機能強化計画の推進状況(要約) - ウリ信用組合

機能強化計画の推進状況(要約)
(別紙様式3)
1.15年4月∼17年3月までの全体的な進捗状況及びそれに対する評価
当組合は「リレーションシップバンキングの機能強化計画」に基づき円滑な資金供給や地域経済活性化のため、取引先の情報収集および内部管理システムの構築や役職員の育成に注力し取引先に対する経営情報の提供や経営相談・営
業支援を積極的に行える態勢の確立に努めてきた。
中小企業金融の再生に向けた創業・新事業支援機能等の強化については、関係機関と業務提携し資料等を収集、情報共有を有効活用するとともに融資審査態勢および管理態勢の強化を図るため職員の各種研修会への参加、通信教育
の受講等を通じた人材の育成に努めた。
取引先企業に対する経営相談・支援機能の強化については、各種セミナーの開催や後援、組合情報誌による取引事業者の活動紹介等を通じ経営情報の提供や情報交換の実施、職員の育成を図による取引先に対する経営相談、営業支
援機能の強化に努めるとともに、取引先に対する定期訪問を通じ定性・定量情報を収集し、顧客の経営内容等を把握し分析・活用することにより不良債権の解消や新規発生防止に努めた。
顧客への説明態勢の整備、相談・苦情処理機能の強化については説明に係る規程や要領の制定、各種契約書の見直し、要説明事項の重要性を職員に周知徹底し取引先への説明態勢を整えるとともに、苦情・トラブル対応マニュアルを
制定し職員に周知する事により苦情等に対し的確な対応ができる態勢の確立に努めた。
組合経営の健全性確保・収益性向上に向けて自己査定の精度を高めかつ、検証・監査機能体制の整備・強化を図るため自己査定基準、償却・引当基準、不動産評価基準の改定や自己査定作業マニュアルを作成するとともに不動産担保
評価システムを導入し、自己査定実務やシステムの研修、平成17年1月からの集中改善作業による店舗別説明会の開催などにより、適切な自己査定及び償却・引当を実施し、資産査定、信用リスク管理が厳格に行われるよう努めた。
「 機能強化計画」進捗状況の公表についてはを半期ごとにホームページにて公表、また金融再生法開示債権の保全状況や経営関連情報・地域貢献に関する情報等についても半期開示とし、ディスクロージャー誌(3月期)、中間報告書(9
月期)に開示している。
また、平成15年度より外部監査を導入し、監査機能の強化および経営の適法性、健全性の確保を図った。
2. 計画の達成状況
当組合では、平成15年度に策定した「機能強化計画」に基づき組合員の信頼を確保し、中小企業金融の円滑な資金供給や同胞地域経済活性化のため上記のとおり取組みを実施し、概ね計画に沿って推進してきたが取引先に対するラン
クアップの取組み、顧客のデータベースを利用した経営分析や評価方法、顧客の格付制度の構築等が計画と比較し若干遅れている。
3. 計画の達成状況に対する分析・評価・及び今後の課題
計画は概ね達成するも、全般的にその深度不足が散見されるので今後、継続し内部管理態勢の整備・強化を図るとともに研修等を実施し職員の育成、スキルアップを図る。
また、顧客の情報収集や経営実態把握、管理手法の整備・強化を図るとともに融資審査態勢を強化し、取引先のランクアップを図り、経営改善や営業支援を実施できる態勢の整備・確立を図る。
適切な資産査定と償却・引当、信用リスク管理の厳格化のため自己査定態勢の確立と機能強化を図り、経営の健全性確保と収益力の向上を図る。
中小企業金融の再生に向け当組合では引き続き、関係機関との業務提携を強化、連携による情報共有を有効に活用し、各種資料や情報を収集し検討・対応していく事とし顧客の定性、定量情報を分析・活用した円滑な資金供給や取引先
