熟女教師との再会 - DMM.com

熟女教師との再会
美臀にそそられて――
小鳥遊葵
挿絵/岬ゆきひろ
第一章
第二章
第三章
第四章
第五章
第六章
第七章
疼く船員妻との情交 …
……………………………………………………
体験学習前夜。熟女教師との交わり …………………………
思わぬ据え膳
……………………………………………………………………
淫靡なタイムカプセル ……………………………………………………
恩師との再会、十年後の本音 ………………………………………
真昼の情事 …………………………………………………………………………
二人の女教師との狂乱 ……………………………………………………
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目次
Contents
登場人物
Characters
北山 明海
(きたやま あけみ)
主人公・真一の中学生時代の担任
教師で、当時の真一にとって憧れ
の女性。十年前、卒業時にタイム
カプセルを埋めた際に真一との再
会を約束する。平時は女教師らし
い貞淑な女性だが、夫との生活に
欲求不満気味。
佐伯 頼子
(さえき よりこ)
明海の大学生時代の親友で、同じ
く教職。勤務校の体験実習で真一
の勤務するホテルを訪れ、一夜の
肉体関係を結ぶ。
立花 真一
(たちばな しんいち)
港町のホテルでホテルマンをして
いる青年。精力旺盛で、女性体験
は豊富ながら、根は誠実な男性。
のように蠢いている。恭子より分厚いそれは、夫とともに暮らしながらの空閨を堪え
眼の前に爛れたように発達した花びらの大小が四枚、腹を空かしたイソギンチャク
出る蜜に塗れて耀いていた。
切れずに自慰に耽っていたことを物語るように、清楚なたたずまいを放棄して、溢れ
「んまぁ……凄い、あああっ、大きい」
真一はよく発達した花びらを両手の指で拡げていた。
「先生のも、凄いです。ねぇ、先生、告白した生徒の名前、教えてください」
て太い肉棒を咥え、熱い息を荒らげていた。
頼子はウッウッと口の隙間から声を発しながら、血管が瘤のように浮き出た、長く
頼子の舌が完璧に発達した亀頭の先を突っ突いてくる。
真一の舌が。間近にあるサネを舐めあげた。短い悲鳴のような声を押し殺すように、
「先生のもそうです。もう、ぐっしょりです」
「立花くーん、あなた、先っぽから、いっぱい出てるんだけどぅ」
汁を垂らしているはずだった。
つ爆発しても不思議ではないほどに、肉棒は隆々と勃起し、先端からは多量の先走り
同じように、頼子の眼の前にぶら下がるように、肉棒が見えているはずだった。い
第二章 体験学習前夜。熟女教師との交わり
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「いやぁん、ああ、そんなところ、拡げて……」
たかとし
「拡げた、ここ、舐めてほしいのですね。教え子に舐めさせるつもりで」
「莫迦ぁぁ、孝敏くんにそんなこと……」
あきらかに昂っている。孝敏という教え子の名前が、頼子を異常に燃えさせたよう
だった。
「僕を孝敏くんと思ってください。そして二度目は先生のほうが、明海先生になって
ください」
「くぅぅぅっ、立花くんったら……」
教え子に体を与えようとしている。
自己催眠でもかけたように、頼子はすぐに順応していた。やはり、頼子は告白した
「明海だって、うううう、明海だって、立花くんに……」
「それは二度目に、明海先生になりきった頼子さんに聴かせてもらいます」
頼子の発した、明海だって、という一言に、益々昂る。
うしたニュアンスを伝えているというだけで、真一は射精感のような喜悦を覚える。
