平 成 2 7 年 度 事 業 計 画 Ⅰ 基本方針 当基金は被災地域を魅力ある地域に再生させることを目的として、平成7年の設立以降、 震災 10 年目にあたる平成 17 年と震災 15 年目にあたる平成 22 年にそれぞれ最大5年間の事 業の延長を決議し、平成 26 年度まで被災地への支援を行ってきた。 平成 26 年度末に事業を終了するにあたり、基金の残余が見込まれ、被災地の課題解決に活 用できることから、平成 27 年度も引き続き震災復興の残された課題である「高齢者の自立支 援」「まちのにぎわいづくり」と震災の経験と教訓を地域や世代を越えて継承する「伝える ・備える」の6事業を延長し、被災地域への支援を継続する。 なお、復興施策の普遍化、全県施策化に取り組む観点から、すでに一般施策で全県展開し ている事業については一般施策へ継承する。 ○平成 27 年度に延長する事業(6事業) 事 業 事業区分 高齢者の自立支援 (事業名の番号は「Ⅲ 名 事業計画の内容」で掲げる番号と一致) 1 高齢世帯生活援助員設置事業等補助 ① 高齢者自立支援ひろば設置事業 生活 ② 地域コミュニティ支援事業 対策 ③ ガスメーター等を活用した高齢者見守りサービスの普及促進事業 ④ ひょうごカムバックコール&メール事業 ま ち の に ぎ わ い づ く り 伝 え る ・ 備 え る 住宅 4 復興まちづくり支援事業補助 対策 6 復興土地区画整理事業等融資利子補給 1 新産業立地促進賃料補助 2 本格復興促進支援利子補給 産業 ① 復興市街地再開発商業施設等入居促進事業 対策 ② 復興市街地再開発地域事業所開設支援事業 ③ リーディング開発モデル事業 2 震災の経験・教訓継承事業補助(震災の経験・教訓発信事業) ・ 復興サポート事業 その他 対策 ・ 県内避難者相談・交流支援事業 ・ 東日本大震災被災地に係るひょうごまちづくり専門家派遣事業 ・ 自主防災組織活性化支援事業 ○平成 26 年度で終了する事業(6事業) 事業区分 事 業 住宅対策 住宅耐震改修支援事業 生活対策 まちの保健室設置事業 名 被災商店街にぎわい支援事業 産業対策 商店街整備事業 商店街新規出店・開業等支援事業【支払いのみ継続】 震災の経験・教訓継承事業補助(震災の経験・教訓発信事業)【子事業の終了】 その他対策 神戸マラソンを活用した経験・教訓発信事業 震災周年追悼・記念行事関連復興事業補助【支払いのみ継続】 Ⅱ 1 事業計画の概要 住宅対策事業(定款第4条第2号) まちづくり協議会等の多様な主体によるまちづくり活動への支援や復興土地区画整理事業等 で清算金を支払うこととなる権利者に対する利子補給等により、住宅復興への取り組みを支援 する。 〔継続事業:6事業〕 (うち申請受付:2事業) 2 産業対策事業(定款第4条第3号) 再開発商業施設等の入居促進への支援や新産業分野の企業への賃料補助の実施により、まち のにぎわいづくりを支援する。 〔継続事業:3事業〕 (うち申請受付:2事業) 3 生活対策事業(定款第4条第1号) 復興住宅において常駐型の見守り支援等を行う「高齢者自立支援ひろば」及びブランチの設 置・運営や地域コミュニティを支援する事業の実施により、被災高齢者の見守り体制の一層の 充実や生活の自立等を支援する。 〔継続事業:1事業〕 (うち申請受付:1事業) 4 その他の事業(定款第4条第4号) 自主防災組織の活性化や東日本大震災被災地への多様な人材の派遣、県内避難者に対する相 談・交流事業の実施により、震災の経験と教訓の継承・発信を支援する。 〔継続事業:2事業〕 (うち申請受付:1事業) 計 12事業 (うち申請受付:6事業) Ⅲ 事業計画の内容 1 助成事業について (1) 住宅対策 ※ゴチック体は、事業延長した事業(以下同じ) 事 業 名 (単位:千円) 事 業 の 概 要 1 被災市街地復興土地区画整理 被災市街地復興土地区画整理事業地区内における 所要額 148 事業地区内土地利用促進事業 住宅・店舗・事務所等の建設資金借入金に対する 利子補給(5年) ※新規受付終了年度:平成21年度 2 被災マンション建替支援利子補給 マンション再建資金借入金に対する利子補給 1,237 (10年) ※新規受付終了年度:平成21年度 3 住宅債務償還特別対策 住宅を再建又は購入する者の既存住宅ローンに対 60 する助成 ※新規受付終了年度:平成24年度 4 復興まちづくり支援事業補助 ① 復興まちづくり支援事業 