に対する経営相談・支援機能を強化するとともに、経営セミナーの開催や後援の実施等による情報提供、地域貢献、各種金融サービスの提供等により、同胞地域経済の活性化を図る。
4.アクションプログラムに基づく個別項目の計画の進捗状況(別紙様式1)
項 目
具体的な取組み
Ⅰ.中小企業金融の再生に向けた取組み
1.創業・新事業支援機能等の強化
(1)業種別担当者の配置等融資審査態勢 ・融資審査態勢の整備、強化
の強化
・顧客管理に注力し定量、定性
情報の収集による顧客判断
・職員の育成、スキルアップを
図る
スケジュール
15年度
・取引先別担当者の選定と
管理態勢の確立
・業種別顧客データ及び外
部情報の収集
・各種研修会参加
・融資審査での定性要因の
運用と計量化の検討
進捗状況
16年度
15年4月∼17年3月
16年10月∼17年3月
・顧客のデータベース化を検
討
・顧客の定性要因の計量化
を具体化
・各種研修会への参加
・営業店ごとの顧客担当者を定め把握管 ・融資担当者会議を開催し実
理体制を整備
務のレベルアップを図った
・主要取引業種の定量・定性情報のデー ・中小企業金融公庫主催リレ
タベース作成、データの入力
バン研修会参加
・焼肉フランチャイズの業態分析と同業
態取引先のリストアップ実施
・職員のスキルアップのため、各種研修
会への参加
(3)産学官とのネットワークの構築・活用や ・(社)北海道信用組合協会から ・(社)北海道信用組合協会 ・(社)北海道信用組合協会 ・第1回∼第11回「産業クラスターサポー ・北海道地区金融会議資料を
日本政策投資銀行との連携。「産業クラス 「産業クラスターサポート会議」 から情報を収集する
から情報を収集する
ト金融会議」の資料・情報を収集し対応、 収集(第7回∼第11回)
ターサポート会議」への参画
の会議内容等の資料および情
検討
・幹事会資料の収集
報を収集し、必要により検討す
・幹事会議事録資料収集
・産学官連携推進事業主催セ
る
ミナーの資料収集
(4)ベンチャー企業向け業務に係る、日本 ・全信組連の会員組合として、
政策投資銀行、中小企業金融公庫、商工組 商工組合中央金庫・国民生活
合中央金庫等との情報共有、協調投融資 金融公庫との情報交換および
業務連携をする予定
等連携強化
2.取引先企業に対する経営相談・支援機能の強化
(1)経営情報やビジネス・マッチング情報を ・顧客に適した情報提供のた
提供する仕組みの整備
め、各種研修会参加を踏まえ、
経営の改善・支援に積極的に
対応する
備 考 (計画の詳細)
・顧客毎の担当者を再検討し情報
収集や把握管理を行える体制の
確立
・融資担当者部会を通じた事務の
均一化とレベルアップ
・融資審査態勢の強化
・(社)北海道信用組合協会から情
報を収集する
・商工組合中央金庫、国民 ・商工組合中央金庫、国民 ・商工中金・国民金融公庫から情報収集 ・中小企業金融公庫と「業務提 ・商工組合中央金庫、国民生活金
生活金融公庫から情報を収 生活金融公庫から情報を収 ・中小企業金融公庫との情報共有・連携 携・協力に関する覚書」の契約 融公庫から情報を収集する
期間延長
集する
集する
の強化
・経営セミナーの開催
・経営セミナーの開催
・情報誌Cネットにて支店取引業者を紹
・組合情報誌Cネットによる顧 ・組合情報誌Cネットによる顧 介
客活動の紹介
客活動の紹介
・経営セミナー・経済講演会の後援
1
・情報誌Cネット(第13号、第1
4号)にて本店営業部・岩手支
店取引業者を紹介
・本店営業部後援会主催によ
る経営セミナー実施
・地域総代、組合後援会、商工会
との連携を強化
・共催による経営セミナー開催を
通じた情報交換、提供とビジネス
