手にとるように金融がわかる本 Part3 ③、⑥⑦⑧ 09BC053J 新井友海 証券化とは • 近年急速に市場が拡大している比較的新しい金融 取引 • そのままでは売買や現金化がしにくい性質の財産 を取引しやすいように「証券」の形に変えること 不動産証券化の考え方 商業用ビル 持ち主 小口に分けることで買い手がつ きやすくなる 証券 投資家 投資家 ・少額の資金で投資できる ・証券化により転売して現金 化しやすい オリジネーターと財産を切り離す 財産(原財産) 財産を譲渡 SPCを設立し財産をオリジネーターから分離す ることで、財産自体の収益性だけに基づいた証 設立 財産保有者 券が発行できる SPC(特別目的会社) (オリジネーター) 証券 サブプライムローン問題 • 低所得など信用力の低い人向けの住宅ローン 特徴② 2~3年目から支払 金利が上昇するの で負担が重い ・高収益を求めてサブプライムローン関連証券 住宅資金を融通 特徴① ハイリスク・ハイ リターン に投資家が資金を投入 金融機関 ・リスクも市場規模も見えないまま投資が過熱 した。 証券 金融機関 特徴③ 証券化でローン債権が 転売されるため出資者 が細分化されている CDS(クレジット・デフォルト・スワップ) • 取引先の将来の倒産に備える保険のこと • A社がB社の倒産に備えたいとき銀行に保証料を 破産した場合 破産しなかった場合 支払って備える 銀行 B社から戻ってこなかっ た損失分をA社に支払う。 A社 保証料だけでB社の破産 に備えられる。 銀行 定期的に保証料収入が得 られる。 金融危機 金融機関の経営危機・経営破綻 信用収縮 経営の健全な企業の経営圧迫 企業の経営破綻の発生を促す 金融危機 更なる金融機関 の経営悪化 失業の発生 消費活動縮小 金融機関と企業の経営難、景気悪化が連鎖的に続く悪循環 金融機関の今後 • バブル崩壊後の不良債権処理の対応に時間がかかっていた ため、欧米金融機関に比べて損失は少なかった • 株式市場などの整備が進み企業は銀行から借りなくとも自ら 資金調達できるようになった。 資金調達ニーズ 資金運用ニーズ 資産管理業務 • まとまった資産を持った個人を相手に、収入やライ フプランなどに合わせて資産形成の支援やアドバイ スをして報酬を得ていくビジネス 投資銀行業務 • 単に資金を貸し出すのではなく、M&Aを斡旋して必 要となる資金の確保や株主対応を手がけたり、企 業の資金調達・運用をアドバイスしていくことを専門 とするビジネス 論点 プライベートバンキングは銀行の新たな 収益源となるのか
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