城郭朝日山(じょうかごあさひやま)

月報 2015 年 4 月 30 日
№293
4 月号
石城山岳会事務局編集
月例山行
城郭朝日山(じょうかごあさひやま)(1448m)
2015 年 4 月 18 日(土) 秋葉信夫、下山田安廣、渡辺敏夫
毎年山行計画に乗せながらなかなか実現せずにいたので、今年こそはと実施した。この山は、会津朝日岳の黒
谷川を隔てて対岸にあり、黒谷林道のかなり奥で黒谷側からたどり着くのには時間がかかり困難が予想される。
そのため、前日に出来るだけ奥まで入って幕営をし、そこから頂上をねらう予定であったが、天候がよくないの
で早立ちして一日で行くことに決定し、5:07 倉谷部落の除雪最終地点を出発した。
進むと程なく幕営をしていた 9 名のグループに出会う。
しばらくすると林道が雪に埋まり、黒谷川に切れ落ちて
いる急斜面が現れ、アイゼンを付けて進む。そのグルー
プは途中から突滝沢山に向かう尾根に上がっていった。
われわれは城郭沢と東の沢の出会いまでは沢沿いに進む
ことにしていた。しかし、黒谷川の谷筋はデブリで埋ま
り、急な斜面のトラバースが何度もありたどり着けるか
心配であったが、危険なところは慎重に進み何とか城郭
沢出合までたどり着くことが出来た。
ここからは城郭沢より東の沢を進む方が行きやすいと
判断し、東の沢へと進み、しばらく進んだところから尾
根に取り付き 1178m 地点手前の尾根に上がりそこか
ら尾根沿いに進んだ。尾根沿いはまばらな落葉樹林帯で
1
歩きやすい。ひとしきり急な斜面を登ると城郭朝日山の頂上に到着した。
頂上からは会津朝日岳から坪入山に続く会津アルプスが目に飛び込んでくる。遠くには浅草岳、鬼ヶ面山を見渡
せる。昨年登った尾白山、丸山も見える。会津の残雪の山々を堪能して、来たルートをたどって下山した。登り、
下りで 11 時間半の歩きは疲れたが、頂上に着け、
すばらしい景色を満喫できて充実した登山でした。
9 名のグループは、稜線で藪に阻まれてなかなか
進めず 1020m 地点近くで時間切れで引き返した
とのこと。谷沿いは、もう少し時期が早いと雪崩の
危険があり無理、尾根沿いに進む場合は藪が雪に隠
れているもっと早い時期でないと時間がかかる。し
たがって、この山に登頂できる時期はかなり限られ
そうである。
下郷町から城郭朝日山方面を望んだとき見える山々
倉谷集落 5:07→黒谷川出合 7:20→城郭沢出合
8:10→尾根取り付き9:35→尾根上10:35→頂上11:17 11:56→城郭沢出合13:41→黒谷川出合14:44→
倉谷部落 16:44
(文責:渡辺敏夫)
月例山行
枯木山(1755.4m)
2015年4月25日(土)~26 日(日) 秋葉、下山田
枯木山は福島県と栃木県の県境近くにあるが登山道もなく、頂上に至るには沢を詰めるか、残雪期に尾根をた
どるしかない。会の山行計画に毎年あげられていたが実現しないでいた。今年こそは一人でも登るぞと思ってい
たら下山田さんが同行してくれることになり勇気百倍! 報告を見ると、栃木県側の湯西川温泉からは日帰りピ
ストン可能だが、福島県人としてはあくまで会津側から登りたい。
4月25日(土) 晴れ
枯木山は直線距離だと湯ノ花温泉から
4km位だが田代山スパー林道を使い大
きく迂回しないと行けない。車は田代山
登山口まで8kmのところまで入る。久
しぶりの重荷を背負い残雪の上を歩く、
田代山猿倉登山口からは急になるが、で
きるだけショートカットしたので予定よ
り早い時間に峠に着いた。
テント設営するとなんとフライシート
を忘れてきた(秋葉)
。
することもないので早い夕食にするが、
なんとウイスキーを忘れてきた
(下山田)
。
最近、何か忘れてくるのに呆れて侘しい
2
長い夜を過ごす 2 人でした。
出発地点10:30→田代山登山口13:00→田代峠14:00
4月26日(日)晴れ
幸いに夜露はおりずフライシート無しでも OK だった。峠から尾根に取り付くと最初は薮だったが、やがて残
雪が出てきて、左に田代山、右に日光の山々を眺めながら歩く。太陽が上がると会津駒から北に延びる峰々は白