マッチの実施
(ウリ信用組合)
スケジュール
15年度
16年度
(3)要注意先債権等の健全債権化及び不 ・企業の経営内容把握のため ・決算書分析表の作成準備 ・要注意先のランクアップ
良債権の新規発生防止のための体制整備 のモニタリング項目、手法の検 及び、決算書データの整備 ・管理手法の検証・強化
強化並びに実績公表
討
・顧客データによる管理方法 ・経営分析の強化
・職員の育成、スキルアップを 及び改善策の検討
・財務データの整備
図る
・講習会の実施
・講習会の実施
・要注意先債権の正常化を図 ・要注意先のランクアップ
り、取組状況を公表していく
進捗状況
15年4月∼17年3月
・全遊技業取引先の決算書分析表作成
のデータ入力作業を実施し全店にて終了
・決算分析表による売上、収益性等の分
析と活用方法を検討中
・要注意先への定期的訪問を実施し経営
実態把握
・融資担当者会議にて外部講師を招いて
研修会実施
(5)「地域金融人材育成システム開発プロ ・取引先業種の殆どを占める遊 ・経営セミナーの開催
グラム」等への協力
技業、飲食業に対する、経営セ ・各種研修会への参加
ミナー開催及び経営分析、営業 ・内部講習会の実施
分析を踏まえ企業の経営指導
ができる人材育成に努める
・職員のスキルアップのため各種外部研
修参加
・経営セミナー・経済講演会の後援実施
・第2回融資部会にて専門外部講師によ
る研修会実施
項 目
具体的な取組み
・経営セミナーの開催
・各種研修会への参加
・内部講習会の実施
4.新しい中小企業金融への取組みの強化
(1)ローンレビューの徹底、財務制限条項 ・キャッシュフローや取引実績、 ・取引先の管理体制の確立 ・融資事後管理の強化徹底 ・各営業店にて顧客の情報収集を行うた
やスコアリングモデルの活用等。第三者保 定性情報を評価した融資審査 ・組合内データ収集と整理 ・組合内データを収集、整理 め担当を定め管理を強化する体制を整
証の利用のあり方
取組み
・ローンレビュー等融資事後 し外部データとの検証実施 えた
・ローンレビューに係る基準、管 管理手法の検討
・顧客データ・情報の収集
理体制の整備
・中小企業庁ホームページに提供されて
・スコアリング手法の整備
いる「経営自己診断システム」の活用検
討
(5)信用リスクデータベースの整備・充実及 ・顧客データの収集に注力し
びその活用
データベース化を検討する
16年10月∼17年3月
・自己査定作業を通じた要注
意先等の内容の精査・分析
・融資担当者会議にて職員の
能力向上を図る
備 考 (計画の詳細)
・遊技業者に対する決算書の分析
表を作成、経営状況の判断資料と
し、指導、助言を行う
・経営アドバイザー的人材を育成
し顧客を判定、業績悪化・倒産危
機等の発生に事前対処
・平成16年10月5日本店営
業部後援会主催による経営セ
ミナー実施
・第3回融資担当者会議開催
・商工会との共催による経営セミ
ナーの開催
・人材の育成、スキルアップを図る
ための各種講習会への参加及び
内部研修の実施
・中小企業庁ホームページ提
供の「経営自己診断システム」
を融資担当者会議にて紹介・
説明
・取引先の定量、定性情報を収集
し十分な信用状況の判断が行える
体制の確立
・ローンレビュー等、融資事後管理
手法の検討
・スコアリングのための組合内基
礎データを収集整理し、モデルの
検討と外部データとの検証
・取引先財務数値をベースに ・取引先財務数値をベースに ・主要取引先の決算書データ入力作業終 ・引き続きデータの入力、更新 ・取引先財務数値をベースに整備
了、以後、随時入力実施
作業を推進
・主要な財務指標ベースを検討
整備
集積整備
