第2期三木市地球温暖化対策実行計画 平成18年4月 三木市産業環境

第2期三木市地球温暖化対策実行計画
平成18年4月
三木市産業環境部生活環境課
目
1
実行計画策定の基本的考え方
3
…………………………………………………………………………
4
地球温暖化とは
………………………………………………………………………
2)
2
計画の背景と目的
………………………………………………………………
1)
2
計画の期間と対象範囲
計画の期間
2)
計画の対象範囲
3
1)
温室効果ガスの現況
1)
温室効果ガスの排出量
2)
庁舎における資源等の使用状況
3)
二酸化炭素排出内訳
4
削減目標
………………………………………………………………………………………
1)
温室効果ガスの総排出量の削減目標
2)
個別の取組項目
5
地球温暖化対策取組削減計画
省エネルギーの推進
2)
ごみの減量
3)
環境負荷の少ない自動車利用
4)
環境に配慮した公共事業
5)
職員の環境保全意識の向上
計画の進行管理と推進体制
1)
推進体制
2)
点検、評価
3)
職員に対する情報提供
4)
公表
7
………………………………………………………………
1)
6
次
………………………………………………………………
9
15
資料編
1)図―1
進行管理体制図
……………………………………………………………
2)表1−1
組織及び施設一覧表
3)表1−2
全施設別資源等使用状況
………………………………………………………
17
18
……………………………………………20∼29
1
1
計画の基本的な考え方
1)計画の背景と目的
地球温暖化問題は、人間活動に伴って発生する温室効果ガスが大気中の温室効果ガ
ス濃度を増加させることにより、地球全体の地表及び大気の温度を追加的に上昇させ、
そのことが原因とみられる南極大陸の棚氷やアルプス、ヒマラヤ、アラスカの氷河が崩
壊や溶解する現象や熱波、干ばつ、大洪水などの異常気象が各地で起こっています。特
に地球温暖化については、1997年に地球温暖化防止京都会議が開催され、温室効果
ガスの削減についての数値目標が各国ごとに定められました。わが国では2008から
2012年の間に1990年レベルから6%を削減することとなっています。
これを受けて国では、地球温暖化対策の推進に関する法律「地球温暖化対策推進法」
が平成10年10月に公布され、平成11年4月に施行されました。
また、平成17年2月16日に京都議定書が発効したことを受け、平成14年に改正
された地球温暖化対策推進法が全面改正され、その中の第21条の規定により、地方公
共団体(都道府県及び市町村)においては、その事務及び事業に関し、温室効果ガスの
排出の抑制等のための措置に関する計画の策定が義務付けられ、当該計画の措置の実施
状況の一環として、温室効果ガスの総排出量を公表することとなっております。
市では、平成12年12月「三木市地球温暖化対策実行計画」を策定し、市自らが事
業者及び消費者として、自らの事務・事業に関して環境負荷の低減のための実行計画に
取組んでまいりました。この計画は、平成12年度から5ヵ年計画で取り組み、平成1
6年度をもって終了いたしました。
そこで本計画は、平成12年度から5ヵ年計画で取組んで来た「三木市地球温暖化対
策実行計画が16年度をもって終了したことに伴い、その趣旨を継承するとともに、法
に定められた事項を組み込んだ実行計画として「三木市地球温暖化対策実行計画」の見直
しを行い、本市の事務及び事業に関し、温室効果ガスの排出の抑制を行うことにより、
温暖化対策の推進を引き続き図るため新たに策定するものです。
2)地球温暖化とは
地球は、太陽からの光エネルギーを受けて温められる一方で、この暖められた熱エネ
ルギーを宇宙空間に放出するなどの反復運動がバランスよく行われることにより、人類
の住みやすい平均気温として約 15℃に保たれています。
しかし、近年、石油や石炭などの化石燃料の大量消費や森林伐採により、大量の二酸
化炭素などの温室効果ガスが大気中に放出され、濃度が増加し、地表や大気の温度を上
昇させていることです。
地球温暖化による今後の影響
① 海面水位の上昇
気温の上昇は、海水の膨張や氷河の融解を引き起こし海面が上昇します。日本では、