銀に輝きだした。この調子だとルンルンで頂上まで行けると期待がふくらむ。
が、薮になり、その後残雪が出てきても続かず、あっぷ・ダウンの繰り返しに悪戦苦闘することになる。
下山田さんはアイゼン収納しようとしたとき落としてしまい、
アイゼンはあっというまに谷底消えてしまった。
ピッケルも木に引っかかって落としてしまったので下山田さんはピッケルを探しながら1706m付近に止まる。
私だけが山頂に向かい何度も戻ろうかとよぎるが、
「後は来れないかも」の思いで前に進む。
1712mで湯西川からの稜線と合わさると一人の登山者の足跡が見られた。やっとの思いで頂上に着く。頂
上には小さな木製の道標が下がっているだけだ。記念写真を撮ろうと三脚も担いできたのに、残念ながら電池切
れであった。
帰路、下山田さんと
合流し、水を飲もうと
したら腰にぶら下げて
いたペットボトルがな
い。薮に引っかかって
落としたらしい。
戻りも行きと同じ5
時間かかった。 所要
時間は残雪の状況で大きく違い、4月初めころなら快適な山行になるだろう。
テントを撤収し帰路に、あっという間に猿倉、出発地点に
日没前に戻ることができた。久しぶりにヘトヘトになったが
充実した山行でした。
峠5:00→1706mピーク先9:00→枯木山10:00~
15→1706m11:00→峠15:00~30猿倉登山口
16:00→駐車地点17:50
(文責:秋葉信夫)
第3回いわきの山を歩く会「ガロ山」
2015年3月29日(日)実施
当日は快晴で風もない暖かな山歩き日和となり約80名の参加者が有り、A 班(入口ゲート~ガロ太郎~入口
ゲート)
、B 班(軽井沢~入口ゲート~ガロ太郎~ふだばまえ~軽井沢)に分かれて行動し無事終了しました。
アカヤシオの咲く時期には、ぜひ皆さん又登って下さい。
3
(文責:馬場和男)
アグン山、バトゥール山(インドネシア in バリ)
2015 年 3 月 22 日(日)~27 日(金)
下山田安廣、秋葉信夫、渡辺敏夫 他 5 名
2,30 年前職場の仲間とバリ来た。この時はバリはたった 2 日の滞在でゆっくり島内を見学する事が出来ず、
ここの名所「キンタマーニ高原」が心残りだった。今は世界遺産になっている。バリ島の山に行きたいという声
が上がり、資料をあさっているとバリの聖地の山がこの高原にある。高い運賃を賭けていくにはもったいない、
ともう一座バリで一番高いアグン山を選んだ。
アグン山:3 月 23 日 23 時ホテルを出発、登山口には 0
時 20 分頃到着、ガイドと合流し、0 時 58 分ヘッドラ
ンプを点け出発。
夜露にぬれながら標高差 2,000mに挑
む。バリの人たちは信心深い。登山口のベサキ寺院、山
の中腹、山頂でお供え物を上げ、お祈りを上げる。樹林
帯を抜けると溶岩地帯で四つん這いで登る。足が滑りカ
エルのよう転び足を擦り剥く。稜線にでるころようやく
夜も明けた。眼下には明後日登るバトゥール山、キンタ
マーニ高原とカルデラ湖が見え全員一斉にカメラを構え
る。朝日が当たる中、ピーク1に到着するも山頂は先の
ピーク、あきらめず進み 8 時 06 分山頂到着、お祈りの後お供え物を
頂く。雲海に浮かぶロンボク島のリンジャニ山(写真・3726m)
と 360 度の絶景、足元の噴火口跡に「うわーものすごい」と感嘆の
声が上がる。異国の地での自然の姿、力に、タダタダ息を吞むばかり
だ。
[コースタイム:登山口(1169m)0:58-山頂(3034m)8:06~8;50
-登山口 13:45、標高差 1.8Km、距離 13.1 ㎞]
バトゥール山:3 月 26 日 1 時 30 分ホテル出発。約 2 時間 30 分かけ、登山口のキンタマーニ高原へ、こ
こでガイドと合流し登山開始。ここはアグン山と違い登山者
が多い、さすがバリの聖地と言われる山だ。トマトと唐辛子
畑を通り途中の山小屋を過ぎ、7 時 11 分山頂到着。ここは
活火山、噴煙が上がり溶岩流の跡がまるで浅間山の鬼押し出
しのようだ。風が冷たくなったので早々に山頂を後に下山。
下山後はバトゥール山、キンタマーニ高原を一望するレスト
ランで朝食。
今回の山行を祝い地ビールで乾杯。
絶景に感激。
思わず、ワンモアビール!!