嘘でもいい。たとえ実現しなくてもいい。あの明海先生が、親友である頼子に、そ
二十も年下の教え子に体を開こうとしている頼子にも昂っていた。禁忌な関係に進
61 第二章 体験学習前夜。熟女教師との交わり
そのものだった。
んで陥ろうとしている頼子は、恩師に憧れる真一や孝敏という生徒にとっては、女神
垂れ流す亀頭が生温かい口中に呑み込まれ、女教師頼子の乱れきった舌全体が、口中
慈しむように両手の指で拡げた淫唇に舌を這わせはじめていた。と同時に我慢汁を
に咥えた肉棒のカリの溝に巻きついてくる。
られた。頼子の舌が張り詰めた亀頭を縦横に鉢巻するように舐めしゃぶる。時折、カ
教師がしていると思うからか、普段接している恭子のしゃぶり方よりも濃厚に感じ
な鋭い刺激に、腰が間歇的に蠢く。
リ溝を甘咬みしてくる。その刺激に臀が震える。尾骨に淫靡な軟膏を塗りつけたよう
い……」
「あああ、大きい……孝敏くんのおちんちん、立派よ……。先生、もう、忘れられな
ていた。お互いに性器を貪る体勢にいると、顔が見えない分、妄想が逞しくなる。夢
頼子の頭に描かれているのは、十五歳の教え子に他ならない。真一もその気になっ
中になればなるほど、いまだらしなく綻びている淫裂を震わせながら舌を受け入れ、
いう思いに浸ることができる。
二十センチ近くある隆々と勃起した肉棒を咥えているのは、憧れの明海先生なのだと
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指に弄われる女サネが小指の先ほどに肥大していた。大小の淫唇が先を尖らせた舌
を迎えるように動き、豊潤な滴が舌に纏わりつく。芳醇な香りは真一に淫らさだけを
「きゃんぅ……舌が、……孝敏くん、先生はもう、あなたの舌だけで、ああうぅ、達
求めていた。
しそうよ」
訴えどおり、頼子の腰が躍動する。真一の舌を内部の襞にまで迎えるように、ぱっ
くりと割れた裂孔を腰を浮かせて押しつける。
こしら
真一は四枚の大小の花びらを一枚ずつ剥がすように舐めあげ、丸めた舌先を、要望
いた。
どおりにぐっしょりと濡れそぼつ孔に挿し込み、頼子の淫裂全体に大きな波を拵えて
「もう、駄目ぇ……いいい、うううっ、あっ、孝敏くん、もう、先生に、あ、あなた
の、……ちょうだい」
れて、肌全体が赤みをおびていた。
品位も何もなかった。熟女特有のはんなりとした肉体のいたるところが細やかに揺
頼子の手が、 口にお さ め切れ ず、出ている肉棒の 付け根までを執拗 に扱いてい た。
と思うと、垂れ下がる淫嚢にまで舌をのばし、びっしょりと唾液を塗し、真一の指の
63 第二章 体験学習前夜。熟女教師との交わり
根元まで受け入れている淫器を、もどかしそうに振り回す。
「いいんですね。先生。僕とおま○こして、いいんですね」
「駄目ぇ……あなた、まだ中学生なのに、ううっ、そ、そんなこと口にしては駄目ぇ
……」
眼がトロンとしていた。泣いているように潤んだ眼は、真一を教え子の孝敏だと信
びてきて、真一の後ろ向きの肩を掴んで促してくる。
じているようだった。言葉では拒絶しながら、しかし、体勢を変えさせようと腕がの
た。真一は指で肉孔とクリトリスを弄ったままに、頼子と向き合う形で、むっちりと
従うことにした。鮪のトロのような濃厚に熟成した頼子の蜜の味を舌に染み込ませ
した量感の乳肉にむしゃぶりついていく。
頼子は自然に太ももを開き、膝をくの字にする。自ら受け入れ態勢をとる。
ぐように肩に乗せた。
真一は乳首を舌で舐め回した後、開いた太ももの間に両膝をつき、その太ももを担
下方にまだ未使用のようにすぼまった肛孔が、可憐に咲いていた。
指を受け入れ、何度も舌で舐られた女教師の淫裂が余すところなく眼の前にあり、