・主要財務データを分析し財 ・主要財務データと外部デー ・決算期毎に決算書を徴求し、決算デー
タを蓄積
務指標データ作成を検討
タの検証
5.顧客への説明態勢の整備、相談・苦情処理機能の強化
(1)銀行法等に義務付けられた、貸付契
・重要事項に対する説明体勢の ・各種契約書類の見直し、整 ・各種貸付契約書、保証契
約、保証契約の内容等重要事項に関する 整備
備
約書の見直しに着手
債務者への説明態勢の整備
・各種契約書類の見直し、整備 ・〈融資事務取扱規程〉一部 ・重要事項説明の周知徹底
改定
・重要事項説明の周知徹底
・当面、契約書の写しを交付
・事務連絡にて重要事項に対する説明及
び確認態勢を周知
・重要事項に関する説明実施状況の確
認
・規程、マニュアルの制・改定実施(2004
年9月)
・第3回融資担当者会議にて
説明
・集中改善作業(本部プロジェ
クトチーム)による説明会を実
施し担当職員に周知徹底
・各種契約書類の見直し、整備
・重要事項に関する説明を〈融資
審査規程〉にて規定化
・要説明事項に対する重要性を周
知徹底
(2)「地域金融円滑化会議」の設置・開催
・札幌にて開催される「地域金 ・相談、苦情処理体制の整 ・相談、苦情処理体制の強
融円滑化会議」に参加する予定 備、強化
化
・会議における議論、意見交換 ・苦情処理マニュアルの制定
等を参考に検討し、相談、苦情
等に迅速に対応できる体制の
確立を図る
・平成16年6月・12月に開催の「地域金
融円滑化会議」の資料を収集(第1回∼
第5回)
・営業店に対する苦情処理の指導に努
め、相談・苦情処理体制の整備を強化
・苦情・トラブル対応マニュアルを制定し
全店に配布
・苦情・トラブルマニュアルの研修
・旭川市にて開催された「地域 ・相談、苦情処理体制の整備、強
金融円滑化会議」に参加し資 化
料を収集
・苦情処理マニュアルの制定
・相談、苦情処理体制の強化
(3)相談・苦情処理体制の強化
・相談・苦情処理体制の整備、
強化
・苦情処理マニュアル制定
・業務規定、通達に則した業務
処理の徹底
・店舗長会議にて苦情処理に対する認識
の周知徹底、内部検査時に営業店に対
する指導強化
・しんくみ苦情相談所のご案内を各店舗
に備置
・業務知識習得のため各種通信教育の
受講、検定試験の受験指導
・苦情・トラブル対応マニュアルを制定し
全店に配布
・役職員にマニュアルを周知し処理態勢
を整備
・顧客への説明態勢の整備、
強化
・規定、マニュアル等遵守によ
る事務処理の徹底
・苦情処理マニュアルの策定
・苦情に対する認識の周知
徹底
・営業店に苦情事例のフィー
ドバック
・業務知識の習得とレベル
アップ
・顧客通知用チラシを店頭備
置
・取引見直し等の場合の説
明体勢の整備
・苦情内容分析結果の伝達
・各規程、マニュアルによる
業務処理の徹底
2
・苦情処理マニュアルの早期策定
・苦情等事例の蓄積と分析実施
・契約時の説明体勢の改善
・「しんくみ苦情相談所」等の外部
機関との連携強化
(ウリ信用組合)
スケジュール
15年度
16年度
・進捗状況について半期毎に公 ・機能強化計画の策定
・平成16年3月期の進捗状
6.進捗状況の公表
表
・平成15年9月期の進捗状 況公表
況公表
・平成16年9月期の進捗状
況公表
Ⅱ.各金融機関の健全性の確保、収益性の向上等に向けた取組み
1.資産査定、信用リスク管理の厳格化
(1)③金融再生法開示債権の保全状況の ・全信中協が示した開示例に基 ・ディスクロージャー誌に平 ・ディスクロージャー誌に平
開示
づいた金融再生法開示債権の 成15年3月期の状況を開示 成16年3月期の状況を開示
保全状況を、平成15年3月期
のディスクロージャー誌に開示
