月報 2014 年 4 月 29 日 №281 4 月 号 石城山岳会事務局編集 月例山行「大佐飛山(1908m) 」 2014 年 4 月 18 日(金) 秋葉、渡辺(敏)、下山田 福島県と栃木県県境域の黒滝股山や男鹿岳から 眺めると印象的で気になる山である大佐飛山にい つか登りたいと思っていたが、ようやくその機会 が訪れた。しかし、大佐飛山は人里からかなり奥 に位置するため行程が長く早朝に出発する必要が ある。前日に登山口の林道に車を止め天気祭りの 準備をして、おいしい鍋に舌鼓を打って明日の成 功を祈りながら眠りについた。 翌朝、4:30 の出発予定が遅れ 5:30 分過ぎに なってしまった。天候は晴れで登山日和である。 昨日確認した登山口から登り始めるが、急な斜面 で谷になっていて浮き石も多く手間取ってしまっ た。下山したときにわかったが、この登山口よりももう少し西寄りの登山口が一般道の登山口のよう であった。 50 分ほどで尾根に上がって稜線沿いに進む と、三ツ石山を過ぎたあたりから積雪があり、 しかも結構寒いので雪面が凍って滑りやすいの でアイゼンをつけた。いくつかのピークを越え 黒滝山に到着した。 黒滝山付近ではルートがわかりにくく少し手間 取ったが、目印がありそれを確認しながら大佐 飛山を目指した。途中、数名の下山者とすれ違 う。人気のある山のようである。 大佐飛山山頂は灌木が周りにあり見通しがそ れほど好くなかったが、黒滝股山、男鹿岳、那 須連山、三倉山、大倉山が望められ満足であっ た。行き 7 時間、帰り 5 時間の 12 時間の行程は少々疲れたが、目標が達成でき雪面の稜線歩きも楽 しいひとときでした。 5:35 登山口(林道)→6:15 尾根→6:27 三ツ石山→7:54 サル山→8:35 山藤山→9:44 黒滝山→ 10:16 西村山→11:15 大長山→12:22/12:38 大佐飛山→14:38 黒滝山→15:17 山藤山→15:53 サル山→17:10 登山口 1 赤:登り 緑:下り (文責:渡辺(敏)) 指導委員会主催 積雪期研修会兼指導員養成積雪期講習会 平成 26 年 3 月 8 日(土)~9 日(日) 参加者:秋葉、下山田、渡辺(敏)大和田、馬場、渡辺(恵)、吉田(睦) 、平子、他 10 名 8 日(土)~9 日(日)の両日、くろがね小屋周辺にて指導員養成講習会を兼ねて積雪期研修会を 開催しました。初日は、弱層テスト(ハンド)に簡易雪洞(スノーマウント)、ビーコンの基本操作、 ゾンデの感触確認。午後からは天候の影響で場所を小屋に移し、屋内講習、部屋の梁を使用して、ス タンディングアックスビレイの作成と手順、ロープワーク、確保技術(スタカット・コンテ)など。 二日目は、フィールドにて、スタンディングアックスビレイを主体に、耐久姿勢、支点の構築、滑 落停止など雪山登山技術の基本を学んだ研修会でした。今回は「小屋」の水道が凍結状態で、食事の 提供はなく自炊となってしまった。 それでも温泉で身体を温めることが出来ました。講師の秋葉さん、 下山田さん、受講者の皆さん、お世話になりました。 (文責:平子) 2 指導委員会主催 実践山スキー「神籠ヶ岳」1376m 平成 26 年 1 月 26 日(日) 秋葉、渡辺(敏)大和田、遠藤(寛)平子、他18名 「横山」以来となった実践山スキー。早朝から雨模様であったが、予報では回復の兆しであったの で実施を決定。総勢23名となりス キー隊とスノーシュー隊に別れ、大 内宿臨時駐車場からの出発となった。 