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治験関連文書の電磁化
2015年5月作成
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目次
はじめに
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臨床研究・治験活性化5か年計画2012について 1~3
治験関連文書の電磁化に関連する規制・通知等
治験関連文書の電磁化
 治験関連文書を電磁化するための要件と留意
点
 電磁化をすすめるにあたっての留意点
 治験関連文書の電磁化への対応の推進

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実践
はじめに

臨床研究・治験活性化5か年計画2012について

治験関連文書の電磁化に関連する規制・通知等
3
実践
臨床研究・治験活性化5か年計画2012について 1/3

目標
1.日本の国民に医療上必要な医薬品・医療機器
を迅速に届ける
2.日本発のシーズによるイノベーションの進展、
実用化につなげる
3.市販後の医薬品・医療機器の組み合わせによ
り、最適な治療法等を見出すためのエビデンス
の構築を進める
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臨床研究・治験活性化5か年計画2012 平成24年3月30日より抜粋
実践
臨床研究・治験活性化5か年計画2012について 2/3

今後取り組むべき課題
1.9年間の活性化計画を踏まえた更なる飛躍と自立
(1)症例集積性の向上
(2)治験手続の効率化
(3)医師等の人材育成及び確保
(4)国民・患者への普及啓発
(5)コストの適正化
(6)IT 技術の更なる活用等
2.日本発の革新的な医薬品、医療機器等創出に向けた取組(イ
ノベーション)
(1)臨床研究・治験の実施体制の整備
(2)臨床研究等における倫理性及び質の向上
(3)開発が進みにくい分野への取組の強化等
(4)大規模災害が発生した際の迅速な対応
臨床研究・治験活性化5か年計画2012 平成24年3月30日より抜粋
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実践
臨床研究・治験活性化5か年計画2012について 3/3

今後取り組むべき課題
1.9年間の活性化計画を踏まえた更なる飛躍と自立
(2)治験手続の効率化
(6)IT 技術の更なる活用等
① 治験審査委員会等の業務のIT化
② 治験手続きをGCP省令等の要求に沿った必要最低限の手順等で実施
すること
③ 実施医療機関における治験実施体制の整備と役割分担を適正化するこ
と、また「統一書式の徹底」に関し、実施医療機関、治験依頼者の双方
で「新たな「治験等に係る統一書式」の使用の徹底が求められている
治験関連文書における電磁的記録の活用
臨床研究・治験活性化5か年計画2012 平成24年3月30日より抜粋
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実践
治験関連文書の電磁化に関連する規制・通知等
e-文書法
民間事業者が行う書面の保存、作成、縦覧等
又は交付等を電磁的方法により行うことを可能
とした法律
省令第44号
書面の保存、作成、縦覧等又は交付等を行う
際の対象や要件を規定した省令。GCPで規定
された治験に係る文書についても電磁的方法
を用いることが可能となった
電子署名法
本人による一定の要件を満たす電子
署名が行われた電子文書等は、真正
に成立したもの(本人の意思に基づき
作成されたもの)と推定されることを定
めた法律
ER/ES指針
電磁的記録・電子署名を利用して医薬品等を申請する場合は、治験資料の信頼性を
確保するために電磁的記録利用システムとそのシステム運用方法により、「真正性」、
「見読性」、「保存性」を確保しなければならないことを定めた指針
製薬協資料「モニタリングの効率化に関する提言」より引用
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実践
治験関連文書の電磁化
メリット
デメリット
・作業の迅速化や移動時間の削減による
作業効率の向上と、それに伴う作業人件
費の削減が可能となる
・文書を一元的に管理することが可能とな
る
・印刷コストを削減することが可能となる
・保存場所の確保が容易となり、保存コスト
を削減することが可能となる
・書面に比べ、災害等に備えたバックアップ
や分散管理が容易である
・治験依頼者とCRO等の間での、印紙税法
上の課税契約(請負契約)に該当する契約
書であれば、電子化により印紙税の課税
対象外となる場合があり、コストを削減する
ことが可能となる
・電子化を導入・管理するためのコスト(初
期投資、導入時教育、維持・運用コスト等)
が発生する
・電子化により発生するリスク(不正アクセ
ス、情報漏洩等)への対応が必要となる
・電磁的記録の特性に関する留意点を理
解せずに方法論だけを理解して利用すると、
電磁的記録の消失等が頻繁に生じる可能
性がある。
製薬協資料「モニタリングの効率化に関する提言」より引用
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実践
治験関連文書を電磁化するための要件と留意点
 真正性
電磁的記録が完全で、正確で、信頼できるとともに、作成、変更、削除の責任
の所在が明確であること
<注意>電磁的記録や関連情報(システム時刻、ログの内容等)は、ユーザーの過失や意図的な改ざ
ん、コンピュータウイルスの感染、第三者の不正なアクセス等により書換えられる危険性
 見読性
電磁的記録の内容を人が読める形式で出力(ディスプレイ装置への表示、紙
への印刷、電磁的認録媒体へのコピー等)ができること
<注意>閲覧のためのソフトウェアや専用のシステム、特定の読取装置を必要とするため、閲覧できな
くなる危険性
 保存性
保存期間内において、真正性及び見読性が確保された状態で電磁的記録が
保存できること
<注意>コンピューターウイルスまたはソフトウェアの不適切な動作による電磁的記録の破壊、記録媒
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体の劣化や損壊による電磁的記録の滅失又は棄損の危険性
ER/ES通知より抜粋
実践
電磁化をすすめるにあたっての留意点


業務プロセスを明確に規定しておく
業務プロセスに基づいて正しく行われたことを検証できる
「電磁的記録利用システム」を利用する場合
及び
システムについて,求める要件が
反映されていることをコンピュータ
システムバリデーション(CSV)等で
実施・確認(記録を保管)
第三者による
検証可能
実施記録としてシステム上に監査
証跡及び操作記録を記録
「運用」により対応する場合
電磁的記録の真正性、見読性、保
存性を確保するための運用手順を
規定
第三者による
検証可能
運用手順に従って実施した記録を
作成
「電磁的記録の信頼性」を確保
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実践
治験関連文書の電磁化への対応の推進


治験実施医療機関、IRB及び治験依頼者において積極的に電
磁化の対応を進めましょう。
各治験実施医療機関での電磁化対応を推進し、日本における
治験の効率化及び治験の活性化をしましょう。
治験依頼者
治験実施医療機関
IRB
http://www.jpma.or.jp/information/evaluation/allotment/electric.html
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実践
End of Slide
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