2
65cm の海面上昇で、全国の砂浜海岸の8割以上が侵食されると言われています。
② 豪雨や干ばつなど異常気象の増加
最近、洪水や干ばつ、エルニーニョに関連した異常気象が、世界各地で観測されてい
ます。温暖化とこれらの異常気象との間の因果関係については不明ですが、地域によっ
ては暑い日が多くなったり、台風の最大風速が増したり、降水量が増大すると予測され
ています。
③ 自然生態系への影響
ブナは、涼しい地域の落葉広葉樹林を代表する樹種で、大型動物のすみかともなり、
豊かな生態系を維持する上で不可欠な森林ですが、温暖化が進み、気温が3.6℃上昇
すると、ブナ林の50%以上の分布確率域では約90%減少すると予測されています。
その減少は日本の生態系に大きな影響を及ぼすものと見られています。
④ 農業生産への影響
日本の代表的な農作物である水稲は、高緯度地域では増産、低緯度地域では高温によ
る生育障害が起こります。特に米どころの北陸地域や東北地域は、気象、害虫、水資源
による被害を受けやすくなります。
⑤ 健康への影響
気温の上昇は、夏季の気温上昇による熱中症の増加だけでなく、マラリアやデング熱
といった病気を媒介する動物の生息域の拡大による感染症の拡大が懸念されます。
2
計画の期間と対象範囲
1)計画の期間
基準年度を平成16年度として、平成18年度から平成22年度の5年間とします。
ただし、社会情勢の変化や計画の進捗状況により、必要に応じて見直しを行います。
2)計画の対象範囲
本市の全ての施設及び事務・事業活動を対象とします。
外郭団体及び庁舎内で活動する民間団体・民間事業者等の対象外機関のある場合におけ
る当該事務・事業は対象外となります。
対象となる温室効果ガス
・ 二酸化炭素(CO2:産業、民生、運輸部門などの燃料の燃焼により排出されてい
る。)
・メタン(CH4:稲作、家畜の糞尿などの発酵によるなど農業部門や廃棄物の埋立など
から排出されている。)
・一酸化二窒素(N2O:燃料の燃焼や家畜排泄物の微生物による分解過程等において
発生している。)
ただし、以下の項目については、目標設定しないものとします。
※パーフルオロカーボン(PFC:半導対等製造用や電子部品などの不活性液体など)
は市の施設からの排出がないこと、また六フッ化硫黄(SF6:変電設備に封入される電
気絶縁ガスなど)は排出量の把握が困難なため対象外とします。
3
一酸化二窒素 N2O :笑気ガス(麻酔剤)の使用に伴うもの、笑気ガスの使用は医
療行為と関係し、目標として定めることは不適切なため対象外とします。
3
温室効果ガスの現況(平成16年度)
1)温室効果ガスの排出量
本計画の基準年度(平成16年度)における温室効果ガスの排出量は次ぎのとおりです。
種類
ガス排出量
(Kg)
地球温暖化係数 CO2 換算量
(KgCO2)
CO2
28,158,518.183
1
28,158,518
93.1
CH4
78,689.428
21
1,652,478
5.5
N20
1,370.516
310
424,860
1.4
HFC
2.445
1300
3,179
0.0
30,239,035
100
計
温室効果ガス排出割合(%)
温室効果ガスの排出量割合(%)
N20
1%
CH4
6%
HFC
0%
CO2
93%
二酸化炭素の排出内訳(16年度%)
廃棄物の焼却
(廃プラスチッ
クを含む)
24%
ガソリン・軽
油・灯油
3%
廃棄物の埋め
立
5%
都市ガス
5%
その他燃料
0%
自動車の走行
0%
電気
60%
4
A 重油
3%
CO2 排出量
割合(%)
2)庁舎における資源等の使用状況(平成16年度)
表1−1庁舎別資源等使用状況(実態調査結果)
調査項目
単位
燃
料
使
用
本庁
本庁以外
吉川町域
16年度
16年度
16年度
合計
16年度
ガソリン
L
30,278
50,962
19,353
100,593
灯油
L
0
98,347
51,478
149,825
軽油
L
13,806
92,837
5,165
111,808
A 重油
L
0
228,231
42,800
271,031
液化石油ガス(LPG)
Kg
0
20,024
2,058
22,082
都市ガス
㎥
79,876
756,439