膝を進めた。しっぽりと包み、溶かすような愉悦を与えてくれるはずの淫孔のトバ
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口に、肉棒の先端が触れた。一斉に四枚の花びらが乱舞する。先端を取り込もうと先
の内側に、鮮やかな赤紫色の女襞が見えていた。
を争うように、分厚くくすんだ色の花弁が立ち上がる。蜜液で淫らな光沢を放つ花弁
「あうん……孝敏くん……焦らさないで……。年上の先生を焦らすなんて……そんな
こと、あうっ、赦しません」
どこまでが本気なのだろう。むろん、教え子の孝敏という男の子ではなく、親友明
海の教え子で、二十五歳の大人の男を相手にしていることは知っている。
だが、頼子は敢えて自ら倒錯した気分に陥ろうとしている。頼子にとっては、自分
の教え子も明海先生のそれも同じに思えるのだろうか。それともう一つ、それは明海
先生に対するライバル心のあらわれのような気がしないでもなかった。
の艶やかさを秘めていた。当時から抜きん出た女としての曲線を誇っていて、男たち
いまの明海先生のことは知らない。ただ、十年前の先生は初々しさの中に大人の女
の眼を惹きつけていた。
となく醸し出す雰囲気も似ている。
しかし、その明海先生と同年の、頼子の体のボリューム感も優劣はつけ難い。どこ
もし明海先生があのころの気質を残しているとしたら、慎ましく、頼子のようにこ
65 第二章 体験学習前夜。熟女教師との交わり
力的ではあるが、しかし、こうした全裸の女体を放恣に晒す頼子の淫らさは、熟女好
うまで奔放ではない。顔は綺麗な卵型の小顔で切れ長の眼をした明海先生のほうが魅
きの真一の気持ちを惹きつけてあまりある。
「ああん……んもぅ、いやぁぁぁ……は、早くぅぅ」
肉棒を孔にあてがったままに見とれている真一に苛立ったように、頼子は拡げた太
ももを狭めて真一の太ももを挟んでくる。その両足に力が込められ、肉棒は前へ進む。
「はっ、先生……先っぽが、入った」
「ひぃぃぃ、先っぽだけでも、うひぃん……す、凄い……ああああっ 入ってくる
ぅ」
赤貝の紐のような花びらが、まるでべつな生き物のように下方に垂れる淫嚢を誘お
人の垂れ流す液に濡れた淫毛が絡まり合っていた。
筒が鋭く刺激される。密着している股間に視線を移した。肉棒をきっちりと咥え、二
淫裂にすっぽりと挿入された肉棒全体に、内部の襞の起伏がたかっていた。硬い肉
な深さと位置に、もう一つの入り口があった。子宮内部への唇だった。
にまで届いた肉棒の先に、無数の生き物が戯れてくる。ちょうど人妻恭子と同じよう
たわむ
我慢できなかった。真一は一気に腰を送り込む。窮屈な孔道だった。たちまち奥底
!!
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うとしている。鶏冠のようにはみ出した花びらではあるが、淫嚢までには届かない。
「とうとう、女教師と繋がった……)
真一はすぐにでも果てそうで、ゆっくりと腰を使いはじめた。
感無量だった。肉棒から伝わる愉悦の凄まじさは口ではあらわせない。
(明海先生と、いつかはきっと……)
自然に腰の振り幅が大きくなる。腰を使うごとに、十年前の明海先生の顔が眼の前
にちらつく。
十年後に掘り出す約束のカプセルを地中に埋める直前、明海先生は真一の書いたラ
ブレターを見て、十年後の真一くんの成長が愉しみだわ、とその一瞬だけ、教師では
なく、年下の男の子に期待する、熟れた女の眼をして、囁くようにそう言ったのだ。
「ああん……深い……私、もう、達しそう……孝敏くんのおちんちん、先生のお腹の
中で、あ、暴れてる……、ああ、いい、ねぇ、あなたは?
