軟衛協会報 - 静幸産業

(別刷)
軟衛協会報
−2012 年度下期号−
●
工場訪問記
「株式会社 静幸産業本社工場を訪ねて」
工場訪問記
訪問日 平成24年10月31日
株式会社静幸産業本社工場を訪ねて
軟包装衛生協議会広報部会
委員 山口 秋司
委員 宮部 達夫
医療機器の品質保証のための国際標準規格
して、これらを遵守することを製造目標とし、
10月31日 秋も深まり本来であれば、肌寒い
時期のはずですが、当日は素晴らしい青空が広
作業所環境はクラス10万以下を基準として取り
組んでおられます。
この本社工場は1996年(平成8年6月)に認定
がる暖かい秋晴れの下、我々は株式会社静幸産
工場登録第174号を取得され、玄関には認定標
業本社・工場へと向かいました。
同社は創業以来医薬品・医療機器滅菌包材
識、応接室には認定証が掲げてありました。
にいち早く取り組まれてクリーンな一貫製造
環境で、高い技術力をもって高付加価値化を
実現し、衛生性と高品質な製品を提供し着実
な成果を上げておられます。企業理念として、
Clean Packaging Material & Engineeringから
「CPM&E」をスローガンとして掲げ、包装素
材のもつ機能と加工技術を調和して、衛生的な
製造環境で、品質管理に力を入れ、製薬会社、
医療機器メーカーの皆様、さらには、医療従事
者の方々が安心してご使用できる包材を供給
本社・工場外観
することが最大の使命であると認識されてい
当日は天候に恵まれ早朝7時東京駅発の新幹
ます。
そのために原材料から製品出荷まで全てを社
内で行うことを方針とされています。また、医
線で、途中車窓から冠雪の美しい富士山を眺め
ながら1時間程で静岡駅に到着しました。
療機器の品質保証のための国際標準規格であ
まず訪れたところは、東名静岡ICに近い所
る、ISO13485、ISO11607などの規格も参考に
にある特別史跡の登呂遺跡*です。周辺を住宅
認定標識
認可証
−1−
認定表示
地に囲まれた遺跡は、太平洋戦争中の1943年、
て1616年4月 東 照
軍事工場建設中に偶然発見され、約2,000年前
宮を建立したとい
の弥生時代の遺跡であることがわかりました。
われています **。
弥生時代の農村の姿を残す集落遺跡で高床倉庫
社殿は権現造り、
の跡、約8ヘクタールの水田域が確認されてお
総漆塗・極彩色で
ります。遺跡から
桃山時代の技法を
は土器、木製の容
取り入れた江戸時
器や農具が出土し
代の建物で2010年
て1952年には国の
12月に国宝に指定
特別史跡に指定さ
されており、他の
れています。
建造物も1955年に
登呂遺跡
次に訪れたところは三保の松原です。国道150
重要文化財に指定
久能山東照宮
号線に出て東方面に石垣イチゴで有名な久能街
されています。境内の本殿裏手50mを上がる
道(ストロベリーロード)を真っ直ぐ進む通り
と最上段には石
は、椰子の木が等間隔に植えられ南国のような
造り神廟(家康
気分になりました。清水市内から少し離れた駿
公お墓所)があ
河湾に面した所ですが、御穂神社から羽衣まで
りました。日本
を結ぶ見事な松林(神の道)が海に向かって
平から久能山ま
1km近く続き、その先に三保の松原で有名な名
での稜線はとこ
勝“羽衣の松”
(古松、新松)がありました。三
ろどころ浸食さ
保の村に天女が舞い降りて羽衣をかけたという
れ屏風のような
天女の羽衣伝説を継
垂直に切り立っ
承する枝振りが見事
た 高 さ100mの
な 樹 齢650年 の 松 で
絶壁岩が何枚も