186
836,501
KWh
1,530,950
27,426,986
18,528,853
47,486,789
電気使用量
自
ガ
普通・小型乗用車
Km
21,369
4,494
96,559
122,422
動
ソ
軽自動車
Km
8,185
24,485
54,820
87,490
車
リ
普通貨物車
Km
7,820
4,468
0
12,288
の
ン
小型貨物車
Km
214,979
121,598
45,760
382,337
走
軽貨物車
Km
83,865
45,035
43,560
172,460
行
特殊用途車
Km
6,473
136,026
66,540
209,039
軽
普通・小型乗用車
Km
41,693
0
28,381
70,074
油
普通貨物車
Km
6,047
14,513
10,340
30,900
小型貨物車
Km
28,615
11,496
0
40,111
特殊用途車
Km
0
214,652
0
214,652
Kg
0
0
0
0
廃棄量(冷蔵庫等)
Kg
0
0
0
0
封入カーエアコン
台
56
75
32
163
廃棄(カーエアコン)
Kg
0
0
0
0
一般廃棄物
連続燃焼式
t
0
0
0
0
焼却量(全
准連続燃焼式
t
0
24,183
0
24,183
量)
バッチ燃焼式
t
0
0
2,568
2,568
T
0
2,563
0
2,563
笑気ガス(麻酔剤)の使用量
Kg
0
0
0
0
廃棄物の埋立による CH4 排出量
Kg
0
77,096
0
77,096
2,074,012
29,354,510
18,998,453
50,426,975
14,216
346,271
31,517
392,004
量
HFC-134a
封入量(漏洩事故^
一般廃棄物焼却量(うち廃プラスチック)
合計
水道使用量
㎥
温室効果ガス総排出量を CO2 換算すると 30,239,035(KgCO2)であり、その 93.1%を二
酸化炭素が占めています。その発生源としては、電気が 59.4%続いて廃プラスティック
の焼却に伴うものが 22.7%、となっており、この二種類で全体の 8 割以上の二酸化炭素
を出しています。
5
3)二酸化炭素排出内訳
新排出係数
(単位:CO2換算kg)
本 庁
調 査 項 目
ガソリン
灯油
軽油
A重油
液化石油ガス(LPG)
液化天然ガス(LNG)
都市ガス
電気使用量(一般電気事業者)
ガ
普通・小型乗用車
ソ
軽自動車
自
リ
普通貨物車
動
ン
小型貨物車
車
軽貨物車
の
特殊用途車
走
普通・小型乗用車
行
軽
普通貨物車
量
油
小型貨物車
特殊用途車
封入量(漏洩事故による排出)
HFC-134a 廃棄量(冷蔵庫等の廃棄)
封入カーエアコンの使用(年
間)
燃
料
使
用
量
一般廃物
焼 却 量
本庁以外
平成 16 年度
70,295
0
36,161
0
0
0
156,485
578,699
204
58
100
1,957
617
81
92
49
227
0
0
0
連続燃焼式
准連続燃焼式
バッチ燃焼式
(全量)
一般廃棄物焼却量(うち廃プラスチック量)
笑気ガス(麻酔剤)の使用量
廃棄物の埋め立てによる CH4排出量
合計
吉川町域
平成 16 年度 平成 16 年度
118,316
44,931
244,833
128,154
243,163
13,528
618,422
115,972
60,078
6,175
0
0
1,481,940
364
10,367,401
7,003,906
43
920
173
387
57
0
1,107
417
332
321
1,702
833
0
63
117
83
91
0
1,722
0
0
0
0
0
三木市合計
平成 16 年度
233,542
372,987
292,852
734,394
66,253
0
1,638,789
17,950,006
1,167
618
157
3,481
1,270
2,616
155
249
318
1,722
0
0
1,092
0
0
0
1,463
0
0
396,045
624
0
0
0
3,179
0
0
396,045
0
0
0
0
0
6,869,694
0
1,619,016
50,525
