ノルウェー 政務月報(2015 年 6 月) 1.外交 (1)主な出来事 1日 ソールベルグ首相がストックホルムにてロベーン・スウェーデン 首相と昼食会。 1日 ブレンデ外相が英王立国際問題研究所(チャタムハウス)の会合 に出席。国際開発相、貿易担当相(閣外相)らと会談。 1日 リーエン石油エネルギー相が欧州委員会のカニェテ気候変動・エ ネルギー担当委員とオスロにて会談。EU のエネルギー同盟につい て議論した。 2日 ブレンデ外相が ISIL に関する声明を発出。封じ込めに向けて軍事 作戦と平行し、イラクにおいて全勢力の政治プロセスへの関与を 確保することが重要との見解を示した。同日、イラクに 1 億 2,000 万 NOK の人道支援を行うと発表。 2日 ホーネ児童・平等・社会統合相がブリュッセルで開かれた消費者 サミットに出席。 2-4 日 ブレンデ外相がパリで行われた対 ISIL のコアリション少数国に 出席。 5日 ソールベルグ首相がストルテンベルグ NATO 事務総長とオスロに て会談。駐エストニア、ラトビア、ポーランドの部隊に要員を派 遣すると発表。 12 日 EEA の共同委員会で食品表示の厳格化、雇用と社会的統合の促進 プログラムなど計 57 件が承認された。 12 日 国連開発計画(UNDP)のオスロ・ガバナンス・センターが再開。 12 日 外務省が南極政策に関する初の白書を刊行。 14 日 ソニヤ王妃陛下,ホーコン皇太子同妃両殿下,マッタ=ルイーセ 王女殿下および同夫君アリ・ベン氏がスウェーデンを訪問。カー ル・フィリップ王子殿下の結婚式に出席した。 15 日 ソールベルグ首相がミン ASEAN 事務総長とオスロにて会談。経 済・気候変動・エネルギー・安保・教育などの協力において関係 が緊密化しているとの認識で一致。 15-17 日 ボー国防副大臣がウクライナを訪問。ウクライナ国防省内の反腐 敗共同プロジェクトについて署名。 16 日 ソールベルグ首相がオスロ・フォーラムに出席中のサントス・コ 16 日 16 日 17 日 19 日 22 日 25 日 25 日 26 日 30 日 30 日 ロンビア大統領と会談。コロンビア国内の紛争解決に向けて引き 続き支援する方針を示した。併せて気候変動・森林保護でも協力 を表明。 ソールベルグ首相がエブテカール・イラン副大統領とオスロにて 会談。核開発問題、イラク・シリア情勢などについて意見交換を 行った。ソールベルグ首相はイランの人権状況について懸念を伝 えたほか、教育問題を提起し、特に女性の社会参画の必要性を指 摘した。 外務省が国連人道問題調整事務所を通じて南スーダンに 3,000 万 NOK の追加人道支援を表明。 ソールベルグ首相がブチッチ・セルビア首相とオスロにて会談。 貿易促進とバルカン諸国の開発、セルビアの EU 加盟を議論。 ブレンデ外相がストック国際刑事警察機構(ICPO)事務総長と会 談。外務省は同日、グローバル安全保障に関する初の白書を刊行 し、テロリストらによるサイバー攻撃の脅威が高まっているとの 認識を示すとともに、ノルウェーの安全保障に対する影響として 過激主義や組織犯罪、脆弱国家における紛争などを挙げた。 EU の研修生制度促進スキームに加盟。非 EU 諸国として初。 ブレンデ外相がネパール復興支援国会合に出席し、同国の震災復 興・人道支援に 2 億 3,000 万 NOK を追加で拠出すると発表。 ソーライデ国防相がブリュッセルで開かれた NATO 国防相会合に 出席。高度即応統合部隊の新設と運用状況を評価。 ブレンデ外相がフランス、チュニジア、クウェートで発生したテ ロ事件に対し非難声明を発出。 外務省が国家管轄区域外の海洋生物多様性(BBNJ)に関する国連総 会決議についてプレスリリースを発出。ブレンデ外相は同決議を 評価し、積極的な関与を図る方針を表明。 ソールベルグ首相がクリントン米元大統領と会談。開発、教育、 保健および同氏が主宰するクリントン財団との協力について議論 した。 (2)ノルウェー要人による主な外国訪問 ア ソールベルグ首相 1日 スウェーデン(ストックホルム) イ ブレンデ外相 1日 英国(ロンドン) 24-26 日 ネパール(カトマンズ) ウ ペーデシェン副外相 3日 スウェーデン(ストックホルム) 17-18 日 スイス(ジュネーブ) 22-24 日 米国(ワシントン) 30 日 ミャンマー(7 月 4 日まで) エ ホグルン副外相 3-5 日 南アフリカ(ケープタウン) 16 日 スイス(ジュネーブ) オ ストゥブ副外相 9-10 日 ドイツ(ベルリン) カ イェンセン自治改革副大臣 9-10 日 ラトビア(リガ) キ ヘルゲセン首相府国務相 11-12、15 日 ベルギー(ブリュッセル) ク ホーネ児童・平等・社会統合相 2日 ベルギー(ブリュッセル) ケ ソーライデ国防相 18 日 ポーランド(ザガン) コ ボー国防副大臣 15-17 日 ウクライナ サ スントフト環境相 23-26 日 コロンビア シ ハラルド国王 6日 英国(ワイト島) ス ソニヤ女王陛下 14 日 スウェーデン セ ホーコン皇太子同妃両殿下 1-2 日 スウェーデン(ストックホルム) 14 日 スウェーデン(ストックホルム) (3)主な外国要人のノルウェー訪問(括弧内は会談相手) 1-2 日 カニェテ気候変動・エネルギー担当欧州委員(リーエン石油エネ ルギー相) 5日 ストルテンベルグ NATO 事務総長(ソールベルグ首相) 12 日 デンマークのマルグレーテ二世女王陛下(ソニヤ王妃陛下) 15 日 ミン ASEAN 事務総長(ソールベルグ首相) 16 日 サントス・コロンビア大統領(ソールベルグ首相) 16 日 エブテカール・イラン副大統領(ソールベルグ首相) 17 日 ブチッチ・セルビア首相(ソールベルグ首相) 30 日 クリントン元米大統領(ソールベルグ首相) 2.内政 (1)主な出来事 【1-5 日】Nor-Shipping 2015 隔年開催の海事国際見本市 Nor-Shipping 2015 がオスロ近郊にて開かれた。 世界から 992 社が出展し、約 3 万 2,000 人の来場者を集めた。 【18 日】中銀が政策金利を過去最低の 1%に引き下げ。 【19日】2015/16年度予算成立 5月に提出された修正予算案が成立。石油関連収入を含む総歳入額は1兆2,331 億NOK(当初予算比7.8%減)、総歳出額は1兆1,914NOK(同0.66%減)。開発援 助分野では人道支援予算と難民支援予算がそれぞれ約2億5,000万NOK、2億6,000 万NOK上積みされている。 3.各政党支持率 2015 年 5 月における各政党支持率 (8 社の世論調査平均。出典:DN および www.aardal.info) 2015 年 6 月 前回総選挙(2013 年 9 月) 得票率 保守党(H) 22.5% 26.8% 進歩党(FrP) 12.5% 16.3% 自由党(V) 4.5% 5.2% キリスト教民主 党(KrF) 5.4% 5.6% 38.8% 30.8% 左派社会党(SV) 3.4% 4.1% 中央党(Sp) 5.7% 5.5% 環境党緑(MDG) 4.5% 2.8% 労働党(Ap) (了)
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