す。更に心地よい砂
形成し自然の凄
地を歩いてみると約
さを物語ってい
7kmの海岸線に沿っ
三保の松原(羽衣の松)
徳川家康公の墓所
ます。
て5万4千本の松が茂
久能山から再びケーブルカーで日本平山頂
り、波打ち際から望
に戻り富士山を見ながら昼食をとり、車で草薙
む富士山を期待しま
の株式会社静幸産業本社・工場に予定通りに到
したが、雲がかかり
着しま
全貌を見ることはで
した。
きませんでした。
さらに足を延ばして史跡久能山東照宮へ、久
能山は久能忠仁が初めて山を開いたとのことで
す。社殿久能山東照宮の境内は面積が65,000
坪、海抜270mの山頂にあり、75歳の生涯を閉
じた徳川家康公の遺言により、二代将軍秀忠公
が江戸時代の粋を集めて岩盤の硬い所を利用し
* 登呂遺跡:資料 静岡市立登呂博物館発行より一部抜粋
日本平から富士山全景
** 久能山東照宮資料はホームページ:
http://www.shizutetsu.co.jp/park/kunousan.html
−2−
株式会社静幸産業 本社・工場
このような3つの戦略でお客様の対話でニー
本社・工場に到着すると玄関前には代表取締
役 植松保幸様、取締役営業部長 矢崎修様、開
ズを引出し、他社では真似ができない難題を克
服されて着実に成果を上げておられます。
発部部長 永田政令様、営業部次長 杉山守俊様、
総務・経理部長 新庄雄三郎様、の方々が出迎
Ⅰ.会社の概要
えて下さいました。3階の応接室に案内してい
商 号 株式会社 静幸産業
ただき更に品質管理課課長補佐 佐野衛様、営
代 表 者 代表取締役 植松 保幸
業部係長 青木浩人様、開発部主任 原佳之様に
本社・工場 静岡県静岡市葵区瀬名川3丁目
2番5号
もお会いしました。
株式会社静幸産業 本社工場は1964年(昭和
TEL 054-262-2161
39年)4月に静岡県静岡市弥生町4丁目で創業さ
FAX 054-262-2726
れました。
ホームページ
http://www.seiko-s.co.jp
株式会社静幸産業では、高い技術力で高付加
価値化を実現し、他社に追随を許さない医薬品
創 立 1964年4月
包装、医療機器の滅菌包装資材メーカーとし
資 本 金 18,000,000円
て、特徴的な 3 つ の 戦 略 を掲げ実行し成長を
従 業 員 数 68名
続けています。
事 業 内 容 軟包装材料の製造・販売(医
戦略-1 事業領域を成長分野へシフト…
薬品・医療用包材、各種滅菌
創業以来、様々な包装資材の委託から始ま
包材、農薬用アルミ包材、そ
り、25年前に我が国初のエイズ患者確認を機
の他)
に、院内感染防止の市場に着目し、医薬品・
医療器具用滅菌包装を主軸とするメーカーへ
Ⅱ.主要設備内容
検査機
と事業領域をシフトした。
戦略-2 他社にない包装技術の開発…
・製造環境クラス10万 粘着ロールによるイ
ンラインでの付着異物除去
1. 医療現場のニーズに応えるイージーピー
・原紙の異物、印刷欠点、ラミネートの欠点
ル技術の実現
検査
2. ハイクオリティーな滅菌包装材料の採用
戦略-3 果敢な設備投資
・原紙幅 600mm ∼ 1,200mmまで加工可能
印刷機
印刷、ラミネート、スリット、製袋・検査に
至るまで全工程を、業界基準を上回るスペッ
・製造環境クラス10万 7色グラビア
クのクリーンルームを行っている。クリーン
・原紙幅 600mm ∼ 1,200mmまで加工可能
ルームで一貫生産が可能になったことで、多
・欠点検査装置搭載
品種小ロット生産に加え、短納期にも対応可
