Taro- 26-27 国語総合(1年).jtd

国語総合 (5単位)
学年・コース等
教 科 書
副教材等
1学年・必修科目
『国語総合 現代文編』東京書籍『高等学校国語総合 古典編』三省堂
『新総合 図説国語』(東京書籍)『体系古典文法』(数研出版)
『必携新明説漢文』(尚文出版)『Key&Point 古文単語 330』(いいずな
書店)『現代語練習帳ことのは』(いいずな書店) 他
1 学習目標
国語を愛し、的確に思考・理解・表現する能力を養う。また、言語感覚を磨くことに
よって感性を豊かにし、自国及び世界の言語文化に対する関心を深めていくことに努め
る。
2 指導の重点
社会生活及び上級学校の勉学に対応できる基礎的な能力を養うため、国語の学習方法
が身につくように指導する。そのために良質な文章を読解する反復練習を試みる。また、
古典の基礎事項を習得させ、古典文学や伝統文化に対しての興味や関心を持たせる。
3 指導計画
学期
1
学
期
中
間
1
学
期
期
末
2
学
期
中
間
単 元 名
学 習 内 容 ・ ね ら い
評論「技術が道徳を
代行する時」池内了
評論「水の東西」
山崎正和
古文「児のそら寝」
「絵仏師良秀」
「大江山」
古文「竹取物語」
評論の読み方の基本を習得するとともに、道徳心の涵
養の重要性を考える。
評論の古典を学び、論理の展開の仕方や日本文化の特
徴を考える。
歴史的仮名遣いなど、文語と口語の違いを理解し、古
文に親しみを持つ。
話の構成や展開を把握する。動詞の活用を理解する。
昔話の原典に触れる。 用言や付属語の働きを知る。
小説「羅生門」
芥川龍之介
評論「〈顔〉という
現象」
鷲田清一
漢文入門
時
間
5
5
10
9
日本近代小説の代表作に触れ、心理描写に沿った読み
方をして主題に至ることを学ぶ。
全体の構成に留意しながら、詳細な読解につなげられ
るようにする。
漢文を学ぶ意義を理解する。
訓読のきまり、書き下し文のきまりを理解する。
漢文「借虎威」
故事成語を題材に、平易な漢文を読み、理解する。
「蛇足」
「漁夫之利」 書き下し文を実際に書いてみる。
古文「徒然草」
人間や社会への作者の思想に触れる。助動詞を知る。
8
随想「自分の時間で
読み継ぐ」長田 弘
評論「生物の多様性
とは何か」福岡伸一
古文「伊勢物語」
6
漢文「先従隗始」
「臥薪嘗胆」
漢詩(7月期)
筆者のものの見方や感じ方、表現の仕方に注意して読
む。
地球環境という現代に関わる問題を読み、現代社会へ
の関心を持ち、考えを深める。
歌物語における歌とストーリーの展開を味わい、歌の
役割について理解する。助動詞の意味と活用を知る。
平易だが比較的長い漢文に慣れ文意を読みとる。
故事成語の意味を知る。
詩に表現された情景や心情を理解し、中国古典文学へ
の関心を高める。近体詩の詩形と規則を知る。
1
6
10
10
6
7
8
9
5
2
学
期
期
末
3
学
期
小説「城の崎にて」
志賀直哉
評論「映像文化の変
貌」
松浦寿輝
古文「土佐日記」
漢文「鶏鳴狗盗」
短歌「十五の心」
正岡子規ほか
(12 月期)
小説「富岳百景」
太宰治
評論「現代日本の開
化」
夏目漱石
古文「平家物語」
近代小説の描く「人間」について触れる。
生と死の問題について考える。
文章の構成や展開を確認しながら評論を読む。
映像文化についての筆者の考えを的確に読み取る。
日記文学を通して個人の思想や感情を読みとる。
表現上の特徴をつかむ。
漢文読解に慣れ、各種句法の使い方、重要な漢字の意
味を習得する。背後にある思想について基本的な知識
を得る。
伝統的な文学形式を学び、伝統美について理解を深め
る。精選された言葉に触れ言語感覚を磨く。
展開に注意して読み登場人物の生き方を考える。
情景や人物の心情変化に留意し、小説を読み味わう。
日本の近代化の問題点を論じた評論を読むことで、日
本の近代に関心を持つと同時に現代にも目を向ける。
軍記物語を読んで、登場人物の行動や心情を味わう。
表現上の特色を理解し、優れた表現に親しむ。
古文「奥の細道」
俳諧紀行文を読んで、作者の思想や自然観を読みとる。
俳諧の特徴を知り、簡潔で優れた古文を味わう。
漢文「論語」
「孟子」 儒家思想の概略を知り、孔孟思想の現代的な意味を考
察する。漢文句法を理解する。
8
6
8
4
5
8
6
9
8
9
4 課題・提出物等
長期休暇課題・週末課題・朝学習課題ほか
5 評価規準と評価方法
評価は次の観点から行います。
関心・意欲・態度 話す・聞く能力
書く能力
読む能力
知識・理解
国語及び言語への 話の要点を押さ 多 様 な 表 現 法 論 理 的 な 読 解 を 言語や文学に対
興 味 と 関 心 を 持 えて聞くことが に関心を持ち、 し て い る か 。 根 する高い関心を
ち、主体的に理解 できるか。会話 理 解 し よ う と 拠 を 確 か め な が 持ち、習得しよ
し表現しようとし に主体的に参加 し て い る か 。 ら 内 容 把 握 を し う と し て い る
ているか。
しようとしてい 多 様 な 表 現 法 て い る か 。 筋 道 か。
るか。相手を意 を 効 果 的 に 用 の 通 っ た 判 断 を
識した適切な話 い る こ と が で しているか。
し 方 が で き る きるか。
か。
以上の観点を踏まえ、定期テスト・授業への取り組み(授業態度・発表内容など)・課
題の提出状況と内容・小テストや課題テストなどから総合的に判断する。
6 担当者からの一言
高校の国語では、本格的な古典の授業が始まります。まずはしっかりと予習をして、
授業内容の理解に努めてください。また現代文の分野も内容が徐々に高度なものになり、
文章も長くなっていきます。「国語は勉強しなくても大丈夫」という考えは高校では通
用しません。日々の課題を確実にやりこなして力をつけていきましょう。
国語は学びの基本です。豊かな国語の力があってこそ、様々な力がついていきます。
我々も君たちを応援しています。一緒にがんばりましょう。
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