項 目
3.ガバナンスの強化
(2)①半期開示の実施
4.地域貢献に関する情報開示等
(1)地域貢献に関する情報開示
具体的な取組み
進捗状況
備 考 (計画の詳細)
15年4月∼17年3月
16年10月∼17年3月
・平成15年12月にホームページに半期 ・平成16年4月から平成16年 ・半期毎に概要を公表する
開示
9月までの進捗状況をホーム
・平成16年6月にホームページに開示 ページに開示
・平成16年12月にホームページに開示
・15年9月期の状況をミニディスクロー
ジャー誌に開示し、全店舗に備置、取引
先に配付
・16年3月期の状況をディスクロ誌に開
示し、全店に備置するとともに取引先に
配付
・主要経営指標推移表を全店に備置する
とともに取引先に配布
・平成16年9月期の状況を中間報告書
に開示
・平成16年9月期の状況を中
間報告書に開示し、全店舗に
備置、取引先に配布
・ミニディスクロージャー誌の
表記を中間報告書と変更
・金融再生法開示債権(およびリス
ク管理債権)の保全状況を通達の
開示例に基づき平成15年3月期
から実施する
・平成15年度より年度毎のディ
スクロージャー誌による開示に
加え簡易ディスクロージャー誌
による半期開示を実施
・ディスクロージャー誌による
開示
・簡易ディスクロージャー誌
による開示
・ディスクロージャー誌による
開示
・簡易ディスクロージャー誌
による開示
・平成15年度3月期の状況をディスク
・平成16年9月期の状況を<2
ロージャー誌に開示
004年度事業概況 中間報告
・平成15年9月期の資産・負債・損益、不 書>に開示
良債権等の状況をミニディスクロー
ジャー誌に開示
・平成16年3月期の状況をディスクロー
ジャー誌に開示
・平成16年9月期の状況を<2004年度
事業概況 中間報告書>に開示
・簡易ディスクロージャー誌は9月
期の仮決算に基づき、資産・負債
及び損益の状況と不良債権の状
況等を掲載する
・地域同胞の活動内容を見直し
貢献活動を向上
・「地域貢献に関するディスク
ロージャーのあり方について」
に基づき情報開示を充実
・地域貢献に関するディスク
ロージャーのあり方検討
・アンケート調査を実施し意
見、情報を収集、地域同胞
への貢献活動を充実
・本店周辺に花を植栽し景観
作りに寄与
・地域組合員の親睦、交流
促進の為の、各種行事の主
催・後援
・朝・日文化交流の促進に寄
与
・ホームページに活動情報を
開示
・組合情報誌Cネットに活動
情報を開示
・前年度取組を基本的に継
続
・BES問題発生時、低金利特別融資実
施
・ATM手数料無料化実施
・アンケート調査を実施し内容を集計、分
析したものを組合経営に反映
・本店正面歩道に花を植栽
・北海道、東北4県の金剛山歌劇団公演
を後援
・ミニディスクロージャー誌に「社会貢献
活動」の情報を開示
・本店営業部後援会による取引先経営セ
ミナー実施
・平成17年3月に実施した<感謝デー>に
て各種講演、セミナーの実施
・アンケート調査を実施し意見、情
報収集し、貢献活動の向上
・ホームページに活動情報を開示
・組合情報誌Cネットに活動情報を
開示
・福島支店<感謝デー>による
スポーツ講演実施
・本店営業部<感謝デー>によ
る健康セミナー実施
5.その他関連する取組み(別紙様式2)
項 目
Ⅱ.各金融機関の健全性の確保、収益性の
向上等に向けた取組み。
3.ガバナンスの強化
(2)②外部監査の実施対象の拡大等
具 体 的 な 取 組
・平成15年度に任意の外部監査を導入する予定である。
・会計監査人の選定
・監査計画の策定
・計画書に基づいた外部監査の実施
進捗状況(15年4月∼17年3月)
