グラフの用法 - 福岡大学 経済学部

グラフの用法
マンキウ 入門経済学
グラフの用法:概観
単一変数のグラフ 円グラフ
2変数のグラフ
• 単一変数のグラフ->グラフから分かることが
限られている。
• 経済学者は変数間の関係に関心がある
->1つのグラフに2変数を表示することが必要と
なる。
->2変数でグラフにすることを可能にするのが座
標系
2変数のグラフ 2
• 勉強と個人の成績平均点との関係
• 「1日あたりの勉強時間と個人の成績平均点」
という一対のデータを記録することができる。
• 1対のデータ:ベクトル
• 2次元の座標を用いてグラフにできる。第1要
素はx座標(水平方向)、第2座標はy座標(垂
直方向)と呼ぶ
2変数のグラフ 3
2変数のグラフ 4
正の相関
線が右上がり
2変数のグラフ 5
• さっきの散布図では勉強が成績に与える影
響と他の要因が与える影響を分離できていな
い
• 経済学者は他の諸要因を一定に保ったうえ
で一つの変数(勉強時間)が一つの変数(成
績平均点)に与える影響をみたい
需要曲線
• ある財に対する消費者の希望購入量に、そ
の財の価格がどのように影響するかを表した
もの
• 希望購入量は所得と価格に依存している。
• 購入量・所得・価格の3つの変数が必要
鈴木さんが購入する小説の冊数
小説の価格 年収200万円
300万円
1000
2
5
900
6
9
800
10
13
700
14
17
600
18
21
500
22
25
400万円
8
12
16
20
24
28
年収300万円の時
負の相関関係
所得が変化すると?
傾き
傾き 2
• 線の傾き
– 線上の2点間を移動するときの、垂直方向の距離
と水平方向の距離との比率
y
傾き =
x
– グラフでは -100/4=-25