新しい地球観 3071-6018 総合科学専攻 杉山 あかね 目次 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ 大陸移動説の誕生・死・復活 海底を探る 海洋底拡大説、一つの綜合 弧状列島 新しい地球観 Ⅰ 大陸移動説の誕生・死・復活 ドイツ人のアルフレッド・ウェゲ ナーが、大陸移動説を唱えた のだが、原動力に対する説明 に欠けていたために、大陸移 動説は死んでしまった。しかし、 研究が進むにつれて、大陸移 動説が復活していく。この章 ではその様子が詳しく書かれ ている。 Ⅱ 海底を探る 海洋底の地球科学は、大陸移動説の復活に関 与しているのだが、この章では、どのように海洋 底のことを調べたのかということが書かれている。 以前は技術不足で手間と時間がかかっていたも のが、技術の進歩により、海洋底の調査も容易に なった。また、海嶺や海溝の役割についても述べ られている。 Ⅲ 海洋底拡大説、一つの綜合 海底地殻は海嶺で出て、海溝に沈んでいく。こ の発見によってプレート・テクトニクスが生まれ た。プレート・テクトニクスとは、地球表層部は、 震源分布によって区切られたいくつかのブロッ クに分けられ、ブロック間の相互作用によって、 その境目で破壊が行われているという考えだ。 この章では、主にプレート・テクトニクスについ て説明されている。 Ⅳ 弧状列島 ここでは主に日本列島 を例に挙げながら、弧 状列島の特徴がまとめ られている。弧状列島 に地震や火山が多い理 由、地下構造はどのよう になっているのかを説 明している。 日本およびその付近の火山 Ⅴ 新しい地球観 新しい地球観とは、動く地球という観方のこと。 大陸移動説に始まった新しい地球観は、海洋 底拡大説となり、さらに進んでプレート・テクトニ クスにまで発展した。しかし、海洋底拡大説を 説明するにはまだ難点があるので、これからさ らに研究をしていかなければならないことが書 かれている。 感想 昔の地球科学の考え方から今の考え方に至る までの歴史を知ることができてよかった。大陸 移動はスケールの大きさやスピードの遅さから 実際に観測するのは難しいように、地球科学 は間接的に推定することが多いので、研究す るのは難しい学問だと思った。
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