ほとんど雪のない林道を歩き、登山 口で準備を済ませると、スキー隊を 先頭に進む。杉林から南東にルート を取り、広くなだらかな斜面を、し ばらくのんびりと行く。 先には東 尾根を目指し、急な斜面を登るスキ ー隊。スノーシュー隊も後に続くが、 かなりの急登。悪戦苦闘の末に尾根 筋に出る。 ブナ林の気持ちの良い、なだらか な広い傾斜地もあるが、頂上直下の 油断の出来ないヤセ尾根もあった。頂上で昼食をとるが、小雪が舞い風も出てきたので早々に下山と なる。 スキー隊長の秋葉さんに保坂さん。スノーシュー隊長の大田原さん、お世話になりました。 駐車場 8:35 → 尾根上 10:08 10:20 → 神籠ヶ岳頂上 11:37 12:15 →駐車場 13:54 (文責:平子) 3 丸山(1488m)、尾白山(1398m) 2014 年 3 月 26 日(水)秋葉、渡辺(敏) 、下山田、馬場 尾白山(おじらやま)は国土地理院の地図には山の名称が記載されていないが、麓から山頂が眺め られ地元の人にはなじみの深い山だそうです。その尾白山の奥にある丸山へは登山道がないので登山 は残雪期に限られる。そこで、この時期に丸山までスキーで登ることにした。 宮沢口に車を止めて歩き始めた。林道があり道標に沿って夏道を進んだ。尾根に上がる途中傾斜が 急なところが多く、慎重に進む。尾根に上がってからも小さなピークを次々越えて進んでゆく。下山 田さんの腰の状態が悪くまた、馬場さんの体力消耗が激しく遅れ始め、このペースで進むと尾白山ま で行けそうにないので、私(渡辺)と秋葉さんとで先行して下山田さんと馬場さんとは後から体調を みながらついてゆくことにした。 尾白山の手前 の前衛峰の通過 にはザイルが必 要かもしれない との情報であっ たが、右側の斜 面をトラバース して無事通過、 その先の尾白山 尾白山前衛峰手前から尾白山派生尾根と丸山 丸山山頂から三岩岳、窓明山、坪入山 山頂に到着し た。時間にも余裕があったのでその先の丸山まで行くこ とにした。丸山まではなだらかな尾根で程なくして山頂 に到着した。山頂からは会津朝日から駒ヶ岳までの会津 アルプスの山々がすぐ目の前に広がり楽しいひとときを 過ごした。天候も高曇り無風で絶好の登山日和であった。 午後からは気温が上昇して雪が緩んで急な斜面では雪 崩が頻発していたが、帰りは来たルートを忠実にたどっ て無事下山した。 宮沢口 8:12→862m 峰 9:53→1179m 峰 11:15→1278m 峰 11:35→尾白山山頂 12:20→丸山 12:57 13:18→尾白山 13:50→宮沢口 15:50 (文責:渡辺(敏)) 4 山スキー・中吾妻山 2014年4月2日(水) 秋葉、下山田、馬場 中吾妻山は吾妻連峰の主稜線から離れているためあまり注目されない不運な山である。登山道もな いため藪をこぐか、積雪期に登るしかない。4 月の好天日を選んで出かけた。 金堀集落に駐車し、シールを付けて出発する。林道 を進み左側の水道小屋のところから作業道跡に入る。 沢添いに進み尾根に取 り付き右にトラバース し林道に出る。 1252mまではカラ マツの斜面を登る。 1252m から 1252m峰から中吾妻山 1400m あ た り ま でブナの林を何度も上 り下りを繰り返すので、結構時間がかかる。 黒木の樹林帯に入り上り詰めると中吾妻山の頂上、この角度からは 1252m からは 上り下りを繰り返す 他では見られない「吾妻・安達太良連峰、磐梯山、飯豊連峰、足下に 裏磐梯の湖沼群と谷地平」 、360 度の展望が癒してくれる。 時間も遅れているので。