私ので、ひぃん、……気
持ちいいでしょう……」
と挿し、股間を密着させたままに、肉棒全体に力を込めていく。
頼子の言葉に刺激されて、真一はザクザクと腰を使いだしていた。抉るように深々
「 す、 凄 い …… こ ん な の、 は じ め て よ …… い い、 あ あ、 い い。 孝 敏 く ー ん、 も っ と、
67 第二章 体験学習前夜。熟女教師との交わり
てい
もっと、してぇ……」
頼子は半狂乱の体をなしていた。逞しすぎる肉棒を体内に受け入れて、善がってい
た。何度も孝敏くん、と教え子である生徒の名前を呼びながら、頼子は急速に高まり、
足裏を反らせて、いままさに絶頂を迎えようとしていた。
「先生、僕も、くぅっ、もうすぐ、出ます。ど、どこがいいですか。イクとき、抜い
「あなた、孝敏くん、いやらしい……先生のあそこの毛に出すなんて、いやぁ、何て
て先生のここの毛を汚してもいいですか」
精子のミルク、先生の中に、生で注いでちょうだい」
こと言うの……いいのよ。今日は安全日だから、いいの。……孝敏くんの熱くて濃い
口走る頼子の顔を見つめた。薄眼を開けてじっと見つめ返してくる。
たとえそうでも、多量の精液を浴びれば孕む危険性がある。無防備に中で出してと
「先生、ま、まだ、止まりません」
種汁を吐き出しながら、体を前に倒し込み、もう一度唇を求めていた。舌が自然に
絡んでくる。肉棒はまだ、種汁を放出し続けていた。頼子の手が動いた。肉棒を手で
包み、最後の一滴を絞るようにまだ活きのいい分身を扱いていた。
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モーテルを出たのは夕方だった。車で十五分ほどで町に着く。運転する真一の隣で、
「先生、疲れましたか」
頼子は満ち足りたような顔をして、眼を瞑っていた。
夕方とはいってもまだ陽はあり、左手に地域の名山、室根山が見えていた。新緑が
落ちる寸前の陽を浴びて、金色に耀いていた。
大儀そうに眼を開けた頼子は、真一の横顔を見て微笑み、ラックに二つ並んでいる、
モーテルの室内で買ったお茶に手をのばす。
「立花くん、もしかして、私を軽蔑してるのかしら?」
「まさか。感激しているんです」
お茶を一口呑み、嚥下する際に動く喉元に魅せられる。
「あなたは私を抱きながら、明海としていたんでしょう」
頼子の手が真一の太ももを擦る。
「先生は孝敏という教え子に抱かれている気分でいたんでしょう」
「恥ずかしいけど、最初はそうだったの。でも、あんなに逞しくて、女に上手な中学
擦っていた太ももを軽く抓られた。
生なんてあり得ないもの。途中からの私は、立花くんという、凄い男に翻弄されてい
69 第二章 体験学習前夜。熟女教師との交わり
たわ」
嬉しい評価だった。
「先生、もう、決心しているようですね。その男の子とのことを」
「悪い教師よね」
頼子は否定しなかった。
「そんなことありません。孝敏くんにとって、最高の瞬間になるはずですから」
「あなたも明海に、そう求めていたのね」
「あんなのを味わった私としては、そんなにまで愛されている明海が妬ましいわ」
無言のままにうなずいた。
「僕は孝敏くんが羨ましいですね。僕と明海先生は何もなかったけど、孝敏くんはも
うすぐ、頼子先生を体験できるんですから」
「あの子、歓んでくれるかしら」
「歓びますよ、きっと」
ように変わっているのだろう。
束の間無言になる。真一は十年前の篠原明海の顔を思い出していた。あれからどの
手のひらで太ももを擦ることを再開した頼子は、助手席のシートに背をあずけ、再
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び眼を瞑っている。
「先生、これから夜の島を探索しましょうか」
「島は寒くないの?」
頼子はシートから身を起こす。
「ええ。海を見下ろす崖の上に、秘密のスポットがあるんです」
二回目は明海に成り代わって抱かれる。真一の要望に、頼子はそう答えていた。
「元気、なのね」
「孝敏くんは、もっと、元気なはずですよ」
