バリアフリーからユニバーサルデザインへの挑戦 ~多治見市バリアフリー推進市民委員会の 取り組みは普遍化できるか~ 中部学院大学 人間福祉学部 バリアフリーとは? • 「障害のある人が社会生活をしていく上で障壁(バリア)となるも のを除去(フリー)とする」 • 元→建築関連の用語 段差の解消・物理的障壁の除去 • 現在→社会制度、文化・情報、意識、心理面での障壁の除去 という意味でも用いられている ユニバーサルデザインとは? • さまざまな個性や能力・障害にかかわらず、あらゆ る人が使える設計や企画、デザイン • すべての人にとってできる限り利用可能 • 特定の人へのデザイン変更や特別仕様のデザインが 必要であってはならない 多治見市役員・行政の方への インタビュー結果 多治見市の福祉について 充実してきたと感じるか ○車椅子利用者視点 ・多治見駅のエレベーター設置 ○視覚・身体障害者視点 ・措置制度から支援制度になった →自分たちのやりたいようにできる環境ができ た しかし! 要望があまり出てこない=声を出す必要がある バリアフリー・ユニバーサルデザインに関する 法律・条例・行政、不十分な点は? ○多治見市の財政が厳しい →バリアフリーに関する財源をさけない! ○既存している建物は幅、部屋数が決まっているため、 認定要項を満たすのが難しい 建替えになってしまう!→工事費の問題 ○弱視→就職資格あり 全盲→企業の雇用義務であるため就職できない! バリアフリーマークについて 正式にはバリアフリー適合証 高齢者、障害者、乳幼児連れの方等が、施設を安心して 利用できるように情報提供し、バリアフリーの意識を 高揚することを目的としている ○マークがあることによって安心して施設を利用できる ○企業はなかなか受けてくれない →バリアフリーにすることによるメリット・名誉がない 多治見市バリアフリー推進委員会の 取り組みを普遍化するには… ◆バリアフリー・ユニバーサルデザインについての理解 ◆当事者の立場にたって考える ◆一人ひとりの意識の高さ 誰もが使いやすい施設や生活しやすい 環境が増えていくのではないだろうか。 今回の学習を通し… 福祉の普遍化を進めるために私たちに何かできることはないか? →DOLAでのバリアフリー適合調査 ★新聞に取り上げてもらい、私たちの活動によって 福祉に対しての関心や理解が広まっていくことが 分かった 小さなことから少しずつ意識することで バリアフリーやユニバーサルデザインが増えていくと良い と考えた
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