シールを外して滑降に移る。広い斜面の黒 木を縫うように滑る。途中でシールを付け、登り返しを繰り返す。1252m から再び滑降するが、落 中吾妻山からの安達太良連峰 ち枝、落ち葉にスキーを取られて苦労する。 1150m付近で太陽は沈み、林道に出た時に は暗くなったしまった。 金堀集落までの林道をヘッドライトを点け て滑るという始めての経験をしました。登り 7 時間下り 5 時間、合計 12 時間の行動でし たが、長年の想いの頂に立て嬉しい一日でし た。 金堀集落 7:15→中吾妻山 14:15~30→ 林道 18:30→金堀集落 19:15 (文責:秋葉) 赤は登り 緑は下り 5 さる が ば ん ば や ま 干支の山「猿ケ馬場山」 2014年4月 15~17 日 秋葉、下山田、馬場 三百名山山の中で最も登 るのが難しいと言われてい るのが白山周辺の「笈ヶ岳」 「猿ケ馬場山」「野伏ケ岳」 の三山と言われている。 その理由は奥深いところ にあり、距離が長いうえ登 山道が無く、残雪期の限ら 帰雲山より猿ケ馬場山 猿ケ馬場山頂上 れた期間にしか登ることが できないからである。昨年の 5 月連休に計画し「笈ヶ岳」は登ることが出来たが「猿ケ馬場山」は途 中敗退、「野伏ケ岳」は雪が無く登山口を確認しただけに終わった。 今回は 3 月の下旬に行きたかったが 4 月半ばになってしまった。 前日発で白川郷の駐車場で車中泊。 猿ケ馬場山1875m 16 日 白川郷善光寺裏の登 山口から林道を進むと 左側に三角屋根の小さ な小屋があり、そこか ら左の林道に入る。林 道は浅い沢状の所を通 り、900m付近で雪 が出てきたのでスキー を履く。沢を詰めると 宮谷林道と合流、下山 田さんは脚の調子が悪 くここでリタイア。 林道を進み右の尾根 に取り付く。アンテナ のところから少し下っ てから登ると帰雲山。 ここにもアンテナがあ る。ようやく猿ケ馬場 山が姿を見せてくれる。 一旦くだり長い緩い登りを続けると正に「馬場」の名にふさわしい広い頂上である。 白山、三方岩岳、笈ヶ岳、大門山、大笠山などかって登った山が白銀の衣をまとって迫ってくる。 しばし絶景に見とれ滑降にうつる。登り返しの所はスキーを担ぐ。ブナの樹林を縫うように滑りあっ という間に雪の最終点、スキーをザックに取り付け下る。登山口に下山田さんが車を回してくれてい た。 午年生まれの馬場さんが午年に「猿ケ馬場山」に登るという記念すべき登山でした。 駐車場 4:50→登山口5:10→三角屋根 5:35→堀越林道 7:15→帰雲山 9:25→猿ケ馬場 山 10:40~11:10→帰雲山11:30→堀越林道 12:00→登山口13:30 6 野伏ケ岳 1673.4m 17 日 登山口は岐阜県郡上市石徹、白山中居神社があり昔は白山信仰登山の基地として賑わった由緒深い ところである。前夜の内に移動し車中泊。 薄暗いうちに出発するが、今日も下山田さんの調子が 悪く途中リタイア。林道を進み 900m 付近でスキーを 履く。ショートカットをして和田牧場跡入口に着き、野 伏ガ岳の全貌が望める。 凹地を回り込みダイレクト尾根取り付くが予想より時 間がかかる。尾根は段々急になり木の枝も邪魔しシール がスリップするので私はスキーアイゼンを付け、馬場さ んはスキーを背負って登 野伏ケ岳 左ダイレクト尾根、右東尾根 る。 ダイレクト尾根と東尾根の合流点 は結構キツイ登りではスキーを担い で何とか尾根に這い上がる。広い尾 根をひと登りで頂上、春霞でスッキ リとはいかないが中々の展望である。 しばし休憩の後、東尾根に滑り込 む。