まちづくり活動を行う住民団体等に対するコンサ 補助 ② 80,138 (34,200) ルタント等派遣(17件)、活動経費の助成(4件)等 まちのにぎわいづくり一 被災市街地における多様な主体によるまちのにぎ 括助成事業 (45,938) わいづくりを進めるための事業に対する補助 (3期目11団体) ※新規受付終了年度:平成24年度 5 高齢者特別融資(不動産活用 市町が創設する高齢者特別融資(不動産活用型)借 型)利子補給 24 入者に対する利子補給(10年) ※新規受付終了年度:平成16年度 6 復興土地区画整理事業等融資 復興土地区画整理事業及び復興市街地再開発事業 利子補給 456 により清算金を支払うこととなる権利者の資金調 達に対する利子補給 計 - 82,063 (2) 産業対策 (単位:千円) 事 業 名 1 新産業立地促進賃料補助 事 業 の 概 要 被災地の認定研究支援施設に新たに立地する新産 所要額 72,394 業分野の企業への賃料補助 2 本格復興促進支援利子補給 ① 181,417 復興市街地再開発商業施 再開発事業の商業施設等に入居する事業者等に対 設等入居促進事業 ② する家賃補助 (161件) 復興市街地再開発地域事 再開発事業の商業施設等へ事業所を開設・出店す 業所開設支援事業 ③ (60,000) る事業者が行う内装工事費に対する補助等(15件) リーディング開発モデル 新長田駅周辺地域において、モデル的に実施する 事業 (43,092) (78,325) 空き区画を活用したゾーン開発事業に対する補助 3 商店街新規出店・開業等支援 商店街における新規出店やコミュニティ施設設置 事業 5,221 への補助(継続18件) ※新規受付終了年度:平成26年度 計 (3) - 259,032 生活対策 (単位:千円) 事 業 名 事 業 の 概 要 1 高齢世帯生活援助員設置事業 所要額 311,310 等補助 ① 高齢者自立支援ひろば設 常駐の見守り活動を展開する高齢者自立支援ひろ 置事業 (294,749) ば(41箇所)・ブランチ(15箇所)の運営費等に対す る補助 ② 地域コミュニティ支援事業 高齢者自立支援ひろばにおけるコミュニティ支援 (9,955) 機能を強化する交流事業、地域住民活動団体が行 う地域コミュニティ活動等に対する補助 ③ ガスメーター等を活用し ガスメーター等を利用した高齢者見守りシステム (3,931) た高齢者見守りサービスの の普及促進事業への補助(50個設置) 普及促進事業 ④ ひょうごカムバックコー 県外被災者に対して、電話訪問相談員(1名)による ル&メール事業 計 (2,675) 相談・情報提供や住宅情報の送付に対する補助 - 311,310 (4) その他対策 (単位:千円) 事 業 名 事 業 の 概 要 所要額 1 震災周年追悼・記念行事関連 阪神淡路20年事業の記録誌等作成に対する補助 2,000 復興事業補助 2 震災の経験・教訓継承事業補 震災の経験や教訓を発信する重要な事業に対する 54,850 助(震災の経験・教訓発信事 補助 業) ・復興サポート事業 ・県内避難者相談・交流支援事業 ・東日本大震災に係るひょうごまちづくり専門家 派遣事業 ・自主防災組織活性化支援事業 計 2 (1) - 56,850 合計(12事業:うち受付6事業) 709,255 基金事業等の広報について 目的 個別事業のパンフレットやホームページを活用し、基金事業の周知を図るとともに、 フェニックスマークを活用して、1.17 を忘れず、震災の経験や教訓を継承し、発信す るとともに、1.17 宣言やひょうご安全の日の普及浸透を図る。 (2) 事業内容 項 目 内 容 等 事業案内パンフレット 各事業の詳細な要件、必要な手続、市町の担当 の作成 ホームページの改訂 窓口等を案内するパンフレット等を作成・配布 主要な基金事業の概要等を紹介しているホー ムページを改訂 実施時期 対象者 随 時 被災者等 随 時 被災者等 随 時 被災者等 未 定 被災者等 フェニックスマークを活用して、復興計画期間 フェニックスマークの 終了後も残された課題への対応や「1.17は 活用 忘れない」等震災の経験と教訓を継承・発信す る取組みを支援 「創造的復興の歩み 震災の被害状況やこれまでの復旧・復興状況の (仮称)」の作成 歩みを整理したパンフレットを作成・配布
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