0
0
0
50,525
6,869,694
0
1,619,016
846,117
22,025,715
7,367,203
30,239,035
この実態から、温室効果ガスの削減に、最も効果があると考えられるのは、廃棄物処
理量(廃プラスティックの焼却量)の削減です。これは市民生活に直接関わるものであ
り、ごみ排出量を抑制するための市民に対する啓発、分別の徹底促進などの取り組みを
進めることが大切であります。
次ぎに電気についての取り組みに効果があり、市民サービスの質を低下させることな
く、省エネルギー化、施設におけるエネルギー効率の向上などの対策と合わせて、職員
一人一人による省エネルギー・省資源活動への取り組みを進めることが重要であります。
6
4
削減目標
1)温室効果ガスの総排出量の削減目標
本実行計画の実施により、市の事務・事業から排出される温室効果ガス総排出量の
削減量を次に掲げるとおりとします。
基準年度を平成16年度とし、平成22年度までに、温室効果
ガス総排出量を、2.3%削減することを目標とします。
(削減目標2.3%について)
平 成 1 6 年 度 分 で 算 出 し た 温 室 効 果 ガ ス 総 排 出 量 を 3 0 , 2 3 9 ト ン -CO2 を
もとに、温室効果ガスの排出原因となる燃料、電気等の使用量を2.3%削減した場合、
総排出量を約695トン-CO2 削減することができる。
2)個別の取組項目
ア、個別の取組(措置)については、次の7項目について平成22年度における数値
目標を設定し、定期的に進捗状況を点検するなど重点的に進行管理を行うこととしま
す。
取
組
項
目
数
量
的
目
標
① 電気使用量の削減
H16年度現状より2.3%以上削減する。
②ガス使用量の削減
H16年度現状より2.3%以上削減する。
③水道使用量の削減
H16年度現状より2.3%以上削減する。
④ガソリン。軽油等燃料使用量の削減
H16年度現状より2.3%以上削減する。
⑤用紙類の使用量の削減
H16年度現状より2.3%以上削減する。
⑥低公害車・低 NOx車の導入
H16年度現状より低公害車を10台以上購
入する。
⑦廃棄物の排出量の削減
H16年度現状より2.3%以上削減する。
⑧不要用紙リサイクル率の向上
H16年度現状より2.3%以上向上させる。
イ、個別の取組項目について
個別の取組(措置)については、次の8項目について平成22年度における数値目標を設
定し、平成18年から22年度の期間内に目標達成に向け取り組むものとしています。
7
<項目及び数量的目標>
取組項目
数量的目標
①電気使 現状より2.
H16 年度実績
削減量
47,486,789KWh
排出係数
1,092,196KWh
CO2 排出量
0.378
412,850Kg
用量の削 3%以上削減
減
する。
②ガス使 現状より2.
22,082Kg
508Kg
3.000286
1,524Kg
用量の削 3%以上削減
836,501 ㎥
19,240 ㎥
1.9591
37,693Kg
392,004 ㎥
9,016 ㎥
-
-
-
37,847Kg
減
する。
③水道使 現状より2.
用量の削 3%以上削減
減
する。
④ガソリ 現状より2.
633,257L
14,565L
1,341,773Km
30,861Km
千枚
2,823
千枚
65
-
-
台
5
10 台 以 上 購
入する
-
-
t
31
t
0.7
-
-
t
27
0.6 t 以上向
上させる
-
-
ン、軽油 3%以上削減
等燃料使 する。
用量の削
減
⑤用紙類 現状より2.
の使用量 3%以上削減
の削減
する。
⑥低公害 低公害車を1
車・低 NO 0台以上購入
x車の導 する。
入
⑦廃棄物 現状より2.
の排出量 3%以上削減
の削減
する。
⑧不要用 現状より2.
紙リサイ 3%以上向上
クル率の させる。
向上
※⑤、⑦、⑧は本庁舎のみ実施としております。
8
5
削減計画
1
1)
)省
省エ
エネ
ネル
ルギ
ギー
ーの
の推
推進
進
行動項目
行動目標
具 体 的 行 動
●庁舎におけるエネル 使用量は目標期間内に ・事務室等の空調の適温化(冷房の場合は 28 度程度、
ギー使用量を抑制す 基 準 年 度 か ら の 2 .