「ああ、そうやってあなたは、この私をどんどんいやらしくさせるんだから」
町の外れの家並みが見えてきた。真一はそのまま港に向かって車を走らせた。
る。島への連絡船が発着する浮き桟橋を歩いた。島へ続く海の向こうが、西陽を浴び
数分走ると港に着き、市営の駐車場に車をあずけた。そろそろ陽が落ちはじめてい
「真一くん、久しぶりね。素敵な大人になったわ 」
て薄赤い。
桟橋を離れ、島へ向かう船のデッキに立ち、見上げるような崖の上に建つ、真一が
勤めるホテルを見つめていた。頼子は早速、モーテルでの約束どおり、真一の恩師で
71 第二章 体験学習前夜。熟女教師との交わり
ある女教師、明海を演じはじめていた。
島の港に着き、タクシーに乗る。最南端の岬近くで降りた。頼子を促し、鬱蒼とし
た山道を数分歩いた。民家はなく、人影もない。獣道のようなところを歩くと、眼の
前が開けた。雑草や木々が生い茂る中に、土俵ほどのスペースの平地があった。
天然の芝のような草に覆われている。手入れもしないので三十センチほどにのびて
いるが、日中の陽を浴びて、草は乾いていた。
草に臀を落とすと、頼子もそれに倣う。横向きに抱き合って唇を求めた。
「あなたは必ず、明海ともできるわ」
耳朶を甘く咬みながら囁く頼子の声が、真一の中で燃えている火の勢いを強くする。
「そうなったら、最高ですね」
「あら、明海の親友の私を抱いていながら、ひどいこと言うのね」
らわない。
口調の強さほど、頼子は怒ってはいなかった。引き寄せる真一の胸に顔を埋めて逆
「ここ、大丈夫でしょうね」
「心配しないでください。ここは昼でも人は寄り付きません。だけど、先生の生徒た
ちが体験実習する浜は、この近くにあるんです」
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頼子の両腕が真一の背に回る。強く抱き締めてくる。
「ひどい人……。そんなところで私を……」
いさりび
真一が説明した体験学習のシチュエーションが、頼子の官能を高めたようだった。
すでに陽が落ちて、周囲は闇に覆われはじめている。
かんでいた。
寒さは感じない。薄闇の中に、薄っすらと海が見え、遠くの海上に一つ、漁火が浮
「明海先生……」
つる べ
お
「真一くん、十年、待たせたわね。それにしても、あなた、素敵になったわ」
闇が二人を覆い、現実に明海先生と二人でいるような舞台をつくり上げていた。
闇が芝居を隠した。陽が落ちて薄闇に包まれて間もなく、釣瓶落としのように濃い
ルでの交わりの余韻から醒めていないようだった。
頼子の顔を仰向かせ、唇を求めた。熱い息が唇の周辺を擽る。頼子はまだ、モーテ
舌と舌が交差しただけで鼻声を発する。真一の手を掴むと、実りすぎた乳肉に導く。
はしなかった。
草は乾いているとはいっても夜露の心配もある。真一は頼子の衣服を脱がせようと
モーテルの灯りの下で、頼子のすべてを眼に焼きつけた。脳裏には鮮明にその絵柄
73 第二章 体験学習前夜。熟女教師との交わり
が刻まれている。淫らに膨らんだ突起サネが、莢から飛び出して震えていた。大ぶり
の四枚の花弁が、別の生き物のように蠢き、肉棒に纏わりつくように蠢動していた。
まるで熟したアケビのような形状の真ん中に、よくこなれて、しかし、どこまでも
呑み込もうと、待ち構えているようだった。
窮屈そうな肉孔へのトバ口があった。ギザギザ状の唇を開閉しながら、肉棒の先端を
「先生、少し、舐めてもらえますか」
それらのすべてを思い描きながら、真一は絡まり合う舌を解き、立ち上がる。
「真一くん……あなた、先生に舐めろ、だ、なんて……」
頼子は明海になりきろうとしている。十年前の明海先生ではなく、いまの先生を演
じようとしていることに気づき、真一の妄想は一気に肥大する。
頼子は草に膝をつく。真一はためらうことなくジーンズと下着を一緒に足首まで下
げ降ろしていた。
すぐに熱い息が淫毛をそよがせる。細い指がのびてきて、的確に肉棒の根元と、す
でに極限にまで屹立している肉棒の先を捉えた。
「あっ、先生の口、温かい……。先生の舌のざらつき、気持ち、いい」