[コースタイム:登山口(1071m)4:51-山頂(1690
m)7:11~7:30ー登山口 9:18、距離 8.1 ㎞]
インドネシアも戦争の暗い過去がある。その中でバリは敗戦後帰還し
なかった日本兵がバリ人と共に独立戦争を戦ったという。そんな戦跡と
世界遺産を見学し、帰途に就いた。
(文責:下山田安廣)
4
大菩薩嶺、瑞牆山、根子岳、四阿山
2015 年 4 月 18 日(土)19 日(日)
:遠藤寛和
桜前線は北海道へ届くころというのに今年の登山はまだ一度きり。すっかり体力が落ちてしまい残雪の山は辛
いからやめておこうと軟弱な我が身を嘆きながら、ここならば雪は融けているだろうと奥秩父の山を目指す。中
央自動車道の勝沼ICは桃や桜の花が咲き乱れ、春の陽気にニンマリ。山紫水明の大菩薩嶺をめざし、無事に上
日川峠へ到着した。
4月18日(土)晴れ 大菩
薩嶺の登山口、上日川峠のロッ
ヂ長兵衛は大勢の登山者で賑わ
いをみせ、ここは関東の山なの
だとひとり納得。介山荘のある
大菩薩峠を経て大菩薩嶺を目指
した。介山荘からの稜線は泥濘
の登山道ながら、来し方に秀麗
大菩薩峠
瑞牆山大ヤスリ岩
な富士を望みまずは幸運。展望のない山巓には大勢の登山者がお昼休憩を楽しんでおり、麗らかな春を満喫する
ことができた。下山後、温泉にでも入ろうかと思ったが寛ぐには少し時間がはやい、それならばと金峰山登山で
登りはぐった瑞牆山を目指す。高速を利用し瑞牆山荘に着いたのは午後2時すぎ。肌寒さを感じ、もしやと思い
下山者に登山道の様子を聞くと、山頂直下が凍結しているとのこと、トランクを覗くと12本爪アイゼンが鎮座
しており、文字通り重い気分でザックに詰め込み駐車場をあとにした。一日2座は飛ばしすぎだったかと後悔し
きり。
大岩が連なる急峻な登山道を喘ぎながら登り、
クライミングの名所大ヤスリ岩までくれば山頂はすぐそこ。
山頂直下は北側から巻くルートで見事に凍結しており、ようやくアイゼンのお出まし。ひとの忠告を素直に聞い
た自分を、漸くほめることができました。午後 4 時をすぎた小広い山巓は日が大きく傾き、一人ぼっちで記念撮
影。この日最後の登山者が、無事山頂に立つことができ山の神に感謝。
4月19日(日)晴れのち雨 午前6時の菅平牧場の駐車場は摂氏 4 度。雪は無いだろうとタカをくくって来
たが、登山口から雪で真っ白な登山道にやや吐き気を覚える。念のためとピッケルを括り付けながら、ここは信
越の山だったのだと本日も朝から後悔しきり。
標高 1,700mの東屋から望む雄大な北アルプスと頸城山系の白き
連嶺に、ああ来てよかった。と立ち直りのはやさに自ら驚く。たおやかで大きな山体に足取りが重くなりながら
も、今回は足慣らしだと一歩一歩ゆっくり登山する。根子岳の山頂には目をみはるほどガンコウランが群生して
おり、ここは花の百名山なのだと思い出す。根子岳から四阿山へのルートは深く登りかえしており、戦意喪失し
そうな自分を必死に励ます。ほうほうのていで辿り着いた四阿山の頂は 360 度の展望。高曇りで風がやや強い
ものの草津白根山や浅間山を間近に望むことができ満足。駆け足で巡った山行を一つ一つ思い出しながら。久し
ぶりの筋肉痛に次回はもっと楽な山を、とまたもや軟弱な我が身を嘆くのだった。