3%削減を目指す。
る。
暖房の場合は 18 度程度)を一層徹底するよう空調設
備の適正運転を図る。
・エネルギー供給設備の適正な運転管理を図る。
[A]
・直近階への移動の際には、階段利用の奨励を徹底す
る。
・夜間 19 時と 21 時の一斉消灯の継続実施
・昼休みの消灯の徹底を図る。
・残業に伴う不要な照明器具の点灯縮減。
・事務の見直しによる夜間残業の縮減。(ノー残業デ
ー)
・クールビズ、ウオームビズ等のエコスタイルを徹底
する。
・購入、使用する燃料については、現に使用している
●環境負荷の少ない燃 使用量は目標期間内に
基 準 年 度 か ら の 2 . 燃焼設備で利用可能な場合は、灯油・LPG・LNG 等の
料を使用する。
3%削減を目指す。
環境負荷の相対的に小さいものとする。
[C]
●省エネルギー型の事 導入を促進する。
・現在使用している事務機器の買い換えに当たって
は、エネルギー消費のより少ないものを選択する。
務機器の導入
・OA 機器等が廃棄物として処理される場合には、適正
[B]
に処理されるよう努める。
・家庭と同様の簡便な手法を利用したトイレ洗浄用水
●庁舎における節水等
の推進
[B]
の節約を進める。
使用量は目標期間内に ・水栓には、必要に応じて節水コマを取りつける。
基 準 年 度 か ら の 2 . ・必要に応じ水道水圧を低めに設定する。
3%削減を目指す。
・ 水漏れ点検の徹底を図る。
9
●節水機器等を導入す 節水機器等の導入を促 ・現在使用している洗濯機、ルームエアコン等の更新
進する。
る。
に当たっては、節水型節電型のものを選択する。
[B]
●エネルギーを多く消 自動販売機の設置を見 ・自動販売機のエネルギー消費のより少ない機種への
費する自動販売機の 直す。
変更、台数の削減を図る。
設置を見直す。
[B]
2
2)
)ご
ごみ
みの
の減
減量
量
行動項目
行動目標
●用紙類の使用量を削 使用量を削減する
減する。
無駄をなくす。
[A]
具体的行動
・コピー用紙・事務用箋等の用紙類の年間使用量につ
いて部課単位で把握・管理し、削減を図る。
・会議用資料や事務手続きの一層の簡素化を図る。
・各種報告書類は、必要最小限の量となるよう見直し
を図る。
・両面印刷(コピー)を徹底するとともに、使用済み
封筒の再利用を図る。
・使用済み用紙の裏紙利用を図る。
・環境保全の観点から、電子メール・電子掲示板を積
極的に活用する。
●廃棄物の量の削減、 日頃の活動でのリサイ
分別収集によるリサ クルを推進する。
イクルを推進する。
[B]
・使い捨て製品の使用や購入の抑制を図る。
・事務室段階での分別回収を徹底する。
・個人用のごみ箱を順次減らしていく。
・コピー機、プリンターのトナーカートリッジの回収
とリサイクルを進める。
・分別回収ボックスを事務室内に適切に配置する。
10
●再生紙を使用する。 再生紙を使用する。
・購入し、使用するコピー用紙等の用紙類について
は、エコマーク、グリーンマーク等環境ラベルの付
[A]
いている製品を優先的に選択する。
・外注による印刷物、委託先の報告書については、そ
れに使用する紙は、環境ラベルの付いている製品や
これと同等の再生紙を優先的に選択する。
・部課単位で用紙類の使用量を管理し、削減する。
●再生品等を使用す
再生品等を使用する。 ・購入し、使用する文具類等の物品については、再生
材料から作られたものを使用する。
る。
・購入し、使用する紙類については、無漂白製品を使
[A]
用する。
・間伐材、小径材等の木材や未利用繊維等の利用状況
の低位な原材料から作られた製品を使用する。
・初めて使用する原材料から作られた製品を使用する
場合には、リサイクルルートが確立しているものを
使用する。
●環境負荷の少ない 環 境 負 荷 の 少 な い 製 ・物品の調達に当たっては、環境負荷の少ない製品・
製品、原材料を使用 品 ・ 原 材 料 を 使 用 す
る。
する。
[B]
