紋別市学校給食センター運営業務委託業者選定基準 1. 基本的事項 紋別市が学校給食センターの運営業務を委託する業者は、給食業務において、本市学校給食 センターの食数を調理する能力があり、調理技術、安全衛生管理等の教育を積極的に行ってい る意欲的な企業で、かつ学校給食の意義や特色を理解し社員教育を徹底している企業でなけれ ばならない。また、上記の教育を徹底された調理員を安定的に雇用しており、かつ、その企業 の経営状態等も安定していなければならない。 2. 業者の選定基準 次の項目の各号に沿って別記様式に、応募者の考え方を記載して下さい。なお、1項目は2 頁以内に納めて下さい。 項目(1) 学校給食運営に対する基本的な考え方について[別記様式第5-1] ① 教育の一環としての学校給食に深い理解を有し、食の面から児童生徒の教育に携わる ことの重要性を認識し、その目的達成のための取り組みをしていること。 ② 決められた献立を安全に調理し、児童・生徒に安全安心な給食を、安定して提供する ためのコンセプトを有し、その実現に向けて積極的な提案がなされていること。 ③ 受託する上でのはっきりとした取組姿勢をもっていること。 項目(2) 学校給食運営に対する危機管理対応について[別記様式第5-2] ① 緊急時・突発的な事故の対応方法をもっていること ② 食中毒や異物混入等の事故に対する防止対策をもっていること。 ② 運営業務の履行が不可能になった場合の対応策をもっていること。 項目(3) 学校給食運営に対する安全衛生管理体制について[別記様式第5-3] ① 「大量調理施設衛生管理マニュアル(厚生労働省作成)」「学校給食衛生管理基準(文 部科学省制定)」及び文部科学省・厚生労働省が定める給食関係の関係通知等に基づい た独自の衛生管理マニュアルが確立し、これに基づき調理業務を行っていること。 ② 設備・衛生項目等の定期的及び抜き打ち検査を自主的に実施し、安全管理体制が徹底 していること。 ③ 従業員の健康管理(定期的な健康診断・検便等)が学校給食衛生管理基準に基づき、 確実に行われていること。 1 項目(4) 学校給食運営に対する運営業務実施体制について[別記様式第5-4] ① 要求水準書に基づき業務を継続して安定的に確実に履行する能力があること。 ② 要求水準書で示す従事者の数・資格・経験年数が確保されていること。 なお、常勤者については、委託期間中は継続して同一施設内での従事とし、その他の 従事者についても継続雇用を基本として、安定的な給食の供給が図られること。 ③ 調理員が小中学校などにおける調理業務の実績があることや、受託者側の指揮命令系 統が確立され、教育委員会からの指示事項が迅速・的確に伝達される体制づくりがなさ れており、アレルギー児童生徒の対応など個々に必要な細かい対応も確実にこなしてい ける独自の考え方をもっていること。又、業務履行が不可能になった場合、要求水準を 満たす業務の継続履行が保障される代行体制が整備されていること。 ④ 調理従事者等の勤務体制や休暇等における代替要員の確保と対応システムが確立さ れていること。 項目(5) 運営業務従事者の教育について[別記様式第5-5] ① 調理従事者に対する食品の安全衛生管理や調理技術向上に関する教育・研修体制が 確立されていること。又、安全・衛生及び調理技術に対する意識と資質向上のため、本 市等行政機関が主催する研修に積極的に従事者を参加させることができること。 ② 委託開始に向けての従業員の確保と研修・訓練への取り組み計画が確立されているこ と。 項目(6) サービス向上について[別記様式第5-6] ① 受託決定から業務開始までの準備・対応計画がなされていること。 ② 学校や地域への食育の推進や協力参加が提案されていること。 ③ 児童・生徒及び保護者、市民等を対象とした自主事業が提案されていること。 項目(7) 事業者の安定性について[別記様式第5-7] ① 会社の経歴及び経営状況が健全であること。 ② 小中学校などの給食調理業務の受託実績が豊富で良好であること。 ③ 製造物賠償責任保険等の損害補償制度に加入していること。 項目(8) 提案見積額[別記様式第5-8、別記様式第5-9] ① 提案内容に対して適正な見積額を提示していること。 2 3. 選定審査内容 審査内容毎の配点は以下のとおりとする。 配点 審査 項目 審 査 内 容 書類 プレゼンテーション ・ヒアリング 1 学校給食運営に対する基本的な考え方について 2 3 4 5 6 7 8 学校給食運営に対する危機管理対応について 学校給食運営に対する安全衛生管理体制について 学校給食運営に対する運営業務実施体制について 運営業務従事者の教育について サービス向上について 事業者の安定性について 提案見積額 5 10 10 10 55 5 10 5 20 25 4. 評価基準 (満点100点) (1) 評価 ① 審査項目(1から7まで)に対する評価基準及び評価点数は以下のとおりとします。 ② 審査項目(8)は満点20点とします。なお、最低制限価格を設定しており、設定価格 以下の見積もりは評価0点とします。 項 目 1 ~ 7 8 事前書類 評価基準 評価 プレゼンテーション ・ヒアリング 1項目5点 1項目10点 (満点15点) (満点40点) (満点25点) 大いに評価できる 5 10 5 評価できる 4 8 4 普通 3 6 3 あまり評価できない 2 4 2 評価できない 1 2 1 全く評価できない 0 0 0 適正価格 見積り (満点20点) 案分 (3) 判断 要求水準書の履行は、評価基準[普通]と判断します。 (4) 候補者の選定 業務委託候補者は、選定審査内容により審査し、その評価を各審査項目別に評価点数で 判定し、その最高得点者を候補者として選定します。その候補者を見積徴収相手方として、 紋別市契約規則により契約手続を行いますが、候補者が、採用の辞退その他の理由で見積 合せができない場合は、次点者を候補者とするために、次点者も選定します。 3
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