他の平均値 幾何平均 調和平均 メデイアンとモード 平均値・メデイアン・モードの関係 幾何平均 (Geometric mean):時系列データの各項の総 乗積を、項数で開平した根の値である。 Mg n an an a1 a2 a3 n a0 a1 a2 an 1 a0 a はある時期の経済変数, n は相乗の項数 関連概念 ai ai 1 対前期比: ; 伸び率: ai 1 a i 1 幾何平均の特徴: ①相対的変動の平均に適している。 ②総乗積と項数が分かっていれば、 個々の値が不明でも計算できる。 ③各項は、正の値に限る 練習問題 問題:1980-2001年の日本の消費支出 の平均伸び率を求めよう。 調和平均 Harmonic mean: 各データの逆数の形で表され ている算数平均値。 1 1 1 1 Mh ( ) n x1 x2 xn で定義され、単位あたりの平均値を求める場合よ く使われる。 メデイアン Median: データを大きさの順に並べたとき 中央に位置する値である。 nが奇数のとき Me x( n1) / 2 xn xn nが偶数のとき Me 2 2 2 1 例題 順序統計量の値は2, 4, 6, 8, 10, 12,15 となるとき、メデイアンを求めよう。 n=7 奇数、 Me=? 順序統計量の値は2, 4, 6, 8, 10, 12 とな るとき、メデイアンを求めよう。 n=6 偶数、 Me=? 度数系列のMe(累積度数による計算) f Me XL 2 fL fM 上方累積法 ci X L :メジアンを含む階級の下限値 f :総度数 f L :メジアンを含む階級より一つ小さい階級までの累積度数 f M :メジアンを含む階級の度数 c i :階級間隔 度数系列のMe(累積度数による計算) f M e XU 2 fL fM ci 下方累積法 X U :メジアンを含む階級の上限値 f :総度数 f L :メジアンを含む階級より一つ小さい階級までの累積度数 f M :メジアンを含む階級の度数 c i :階級間隔 度数系列のMe(相対度数による計算) 0.5 r1 Me xe ci r2 r1 xe : Meを含む階級の下限値 r1 : Meを含む階級より1つ小さい階級までの 累積相対度数 r2 : Meを含む階級の累積相対度数 c : 階級の幅 i モード(mode) モードとは、最頻値とも言い、データの中で 最も頻繁に現れる数値を言う。 データ分布の峰に対応する値のことである。 度数分布表においては最大度数をもつ階 級の値である モードの計算式 f2 Mo xo ci f1 f 2 xo :モードを含む階級の下限値 f1 :モードを含む階級の1つ前階級の度数 f 2 :モードを含む階級の1つ後階級の度数 ci : 階級の幅 平均値・メデイアン・モードの関係 データ分布の峰が1つある単峰性の分布で、分 布が完全に左右対称の場合 x Me Mo 分布の峰が左に偏った右スソの長い分布では (右に歪んだ分布) Mo Me x 平均値・メデイアン・モードの関係 分布の峰が右に偏った左スソの長い分布 では(左に歪んだ分布) x Me Mo
© Copyright 2024 ExpyDoc