原材料等の使用が促進されるよう、製品等の仕様の
事前の確認を行う。
・各種イベント開催時に使用する粗品・記念品には環
境配慮型製品を購入する。
●購入時の過剰包装を 過剰包装を見直す。
見直す。
[A]
・簡略に包装された商品の選択、購入を図る。
・リサイクルの仕組みが確立されている包装材を用い
ているものの選択を図る。
11
3
3)
)環
環境
境負
負荷
荷の
の少
少な
ない
い自
自動
動車
車利
利用
用
行動項目
行動目標
具体的行動
・待機時のエンジン停止の励行、不要なアイドリング
●公用車等の利用の合 アイドリングストップ
の中止等環境に配慮した運転方法を一層徹底する。
運動を推進する
理化を図る。
公共交通機関を利用す また、必要に応じてアイドリング・ストップ装置の
[B]
る。
導入を図る。
・タイヤ空気圧調整等の定期的な車の整備の励行を図
る。
・相乗りや公共輸送機関、自転車の利用の奨励を図
る。
・来庁者に対しても自動車利用の抑制や効率化を呼び
かける。
・公用車の買い換えに当たっては、計画的に進め、使
●低公害車の導入を図 低公害車の導入を推進
用条件等を考慮しつつ低公害車の導入を優先的に行
する。
る。
[B]
う。
・使用実態を踏まえ必要最小限度の大きさの車を選択
する等、より環境負荷の少ない車の導入を進め、優
先的利用を図る。
12
4
4)
)環
環境
境に
に配
配慮
慮し
した
た公
公共
共事
事業
業
行動項目
●省エネルギー・省資
源に配慮した建築物
等の整備を行う。
行動目標
具体的行動
自然エネルギー、廃熱 ・今後予算措置が可能な場合には、太陽光利用等の自
エネルギーの活用を検
然エネルギーの活用設備について、規模、用途に応
討する
じ検討し導入することとする。
再 生 資 材 の 利 用 を 図 ・廃熱等の未利用エネルギーの利用を検討する。
る。
[C]
・断熱性能向上のため、外気の活用・遮断が可能な建
具の採用やひさし、窓ガラス等の開口部の構造を検
討し、整備を進める。
・エレベータの運転の高度制御、省エネルギー型の照
明機器の設置について、規模用途に応じ検討し、整
備を進める。
・建設材料については、再生された、又は再生できる
ものをできる限り使用するとともに、再生路盤材等
を原材料の一部として利用する。また、支障のない
限り混合セメントの利用に努める。
・深夜電力の活用を図ることが可能な場合には、深夜
電力利用機器を導入する。
・安全性、経済性、エネルギー効率、断熱性能等に留
意しつつ、利用可能である場合は HFC を使用しない
建設資材の利用を促進する。
●地域づくりにおける 地域の自然環境等との ・各種の施設整備等にあたっては、各地域の特性に応
健全で恵み豊かな環 調和に配慮する。
じ、良好な大気の確保、良好な水域の生態系の確
境の確保へ貢献する。
保、景観保全への配慮に努め、地域の自然環境等と
の調和に配慮する。
[C]
●環境負荷の少ない施 型枠の使用には環境負 ・型枠の使用については、一層の効率的・合理的利用
工作業を実施する。 荷が少ないように工夫
[B]
する。
や合理化する工法の選択を進め、発注者として環境
負荷の少ないものとなるよう促す。
建設廃棄物の適正処理 ・建設廃棄物等の適正処理を発注者として確認する。
を行う。
13
●環境負荷の削減に配 CFC の適切な回収を図 ・汚染物質処理施設及び緑地等の日常の管理の徹底を
図る。
慮した建築物等の維 る。
・クロロフルオロカーボン(CFC)を使用している空調
持管理を行う。
設備の整備の際には、CFC を適切に回収し、再利用
[B]
を図る。
●緑地等の環境整備と 緑地等の管理を適切に ・緑地・歩道及び側溝等の管理を適切に行い、美観の
周辺の自然環境を保 行う。
保持に努める。
全する。
[C]
●敷地等の自然環境を 敷地内の自然環境の保 ・敷地のうち、建築物以外の土地について適切に自然
全と屋上緑化を図る。
保全する。
