大学入門講座4 レポートを書く ●レポートを書くこと→主張の根拠を示して、 他の人を説得するため ●最初から順に読んで分かるように書く ● はじめに 主題を考える 課題として主題、テーマが 与えられる時もある 資料を集める 論点を決める 論理的な順番に書く 初めから読んで分か りやすく説明する。 自分の主張を根拠に基づいて示す。 書くことの大切さ 「へたな考え休むに似たり」。ただ考えていると言っ ても、形に現れなければ、考えたことは見えてこな い。考えたことを文章や口頭で表すことが大切。 文章を書いて考える。文章を書きながら考える。考 えるために書く。。。。 主題について、考えつくことを書きだす。それを、順 番をつけて(説明しやすい順に)並べる。実は、論理 的な順番に並べるのだが。 書くことは、考えたことを点検するのに役に立つ。 レポートとは 「客観的な」事実や資料について報告 (report)する文書。 レポートで求められていることは、「客観的 な事実」と「事実に基づいた自分の意見(考 察)」(その区別が分かるように書く)。 単に、自分が考えたことや意見を「根拠無し に」述べたもの(感想など)は、レポートでは 無い。 いろいろな側面 「意見・考え」は、主観的なものになるだろう 「何故そう考えたか」の根拠になる「事実」を 明確に示すことが必要。 →資料を当たっ て、論理の中に組み込む。 引用した参考書、文献(雑誌)等は、参考文 献にまとめる。 レポートの形式 初年次頃において、レポートを書くための 指針を示す。内容だけでなく、形も約束なの で重要。 参考:桑折「レポートの書き方」 「はじめに」「本論」「まとめ」「参考文献」の4 つの部分を書く。 卒業研究の論文などの書き方は、もっと先 に指示される。 レポートの構成(形式のミニマム) 表題 (学生番号・氏名・提出日) はじめに 本論 まとめ 参考文献 各項目の詳細は桑折「レポートの書き方」参照 レポートの書き方の参考書 参考書は沢山ある(どれか自分に合ったも のを1冊購入して、読むことを勧める) HPに詳細に示すので参考にしてください。 小笠原「大学生のためのレポート・論文術」 講談社現代新書 木下是雄「理科系の作文技術」中公新書 木下是雄「レポートの組み立て方」ちくま学 芸文庫 レポートは誰に対して書くか レポートの出題意図を推測する。 教員に対して書く場合が多いが、読んでく れる人としては、友人に対して説明するつ もりで書く。 まとめ レポートを書くことは、大学においてだけ でなく、社会にでても大切なスキル 大学での学びで十分鍛えられる このことをマスターすると大学で学んだ価 値は高い 参考と課題 藤田「大学基礎講座」 p.62-65 の問題 小笠原喜康「大学生のためのレポート論文術」講談社現代新書 木下是雄「レポートの組み立て方」ちくま学芸文庫 三木光範「理系発想の文章術」講談社現代新書 木下是雄「理科系の作文技術」中公新書 パラグラフ・リーディング 小笠原「論文・レポートの書き方」 HP http://www.ias.tokushima-u.ac.jp/ physics/classes/reporting/WParagraph.html
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