気のきいた発言や、発言の多さが評価される

気のきいた発言や、発言の多さが評価される
◆発言はその場で聞かれるが、行動が認められるには時間がかかる
組織では、いつでも評価がついてまわる
→評価基準 ①仕事ぶりや組織に対する貢献度 ②印象
⇒スマートに見える話し方をするといい
しかし!「気のきいた話し方」と「立派な仕事ぶり」は一致しない
なぜ、発言で人を評価しようとするのか?
→最初に得られる評価の手がかり
マネジメント能力はすぐには見えないが、発言の鋭さはすぐに判定できる
さらに、大きな組織になるほど、個人の業績は余計に見えにくい
⇒スマートな発言なら、すぐにはっきりとわかる
◆斜にかまえた発言はスマートに見える
一番スマートに聞こえるのは批判的な言葉
いかにもスマートな発言をする人や、アイデアの欠陥探しが得意な人を
高く評価することは危険である!
→そのような知恵は何事も起こさない方向に動き、
問題を見つけても、決して解決には向かわない
人々が聡明であり、あるいは聡明に見せたいがために、他者をこきおろす
という図式ができあがり、組織には人に厳しい聡明な人や、無気力ばかりが
はびこってしまうようになる
◆発言の多い人は目立つ
発言の多い人ほど影響力が強く、ステータスが高い
→リーダーにふさわしいと思われている
⇒人より長く、多く発言する人にその傾向が強い
「会話市場」で優位に立つ=高いステータスを勝ち取った証
スマートなアイデアを企業活動に変えることではなく、
会話市場で勝者になることこそ、勢力を握る鍵だと考えがちである
⇒組織で上に立ち、影響力をもてる