旭化成のワークライフバランス “男性の育児参加を支援する” メッセージを明確に発信 ◆取組み◆ ①育児休業制度改定 ・全期間を通じ配偶者が常態として育児可能でも取得可能 ・子供が1才未満の場合に最初の5日有給、分割取得可 ②育児休暇取得促進キャンペーン ・「育児休業取得報告書」提出者の自宅に自社製品を贈る。 ・8か月を経過しても育児休業取得実績がない男性社員の上 司および本人に取得を促すメール発信。 「社員がいきいきと働くためには仕事も個人生活も充実 していることが大切であり、これからは仕事も個人生活 もともに大切にする人財が求められている」 「ニュー・パパ・プロジェクト」 ◆要因◆ ①取得の必要性が低い。 ②無給の育児休業取得する気にならない。 ③「育児休業」を特別視 →取得には心理的ハードルが高い この結果・・・・ ・男性の育児休業取得の増加 改定前:2名 →配偶者が出産した男性の約半数が取得。 (2007年度は268名。~2008年8月の累計で680名が取得) ・周囲の意識の変化 「子供が生まれたら男女に関わらす育児休暇が当たり前」 諸外国のワークライフバランス スウェーデン、フランス、アメリカは出生率、女性就業率ともに 高く、女性が働きながら子育てのできるWLBのモデル国である。 →それに対して日本は女性就業率は低くないものの、出生率は 低く、子育てをするにはまだ厳しい社会。 ◆スウェーデン◆ ・民間企業に勤務する女子も8割以上が育児休業を取得 ・育児休業中は約4分の3の企業が臨時契約社員を雇用 ・9割近くの従業員は育児休業を取得することについて同僚等との間で人間 関係上の困難を感じたことはない。 ・7割の企業は育児休業中の従業員に対する人事評価をしない。 日本の企業にWLBを実現させるには、代替要員の確保による休業のしやす い職場つくり、休業中の従業に対する人事評価を行わない、職場復帰後の 両立の見通しの立ちやすさという3つの面において、対応が必要。
© Copyright 2025 ExpyDoc