平成20年度 中丹小学校外国語活動推進会議

小中連携の視点
小学校で
指導することの
明確化
児童生徒の学びの
連続性の視点
小学校外国語活動ではぐく
んだものを引き継ぎ、中学校英
語にスムーズに移行することが
できるよう、児童生徒の学びの
連続性の視点に立って考える。
児童生徒中心の視点
中学校で
指導することの
明確化
組織的に
取り組むことの
明確化
外国語科(英語)の授業改善に向けて
趣 旨(小・中・高の接続を考える)
平成21年度から新学習指導要領
への移行期間となり、中丹管内全小
学校でコミュニケーション能力の素
地の育成を目指した外国語活動が
始まっている。
新学習指導要領においては、小学
校、中学校、高等学校における外国
語教育の系統性が示されており、中
学校外国語科の指導は、小学校と
の円滑な接続とともに高等学校との
連携の視点を明確にもち指導に当
たることが重要となっている。
科目変更
高等学校
(発信)
4・4・4
授業増
中 学 校
(基礎)
ことばの豊
かさと体験
小学校における外国語活動と中学校外国語科(英語)との関連性
小学校における外国語活動
位置付け
領域
学習指導要領
作成:中丹教育局指導主事
中学校外国語科(英語)
教科
小学校における外国語活動との関連に留意し
て、指導計画を適切に作成する
目的
コミュニケーション能力の素地
コミュニケーション能力の基礎
特徴点①
「慣れ親しむ」
英語の音声や基本的な表現に慣れ親しむ
正確な表現の定着を求める
特徴点②
「積極性」
コミュニケーションを図ることを楽しいと実
感できる
実際のコミュニケーションを目的として外国語
を運用することができる
特徴点③
「音声を中心」
★多くの英語を聞き、英語によるやりとりを
楽しむ
★文字指導・・アルファベットの認識、日常
の英語文字に気付く
★小学校での一定の素地を踏まえ、語彙・文
法の定着を図る
★発音と綴りとを関連付けて指導
★聞くこと、話すことに加え、読むこと、書くこと
の4つの技能をバランスよく育成
特徴点④
「評価」
各学校で評価の観点を定めて、評価を文
章記述する
教科のような数値による評価はなじまない
目標に準拠した評価
評定:中学校学習指導要領に示す目標に照ら
して、その実現状況を総括的に評価し、5、4、
3、2、1により記入する
特徴点⑤
★話題・題材中心・「数」「外来語」
★場面中心・・「道案内」「クイズ大会」
★文法配列:知識を系統的に学ぶ
★言語材料:平易なもの~難しいもの
「カリキュラム編成」
小・中学校の接続を考える
1.
2.
3.
4.
5.
6.
目標から
学習指導要領から
授業の基盤
コンテンツ
教材
カリキュラム
目 標
小学校目標
中学校目標

