スライド 1

<3日目内容>
• 班分けとテーマの確認
• HP更新内容の確認
• 課題4~6について (i-sys)
• 今後のスケジュール
• 原発の是非について討論
• プレゼンテーション方法論の講義
• ネタ探し,班討論
スケジュール
• 3日目(5月6日)
プレゼンテーション方法論講義(内容と構成)
5月5日までに「調査結果」を提出
• 4日目(5月13日)
高原のプレゼン(2回目)
プレゼンテーション方法論講義(プレゼン技術)
• 5日目(5月20日)
プレゼンテーション方法論講義(パワーポイント操作法)
予行演習準備
5月20日にアウトライン提出
• 6日目(5月27日) 予行演習準備
5月26日までに読書感想文,パワーポイントファイル提出
• 7日目(6月3日)~ 予行演習
今後の日本の原発のありかたについて
1. 原子力発電の安全性を高めて依存を続け
る(or依存を高める)べきである.
2. たとえ生活水準を下げてでも原子力発電へ
の依存を低下させる(or原子力発電を全廃
する)べきである.
プレゼンテーション準備の流れ
ネタ探し
アウトラインの作成
パワーポイントファイルの作成
発表練習
<プレゼンテーションのネタ>
「原子が実在する根拠」を例に取ると...
(1) メッセージは明確に(最後のスライド)
• 今では当たり前の「原子」という概念も,多くの科学者の長年
にわたる努力の末に確立された.
• 科学は大いなる空想をともなう仮説から始まる.
→ 自由な発想がブレークスルーを生む.
• 仮説は,懐疑論者の批判に耐え,多面的で大量の実験デー
タにより支持されて,初めて科学的真理となる.
→ 「ほんとうに?」と疑う心を忘れずに.
メッセージを明確にするためには,一文で書いてみるとよい.
(2) 小ネタ(意外性のある内容)をある程度入れる
• ボイルの法則(PV = 一定)で有名なボイルは近代的な元素の概念を提
唱した.
• ボルツマン定数(=気体定数÷アボガドロ数)に名を残しているボルツマ
ンは,原子論を擁護したが認められず,失意のうちに自殺した.
• 反原子論の急先鋒だったオストワルトは,後にノーベル化学賞をもらった
当時の化学界のドンだった.
• 原子論の危機を救ったのは,相対性理論で有名なあのアインシュタイン
だった(アインシュタインはやはり天才).
• 昼間の空の明るいのは,原子論でないと説明できない.
◎ 結局,面白いネタ(本ネタ&小ネタ)探しが重要!
• いかに面白くとも話の本筋に関係ないネタを話の中にやたらと入れるの
はよくない.
<情報(ネタ)の集め方>
(1) 情報のありかとアクセス方法
• 本(専門書,啓蒙書,辞典)
図書館(理大図書館その他),本屋
• 専門雑誌
• インターネット
インターネットで検索
• 専門家(学内外の教員,本の著者他),当事者(企業など)
• 現場
取材
見学,アンケート,実験
補足:
• 日本語で書かれた専門雑誌としては,「化学」,「現代化学」,「科学」,
「日経サイエンス」などがお勧め.
• 情報収集については図書館職員に相談する手もある.
• 課題提出システムを使ってアンケートをしたい班は申し出ること.
(2) インターネット上での文献検索方法
• 化学プレゼンテーションホームページのリンク集を活用する.
(3) 批判的・多面的に情報を集めよう
• 面白いネタであれば真実でなくてもよいという態度は不可.
• すべての情報が真実であると思ってはいけない.批判精神
を忘れずに.
• できるだけ多くの情報源から情報を取得する.
• 対立する見解を取り扱うときは,両者の主張の根拠を十分
調べ,どちらが正しいか公平に判断する.
結論先にありきではダメ.
プレゼンテーション準備の流れ
ネタ探し
アウトラインの作成
パワーポイントファイルの作成
発表練習
アウトラインの作成
アウトライン: 発表内容を箇条書きにしたもの
(1) テーマの限定
テーマをできるだけ限定する.
結論の内容(本ネタ)を決め,それにあわせて内容を厳選.
(2) アウトラインの作成
• タイトル: 発表内容の本質を一言で.
サブタイトルで内容を限定するという手もある.
• 序論:
発表テーマの紹介.テーマ選択理由,テーマの意義.
問題提起という形式も有効.
聴衆をひきつけることを意識する.
• 本論:
結論の根拠となる内容を述べる.
• 結論:
話の概略,メッセージ,問題提起に対する回答など.
(3) アウトライン作成上の注意点
• アウトラインはまず結論から書き始めるとよい.
• 本論の部分は聞きやすい自然な流れになるように内容を配列する.マク
ロからミクロへ,時系列で並べる,同じ種類のことは近くに配置など.
• 対立軸(原子論vs反原子論など)があると話が面白くなることが多い.
アウトラインの具体例
<タイトル> 原子が実在する根拠
<序論>
• 原子の実在が認められるようになった歴史的経緯を説明する.
• 原子・分子のことを学んでいる化学科の学生なら知っておいてほしいこと.
• 科学的とはどういうことかについて考えるよい素材.
<本論>
• 古代ギリシャ原子論の誕生とその衰退
• 原子論復活までの歴史(4元素説からの脱却,新元素の発見)
• ドルトン・アボガドロの原子説・分子説
• 19世紀の化学者による原子論に関連する研究(原子量,原子価,周期律)
• 原子論者とエネルギー論者の論争(原子論の危機)
• アインシュタインのブラウン運動の理論
• 原子論の最終的な勝利
<結論>
• 今では当たり前の「原子」という概念も,多くの科学者の努力の末に確立された.
• 科学は大いなる空想をともなう仮説から始まる.
• 仮説は,批判に耐え,多面的で大量の実験データにより支持されて,初めて真
理となる.
読書感想文 注意点
• 科学・技術に関係する本を一冊読んで,で感想文を書け.内
容は本の概要,特に興味を引かれた点など.
SFは不可.
• 分量は500字程度.200字以下,1000字以上は不可.
• 文頭にかぎ括弧でくくって本のタイトル,著者名,出版社名を
明記し(例:「不確定性原理-運命への挑戦 都筑卓司 講
談社ブルーバックス」),改行してから本文をはじめること.
• 本文中には空白行を作らないこと.
• 段落以外のところに改行を入れないこと.
• デスマス調もしくはデアル調に統一すること.
• 一文は短くする.
• 誤字脱字・文法上の間違いがないか確認すること.