頼子は一度舌をのばして先端から垂れる先走り汁を掬いとると、すぐにカリの溝ま
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でを口中に含んだ。闇の中に卑猥な音を響かせて、バキュームするように肉棒を吸い
たてる。
に潜る。右手で頭を押さえながら、左手で頼子の唇に触れてみた。
真一は頼子の頭に手を置き、膣孔に挿し込んでいるように腰を使った。先端が喉孔
い息を出し入れしていた。
その口が張り裂けるように開かれて、棍棒のように硬い肉棒を呑み込み、鼻から荒
棒の背を密着させ、舌が淫嚢から蟻の門渡りを何度も往復する。
頼子はいったん肉棒を口中から吐き出すと、手で上に向きを変え、真一の下腹に肉
「ううっ、明海先生……早く、先生のおま○こに、僕のを挿して」
痺れるような愉悦に襲われて、真一から呻きが漏れた。
「真一くん、私も欲しい……お願い、明海のおま○こに、この太くて長いのを……」
肉棒を舐めていた頼子の動きが止まる。
に昂った。動きが忙しなくなる。一度モーテルで大量に放っているのに、二度目とな
女教師の口から放たれる、最低の四文字言葉に、真一はいまにも漏らしそうなほど
るいま、油断すると交わる前に頂点が訪れそうな予感にうろたえた。
真一は頼子に獣の姿勢をとらせた。両膝を草につき、犬のように臀を向けた頼子の
75 第二章 体験学習前夜。熟女教師との交わり
ジーンズを強引に膝まで降ろした。闇の中でお互いの動きが一致していた。
とどまる。腰を丸めて、頼子の臀に顔を近づけた。
頼子は膝を開いた。その間に中腰のまま分け入る。すぐに挿したかった。が、思い
しな
両手をのばし、後方から淫唇を弄った。しとどに濡れていた。舌をのばす。舌先に
淫裂の奥から迸る蜜液が拡がる。芳醇な香りに刺激され、舌が強靭に撓る。
「あーーん、こんなの、恥ずかしい……」
「もう、我慢、できない。明海先生、僕はもう」
「来てぇ、真一くん、明海に、先生に挿してぇ」
う。ぬるりとした感触に、肉棒が震えた。
舌を退けた。膝を進める。頼子が下方から手をのばしてきて、肉棒の先端を的に誘
「そこ……あぅぅうっ、そのまま、入ってきてぇ」
声と同時に腰を進めた。きつい肉孔を肉棒が直進していく。襞が纏わりついてくる。
孔にすっぽりと蓋をするように、肉棒は後ろから奥深くにまで繋がり、真一の下腹が
頼子の肛孔を刺激した。
臀朶が激しく震えていた。明海先生と交わっている。その錯覚が真一の動きを速め
た。悦声が絶え間なく闇の中に響き渡る。
77 第二章 体験学習前夜。熟女教師との交わり
「可南子さんのこともね。嘘をついたら、私はずっと、怖い教師のままよ」
「先生に嘘などつけません」
「まぁ、いいわ。私はあなたを信用しているから、ここへ入るのよ」
しでは一人で帰ることはできない。そう思いながらも、先を歩きながら不安で、後ろ
先生はもう、ためらわなかった。真一は歩きはじめた。町からだいぶ離れた。車な
を振り返る。安堵する。明海先生はしっかりとした足取りで後ろからついてくる。
けると中から缶ビールを二本出し、ソファに戻った。
一通り部屋を見回すと、立ち上がる。中が丸見えの冷蔵庫に近づく。先生は扉を開
はいなかったのだろうか。そう思い、先生の横顔を窺う。
見合いならラブホテルに入るのがはじめてでも不思議ではないが、独身のころ、彼
生とは違う中学校の校長らしい。
先生は珍しそうに部屋中に視線を巡らせる。噂では見合い結婚で、夫も教師で、先
「こんなところ、私、はじめてかも」
何を話していいかからず、束の間沈黙する。
一つある。真一が腰を下ろすと、先生も隣に坐る。
部屋に入り、ソファに腰を下ろした。他のモーテルとは違い、ソファは二人掛けが
第四章 恩師との再会、十年後の本音
142
「十年ぶりの再会だもの。呑みましょうか」
「えっと、でも、運転が……」
「大丈夫でしょう。一本ぐらい。それに酔ったって、ここはホテルだもの。泊まれる
のよ」
真 一 も そ う し た。 缶 を 合 わ せ て、 一 口 呑 む。 気 を 遣 い、 喉 の 渇 き を 覚 え て い た の で、
