経営情報論B⑦

経営情報論B⑦
情報技術とビジネス・プロセス革新①
(第8章)
1.現代の競争環境
①経済の成熟化(ある程度成長したが、成長は止まった
あるいは鈍化した状態)
経済成長(生産能力と所得水準の上昇)購買力が増加
↓
多様なライフスタイル(←都市化、女性の社会進出、少
子・高齢化)田舎生活より都市生活は多様、
男子中心から女性の時代、高齢者向け産
業の育成
徹底した顧客志向(細分化された成熟市場);顧客ニーズ多様化
↓
(安くて頑丈な製品だけでは売れない)
製品のライフサイクルの短縮化;成長の鈍化により競争激化し、
企業は続々新商品やサービスを投入して勝負
②ビジネス・プラットフォームとしてのインターネット
インターネットがビジネスの基盤環境となる
・企業内部(情報システムはインターネット経由で従業
員を結びつけている)(以前は、口頭、伝言、
文書などで移動しなければいけなかった)
・顧客(品揃えの確認、注文の電子化、代金のネット
上での決算)(以前は、電話や現物を確認し、
店舗、FAX、文書で注文、現金払いや振り込ん
だ)
・協力企業(情報システム上で、在庫確認、注文の受
発注)(以前は、電話確認後、文書やFAXで注
文していた)
③グローバル化
・企業活動のグローバル化;企業の生産、調達、販売、
開発活動が地球規模で行われるよう
になっている。
・サイバー・スペース;ネット上のスペースで時間と空間
を超える。(以前は設計図を国際郵便
で郵送していたが、電子メールに添
付)
・ロジスティクス・システムの高度化;ネットで注文したも
のを即座に効率的に届ける仕組みが
整った。
・国際情勢の安定化;東西冷戦が終わり、政治が安定し、
経済的な結びつきが強くなった(反日
デモは時代に逆行)
④タイムベースの競争(迅速な方が得)
・生産(注文受けたら迅速に作れるようにすれ
ば、余計な在庫が不要)(生産→保管→
出荷→販売) ※すぐ生産できれば倉庫
での保管量を減らせる
・製品開発(顧客ニーズは日々変化:開発速度
が遅いと間に合わない)(新製品を販売す
ると、とりあえず試しに買う人がいる)
・顧客へのレスポンス(注文から提供までにそ
の場で対応できる企業は有難い)