2.7 EFFECT OF MODIFIED ASPHALTS ON THE RUTTING BEHAVIOR OF MIXTURES 向後 憲一 Performance Grade σ(応力) 【バインダの永久変形抵抗性】 現行PG:G*/sinδを指標 アスファルト G*/sinδの測定:AASHTO T315-04 DSR(Dynamic Shear Reometer) 10rad/sec(載荷時間0.1sec,80km/hr相当) γ(ひずみ) 図1 DSR測定法 バインダに周期的な外力が作用するとき,1周期当りに 散逸するエネルギーと永久ひずみが比例関係にあるものとして, Wi=πσ02/ G*/sinδ ↓ G*/sinδをバインダの永久変形抵抗性の指標とし,バインダの使用可能 な最高温度を定める. →RTFOT後のバインダが,G*/sinδ≧2.2kPaとなる最高温度(XX℃) をそのバインダの使用可能最高温度としている.→ PG XX-22 Effect of binder type on permanent strain 【試験方法】 AASHTO T320-03 SSTによるアスファルト混合 物の永久せん断ひずみの測定 試験条件: RSCH(Repeated Shear test at Constant Height), 70℃,207kPa 【結果】 同じPGグレード(G*/sinδが同 レベル) であっても,改質方 法の異なるバインダを使用し た混合物は,永久ひずみの増 加率に違いがある. ↓ 改質バインダを含めて,バイ ンダの永久変形抵抗性を評価 する場合,G*/sinδは信頼で きる指標とはいえない. Effect of binder type on permanent strain ↓ バインダのG*/sinδと混合物の永久ひずみの増加率の相関は低い. Repeated Creep Test DSRによるバインダの繰返しクリープ試験 70℃,300Pa,[1sec載荷+9sec非載荷]×100回 同じPGグレードでも,改質方法の異なるバインダは, 永久ひずみの増加率に差がある. ↑ 弾性回復(遅延弾性)の程度が異なる. Repeated Creep Test バインダの永久ひずみの増加率(S)と混合物の永久ひず みの増加率の相関は高い(G*/sinδと比べて). ↓ Sに関連する新たな指標を採用することが望ましい. New Parameter for Rutting Resistance バインダの永久変形抵抗性の新たな指標: Gv (Pa) 繰返しクリープ試験における,クリープコンプライ アンスの粘性要素(Jv)の逆数
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