呆気にとられ ながら、ビールを 受け取っ た。先にプルト ップを開ける先生に倣い、
一口が美味かった。
先生の体から、女が匂う。人妻らしく濃厚なフェロモンが漂う。
(酔っても泊まれるのよ、と言った……)
断ってもいいはずなのに、誘いに乗った。それだけでも幸せだった。その先生がい
っかけが難しかった。
ま、ラブホテルの一室で、狭いソファに坐り、太ももを密着させている。しかし、き
「あなたと頼子とのことは、信じられなかったわ」
「親友だから、島に赴任していたとき、教え子にデートに誘われたことは話したの」
睨む眼の耀きが妖しい。
真一は黙って聴いているだけだった。
143 第四章 恩師との再会、十年後の本音
「そうしたら、一ヶ月前、体験学習に町を訪れたときに世話になったホテルの担当者
があなたということですもの、私、愕いて……」
ている中で、頼子のほうが気づいた。
一ヶ月前に気づいたのではなかった。予約を受け、電話やメールで打ち合わせをし
真一も愕いたが、しかし、頼子が明海先生と親友だという偶然が、異様に昂らせた。
口説き落とすことに手練手管を駆使した。だが、それは頼子も同じで、親友の教え子
ということに倒錯し、結局はどっちが誘惑したのかわからない状態のまま、激しく交
「頼子、何か言ってたでしょう」
わった。
告した頼子なのだ。遠慮することはない。
正直に言うことにする。内緒と約束していながら、呆れるほど簡単に明海先生に報
「頼子さん、俺が先生に告白したようなことを、いま、一人の生徒に言われているよ
うです」
「まぁ……」
「その男の子の誘いを受けるようです。私は明海のように、教え子が可哀想なことは
したくないって……」
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「ひどい……」
「私とあなたとでは十歳しか離れていない。それでもためらいがあって当然なのに、
一杯の缶ビールに酔ったのか、顔が少し紅潮している。
いまの教え子なら、二十も違うのよ。それなのに、彼女……」
「はい。でも、俺は羨ましかった」
「羨ましいって……あなただって頼子と寝たくせに……」
との光景を想像し、それに十年前の当時を重ね合わせているようだ。
先生が拗ねている。あきらかに頼子が相手にするという、会ったこともない中学生
「いや、そういうことじゃなく、憧れの先生に体験させてもらう、その男の子が羨ま
しかった、ということです」
「いいわ、もう。いやらしいわ、あなたも頼子も……。そんなことより、頼子とはど
んなことしたのか、先生に包み隠さず、白状なさい」
「しかし、そんなこと言われても……」
当時の教壇での口調が蘇る。毅然としたものの言い方だった。
「そのと きのことを再現する だけですもの、私が モデル になりまし ょう。それ なら、
できるでしょう」
145 第四章 恩師との再会、十年後の本音
「えっ いいんですか」
「ベッドに移ってもいいですか」
たのは一瞬だった。先生はすぐに力をゆるめ、顔を上に向けて眼を瞑る。
充分だった。堪え切れずに先生の肩に手を回し、引き寄せる。抱かれた肩が強張っ
わ」
「さぁ、これでいいのね。この後のことは私の知らないことだから、あなたに任せる
先生は甘く睨んで、ミニスカートの膝を少しだけ開く。
い眼で見ていたでしょう」
「ふーん、そうなの……。あなた、さっきも車の中で、先生の太ももや胸をいやらし
「ええ。そうです。俺が助手席に坐る頼子さんの太ももを見たばかりに……」
「それで最初はどうしたの……セオリーどおり、キスからはじめたのかしら」
の明海先生が頼子を演じると言うのだ。真一にとっては、これ以上はない展開だった。
理屈が飛躍して理解に苦しんだ。しかし、いまはそんなことは問題ではない。憧れ
に頼子のことは忘れていきなさい。いいわね」
れは私の教え子に対する最大限の愛情よ。頼子にしたことを最初から辿り、辿った順
「でも、勘違いしないでね。私はあなたという教え子を弄んだ頼子が赦せないの。こ
!?
