道徳教育の指導法 (SID205-1)

授業科目名:
道徳教育の指導法
科目番号:
SID205
単位数:
担当教員名:
2単位
担当形態:
椋木 香子
開講時期:
単独
2年前期
オフィスアワー:
なし
1.授業の到達目標・テーマ
・道徳教育についての基礎的知識と指導法についての基本的な指導法を学ぶ。
・学習指導要領及び解説書に示された道徳教育の基本方針を理解する。
・道徳的実践力の育成につながる「道徳の時間」の授業の組み立てについて考え実践する。
・「道徳の時間」における魅力的な教材開発の実際と道 徳性の育成について検討する。
2.授業概要
「道徳の時間」では道徳的実践力を育成するために、道徳的価値の自覚及び自己の生き方につい
ての考えを深める学習を行うことが求められている。児童を取り巻く社会全体のモラルの低下、また、家
庭や地域社会の教育力の低下から、道徳教育の重要性を理解させ、道徳教育の全体構想を理解させ
るとともに、1単位時間の「道徳の時間」の充実を図り道徳的価値の自覚を高める指導計画・教材資料の
検討及び指導過程を検討・研究する。
授業形態は、講義とする。
3.授業計画
第1回:道徳教育の問題点 ‥学校における道徳教育を振り返り、指導方法や資料等の問題点を
考える。また、児童の教育的課題と学習指導要領の基本理念「生きる力」「豊かな人間性」につ
いて学び、道徳教育の歴史や種々の考え方から道徳教育の基本問題を考える。
第2回:道徳の授業の理論‥学習指導要領の改訂と「道徳の時間」を中心とする道徳教育の考え
方を学ぶ。また、年間計画を検討し、道徳教育は学校の教育活動全体を通じて行うことを学ぶ。
第3回:学校教育における道徳教育‥学級・学年・学校・教科経営における道徳教育の意義を確
認し、指導計画・全体計画を考え、道 徳的な成長を図る教育を進める必要があることを学ぶ。
第4回:学習指導要領の改訂と道徳教育の内容‥改正教育基本法の趣旨と道徳教育、改訂の
具体的事項、道徳教育の基本的なあり方、道徳教育の目標と道徳の時間の目標、道徳の内容
について具体的に考え、道徳教育の推進の必要性について学ぶ。
第5回:道徳授業の指導案‥ねらいを基に、道徳授業の指導過程(指導内容)の例示を行い、導
入・展開・終末の段階ごとに、資料提示・発問・体験活動・コミュニケーションを深める活動等の
方法を検討し、学習指導の工夫について学ぶ。
第6回:資料の基本的な考え方‥道徳の時間で活用する資料の基本的な考え方について、資料
分析を通して適切な選択の方法を学ぶ。例示の資料を分析し、発達段階や児童の生活・多様
な価値観等を検討し合い資料選択の仕方を学ぶ。
第7回:道徳教育の学習指導案の作成①‥ねらいをもとに、道徳資料を発掘・工夫し指導過程を
考える。基本的な指導案の形を学ぶとともに、ねらいから道徳資料を考え、発問による児童一人
ひとりの動きや思考を分析し、学習指導方法を学ぶ。
第8回:道徳教育の学習指導案の作成②‥ねらいをもとに、提示された資料を使った学習 指導の
指導過程(導入・展開・終末)を検討・工夫するとともに、板書や事前・事後の押さえや指導につ
いて考え、指導案作成方法を学ぶ。
第9回:道徳授業の実際①‥例示①指導案をもとに模擬授業を行い、発問・資料・板書等の指導
技術を検討し合い、指導方法を学ぶ。
第10回:道徳授業の実際②‥例示②指導案をもとに模擬授業を行い、言語能力の育成や体験
の組入れ方等の教育技術を検討し、その方法を学ぶ。
第11回:道徳授業の実際③‥例示③指導案をもとに模擬授業を行い、話し合い活動や説話、役
割演技等の指導方法について検討し、その方法 を学ぶ。
第12回:道徳授業の資料作成‥指導方法の工夫改善を受け、ねらいに沿った資料を作成・検討
し、その方法を学ぶとともに、ワークシートの活用方法を考え学ぶ。
第13回:道徳授業の実際④‥ねらいに沿って作成した資料を取り入れた学習指導案を作成し、
その模擬授業を行うとともに、児童の発言・活動を検討し、指導方法を学ぶ。
第14回:道徳性の評価‥道徳教育における評価の意義を学び、適切に児童の道徳性(道徳的
な心情、道徳的判断力、道徳的実践意欲と態度)について把握し、指導の工夫・改善に努める
とともにその評価を児童の日常生活へ生かす方法を学ぶ。
第15回:道徳授業の評価‥様々な指導資料を効果的に活用する方法を考え、発問や活動をまと
めることによって指導方法を学ぶ。また、ねらいに対して資料や発問が意図的・計画的であった
か検証し授業評価を行い、授業記録を基に学習指導のポイント集を作成する。
定期試験
4.テキスト
・小学校学習指導要領解説「道徳編」
5.参考書・参考資料等
・県版道徳資料
6.事前・事後学習
・事前学習が必要な場合は事前に指示をするので、テキストの該当部分を読んでくること。
・講義内容を受けて、模擬授業指 導案作成や自作道徳資料・レポート作成を課すので取り組むこ
と。
7.学生に対する評価:
模擬授業指導案 30%
8.その他
特になし
自作道徳資料・レポート 40%
定期試験 30%