Internet & Disneyland 浜ゼミ 3年 浅田・樋口・間谷 どうしてディズニーランドなの? テーマ設定に至るまで 「東京ディズニーランド」は1983年4月15日にアメリカ国外 では初となるディズニーテーマパークとして開園し、そ れ以来、その空間・場所性をテーマとした研究は数多 く行われてきている。 しかし「ネットメディア」と「ディズニーランド」という2つの 空間の関連性に関する研究はほとんど見当たらない。 序章 ディズニーランドと検索すると… 約54,600,000 hit!! 現在、日本におけるインターネット利用者数 9000万人超え 人口普及率は70%以上 ネットとディズニーランド? You Tube 上でショーの映像を流す ディズニーランド関連のHPの増加 ブログやmixiの記事 ネット上で知り合った人との交流場 ネットとディズニーって関係してる? 第一章 世界観の増幅 ディズニーのキャラクターの一部を模した帽子 カチューシャなどを身につけている若者 彼女らはキャストたちとともに場面ごとに 「そこの人物」になりきり、 与えられた役柄を演じていくよう要請されている 無意識的に?意識的に? 第一章 世界観の増幅 「かわいい」の構造(山根1986) ↓ 「かわいい」キャラクターたちと接することで 自分も「かわいく」なり 自己の存在感を希薄化させて幻想の共同世界 (「夢と魔法の王国」!)の住人として 他者との境界のない人間関係をつくっていく (吉見1996) 第一章 世界観の増幅 自己の存在を希薄化 友人や同年代の少女たちとの境界のない人間関係 「かわいい」世界観の共有 同種の感情を抱く ディズニーランドの世界観の「かわいらしさ」は 確固たるものへと変化してゆく 第一章 世界観の増幅 mixi 「ボイス」「日記」 + 写真 ディズニーランドの記事に対する 「かわいい」というコメント 「かわいい」世界観が インターネット上でも強化されうる ディズニーランドを実際に訪れた人々だけでなく インターネットを利用するすべての人々に 世界観が共有されるようになった 第二章 DLとネット空間 ネット空間で語られる自分とは? ・ アカウントの使い分け ・ 実生活で見せることのできない自分 ・ コミュニティーで求められる自分 発信者が選択して公開される写真 ・音声・動画は,あく まで発信する者の意図に応じて切り出さ れてきた。 吉田良治 第二章 DLとネット空間 ディズニーランドで表現する自分とは? ▼質的調査 Aさん/26歳/女性/主婦の事例 Bさん/女性/会社事務の事例 ネット空間で出会った見知らぬ他者と DLで対面する 第二章 DLとネット空間 この調査で分かったこと・・ ネットで語られるいつもとは 違う自分はDLでも現れる ネット空間とDLには 自己表現において親和性がある 結章 まとめ 1章:ディズニーランド内の空間やその中の人々に注目 ▼ディズニーランドがつくりだす世界観が、 そこを訪れる人々に「そこの人物」になりきって演じるよう要請され ている+「かわいい」の世界観との関連性 「かわいい」の構造によりディズニーランドの世界観が増幅されて いく様子を、ブログやmixiといったSNSを通して、実際の記事を 例に挙げながら論じた 結章 まとめ 2章:ディズニーランドという空間とネット空間との類似性 ネットの中で人々が 「どのように自分を見せようとしているのか」 ということを検証 実際にネット上で出会った人々が初めて会う場所として ディズニーランドを選択するという事例を取り上げて そのような選択に至ったいきさつ、理由について検討した。 結章 まとめ 一章、二章から・・・ ディズニーランドという空間と ネットメディアには強い関連性がある 今後さらにインターネットを通じて気軽に自分を発信する人が増えていくならば、 ディズニーランドとネットメディアの関連性はさらに重要な意味をもつのでは ないだろうか。 結章 まとめ ディズニー化は現在社会に多大な影響を与えている ディズニーランドの持つ意味や役割や世界観が インターネットによって変化してきたとするならば、現実 社会もインターネットによってその意味、 役割、世界観さまざまな切り口で変化しているのではな いだろうか?
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