PowerPoint プレゼンテーション

「道徳の時間」の進め方について
球磨教育事務所
道徳教育
道徳的実践力を高める
道徳的実践力とは、道徳的価値を実
現するための適切な行為を主体的に
選択し、実践していく力
道徳の時間でねらいとする価
値
児童生徒が自己を見つめ、人間としての生き方の自覚を深めるこ
と
豊かな
たくましく生きる力
心
「道徳の時間」とは・・・
× 「しつけ」や「生徒指導」、「学級活動」の時間
ではない
× 価値観を教え込み、押しつける時間ではない
× 他教科のような答えや正解を求める時間では
ない
× 常に感想や作文を書かせる時間ではない
× すぐに評価を求める時間ではない
自他を認め合い、いろいろな意見を出し合い、考える時間
あんな考え方をしているの
か
自分だったらこうするのになぁ
へぇ~、すごいな
~
「道徳の時間」とは・・・
児童生徒に生き方の方向性を指し示すで
はなく、児童生徒一人一人が、「自分の思
い描いている人生」を歩いていくことができ
るようするための能力を育てていく時間で
ある。
「道徳の時間」とは・・・
○学校教育全体で行う道徳教育を補充、深化、
統合するもの
○道徳教育のかなめ
【学習指導要領より】
総合的な学習の時間
教 科
道徳の時間
特別活動
体験活動・日常活動
学校行事
地域の行事
道徳教育を補充、深化、統合させる
1「道徳の時間」の指導スタイル
A 主題を連続させ、関連的に指導する
主
主
3主
題
題
題
1
2
B 重要内容を複数の主題で構成する
単元的道徳学習
重
点
主
題
1
内
主
題
2
容
主
題
3
C 重要内容を他の教育活動を関連させて指導する 総合単元的な道徳学習
重
育他
活の
動教
点
主
題
1
内
育他
活の
動教
容
主
題
2
「命」をテーマにした総合単元的な道徳学習(1学期)
道徳教育を補充、深化、統合させる
2「道徳の時間」の授業を進めるにあたって
(1) 学級経営の大切さ
学級は、学校における道徳実践の中心になる
場である。教師は、学級を互いの気持ちが通じ合
い、諸活動を通してより高い次元の集団に高めて
いく必要がある。
つまり・・・
道徳の時間の充実と学級経営の円滑な経営の
間に相乗効果が生まれる。
道徳教育を補充、深化、統合させる
2「道徳の時間」の授業を進めるにあたって
(2) 児童生徒の実態をつかむことの大切さ
道徳の授業は、児童生徒の姿からはじまる。教師
は、常日頃から、児童生徒個々の言動や作文、班
ノート、生活ノート(日記)等を通して情報を集め、生
徒一人一人の、そして、学級集団の実態や課題を
しっかりと把握しておくことが大切である。
つまり・・・
・児童生徒の実態把握が道徳の時間の充実に大き
な影響を与える。
・児童生徒の問題意識が、主体的な道徳の授業を
作る
道徳教育を補充、深化、統合させる
2「道徳の時間」の授業を進めるにあたって
(3) よい資料の収集と精選を
千葉大学の土田雄一氏によると「魅力ある道徳の授業」とは、「子ど
よい資料とは・・・(例)
もの実態」と「資料のもつ魅力」と「授業手法のもつ魅力」と「教師の魅
力」がうまく絡み合って生まれるものであると提言している。
○ 読んでみて、視聴してみて、教師も生徒もともに感動
できる資料
魅力ある道徳の授業
○ 考えたり、疑問や葛藤を起こさせたりする資料
資 料
指導技術
○ 展開の発想を意欲的に沸き立たせる資料
教師の魅力
○ 資料分析しやすい資料
児童生徒の実態
3 「道徳の時間」の進め方について
(1) 指導過程について
3 「道徳の時間」の進め方について
(1) 指導過程について
意識化
価値への方向付け
※ 中心発問は、本時のねらいと深く関わってい
る発問
価値の追求・把握
※ 児童生徒が、最も人物に共感でき、人物に託
して語らせることのできる発問
【価値理解】
自己を見つめる時間
価値の自覚化
意欲化
これからの生き方への
意欲を持たせる時間
最後に
子どもの心に響くとは・・・
子どもの感性が揺り動かされ、心に訴えるも
のがあり、子ども自身が未来への生き方を切
り拓いていこうとする意欲を高めること
1 児童生徒の問題意識を大切にした授業
2 共感的追求を広げ深める授業
3 多様な価値観が生きた授業
道徳の時間を充実させるための10のポイント
1
2
3
4
5
6
7
興味をひく「資料提示」
ねらいにせまる「発問」
話し合いが進む「学習形態」
資料を読み深める「役割演技・動作化」
関心を高める「教材・教具」作り
考えを深める「板書」つくり
心を揺さぶる「GTやTT」の協力
(管理職参加の授業・地域の人材の活用)
8 効果的な「心のノート」の活用
9 体験を生かす「指導計画」つくり
10 魅力的な「教材の開発」と活用