が保全されるよう又は植栽を施すように図る。
・敷地内における緑地等の設置を図るほか、可能な場
合、建築物の屋上等の緑化を図る。
[C]
5
5)
)職
職員
員の
の環
環境
境保
保全
全意
意識
識の
の向
向上
上
行動項目
行動目標
具体的行動
●環境に関する研修及 環境保全活動に関する ・再生紙の名刺への活用、計画されている環境保全活
び情報提供の積極的 情報提供や研修会等へ
の職員参加の便宜を図
実施
[B]
る。
動や研修など、職員が参加できる環境保全活動に対
し、必要な情報提供を行う。
・環境に関するシンポジウム、研修会への職員の積極
的な参加が図られるよう便宜を図る。
・職員自らが環境保全に関する研修会等を積極的に計
画し参加する。
・環境関係の諸行事において、環境に関する活動への
●環境保全活動への職 環境に関する活動へ参
職員の積極的な参加に便宜を図る。
員の積極的参加の奨励 加する。
[B]
・職員の環境保全活動への積極的参加が進められるよ
う、休暇をとりやすい環境づくりを一層進める。
[
[
※
てい
えて
考え
に考
うに
よう
のよ
記の
下記
、下
は、
ては
いて
つい
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]に
C]
[C
]
B]
[B
]
A]
[A
の[
内の
枠内
:枠
注:
※ 注
。
す。
ます
いま
[A]必ず実行する。
[B]出きる限り実行する。
[C]今後状況が整えば実行する。
14
66 計
計画
画の
の進
進行
行管
管理
理と
と推
推進
進体
体制
制
(1)推進体制
本実行計画を実施・推進していくためには、各職場で自主的に計画に掲げる取組を推
進していくことが「必要である。このような観点から、本実行計画を実施・推進してい
くための推進体制として前回に設置した地球温暖化対策庁内検討委員会、同検討委員会
幹事会、地球温暖化対策推進責任者、地球温暖化対策推進委員を引き続き設置する。
(図1進行管理体制図参照)
①
地球温暖化対策庁内検討委員会(部長級で構成)
庁内検討委員会は、計画の策定、目標の設定、取組状況結果報について評価を行うとと
もに、各所属課等に取組み実施の指示を行う。また、庁内検討委員会幹事会に対し、総
合的な点検・評価の結果に基づき、必要に応じて取組目標や内容の改善など本実行計画
の見直し等の指示を行う。
②
庁内検討委員会幹事会(課長級で構成)
庁内検討委員会幹事会は計画案の作成、目標の検討を行う。庁内検討委員会の指示に基
づき、見直し案の検討を行う。
③ 地球温暖化対策推進責任者
資料編―表1−1の課(室)及び課(室)相当組織に地球温暖化対策推進責任者を
1名置く。各課(室)長は、推進責任者になることとする。(なお、小学校、中学校、
養護学校、公民館等の出先機関等においても、推進責任者を1名置くこととし、学校
長等当該所属長が推進責任者になることとする。)
推進責任者は、各職場において以下に示す事項を所掌し、中心となって本実行計画
の取組を推進する役割を果たすこととする。
・温室効果ガス排出量の発生抑制等「地球温暖化対策取組項目」の職員への周知と推進。
・毎年5月末までに「温室効果ガス排出量実態調査表」を作成し、事務局に提出する。
④
地球温暖化対策推進委員
推進責任者の役割を補佐するため、各職場内に地球温暖化対策推進員を若干名置く。
推進員は推進責任者が職員の中から指名する。(出先機関等においても同様とする)
⑤
地球温暖化対策推進事務局(生活環境課)
地球温暖化対策庁内検討委員会、同検討委員会幹事会、地球温暖化対策推進責任者
との連携調整を図り、取組目標の達成に向けて、取組を推進する。
(2)点検・評価
各職場からの上記③による報告及び実態調査に基づき、地球温暖化対策庁内検討委員会
15
において、全庁的な取組状況について毎年把握し、総合的に点検、評価する。
また、総合的な点検、評価の結果に基づき、必要に応じて取組内容の改善など本実行計
