~南佐渡中学校 学校だより~ 南 風 佐渡市羽茂本郷47 第 10号 ℡ 0 2 5 9 - 8 8 -2 1 0 2 ( H 2 6 ・ 1 1 ・ 14) 編集;校長 知本 響き渡った魂の歌声 歌声とピアノの音色一音に魂あつまる瞬間がすき 3年 佐藤 安澄 去 る 1 1 月 5 日 ( 水 )、 佐 渡 市 中 学 校 音 楽 発 表 会 ( 会 場 ; ア ミ ュ ー ズ メ ン ト 佐 渡 ) が 行 わ れ 、 本 校 は 、 小 濱 惠 子 先 生 の 指 揮 の 下 、『 手 の ひ ら を か ざ し て 』( 伴 奏 者 3 年 吉 川 綾 乃 ) と 『 青 葉 の 歌 』( 伴 奏 者 3 年 佐 藤 安 澄 ) の 2曲を全校で合唱しました。人と人のつながりの大切さ、そして命と平和 の尊さを伝える合唱が、南佐渡中生の魂の歌声にのって聴く者の心を揺さ ぶり、会場は感動と賞賛の拍手に包まれました。私たち南佐渡中学校の伝 統に、全校合唱の第一ページが刻み込まれた瞬間です。心を一つに仲間と共 に歌える喜びに満ちあふれたその姿から、ここまで南佐渡中学校を共に創り上 げて来た南佐渡中第1期生としての誇りが伝わってきました。 【リハーサル室で 心のスクラム】→ ← 【会場を圧倒 し た 1 4 6 人 の歌声】 -1- 【第1回文化祭特集】 "創 "に 込 め た 思 い ~開校記念文化祭 大成功~ 去 る 1 0 月 2 6 日 ( 日 )、 秋 晴 れ の 下 、 南 佐 渡 中 学 校 開 校 記 念 文 化 祭 が 行 わ れました。記念すべき第1回のスローガンは、『 ーハジメ 創 ツクルー スト - リー ~146,それぞれの物語~』です。生徒は、第1回の文化祭を「ハジメに ツクル」という開拓者の意気込みで準備をしてきました。そして、そこには、 作品創りや合唱練習を通して紡がれた146の物語がありました。そんな充 実した文化祭をやり遂げた気持ちを、生徒会長の大場拓郎君は次のように歌 いました。 嬉しさと寂しさ残る文化祭秋晴れの空僕ら見つめて 又、PTAによるバザーが行われ、掘り出し物やおいしい食べ物を求める 人の笑顔があふれました。おかげさまで、13万7千2円の利益を上げることが出 来ました。PTAとして、より良い教育活動に資するよう有効に活用させていただき ます。ご協力、ありがとうございました。 《3年生の感想と短歌・俳句から》 すごく短く感じた。始まりから終わ 私たちにとって、最初で最後の文 りまで、すごく楽しい一日でした。 化祭は最高の文化祭になりました。 今日一日が良い思い出になりまし みんなと歌うのはわずかな時。一回 た 。( 女 子 ) 一回大切にしました。(男子) 準備の時間が少なく、リハーサル 合唱では、今まで練習してきたこと も余り出来なかったけれど、内容 をすべて出し切りました。声量もハ が濃く、発表がしっかり形になってい ーモニーも素晴らしく、最高の合 た の で 良 か っ た で す 。( 男 子 ) 唱 で し た 。( 女 子 ) パフォーマンスタイムもみんな積 自分たちが楽しむのはもちろ 極的に参加し、作品づくりも昼休み ん、見に来た方にも楽しんでもらえ 等自分の時間をやりくりして頑張って たと思います。みんな輝いていて、 い て 、 良 か っ た で す 。( 女 子 ) 文 化 祭 大 成 功 で し た 。( 女 子 ) 文化祭個性輝く作品が自分を見てと光輝く 笠井 綺音 やりきった南佐渡の文化祭 山崎 紅花 南佐渡みんなでつくった文化祭 鈴木 宏朋 秋晴れに静かに終わる文化祭 桃井 開鋭 -2- <伝統を引き継ぐ~1年生総合学習の発表~> 【文弥人形の世界を演じきる】 【地方も踊りも 本物 です】 < かわいく 楽しく~躍動したパフォーマンスタイム~> 【生徒会本部 踊りにコントに大活躍】 【みんなで楽しくダンシング】 <これぞ学校の顔~3年生の力~> 【心で歌いきる感動の歌声】 【響き渡る心のハーモニー 】 -3- 【数字から見える南佐渡中生 その1】 生徒の家庭学習時間から考えたいこと 4月、3年生を対象に「全国学力・学習状況調査」が行われ、9月に 入りその結果が送られてきました。新聞紙上でも、メディアと学力の関 係が取りざたされたので、ご存じの方も多いと思います。今回話題にし たいのは、この学力調査と同時に行われた、生徒の生活や心の在り様を 探る「生徒質問紙」の結果についてです。県・全国との比較を通して、 本校の生徒の傾向や問題点を探る良い機会です。今号から、学校だより で 5 回 、『 数 字 か ら 見 え る 南 佐 渡 中 生 』 と し て 連 載 し ま す 。 さて今回、本校の生徒が、県・全国と比べ最も否定的な傾向を示した 質問があります。それは、家庭学習時間についてです。右下の表をご覧 下さい。4月時点で、市・県・全国に比し、本校生徒が家庭学習をして いないという傾向が顕著に表れています。前年度佐渡市は、同じ調査で 38.9%であり、今年度14.5%も増え ているのに、残念ながら本校は足踏み状態で 普段1時間以上勉強する す 。 こ れ が 、「 土 ・ 日 2 時 間 以 上 学 習 す る 生 徒の割合」になると、もっと深刻です。南佐 南佐渡中学 41.7% 佐渡市 53.7% 新潟県 59.4% 全国 67.9% 渡 中 生 1 3 .9 % に 比 べ 、新 潟 県 3 5 .6 % 、 全国40.3%です。では、4月以降はどう なんだ、ということになりますが、佐渡市の 校長会が2ヶ月に一回行っている家庭学習時 間調査の結果を見ても、あまり改善されてい ません。もちろん学校は、生活ノートと自学 ノートを通し日常的に指導しています。個 別の学習相談も行っています。しかし、やりません。まるで決意をして いるかのように、です。では、何が問題なのでしょうか? まず、やっている生徒とやっていない生徒の差が大きく、それが固定 化していることです。そして、していない生徒の中で、そんなにしなくて も、まずは「何とかなりそうだ」という空気を共有していることです。結果、 高校に入学した後、進級したり大学に進学したりするときの「何ともならな い」現実を見ようとしていないこと、です。しかし一番の問題は、そうした 「何とかなりそうだ」という自分への言い訳が、いつの間にか「勉強そのもの をしない自分」をつくってしまうこと、です。敢えて言えば、学生にとって 勉強しないことは大人が働かないのとほぼ同義です。それは、学力とか 進 学 と か と は 又 別 の 意 味 で 、 一 生 の 損 失 で す 。( こ の 項 続 く ) -4-
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