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認知症関係のカルテ略語
Dementia 認知症

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
ATD Alzheimer Type Dementia アルツハイマー型認知症
DLB Dementia with Levy Bodies レビー小体型認知症
VaD Vascular Dementia 脳血管性痴呆
MCI Mild Cognitive Impairment 軽度認知障害
PDD Parkinson’s Disease with Dementia
FTD Frontotemporal Dementia
 MMSE Mini Mental Status
 HDS-R 改訂長谷川式スケール
認知症の診断・検査まとめ
検査名
MMSE(Mini-Mental
State Examination)
RBMT(Rivermead
Behavioural Memory
Test)
ベントン視覚記銘検査
測定する機能
全般的な認知機能
記憶機能
視空間認知・視覚記銘
点数
30点満点
標準プロフィール点:
24点満点
スクリーニング点:
12点満点
正確数:10点満点
誤謬数:少なければ少
ないほど良い
判断基準
23点以下は認知症の疑
いあり
60歳以上のカットオフ値
標準プロフィール点:
15/16点
スクリーニング点:
5/6点
【70歳代の平均】
正解数:5.6±1.86個
誤謬数:7.0±3.58個
【80歳以上の平均】
正解数:4.7±1.87個
誤謬数:9.3±4.31個
所要時間
10分程度
20分程度
5-10分程度
検査の特徴
国際的に幅広く用いら
れている。
短時間で手軽にできる
反面,初期の認知症の
検出は困難。
日常生活場面で必要とさ
れるさまざまな記憶機能
を鋭敏にとらえることが
できる。
図版を被験者に提示し
て想起させる課題であ
るため,難聴の患者や
認知症の程度が重い患
者にも実施可能。
認知症関連の薬剤まとめ(2013)
アリセプト
メマリー
リバスタッチ
レミニール
(ドネペジル)
(メマンチン)
(リバスチグミン)
(ガランタミン)
1999年
2011年
2011年
2011年
アセチルコリンエ
ステラーゼ阻害
貼付薬
アセチルコリンエ
ステラーゼ阻害
4.5mgより開始
18mg
4wkごと増量
機序・特徴
アセチルコリンエス
テラーゼ阻害
用量
3mgより開始5mg
重症10mg
(特に開始時)
副作用
5mgより開始
1wkごと増量
20mgまで
吐き気などの消化
器症状
興奮・不穏
循環器系への悪影
響
奇異反応多い?
陽性症状に対する補助薬まとめ
抑肝散
グラマリール
チアラリード
(チアプリド)
コントミン
ウィンタミン
リスパダール
25mg
用量
7.5gを分2−3
食前Or食間
75mg-150mg
分3
特徴
DLB・Pick病に
ATDはあまり効か
ない
在宅が可能程度の
陽性症状に
副作
用・注
意点
Kが下がる人が中
にいる(やせて食
欲なく下痢気味の
人は注意!)
ジスキネジアあれ
ば25mgから開始
ATD VaD
Pick病(FTD)
DLBの幻覚には
禁忌!
その他
認知症患者に非定型うつの合併は多い。認知症のうつ状
態には抗うつ薬(3・4環系)は第一選択とはしない。
SSRI>ジェイゾロフトなどが成果を上げる可能性はあ
る(ATDでは少ない?DLBにジェイゾロフトが必要な患
者が少数存在するとのこと)
DLBの意識障害(せん妄)にシチコリン1000mg静注が有
効な場合あり