画の見直しを行い、年次的により効果的な取組みを図っていくこととする。
(3)職員に対する情報提供
本実行計画を全庁的に展開し、着実に推進していくためには、職員一人ひとりが環境の
現状や実行計画の内容に関し、必要な情報や知識を有していることが不可欠である。こ
のような観点から、職員に対して次ぎのような情報提供を実施していく。
①電子掲示板・電子メールによる周知
電子掲示板や電子メールにより、本実行計画の取組内容や取組結果等を適宜情報提供
し、全職員の意識啓発を図る。
(4)公表
本実行計画の策定及び取組状況等について、次に示す媒体等を活用して市民等に広く
公表する。
① 広報みき
毎月発行している広報紙「広報みき」を通じて、適宜情報提供していく。
② 三木市ホームページ
より広く公表することを目的として、三木市ホームページに情報を掲載する。
(httP://WWW.City.miki.lg.jp/
③ 新聞等マスメディア
新聞等マスメディアにも取り組み実績等の情報提供
16
[資料編]
図1
計画の策定及び進行管理体制図
①地球温暖化対策庁内検討委員会
公表
市民・事業者
・ 計画の策定
・ 取組状況の評価
・ 目標の設定
・ 目標の見直し
・ 取組実施の指示
計画案提出
見直し等
の指示
取組実施の指示
②庁内検討委員会幹事会
③地球温暖化対策推進責任者
・ 所属内の取組状況を把握
・ 計画案の作成
・ 取組内容の周知
・見直し案の検討
・ チェックリスト及び実態調査表
・ 目標の検討
・ 計画の推進
の作成
計画案提出
取組状況報告
取組状況
等の報告
取組状況の報告
指示
④地球温暖化対策推進員
・推進責任者の補佐
・日常的な取組状況の点検
指導・啓発
⑤地球温暖化対策事務局:生活環境課
各所属職員
・ 検討委員会、幹事会と連携調整
・ 地球温暖化対策推進責任者と連携調整
・ 実態調査表のとりまとめ
取組行動の実践
17
[資料編]
部
表1―1 組織及び対象施設一覧表
名
企画部
課(室)名
出先機関等・教育委員会等
市長室
危機管理課
企画政策課
行政経営課
人権推進課
総合隣保館、男女共同参画センター
市民協働課
総務部
総務課
情報管理課
市民課
火葬場
税務課
国体室
健康福祉部
福祉課
さつき園、福祉会館、高齢者福祉センタ
ー、協同作業所、星陽やすらぎセンター、
星陽ふれあい広場
子育て支援課
児童センター、児童センターよかわ分館、
よかわ児童館、上の丸保育所、別所保育
所、志染保育所、吉川保育所
健康増進課
総合保健福祉センター、吉川健康福祉セン
ター
医療保険課
介護保険課
地域包括支援センター、ディサービスセン
ター
産業環境部
生活環境課
環境課(清掃センター)、環境施設課(ク
リーンセンター)、吉川クリーンセンター
商工課
金物資料館、勤労者福祉センター、勤労青
少年ホーム
観光振興課
農業振興課
まちづくり部
交通政策課
土木課
都市整備課
三木山総合公園、吉川総合公園
建築住宅課
吉川支所
企画総務課
国体室
市民生活課
健康福祉課
18
経済課
建設課
市民病院事務部
総務課
医事課
施設用度課
栄養課
会計室
会計室
上下水道部
水道業務課
水道工務課
下水道課
消防本部
総務課
予防課
警備課
消防第1課
消防第2課
広野分署
吉川分署
議会事務局
議会事務局
選挙管理委員会
選挙管理委員会
監査・公平委員会 監査・公平委員会
農業委員会
農業委員会
土地開発公社
土地開発公社
教育委員会
総務企画課
学校給食調理場、放課後児童健全育成事業
所
学校教育課
小学校、中学校、養護学校、幼稚園、教育
センター
生涯学習課
中央公民館、別所町公民館、志染町公民
館、細川町公民館、口吉川町公民館、緑が
丘町公民館、自由が丘公民館、青山公民
館、吉川町公民館、吉川町公民館貸潮分
館、コミュ二ティスポーツセンター、吉川
体育館、図書館、青少年センター
文化スポーツ振興課
市民体育館、勤労者体育センター、堀光美
術館、わんぱく広場、文化会館
19