広い尾根で快適に滑る。滑り過 ぎないように注意し 1350m 付近から牧場を目指す。あっという間に 牧場に着く。平坦地を滑らせ牧場入り口から林道をすべり、雪最終点でスキーを脱ぎ登山口に向かう。 スキーを始 めてあまり長 くない馬場さ んですが、こ の間の練習の 成果が現れ、 林の中も、狭 い尾根も、急 斜面もこの 2 日間一回も転 倒せずに滑り 赤が登りルート、緑が滑降ルート ました。結果 的に予定より かなり早い時 間に下山でき ました。 拍手…!! 登山口 5:00→和田牧場跡入口 6:30→ダイレクト尾根取り付き 7:20→頂上10:20~50 →牧場入口 11:50→登山口 13:00 (文責:秋葉) 7 八ヶ岳 赤岳 3 月 21 日(金)~23 日(日) 佐藤(一) 3/21-23 八ケ岳赤岳のガイド状況報告します。 3/21~3/23 の日程で赤岳鉱泉に 2泊して、八ケ岳最高峰の赤岳 2899 m登頂のガイドをしてきました。参加 者(ゲスト)は4名、いわき市、日立 市、福島市、仙台市から、ガイドは私 1名合計5名の構成です。 行程は、3/21 いわき市⇒二本松⇒ 上信越道⇒美濃戸口(約6時間) ・・・ 赤岳山荘・・・北沢・・・赤岳鉱泉(や く3時間) この日は、稜線は雲に隠れ風雪が強 く、下山者から前日までの積雪でかな り苦労したという情報をもらいました。 赤岳鉱泉は、3連休でもあることから、 約200名の宿泊者だと聞きました。 3/22 朝から雲一つない快晴になり ました。本日のコースは、赤岳鉱泉・・・ 行者小屋・・・文三郎尾根・・・赤岳 山頂(約4時間) ・・・往路を赤岳鉱泉 まで下山(約3時間)。 文三郎尾根は、これまでの積雪で階 段・鎖は埋没。稜線分岐点から山頂ま での岩場も鎖は一部除き埋没状態で、 南斜面はスッパリ切れ落ちてます。こ の斜面は冬山初心者1名はショートロ ープで確保。下山してくる登山者との 擦れ違いに緊張する場所です。 無事赤岳山頂に到着、北から穂高~ 槍ヶ岳~常念~後立山~上越~秩父~ 富士山~南アルプス~中央アルプスの360度の大展望。 下山は、山頂直下の斜面から、ロープを固定し懸垂下降、3度 30mロープをいっぱいに使い確保 し、岩場を安全に下山しました。文三郎新道の下りは意外と苦労し、2名とアンザイレンし下りまし た。鉱泉に到着しビールで無事登頂を乾杯。鉱泉の夕食は初日は牛肉のしゃぶしゃぶ、2日目は牛肉 ステーキと豪華なものでした。 最終日の帰り道は中央道の渋滞を考え、清里経由で佐久甲州街道で佐久 IC へ、上信越道から福島に 帰るコースをとりました。結果距離も 40kほど短縮渋滞にも会わずに帰宅できました。 (文責:佐藤(一)) 8 春の甲斐駒ケ岳 平成 26 年 4 月 12、13 日(土、日) :遠藤(寛) ち くう 南アルプス、甲斐駒ケ岳(2,967m)を黒戸尾根、竹宇駒ヶ岳神社(770m)から登山しました。 木々が芽吹き、コゲラが木をつつく音が響く春の登山道でしたが、標高 1,500mからは雪と氷に覆わ れていました。1 日目は七丈小屋(2,300m)に泊まりました。ログハウス風の七丈第二小屋には 12 名ほどの先客、豊富なお湯と水で快適。石油ストーブのおかげでとても暖かく、毛布一枚で熟睡。 2 日目、ご来光を拝むため、七丈小屋を暗いうちに出発しました。早朝の雪は固く凍結していました が、アイゼンの爪はしっかりと刺さりました。甲府の夜景が美しく何度も足を止めました。痩せ尾根 と急斜面の連続でスリル満点。北岳と間ノ岳のモルゲンロート(写真)が素晴らしかった。 