外国語を通じて、言語や文
化について体験的に理解
を深め、

外国語を通じて、言語や
文化に対する理解を深め、

積極的にコミュニケーショ
ンを図ろうとする態度の育
成を図り、

積極的にコミュニケー
ションを図ろうとする態
度の育成を図り、

 聞くこと、話すこと、読
外国語の音声や基本的な
むこと、書くことなどの
表現に慣れ親しませながら、
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力の
の基礎を養う。
素地を養う。
目 標
改 訂
1.
2.
3.
4.
初歩的な英語を聞いて話
し手の意向などを…
初歩的な英語を用いて自
分の考えなどを話す..
英語を読むことに慣れ親
しみ、初歩的な…
英語で書くことに慣れ親し
み、初歩的な…
現 行
1.
2.
3.
4.
英語を聞くことに慣れ親し
み、初歩的な英語..
英語で話すことに慣れ親
しみ、初歩的な英語..
英語を読むことに慣れ親
しみ、初歩的な…
英語で書くことに慣れ親し
み、初歩的な…
初歩的な英語・・・中学校で学ぶ内容全てを指す。初歩的とは、中学校が
外国語学習のスタートであるという意味付けである。
小中連携について
学習指導要領
中学校学習指導要領 外国語
第3 指導計画の作成と内容の取扱い
小学校における外国語活動との関連に留意
して、指導計画を適切に作成するものとする。
○ 円滑な接続が実施できるよう配慮する
○ どの程度の素地が養われているのかを
十分に把握する
学習指導要領
1 言語活動の充実=指導時数の増加
指導内容については、大きな変更はない。
◎定着語彙数900語→1200語
◎文法項目→受け身に未来形が加わる
2 4技能の総合的育成
3 指導方法のポイント
◎繰り返し指導し定着を図ること
◎活用することを通して定着を図ること
4 日本語との違いに気付かせて指導すること
5 外国語活動の素地を踏まえる
授業の基盤
授業の基盤としての接続
★not fun but interesting の具現化★
 小学校外国語活動も中学校英語も楽しいだけでな
く、興味深いと感じる内容、感じさせる指導を行う。
 小学校外国語活動の授業の基盤づくりは他教科
等と同様である。中学校との授業の基盤づくりの接
続にも考慮する。
 小・中の教師が互いに授業を公開し合い、それぞ
れが意見を出し合い、よりよい接続になるように努
力する。
コンテンツ
コンテンツの接続
★students’centered の視点★
 「中学校の前倒し」とは、スキル面の重視のことを
指す。学習内容の連携は図る。
 小学校外国語活動では、国際理解の視点が重視
される。中学校では、小学校での学びを尊重し、導
入時にそのことをもう一度思い出させたり、活動さ
せたりする機会を設けるなど、有用感を持たせる
指導を工夫する。
 小学校と中学校のコミュニケーションの場面設定が
重なるところが多い。スパイラルに学んでいること
を感じさせる指導をする。
教材の接続
★英語ノートの活用★
 国際理解の視点での活用
【例】 いろいろな言葉で「じゃんけん」
 ゲームの活用
【例】 英語コミュニケーションすごろく
 ピクチャーカードの活用
【例】 職業カード
 CDの活用
【例】 ワークシートを作成して
 カードの活用
【例】 アルファベットカード
教 材
カリキュラム
カリキュラムの接続
★中丹つないでシートの活用★
中丹つないでシート:入門期の例
中丹つないでシート一覧表
→ 5年間を見通した指導
HPに掲載中
ダウンロード可
自己紹介カードの例
よりよいティームティーチングを目指す
★HRTの役割
① 英語を使おうとするモデル
② 授業進行
③ 児童の支援
④ 指導案・教材作成
★AETの役割
① 英語のモデル
② 英語のインプット
③ 児童の反応に臨機応変に対応
④ 指導案・教材作成補助
よりよい授業づくりを行う
1.
2.
3.
4.
5.
6.
単元構想
授業構想
学習活動
授業を見る視点
評価
カリキュラム
単元構成の仕方
単元構想
① 目標を決める
目標達成している児童の姿はどんな姿か、具体的
な児童像をイメージする。
② 活動を決める
聞く活動
繰り返す
活動
記憶したり
自分のものにする活動
自分の意志で選んで発話する活動
③ 活動形態を決める
④ 言語材料を決める
授業構成の仕方
授業構想
① ウォーム・アップ
英語学習が始まることを意識させる。
② 本時の学習内容の導入と練習、展開・発展
聞く活動
繰り返す
活動
記憶したり
自分のものにする活動
自分の意志で選んで発話する活動
③ まとめ・評価、振り返り
評価:児童のパフォーマンス状況を評価する。
評価規準:プロセス評価【~しようとしている】
活動の組み方
学習活動
① 児童の興味・関心と言語習得過程との
すり合わせ
聞く
繰り返す
自分のものにする
新しい場面で自分の言いたいことを言葉を
選んで発話できる
② 児童の発見や思考を生かす
飽きない活動→感動、表現できる場、力がついた
と実感できる活動を設定
③ 様々な活動をバランスよく配列する
④ 国際理解の視点を入れる
授業を見る視点
視 点
① 1時間の授業の内容だけで議論しない
単元を通して、育てたい児童像を明確にする
② 活動が適切であるか
活動が本時の目標につながっているか
活動と活動に関連性があるか(活動の羅列 ×)
③ 「できる・できない」のスキルを重視していないか
スキル重視の危険性:英語嫌い
授業を見る視点
視 点
④ 英語を通じて… 授業が構成されているか
CD、電子黒板などの活用
指導者、児童の英語発話量
⑤ 1時間の流れは適切か
導入が長すぎないか
展開部分に十分の時間配分がされているか
振り返りの時間があるか
評 価
評価の3観点
1 外国語を通じて、言語や文化について体験的に理解を
深める。
2 外国語を通じて、積極的にコミュニケーションを図ろうと
する態度の育成を図る。
3 外国語を通じて、外国語の音声や基本的な表現に慣れ
親しませる。
留意点
目標:「~することができる。」という目標は、スキルベースの
ものになり、趣旨にそぐわない。
評 価
各学年の特徴
【5学年】
児童の日常生活や学校生活を中心に、友だちとのかかわ
りを大切にした活動等を重点的に評価
【6学年】
5学年で培った友だちとのかかわりを大切にしながら、 国
際理解にかかわる活動等を評価
参考
○英語ノート 指導資料 P.8
○小学校外国語活動研修ガイドブック P.48
評 価
評価の方法
【教師による】
○行動観察・発表観察
○「英語ノート」の点検
【児童による】
○自己評価・相互評価
○児童が発表の仕方や目標を自ら設定して、教師、児童
同士が評価
参考
○英語ノート 指導資料 P.8
○小学校外国語活動研修ガイドブック P.48
評 価
指導要録等の取扱い
1 小学校外国語活動を実施する学校においては、小学校
児童指導要録に外国語活動の記録を行うこと。
各学校で評価の観点を定めて、評価を文書で記述する欄
を設けたり、総合所見及び指導上参考となる諸事項を記録
する欄に外国語活動の学習に関する所見を記述することと
したりするなど、各設置者において適切に定めること。
2 評価に当たっては、外国語活動で行った学習活動及び当
該活動に関して指導の目標や内容に基づいて定めた評価
の観点を記載した上で、それらの観点に照らし、児童の学
習状況における顕著な事項などを記入するなど、児童にど
のような態度が身についたか、どのような理解が深まった
かなどを文章で記述すること。
小学校学習指導要領等に関する移行期間中における小学校児童指導要録等の取扱いについて(通知)
小学校からバトンを受け取り、リレーをする
バトンをもらわねばリレーが始まらない
どこをスタートラインとして、
いかにバトンをもらい、
どのように走るのかを考えなければならない
外国語活動は大きな改革である。そのことの意味は中学校
で問われてくる。