(文責:遠藤寛和)
根子岳のガンコウラン
四阿山頂
5
山スキー 西吾妻から白布高湯まで滑降
2015 年 4 月 2 日(木)
秋葉信夫、下山田安廣、馬場和夫、秋葉幸夫
天元台のゴンドラとリフトを乗り継ぎ、つがもりリフト終点から
登り始める。私も若いころ何度か西吾妻のツアーを体験したが、今
日の様な快晴で見晴らしのきく日は初めてだ。
目の前に飯豊連峰が迫り、その左手には先日登った西大巓と
その奥に会津の山並みがくっきりと見える。そして飯豊の右手には
朝日連峰、月山、鳥海山と続き、登りの疲れも忘れさせるほどの絶
景のパノラマだ。
馬場さんの新雪滑り
梵天岩付近から望む飯豊連峰
会長信夫、林の中のツリーラン
下ちゃん、この後スキーのみ落下
皆さんの読図のノウハウには感心した。トップでルートファインディング役
の信夫が GPS でコースを確認していると、下山田さんも馬場さんも GPS を
読んでいる。そして「もう少し右寄りだ」とか話している。
「なぜ3人で読んでいるのか」と聞いたら、機器の誤差とかもあるので確認し
合っているとのこと。安全登山への強い意識が感じられた。お陰で少しの狂い
もなく目的の沢越えの地点に下山することが出来た。
機器の進化もあるが、マップとシルバーコンパスだけで歩いてきた私にとっ
ては時代の変遷と読図技術の向上を感じた山スキーであった。
今宵は飯坂温泉に浸かり、
「ひたち」
で美味しい焼き肉と餃子でビール、
熱燗、
焼酎と納得のいく反省会となった。
こんな皆さんとツアー出来る幸せを存分に味わった一日だった。
落ちると沢にまっさかさま
福島 7:00→白布高湯ゴンドラ 8:40→つがもりリフト終点着 9:20→ 登山開始 10:10→天狗岩 10:50~
11:10→ 若女平 11:40~12:00→ 白布高湯着 13:20 飯坂温泉 14:00
(文責:会友 秋葉幸夫)
6
猿ヶ馬場山
2015年4月9日(木)
さるがばんばやま(1875m)
下山田安廣、秋葉信夫、渡辺敏夫、馬場和男
世界遺産白川郷にある猿ヶ馬場山、今年で3年目、3度目の挑戦となる。全く不甲斐ない話だ。今年は昨年よ
り早く来たので雪も多い。大分下からスキーを履くことが出来た。しかし、相変わらず沢筋はきつい。早くから
スキーアイゼンを付け昨年引き返してきたところにようやく到着した。林道歩きとなるが、雪がシールに付き歩
きずらいデブリで埋まっている個所を通過中にバランスを崩し沢に転倒。シールにワックスを塗る。良かったの
は少しの間だけ、すぐ同じじ状況に。予備のシールに変える。秋葉さんはたまらずスキ-を担ぎツボ足に、渡辺
さんは何とか頑張る。馬場さんのを見ると雪は全然つかず余裕で登っていく。だんだん沢も急になって来て滑り
落ちる事数回、たまらずスキーを脱ぐ。3人は遥か彼方だ。
スキー登行はシールの効きとストックワークが必要だが、肩が痛く力が入らずスリップ、思わず腰に余計な負
担がかかる。の悪循環で腰痛がひどくなる。上部の沢に入るとき秋葉さんから「ここで戻るかい。
」との声。若干
弱気になるが3度目も敗退では 4 度目はあり得ない。惨めな姿を見るのも忍びない。
(もう少し頑張ろう。
)と歩
き出し、ハーハーヒーヒーと何とか3人が休んでいる所まで辿り着きばったり。しかし、ここでまたアクシデン