春の高気圧のおかげで山頂は-5℃、穏やかな風は 3 メートル程度。早出した登山者は、ほかに 3 名でした。富士山と南アルプスの山々、御嶽山、乗鞍 岳、北アルプスそして、八ヶ岳の展望が楽しめました。 4/12 9:30 竹宇駒ヶ岳神社→15:30 七丈小屋 4/13 4:00 七丈小屋→5:50 甲斐駒ケ岳 山頂 6:00→7:00 七丈小屋 7:20→8:00 五合目→10:40 竹宇駒ヶ岳神社(文責:遠藤(寛)) 9 第 2 回いわきの山を歩く会 往 生 山(599.1m) 2014 年 3 月 30 日(日) 秋葉、平子、下山田、馬場、谷脇、渡辺(恵)、渡辺(敏)、関内、全 27 名 3 月 30 日(日)に第 2 回いわきの山を歩く会を往生山(599.1m)で、従来のコースに加え周回コ ースを整備し実施しました。いわきの山を歩く会は一昨年に亡くなった石城山岳会、福島県山岳連盟 の元会長吉田元さんを偲ぶ催しとしてスタートしました。第 1 回は、昨年 3 月に「屹兎屋山~猫鳴山 ~二ッ箭山」で実施しています。 往生山は御斉所街道を遠野町から入った入遠野にあり、水田越しに見える円錐形の山は、入遠野小 学校の校歌にも歌われて昔から地 区民に親しまれています。平安初 期(800 年代)の法相宗の徳一大 師が開山、それ以降修行のため多 くの行者がこの地を訪れ、厳しい 修行で命を落とした行者もいたの でこの名前が付いたようです。入 遠野には徳一大師御入定所といわ れる祠や、入定という地名もあり ます。 (※徳一大師:最澄や空海との法 論を戦わせた高僧。いわきに 13 カ寺創建して会津に向かったと言 われている。いわきでは閼伽井嶽、 波立薬師、高蔵寺等々、会津の慧 日寺、鳥追観音、立木観音等) 遠野地区は馬の産地として知られ、往生山の裾野は「草山」と呼ばれる馬のえさとなる牧草地でし た。また農家の副業として和紙づくりが盛んでした。 当日は朝からあいにくの雨で、午後には荒れる予報の中、27 名が 8:30 に遠野オート―キャンプ 場に集合、開会式の後、数台の車に分乗して登山口に向かいました。登山口で 3 班に班編成し 9:00 出発。途中案内板の取り付けや、地図・コンパスの使い方を確認しながら往生山には 10 時過ぎに到 着しました。 雨のため休憩も早々に出発。なだらかな稜線を土塁沿いに進み添え石を過ぎた次のピークで一旦下 の林道まで下り、ここから登り返し 11 時過ぎに大石が横たわる 591m峰(極位峰)に到着しました。 ここで往生山方面の眺めを楽しみながら昼食としました。全班合流後、全員で記念写真を撮り、登山 口への下りを開始しました。一旦沢を渡り先の尾根をゆるやかに下って行き、最後は急激な下りとな る。ここには数段にわたり事前にトラロープを張ってあり難なく沢まで降りることができ、13 時過 ぎ登山口へ戻りました。 なおコース途中の 591m峰手前の石を「無想石」、下りの 480m 地点の石は「合掌石」、最後の下 りは「懺悔坂」と名付け標識を設置しました。 今回の歩く会開催にあたり、事前の登山道・道標整備、当日の案内・道標整備へのご協力、有難う ございました。 (文責:関内) 10 「おつきいし」は何処だ? 2014年4月 12 日 秋葉 入遠野小学校の校歌に「往生山やおつきいし」とある。この間、往生山の登山道整備をしてきたが 「おつきいし」という石 がどこかにあるのかが気 になっていた。 地元出身の平子さんに 調べたもらい、 「おつきい し」とは石ではなく八坂 神社の南の262.5m 山だということが分かっ た。 