・プラスチックフィルム印刷とタイベック®
能になり、医療機器メーカーに最適な包装方
または滅菌紙印刷のセパレートタイプ
法の提案ができるまでになった。更に製造後
・タイベック®または滅菌紙印刷側にウエブ
の検査結果データを添付して出荷するなど徹
クリーナー装置搭載
底した品質管理により取引先の信頼を獲得し
ラミネート機(ドライ)
ている。
・製造環境クラス10万
−3−
・常温からレトルト仕様まで加工可能
1998年 自動倉庫新設
・欠点検査装置搭載
2007年 加工中間品専用の倉庫新設
・原紙幅 600mm ∼ 1,200mmまで加工可能
2008年 製袋加工室新設、スリット加工室移設
・塵埃除去フィルター付きドライヤーゾーン
2010年 欠点検査装置付き製袋機導入
2011年 軟包装衛生協議会 認定工場更新完了
搭載
スリット
となる
・製造環境クラス10万
Ⅳ.工場見学
・製品幅 20mm ∼ 1,200mmまで加工可能
工場建屋は2棟からなり、2003年に新設され
・フラグ感知装置搭載
・粘着ロールによるインラインでの付着異物
た印刷、ラミ、スリットが配置される一貫工場
と2007年に中間品専用倉庫、製袋加工室として
除去
製袋機
増築された工場・倉庫からなります。
従業員は専用入り口より外履きから上履き靴
・製造環境クラス1万
【三方袋加工機 3台】
に履き替え入場します。更衣室で作業服に着替
・自動コーナーカット加工可能
えた後、場内用安全靴に再度履きかえます。
・製品幅50 ∼ 600mmの加工可能
・欠点検査装置搭載
【合掌袋・テープ入りパウチ加工機 3台】
・20mm ∼ 50mmのタイベック®テープ挿
入装置搭載
・製品幅30mm ∼ 350mmの加工可能
品質管理
・【検査機器】
・万能引張試験機
・動摩擦係数測定器
更衣室
・バーコード検証機
外来者は自身の体
・ヒートシールテスター
調に関するチェック
・ガーレ式デンソメーター
リストで自己申告
・【開発・技術機器】
・光学顕微鏡
し、品質管理責任者
・オートクレープ滅菌器
の許可を得た上で入
・クリーンベンチ
場が認められます。
「つなぎ」タイプの
・パーティクルカウンター
見学者作業衣に着替
前室内
Ⅲ.会社の沿革
え、バンド付ネット帽
1964年 スリット・製袋工場として設立
を着用のうえに、「つ
1996年 軟包装衛生協議会
なぎ」のフードをしっ
かりとかぶります。
認定工場登録第174号を取得
コロコロローラー、
1997年 7色印刷機、ドライラミネート機、欠
手 洗 い・ 乾 燥・ 消 毒
点検査装置搭載リワインダー機導入印
刷から製袋までの一貫製造工場となる
−4−
手洗い設備
後、 エ ア ー シ ャ ワ ー
20秒を通過します。エアーシャワー内には写真
心で常温からレトルトまで対応可能だというこ
入 り の「ASの 浴 び 方 」
とです。
が掲示されており、①直
立で2回転、②バンザイ
をして2回転、③最後に
お辞儀をした状態で終
了 とルール化されてい
ました。
エアーシャワー
1.印刷・加工棟
受け入れ検査工程
印刷&ラミ
入荷した原反は広巾の状態で検査機にかけら
れ、付着異物の除去が行われます。
CCDカ メ ラ、 粘 着
ロール、目視にて異物、
欠点を検出していきま
す。欠点が発見された
場合、赤ラベルが挿入
されスリット工程で部
原反の検査
位除去がされます。
ラミネーター
印刷工程
1,200巾の7色グラビア印刷機は振り分け構造
スリット工程
になっており、プラスチック専用ユニットと不
スリット・製袋で創業された同社らしく、巻