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「任せたのよ。自由にして。でも、これだけは忘れないで。あくまでも、これはお芝
「はい」
居なのよ」
ようとする。
一度先生の体から離れる。腰を落とし、背と太ももの裏に腕を差し入れて抱き上げ
「待って。洋服は脱いだほうがいいわね。それと、シャワーぐらい浴びないと……」
頼子と交わったことを赦していないのだ。
逆らわなかった。先生は自らを奮い立たせようとしている。プライドが親友である
訳にもならないことを言い連ねて、恥じ入っているはずだった。
体を使い、真一の記憶に残る頼子の残像を消し去ろうとしている。先生自身、言い
(ここは先生の言うとおり、ホテルなのだ。急ぐ必要はない)
一日中動き回っていたので、真一もシャワーを浴びたかった。
定をつくり上げている。
それに、先生のほうが洋服を脱ぎ、シャワーをと言っている。自ら逃れられない設
「シャワー、一緒でいいですか」
バスルームに向かおうとしていた先生の足が止まる。
147 第四章 恩師との再会、十年後の本音
「頼子ともそうしたの?」
「はい 」
「仕方ないわね。もうはじまっているのですもの。……いいわ。いらっしゃい」
大きなため息がなやましい。
言動はあくまでも毅然としているが、先生は全裸での場面に同意したのだ。そのギ
ャップに陶然とする。
浴室に入った先生の姿が、曇りガラスの内側にシルエットとなり浮き出ている。真
一はソファに衣類を脱ぐと、パンツ一つで浴室に向かった。
肉棒の位置を調整する。先走り汁が迸る。肉棒の先がパンツを突き上げていた。長
身すぎて、上向きに変えたことにより、先端がはみ出すほどに勃起していた。
浴室のドアを開けた。眼を見開いた。後ろ姿ではあるが、シャワーを片手に浴室に
立つ先生の裸体に、束の間見とれた。
美しい体だった。全体的に薄っすらと脂が乗り、流れるような曲線により、見事な
た太もも、さらには膝裏から、引き締まった足首までの線が、真一の眼を捉えて放さ
女体が描かれていた。ボリュームのある臀はキュッとあがり、そこからむっちりとし
ない。
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「ジロジロ見ないで」
のだ。真一はパンツを脱ぎ、近づいた。
声が上擦っている。後ろ向きになっていても、見つめられていることを感じている
「先生、俺が流します」
「もう、はじまっているのね」
「はい」
ープを手のひらに塗し、まずは肩から塗りはじめた。手に吸いつくような肌触りだっ
先に浴びていたシャワーにより、先生の肌はしっとりと濡れていた。真一は液体ソ
た。夢でも見ているようだった。経緯はどうあれ、こうして憧れていた女教師明海の
肌に、直に触れている。
る。しかし、明海はさすがに両腕を組んで胸を隠し、眼を閉じていた。
しかも、二人とも全裸なのだ。背が大きいので、後ろからでもたわわな乳房は見え
うな、若々しい肌にソープを塗すことだけに集中する。
気は急いていたが、無理はしなかった。少しずつ落ち着いてくる。まだ湯を弾くよ
背中から腰へと手のひらが移動する。そのたびに先生の体が小さく痙攣する。ため
息が何度も繰り返されていた。
149 第四章 恩師との再会、十年後の本音
ない先生の夫に妬けた。自然に力が籠もる。
敏感なのだ。男の手によって充分に開発された女体。そう思うと、顔も見たことの
「あん……」
「あ、痛かったですか」
「大丈夫。ねぇ、もう、いいわ。あとは自分でするから」
「いや、せめて、後ろだけでも……」
先生は何も言わなかった。真一はしゃがんだ。眼の前間近に、先生の臀がある。滑
から、後ろ向きの臀の頂あたりにソープを塗りはじめた。
らかで、巨大な桃のような臀を眼にして、思わず顔を擦りつけたくなる。堪えて、腰
先生の体の震えが大きくなる。限界だった。我慢できなかった。
真一はタイルに膝をついたまま、その弾力のありそうな臀に顔を押しつけ、先生の
「まぁ……真一くん、あなた……」
腹部に腕を回し、引きつけていた。
言葉とは違い、抗いは少ない。先生は困惑しながらも、顔を押しつけられた臀を逃
「先生、会いたかった……夢のようです。ずっと、好きでした」
がそうとはしなかった。
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