往生山に展望板を 置くついでに行ってみた。 「八坂神社の二 本松」は福島県文 化財に指定されて おり、神社の庇の 彫刻も中々のもの で一見の価値があ る。登山道はない ので、藪を漕いで 行く。頂上に石が あるのではと想像していたが石はなく無く、四等三角点があり、きれいに刈り払われていた。 「おつき いし」は八坂神社と東に送電線が通っているのが目印になる。 (文責:秋葉) 登山道整備 鶴石山~二ツ石山 2014年4月 13 日 秋葉、渡辺(敏)、馬場、谷脇 鶴石山~二ツ石山の登山道整備を行いました。二ツ石山東約300mにある風速観測用の鉄塔は 途中から折れていま した。昨日往生山か ら眺めたとき鉄塔が 見えないので、自分 の視力が落ちたのか なあ? と心配しま したがこれで原因が 分かり一安心しまし た。藪の中を歩いて いくと、突然きれい に刈払われた二ツ石 山頂上と登山道が現れました。車に例えればデコボコの林道から突 然高速道路に飛び出したような感じで、今まで歩いて来たところと比べると、あまりの美しさに感動 ものです。登山道整備はこんな喜びもあるのだと一同納得。二ツ石山からの一等三角点の方位板を設 置しました。 (文責:秋葉) 11 奈良の山旅 4 月 22 日~25 日 秋葉、ゆ、下山田、玲 22 日 竜ヶ岳 904m 一等三角 点を登って、吉野の桜、長谷寺の 石南花を見ました。 23 日 室生寺の石南花がきれいでした。クロソ山 1037m 展望が素晴らしい! 24 日 三峰山 1235.4m 一等三角点、滝見 コース往復。昨日歩いて曽爾高原方面、明日登る 高見山が良く見えました。 25 日 高見山 1248m 360 度のパノラマ、吉野か らの奥駆道も見え感慨ひと しお。伊勢神宮参拝、 付き合ったくれたお勝手連 ありがとう! (文責:秋葉) 傾城森 440m 宮城県七ケ宿町 4 月 27 日(日) 秋葉、下山田他 11 名 夢想山の会の月例山行に参加。 (文責:秋葉) 12 陣馬山(855m) 2014 年 3 月 21 日(火) 竹本 他1名 3 連休の初日、一度行ってみたかった陣馬山へ行ってき ました。 前日に渋谷で火災があった為、首都高が通行止めになっ ているのを知らず、かなりの渋滞に巻き込まれてしまい ました。当初、遅くても登山口 9:30 頃スタートの予定 だったのですが、実際には 12:45 スタートとなってし まいました。ただ、天気も良く登山道もほぼ乾いていた ため、歩きやすかったです。 清水茶屋の名物「けんちん汁」をいただき、一足早い春 を満喫してきました。 12:50 藤野駅前市営駐車場 - 13:15 陣馬山登山口 - 13:30 一ノ尾根分岐 - 15:00~15:45 陣 馬山山頂 - (栃谷尾根コース) - 17:05 陣馬山登山口 (文責:竹本) 阿蘇山(1592m)、九重(久住)山(1787m) 2014 年 4 月 11 日(金)~12 日(土) 竹本 九州福岡へ出張が入り、木曜日までの仕事を終え、金曜日 1 日 お休みをいただき 3 日間で九州を旅してきました。 11 日(金)は阿蘇山へ。小倉から朝一番でレンタカーを借り、 登山口の仙酔峡へ到着したのが 11:00。 暑い日差しが照りつける中、半そでシャツ 1 枚でバカ尾根を登 りました。途中、日 立から来たという男 性 2 名と会った以外 は山頂へ行くまで誰にも会わず、静かな山行でした。 高岳、中岳を経由して火口東展望台へ。時折、ゴォー!と いう音とともに白煙が上がる風景は圧巻でした。 