心の架け橋 9号 [PDFファイル/340KB]

柳井市立柳井西中学校
道徳通信
平成27年1月30日
第9号
本校では、道徳授業アンケートを年に2回実施しており、第2回目のアンケートを1月中旬に実施し
ました。6月の結果と比較すると、どの項目も肯定的に回答してる割合が増えています。これは、2年
間、山口県教育委員会から「やまぐちっ子の心を育む道徳教育」の研究委託を受け、道徳の授業改善に
取り組んできた結果だと思います。特に、道徳の授業では、毎回、話し合い活動を取り入れているので、
ほぼ90%の生徒が授業に興味・関心をもち、意欲的に取り組んでいます。また、アンケートの記述回
答においても、話し合い活動により、自分の意見を言う機会があり、自分の思いをきちんと伝えること
ができるようになったり、自分自身を振り返ることでよりよく生きていきたいと思う気持ちが強くなっ
たりという意見が多く出ていました。今後も、授業改善に努めていきたいと思います。
肯定的な回答率
質
問
項
目
6月
1月
1 「道徳の時間」に興味・関心がある。
84.5%
89.1%
2 「道徳の時間」道徳の時間」の勉強は自分のためになると思う。
95.9%
96.6%
3 「道徳の時間」では、ほかの人の意見を聞きながら自分でよく考えている。 85.4%
91.6%
4 自分の思いをきちんと伝えることができる。
74.0%
81.2%
5 道徳の授業で学んだことを、実生活で生かせている。
71.5%
73.1%
①「道徳の時間」に興味・関心がある。
・いろいろなテーマで、いろいろな考えを話せるから楽しいと思う。
・自分が思っていないことを他の人が気付かせてくれる。
・いろんな人の意見を聞くことが、自分にとってはとても楽しい。
・普段の授業では、学べないこともある。
②「道徳の時間」の勉強は自分のためになると思う。
・日頃、自分がどんなことをしていたかなど、振り返ることのできる授業だから。
・道徳は、これからの自分の生き方につながっていくと思うから。
・「 こ う い う 時 は こ う し た ら い い 」 と い う の が よ く 分 か る よ う に な る の で 、 す ご く 自 分
のためになっていると思う。
・何を言えば相手が喜ぶとか、何を言えば相手が傷つくとか学ぶことができるから。
③「道徳の時間」では、ほかの人の意見を聞きながら自分でよく考えている。
・自分が思っていたことと他の人が思っていたことが違ったりすると、こんなこともある
んだと思えるから。
・自分だけでなく、他人の意見を聞くことで新しい発見をしている。
・人の意見を聞き、自分で考えることにより自分の考えが広がっていった。
④自分の思いをきちんと伝えることができる。
・班の話し合い活動で、一人ひとり自分の意見を言う時間がある。
・自分の思いは、口で言わないと伝わらない。
・伝えることで、周りに気持ちを表現しようとしている。
⑤道徳の授業で学んだことを、実生活で生かせている。
・学校では、友達の付き合い方などを学んで、それを生かすことができた。
・自分もこの人になりたいと思える人物が授業で出てきたら、実生活でもその人の生き方
のようになりたいと思う。
・自分の態度が友達にどう思われているだろうかと考える時がある。
○1年生の道徳の時間
【資料名】 「捕鯨問題に賛成か反対か」
【ねらい】
科学的・多角的な判断をもとに国際強調を進めるこ
との大切さを認識させる。
(4-⑩国際理解)
■授業日 1月21日(水)
■あらすじ
捕鯨問題は、捕鯨国と反捕鯨国との対立が続いているのが現状である。反捕鯨国に
は、クジラを食べることに強烈な嫌悪感があり、日本の食文化をいくら説明しても理
解されない面がある。世界の国々には、多様な食文化、また文化や伝統があることを
理解し、いろいろな角度から問題をとらえることのできる題材である。
■ディベート
1年生の道徳では、ディベートを取り入れて授業を行いまし
た 。 捕 鯨 と い う 論 題 に 対 し て 、「 メ リ ッ ト ・ デ メ リ ッ ト 比 較 方
式」を用いました。ディベート授業の前に、賛成、反対のそれ
ぞれのグループに分かれ、インターネット等を利用して捕鯨国
と反捕鯨国ついて調べました。当日は、それぞれの立論に対し
て質疑を行い、考えをより深めました。
■生徒の感想より
私 は 最 初 、「 捕 鯨 」 を す る こ と に 反 対 だ っ た け ど 、 デ ィ ベ ー
トをするときに賛成の立場につき、賛成理由をインターネット
で調べると、私は、反対でも賛成でもないと思いました。反対
の 人 の 意 見 や 賛 成 の 人 の 理 由 を み て み る と 、「 な る ほ ど 」 と 思
うことがたくさんありました。私は、反対か賛成かを決めるの
は難しいと思いました。
捕鯨について、よく知ることができたの
でよかったです。また、ディベートを通し
て、捕鯨についてよく考えることができま
した。私は、最初、反対だったけど、ディ
ベートの賛成意見を聞いて、日本の食文化
を守ることも大切だということがわかりま
した。外国人の人から見れば、頭のいい動
物を殺していると思われるけど、日本の文
化なので守っていきたいと思います。
日本の立場だと、食文化を守るため
に捕鯨を行うのは大切だと思うけど、
捕鯨反対国の立場だと、頭が良く、か
わいい動物は食べてはいけないという
意見も大切だなと感じました。今回の
ディベートを通して、両方の意見に納
得することがありました。どちらかの
意見にするということは、難しいこと
だなと思いました。
■授業者より
鯨は給食でも馴染みがあり、好きな生徒も多いですが、日本近海の「追い込み漁」や
「調査捕鯨」で解体される鯨を見て、衝撃を受けた様子でした。賛否に分かれて意見を
戦わせる中で、どちらにも納得できる意見や思いがあり、この問題を解決することの難
しさを感じると同時に、私たちが、大切な命を頂いて生きていることを改めて感じてい
ま し た 。 (1 組 )
国際的にも関心を集める「捕鯨問題」です。給食で何気なく食べているその肉が、なぜ今世界で
問題になっているのか。それを知るよい機会となりました。生徒は捕鯨の賛否を自分で調べた資料
だけでなく、グループワークを通して知識を深め、自分の立場を選択することができていました。
日本の 伝統文化を選択するのか、自然愛護を選択するのかは、これからの生徒たちにしっかりと
考えてほしい課題です。(2組)