珠算競技大会(11月) 25 共 済 制 度 等 一 覧 ①「チューリップ共済(生命共済)」:従業員の福利厚生の充実を図る ②「特定退職金共済」:掛金が損金計上できる従業員の退職金積立 ③「県火災共済」:大切な財産を守る ④「休業補償プラン」:病気やケガによる収入の減少に備える ⑤「大型保障プラン」:企業防衛のため経営者・幹部社員の万一の場合に備える ⑥「経営者年金」:経営者の退職金を確保する ⑦「終身医療保険」:一生涯の医療保障に備える ⑧「PL 保険」:製造物等による万一のアクシデントをカバーする ⑨「小規模企業共済」:事業主の退職金制度 ⑩「個人情報漏えい賠償責任保険」:個人情報保護法に対応して企業を守る ⑪「業務災害補償プラン」:使用者賠償責任に備える ⑫「経営セーフティ共済(中小企業倒産防止共済)」:取引先の倒産から会社を守る ⑬「自動車共済・事故見舞金共済」:自動車事故に備える ⑭「労働災害補償共済」:労災の上乗せ補償 ⑮「所得補償共済」:病気やケガで働けなくなった時の所得補償 ⑯「医療総合保障共済」:病気やケガとがんに備える ⑰「売掛債権保全保険制度」:売掛債権の補償 ⑱「全国労保連労働災害保険」:政府労災保険の上乗せ補償 26
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