織布、滅菌紙のユニットにセパレートしていま
き替え検査機を含む5台のスリッターが並びま
す。このラインにも欠点検査装置、ウェブク
す。スリッターフロアは常時24℃・37%に保た
リーナーが装備されていました。
れ、狭巾サイズのスリットなど高い技術レベル
が要求される作業が行われていました。印刷か
らスリットまでがワンフロアーに設置されてお
り、製造室内の環境レベルはクラス10万(稼働
時)とのことでした。
印刷機
ラミネート工程
ポリエステルを基材にポリエチレン、アルミ
などのドライラミネート貼り合わせの作業が中
−5−
スリッター
2.製袋棟
別棟に入り3階に上がると、製袋室です。入
室の前には再度つなぎタイプ作業着を携行袋か
ら取り出し、着用します。室内専用スリッパに
履き替え、手洗い、消毒、コロコロローラーの
後エアーシャワーを通過します。エアーシャ
ワーの手順は印刷・加工棟と同様です。
集中集塵装置
製造室内には、さらに区画されたクリーン
ブースがあり、ここでは最終の仕上げ検査を目
視によって全数検査が行われています。このク
リーンブースは指定作業着(防塵仕様)、指定
作業ブーツ着用でないと入ることはできませ
ん。ブース内のエアーは製造室内のクラス1万
レベルのエアーをさらにヘパフィルターを通し
製袋室への前室
て、送り込んでいるとのことでした。
製袋機は全部で5台あり、三方シール機が3
台、背貼り、テープ入りパウチ加工機が2台と
いう構成です。
製造室の清浄度はクラス1万レベルで同社の
もつ強みのひとつといえます。
製袋室(クラス1万)
Ⅴ.インタビュー
Q. 会社のなりたちなどお聞かせください
植松社長 創業は1964年、1,800万円で設立し
た。当時私は若干33歳、脱サラの身でありまし
製袋機
た。この業界は全くの門外漢ではありました
また、異物に対する検査体制はさらに厳しく
が、奨めてくれる知人がおりまして、一念発起、
なり、欠点検査装置を搭載するためにカスタマ
製袋の世界に飛び込みました。
イズされた特注製袋機が用意されています。ク
当時は食品用の袋を中心に仕事をいただいて
ラス1万のクリーンエアーを維持するため同社
おり、現在のような医療・医薬品中心ではな
では外気取り込みに「ヘパフィルター」を介
かったんです。設備も製袋機が3方、背貼りが
し、さらに製造室天井に2台の電極を利用した
各1台づつ、スリットが1台という陣容でした。
「集中集塵装置」が設置されています。
その頃の機械には光電管による位置、見当合
−6−
わせはなかったので、手でブレーキをかけなが
す。当社は製袋からスタートしたこともあり、
「イージーピール」に関しては永年培った独自
ら仕上げたものでした。
事業は好調に滑り出したのですが好事魔多
のノウハウが生かせました。
し、設立2年後、失火により工場を全焼させて
2つ目は他社に先駆けて、より高機能で安全
しまいました。
な包材を開発し提供してきたことでしょうか。
以前はオートクレープ向けの「滅菌紙」を使っ
Q. それは大変でしたね
たパウチが主流でしたが、当社はデュポンの
植松社長 ええ、工事業者の溶接火花による失
「タイベック®」の採用も一番早かったと思い
火でした。丸焼けになりました。火事の原因を
ますよ。
めぐって裁判も起しましたが、いつまでも係争
3つ目は最初の部分に重なりますが、大手さ
しているわけにはいけません。銀行筋にも頭を
んがやりたがらない「少量・多品種」のオー
下げ、少し離れた場所でなんとか再開すること
ダーに積極的に応えるということでしょうか。
にしました。(現在は倉庫として使用)
