人権だより2月号

人にやさしく
伯方高校人権だより
平成 27 年 2 月号
林
真理
二宮 悠貴
馬越
優
藤原 大輔
みなさんは生活の中で思い込みなどによる偏った考え方を持ってしまうことがありませんか。
今回はそれに該当する「ステレオタイプ」と「偏見」について紹介します。
1 ステレオタイプとは
判で押したように多くの人に浸透している先入観、思い込み、認識、固定観念やレッテル、偏見、差別などの
もんきり
類型・紋切型の観念である。
『ウィキペディア』参照
2 偏見とは
アメリカの心理学者ゴードン・オルポートは「偏見とは十分な根拠もなしに他人を悪く考えること」と定義す
る。ここで言う他人を悪く考えることとは、「好意を持たない感情、恐怖感、嫌悪感と共に他人への差別、誹謗
中傷、暴力等の反感を持った行為」である。
日本人は
3 自分のステレオタイプや偏見に気づく
勤勉だ!
〇ステレオタイプと偏見の具体例
ステレオタイプ
偏見
『ウィキペディア』参照
・A 型の人は几帳面だ。
(血液型占い)
・教師や医者は真面目だ。
など
・〇〇人は野蛮な人が多い。
・髪を染めている人は不真面目だ。 など
〇刷り込みチェックシート
テレビ番組で自分の星座占いが最下位になると気にしてしまう。
B型の血液型の人はわがままな人が多いと思っている。
噂話を自分で確認せず、信じてしまいやすい。
人の悪口を聞き、自分も同調してしまう態度をとることが多い。
着たい派手な色の服があっても、年相応なものを選んでしまう。
一人っ子はわがままであると思う。
ブランド品や流行を追うことが好きである。
個性的で主体性を持った人間は、どこか変わり者であると感じる。
一つの行為でその人の人柄を決めつけてしまうことが多い。
新興宗教はどれも危険であると考える。
大阪市人権啓発
推進協議会発行の
テキストにある「刷
り込みチェックシ
ート」の一部を抜粋
したものです。自分
にあてはまるステ
レオタイプや偏見
はないですか。
『大阪市人権啓発推進協議会』参照
4 ステレオタイプや偏見をなくすために
ステレオタイプや偏見をなくすためには一人ひとりが持っている多様な個性や違いを理解して認め合わなけ
ればなりません。お互いを理解するために積極的にコミュニケーションを取るなど、わかり合うための努力が大
切です。その上で、自分のステレオタイプや偏見を自覚し、正しい知識と合理的、客観的に判断する力を身に付
けることが必要だと思います。