経営情報論B 第一回 講義概要+経営と情報 1 講義概要 1.講義の到達目標 企業経営における情報技術および情報システムの役割と影響につ いて学ぶ。 2.準備学習 レジュメを事前に配布しますので、それに沿って、予習する。 3.授業の概要 経営情報論Aの続きとして、テキストに沿って講義形式で授業を行う。 4. 成績評価(100点満点) 小テスト 2回 (30点×2回=60点) レポート 12回 (3点×12回=36点) ※提出日は12月17日 事例課題 1回 (4点) ※提出日は1月21日 2 講義計画 第2回 10/1 第3回 10/8 第4回 10/15 第5回 10/22 第6回 10/29 第7回 11/5 第8回 11/12 第9回 11/19 第10回11/26 第11回12/3 第12回12/10 第13回12/17 第14回1/7 第15回1/21 企業経営と情報 経営情報システムの管理①(第7章) 経営情報システムの管理②(第7章) 経営情報システムの管理③(第7章) 第1回小テスト 情報技術とビジネス・プロセス革新①(第8章) 情報技術とビジネス・プロセス革新②(第8章) 情報技術とビジネス・プロセス革新③(第8章) 情報技術と組織革新①(第9章) 情報技術と組織革新②(第9章) 情報技術と組織コミュニケーション(第10章) 情報技術と社会(第11章) ※レポート提出 第2回小テスト 事例研究(課題提出): 3 第1回 企業経営と情報 1.企業の継続性 組織;共通の目的を達成するために集合・協働する人間の集まり 企業;経済的目的を達成するために、集められた組織の一つで、 人的資源(人)、物的資源(モノ)、金融資産(金)、情報資源 (知的所有権含む)などから構成されている。 4 組織化の必要性 (お弁当屋さんを開業する場合) ① お弁当屋の経営という目的が あるので、(2)のステップへ、 ② 大規模なチェーン展開を考え ているなら、一人では無理な ので、組織化が必要となる。し かし、単独でも展開可能な小 規模ビジネスを考えている場 合は、(3)のステップへ、 ③ 単独で運営するのと組織を構 築して運営する際の効率性を 比較して、組織化するのかあ るいはステップ(4)へ進むの かを検討、 ④ 最終的に、組織化するのかし ないのかを決定する。 5 図:組織化の度合い • 左のA図(烏合の衆)は人々の目的(目指す方向)がバラバラ で、協働関係も成立していない。 • B図は、構成員の目的が一致しているものが集まり、ある程度 の協働関係が構築されている状況である。 • C図では、人々(構成員)の目的が調整され、組織内の秩序に 6 沿って、高度な協働関係が構築されている状況である。 企業が継続性を求められる理由; 1.従業員;長期間安定した収入が欲しい(生涯雇用) 2.設備投資;投資回収には時間がかかる(減価償却に長期間 必要)。 3.部品や材料の仕入先;設備投資をする関係で安定して購入 することを求める。 4.消費者・利用者;気に入った商品やサービスを安定して提供 して欲しい。将来の分の代金や会費を支払った。 7 企業の継続性と経営情報 • 企業や組織は人の集まりであるので、コミュニケーション(情 報の伝達や意思疎通)が重要な役割を果たす(内部)。 • 企業は有効な情報を入手・分析し、業績の向上に向けて活 用しなければならない(外部との接点) • 関係者に向けて適切に情報を開示しなければ、社会の一員 として認めてもらえない(企業市民としての説明責任)。 8
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