11:00 仙酔峡-12:55~13:10 高岳-13:21 中岳 -13:50 火口東-14:28 仙酔峡 12 日(土)は九重山へ。天気予報は午後から雨。登山経験豊富な前日宿泊した黒川温泉に程近いペン ションのオーナーさんに相談したところ、自分で予定していた長者原からぐるっと一周のコースでは 13 なく、牧の戸峠から久住山を目指し、天気と体力の余裕があれば中岳周辺を散策した方が安心と教え ていただきました。 牧の戸峠へ到着すると、九重連山はガスの中。真っ白で何も見 えませんが、ガスは晴れると信じて歩を進めます。 予想通り、途中からガスが晴れてきたので、星生山を経由して 久住へ向かいました。 下山途中では長者原方面の景色も広がり、名物野焼きを見るこ とができました。 お昼前には下山し、 湯布院へ向かい散策。 由布岳を目の前に見れる温泉に入り宿へ向かいました。 6:37 牧の戸峠-7:04 沓掛山-7:49 扇ヶ鼻分岐-8:17 星生山 -8:50 久住分かれ避難小屋-9:20~9:30 久住山-10:00~ 10:20 避難小屋(ブランチ)-11:52 牧の戸峠 (文責:竹本) 至仏山(2228m) 2014 年 4 月 27 日(日)~28 日(月) 竹本 以前から真っ白の尾瀬が見たいと思っていました。 ちょうど「山と渓谷 4 月号」に掲載されていましたので、山荘 に予約をして泊まりで行ってきました。 天気予報では日曜日の午後から霧が出るとの事でしたが、2 日 間とも良い天気に恵まれ、汗だくの山行となりました。 登山道にはスキーヤー、ボーダーがたくさんいて、私のような 「登山」というスタイルの人は少なかったです。 それでも山頂からの 眺めは 360 度見渡せ、ついつい長居してしまいました。 山ノ鼻へ下山し、山荘到着は予定より早かったので、今の時 期にしかいけない日本で 2 番目に大きな唐松を見に行ってき ました。人がほとんど入らず、雪崩もないからなのか?唐松 に限らず、ブナも赤松も巨木だらけでした。 誰もいない尾瀬ヶ原を散策し、大自然を満喫し、自然からの エネルギーをたくさんもらって帰ってきました。今回の山行 で出会った皆さん、ありがとうございました。 10:24 鳩待峠登山口-11:46~12:34 至仏山頂-13:54 至仏山荘 7:44 至仏山荘-9:01 鳩待峠 (文責:竹本) 14 いわき市とその周辺の山(16) 標高 767.5m 鶴 石 山(つるいしやま) 三等三角点 2 万 5 千分 1 地形図[下市萱] いわき市(遠野町・三和町) 特 徴 鶴石山にはアンテナが建っており、アンテナの裏が三角点 の頂上である。登山の対象とはならないが、周りが鶴石牧 場の草原なので展望は良く、那須連峰、阿武隈の山並み、 いわき七浜が一望で きる。 「シベリアヘ帰る鶴 の群れから年老いた 鶴が病気のため脱落 し、山頂に 1 羽だけ 取り残されてしまいました。老鶴はじっと故郷の空を眺めたまま の姿で石になってしまいました。」というのが名前の由来です。 マイカー:R49 から渡戸高野へ、林道 を鶴石牧場へ向かう。この道は牧場へ 大型トラックが入るので比較的入り易 い。アンテナの立っているところが鶴 石山。 アドバイス:入遠野から天王川に沿っ た林道でも入れるが三和からの方が道 は良い。 アンテナ入口より林道を遠野側へ少し 下った所に二ツ石山への登山口があり 縦走路は整備されている。 (調査・記録:秋葉) 15
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