・平成15年 9月 1日
: 札幌監査法人と監査契約締結
・平成15年11月17日∼21日 : 期中監査実施
・平成16年 3月31日 : 期末一部監査実施
・平成16年 4月13日∼16日 : 期末監査実施
・平成16年 5月10日∼14日 : 期末監査実施
・平成16年11月15日∼19日 : 期中監査実施
・平成17年 3月28日∼30日 : 自己査定監査実施
・平成17年 3月31日 : 期末実査実施
・外部監査を導入することにより監査機能を向上させ、組合経営の適法性・健全性を確保す ・外部監査の導入により監査機能向上と組合経営の適法性、健全性の確保に努めた
るとともに経営の透明性と効率性、収益の確保に努める。
・平成16年度より任意監査より法定監査に変更
3
(ウリ信用組合)
6.中小企業金融の再生に向けた取組み(別紙様式3−2)
スケジュール
項 目
具体的な取組み
2.取引先企業に対する経営相談・支援機能の強化
(3)要注意先債権等の健全債権化及 ・企業の経営内容把握の
び不良債権の新規発生防止のための ためのモニタリング項目、
体制整備強化並びに実績公表
手法を研究するとともに職
員の育成、スキルアップを
図る
・要注意先債権の正常化
を図り、取組状況を公表し
ていく
15年度
16年度
・決算書分析表の作成
準備及び、決算書デー
タの整備
・取引先の経営分析・
営業分析等に基づいた
顧客の管理方法及び
改善策を検討する
・講習会の実施
・要注意先のランクアッ
プを図る
備考 (計画の詳細) (1)経営改善支援に関する体制整備の状況
15年4月∼17年3月
・要注意先のランクアッ ・遊技業者に対する決
算書の分析表を作成、
プを図る
・管理手法の検証・強 経営状況の判断資料
とし、指導、助言を行う
化を図る
・財務データの整備、経 ・経営アドバイザー的
人材を育成し顧客を判
営分析の強化
定、業績悪化・倒産危
・講習会の実施
機等の発生に事前対
処する
進捗状況
(2)経営改善支援の取組み状況
15年4月∼17年3月
・事務統括部において全遊技業取引先に対する
決算書分析表作成のためのデータ入力作業体系
整備完了。
・取引先ごとの組合対応方針を事前に設定するた
めの作業推進(金利見直しシミュレーション作業等
との同時対応)
・経営に対する助言や情報提供を通じた経営力
向上や健全化に貢献する。
・経費削減、遊休資産の整理、優・不良事業の選
別による事業の選択と集中のための、財務分析
や業種動向の情報提供等、経営方針に対する助
言や金融対応を積極的に行う。
・計画の推捗状況や実効性等、職員の検証能力
の向上をはじめとした実務能力の向上と分析力
の強化
16年4月∼17年3月
16年4月∼17年3月
・取引先決算内容の更新
・自己査定作業を通じた取引先の内容把握の
促進と個別に経営方針や改善に対する聞き取
りとアドバイス及び金融対応
・取引先に対して、財務内容と経営状況の分
析に基づいた、方針策定のための助言と金
融対応を行う。
・取引先の経営状況の深度のある把握に基
づく分析能力の向上のための職員教育をは
じめとした組合の体制整備の拡充を図る
7.経営改善支援の取組み実績 【15年4月∼17年3月】 (別紙様式3−3)
(単位 : 先数)
期初債務者数
αのうち期末に債務者区分が上昇 αのうち期末に債務者区分が変化
した先数 β
しなかった先 γ
646
3
うちその他要注意先
30
1
0
うち要管理先
22
1
0
1
破綻懸念先
22
1
1
0
実質破綻先
56
0
0
0
破綻先
23
0
0
0
合 計
799
6
1
5
正常先
要
注
意
先
うち経営改善支援取組み先 α
3
4
1
(ウリ信用組合)