小学校英語活動について

平成21年度小学校外国語活動中核教員研修
小学校外国語活動基本理念
~新学習指導要領等について~
小学校外国語活動導入の理由
小学生の柔軟な適応力を生かす
 グローバル化の進展への対応
 教育の機会均等の確保

中央教育審議会外国語部会より
外国語活動の目標

外国語を通じて、言語や文化について体
験的に理解を深め、積極的にコミュニケー
ションを図ろうとする態度の育成を図り、外
国語の音声や基本的な表現に慣れ親しま
せながら、コミュニケーション能力の素地を
養う。
この読点に深い意味
目標は三本柱
外国語を通じて
①言語や文化について体験的に理解を深める
②積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度
の育成を図る
③外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませ
る
コミュニケーション能力の素地を養う
中学校、高等学校
外国語科の目標


外国語を通じて,言語や文化に対する理解を
深め,積極的にコミュニケーション を図ろうと
する態度の育成を図り,聞くこと,話すこと,
読むこと,書くことなど のコミュニケーション
能力の基礎を養う。
外国語を通じて,言語や文化に対する理解を
深め,積極的にコミュニケーション を図ろうと
する態度の育成を図り,情報や考えなどを的
確に理解したり適切に伝え たりするコミュニ
ケーション能力を養う。
今後の小中高外国語教育のイメージ
高等学校
中学校
小学校
2007. 1
菅調査官
外国語活動の内容
内容は二つ
・主としてコミュニケーションに関する事項
・主として言語と文化に関する事項
外国語活動の内容
[主としてコミュニケーションに関する事項]
1
外国語を用いて積極的にコミュニケーションを
図ることができるよう、次の事項について指導す
る。
(1)外国語を用いてコミュニケーションを図る楽しさ
を体験すること。
(2)積極的に外国語を聞いたり、話したりすること。
(3)言語を用いてコミュニケーションを図ることの大
切さを知ること。
外国語活動の内容
[主として言語と文化に関する事項]
2
日本と外国の言語や文化について、体験的に理解を
深めることができるよう、次の事項について指導する。
(1) 外国語の音声やリズムなどに慣れ親しむとともに、日
本語との違いを知り、言葉の面白さや豊かさに気づくこ
と。
(2) 日本と外国との生活、習慣、行事などの違いを知り、
多様なものの見方や考え方があることに気づくこと。
(3) 異なる文化をもつ人々との交流等を体験し、文化等
に対する理解を深めること。
指導計画の作成と内容の取扱い
指導計画の作成にあたって
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英語を原則とする
学年ごとの目標を適切に定める
2学年間を通して、外国語活動の目標の実現
を図る
言語や文化については体験的な理解を図る
児童の興味・関心にあったものを扱う
他教科等で学習したことを活用するなど、指
導の効果を高める
指導体制を充実させる(ALT等の活用)
視聴覚教材を積極的に活用する
道徳の時間などとの関連を考慮する
2の内容と1の内容の関連を図る

第3 1(3)
第2の内容のうち、主として言語や文化に関す
る2の内容については、主としてコミュニケーショ
ンに関する1の内容との関連を図るようにするこ
と。
例 Do you like sheep?
Yes, it’s very delicious.
指導者について

指導計画の作成や授業の実施
学級担任の教師
外国語活動を担当する教師

授業の実施
ネイティブ・スピーカー
地域人材等を活用
指導計画の作成と内容の取扱い
内容の取扱い
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
児童にとって身近なコミュニケーションの場面を
設定する
音声面を中心とする
文字や単語の扱いについては、音声によるコミュ
ニケーションを補助するものとして用いる
ジェスチャーなどを取り上げ、その役割を理解さ
せる
外国語や外国の文化のみならず、国語や我が国
の文化についても理解を深めさせる(外国語を通じて)
コミュニケーションの場面や、コミュニケーション
の働きを取り上げる
コミュニケーションの場面の例


特有の表現がよく使われる場面
・あいさつ ・自己紹介 ・買物
・食事
・道案内 など
児童の身近な暮らしにかかわる場面
・家庭での生活 ・学校での学習や活動
・地域の行事
・子どもの遊び など
コミュニケーションの働きの例
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


相手との関係を円滑にする
気持ちを伝える
事実を伝える
考えや意図を伝える
相手の行動を促す
各学年の指導にあたって
第5学年
 外国語を初めて学習することに配慮する
 児童に身近で基本的な表現を使う
 外国語に慣れ親しむ活動や、児童の日常生
活や学校生活に関わる活動を中心とする
 友だちとのかかわりを大切にした体験的なコ
ミュニケーション活動を行う
各学年の指導にあたって
第6学年
 国際理解にかかわる交流等を含んだ体験的
なコミュニケーション活動を行う
【総合的な学習の時間】
第5章第3-2(7)
国際理解に関する学習を行う際には、
問題の解決や探究活動に取り組むこと
を通して、諸外国の生活や文化などを体
験したり調査したりするなどの学習活動
が行われるようにすること。
外国語活動における教材の効果的な
活用及び評価の在り方等に関する
実践研究事業(研究実践校)
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和歌山市立城北小学校
紀の川市立粉河小学校
海南市立亀川小学校
御坊市立名田小学校
印南町立稲原小学校
白浜町立白浜第二小学校
古座川町立明神小学校
新宮市立丹鶴小学校
終わりに
Wakayama as No1