数がまとまらないと発注できないとなると医療
現場は成り立ちませんからね。ここは私どもの
Q. 食品から滅菌包材へ転換していった経緯
強みだと自負しております。
など
植松社長 創業以来様々な委託加工を手がけて
Q. 新規顧客の掘り起こしはどのように?
きました。そのなかで医療用包材は不定期では
永田部長 毎年「MEDTEC」展に出展してい
ありますが製造しておりました。
ます。ブースに来られて「こんなこと出来ない
転機となったのは27年ほど前、わが国初のエ
か」ということから商談が進みますね。
イズ患者確認を機に、院内感染防止市場が拡大
するのではと思い、医療団体の学会や展示会に
Q. お持ちの特許などがあれば教えてください
出品したところ予想外に大きな反響を得まし
永田部長 各種フィルムを不織布とシールする
た。そこで今後はメディカルに特化した滅菌包
ための特許など、シールに関わる特許を持って
装を主軸とするメーカーにシフトしようと判断
います。
しました(現在の売上のうち医療・医薬品関連
Q. 工場内の委員会活動について教えてください
は8割占める)。
永田部長 はい。組織からいえば最上位に位置
Q. 販売のチャンネルを教えてください
するのが「加工衛生管理委員会」です。この会
植松社長 当然、初めは直接医療機関や医師に
は1カ月に一度開催しています。この他に、半
対するチャンネルは無いわけです。まずは注射
年毎に「異物混入対策」
「手洗い方法」及び
針などを納入している業者を対象に営業活動を
「清掃方法」などをテーマに全員を対象に研修
展開する方針を決め、同時に1,000通のDMを医
会を開催します。
療用品業者へ発送し、同時に北海道、山梨、長
その下に並列で「6S委員会」
「安全衛生」が
野県にも営業しPRしました。
あり活動しています。ちなみに6Sとは通常の
5S+安全(safety)であります。
Q. 滅菌包装市場における他社との違いは?
植松社長 まずひとつは、医療現場のニーズに
Q. クリーンな環境を維持するためのご苦労
など
いち早く応えてきたと自負しています。たとえ
ば、現場では、滅菌された内容物に触れること
永田部長 一貫製造が可能な環境にあるという
なく、簡単に開封ができることが求められま
のが大前提ではありますが、工場全体としては
−7−
軟包装衛生協議会の認定をはじめ、ISO13485
セールスの場ではよくありますが、製造も金額
やISO11607といった医療機器、滅菌包装に関
を入れることで「意識を高める」効果が得られ
する要求事項を遵守することを目標にしていま
ると思います。もうひとつは毎週1回、品質管
す。また、全設備でクラス10万以下を基準とす
理責任者がクレーム報告をおこないます。その
るため「集中集塵装置」の設置やヘパフィル
週あったクレームの発生原因、それに関わった
ターによるろ過などの投資を行いました。従業
担当者を具体名を挙げて報告します。
員の意識向上のために月1回の「全館クリーニ
よく、厳しいといわれますが、取引先の信頼
ング」を継続しています。
を獲得するためにはやむを得ないと考えており
また、作業衣は一人4着支給し、週2回のク
ます。
リーニングを義務付けています。
ハード面では製袋室の棟はもともと福利厚生
取材後記
「一工程増やしてでも、良い品を作れ。そう
施設として設計していたものですから、窓があ
ります。飛来虫が寄り付かないように特定の波
すればお客様がついてくる」
。
競合大手に勝つためにはどうするか…植松社
長をカットする特殊なフィルムを貼りました。
当然全ての窓サッシ枠はシリコン・コーキング
長の哲学は明確でした。
創業当時の苦難を乗り越え、滅菌包装業界で
を行い、虫の侵入防止を図りました。
の確固たる地位を確立されたオーナーの矜持を
Q. 最後に従業員教育について教えてください
感じました。その影で幅広い経験をもとに衛生
植松社長 はい。当社の命運は品質管理にある
管理全般を担う永田部長が見事なサポートをさ
と考えています。
れており「攻守のバランス」の良さを感じた次
したがって従業員にはどの工程を担当するに
第です。
せよ「次工程はお客様」という意識を持たせる
教育をおこなっています。
山口秋司(ニットーパック株式会社)
具体的には毎朝の朝礼時に、営業、製造とも
宮部達夫(共同印刷株式会社)
売上・生産高をリストにして貼り出します。
下山田正博(軟衛協常務理事)
左から 永田部長、新庄部長、宮部、矢崎取締役、佐野課長補佐、
植松社長、下山田、山口
−8−