バリアフリーのための心理学 (1)ノーマリゼーション QOL and バリアフリー 望月昭 [email protected] HP: http//www.ritsumei.ac.jp/~mochi/ ブログ: http://d.hatena.ne.jp/marumo55/ 1 ノーマライゼーションの思想(方向性) 社会が、障害を持つ人を、生まれながらの権利と してそして個人差のままに受け入れることを要請 する・・・ (Nirje, in Shaddock & Zigler, 1991) 最小制約環境(LRE): Least Restrictive Environment 行動的な翻訳することで具体的課題となる 個体的(反応形態的)差異によらず、社会の中で 2 行動(正の強化で維持される)の成立を保証する ノーマリゼーション • 具体的方策は「脱施設」 しかし地域に充分な受け入れ環境があるか ・「障害者自立支援法」は、もういちど、 「地域」ではなく、家族に負担を強いないか? 3 QOL • 個人個人を単位としたhappinesの尺度 心理的(主観的)QOLは注意せよ! 行動的QOL: http://www.ritsumei.ac.jp/kic/~mochi/qol.pdf 「正の強化で維持される行動の選択肢」 4 障害のある人への支援・サービスのありかた 統合 ここが重要! 平等派 同化 異化 差異派 排除 石川准(2000)5 バリアフリーとは? ●同化・統合:本人のリハビリテーション ●異化・統合(これが重要):反応形態の 差異のまま、多数派の享受する権利(強化) にアクセス可能にする。 そのために、差異のある反応形態でも、それぞ れの目的に近づくための「援助設定」を整える 作業 (バリアフリー) ●「援助設定」「援護」「教授」の概念は次頁 6 7 授業評価方法 • 1)定期試験 • 2)ブログへの書き込み(質問) これはハンドルネイムでOK ・ 3)ときどきアンケート 8
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