ト。痛い腰をザックの上でで伸ばしたところ引っかかって取れてしまったのか、水筒の管の吸い口が抜け落ち中
の水がすっからかん。このドジな姿をどう見ただろうか。
貴重な水を分けてもらいようやく稜線に。ここ
で再び秋葉さんから「ここに戻ってくるから休ん
でいたら」と、これ以上は迷惑だとダメ出しにな
るような提案。
(そうしようかな)
と弱気になるが、
スキーを履けば荷物は軽くなる。よし頑張ろう、
と自分を奮い立たせる。
(みんなは迷惑だったに相
違ない)そこからが山頂が見え道のりも平坦にな
ってきたが、先頭を行く渡辺さんは遥か遠くだ。
それでも何とかピークへ到着。皆さん、(叱咤)
激励ありがとう、ありがとうの感謝、感激、雨霰
です。
下りは滑りが良いと帰雲山コースを取る。皆から何度も滑るとき腰は痛くないのかい?と聞かれるくらい痛み
も忘れる、そんな快適なコース,雪質だった。登りも沢を急登するならこの尾根筋を登るほうが早く楽なような
気がした。
[コースタイム 6:12 明善寺奥のゲートー8:34 林道分岐ー
12:48 山頂 1:05-13:49 帰雲山ー14:32 林道分岐ー
15:23 登山口]
(文責:下山田安廣)
帰る途中帰雲山から見上げる猿ヶ馬場山
7
野伏ヶ岳 のぶせがたけ(1674m)
2015 年 4 月 8 日(水)秋葉信夫、下山田安廣、馬場和男、渡辺敏夫
白山周辺の野伏ヶ岳、猿ヶ馬場山それに笈ヶ岳(おいづるがたけ)に登る予定であったが、天候が悪く予定を
野伏ヶ岳と猿ヶ馬場山の二座に変更して 4 月 7 日に出かけた。そのうちの岐阜県と福井県の境界に位置する野
伏ヶ岳の登山報告をします。
7 日(火)は登り口の白山中居神社の
駐車場で車中泊し、8 日の出発に備え
た。天候は回復傾向にあるものの、前
夜からの雨交じりの雪が降り続き天候
の様子を見ながら出発を遅らせた。空
も明るくなり雨もやみそうなので出発
を決め 8:10 に出発した。天候はガス
が立ちこめて視界が悪く頂上での展望
も期待できそうになかった。しかし、
高度を上げるにつれ柔らかい日差しも
感じられ次第に視界も広がり、頂上で
はまずまずの天気ですばらしい白山周
野伏ヶ岳の頂上から別山、白山方面を望む
辺の山々を満喫できた。秋葉、馬場さ
んらの経験からダイレクト尾根ルート
を選ばず東尾ルートを取った。ダイレクト尾根分岐からは急斜面が続いたが天候も回復し楽しく登ることができ
た。積雪量も多く下山はスキーで快適な滑りを満喫してあっという間に登山口に下山できた。この山への登山は
一般的な登山道がなく残雪期に限られる山である。
白山中居神社8:10→牧場突端10:00→ダイレクトへの尾根分岐10:20→頂上12:41 13:07→白山中居神社
15:15
(文責:渡辺敏夫)
8
角田山(481m)~雪割草を見たくて
2015 年 3 月 28 日(土)
竹本知也子
登山を始めてすぐ、角田山の雪割草が見事だと聞き一度行って見たかったのですが、タイミングが悪く一昨年
も去年も行けませんでした。
今年は 3 月最後の週末あたりが見頃だという情報を事前に入手できたので行ってきました。
予報は晴れ。一路新潟へ!8:00 前には角田浜の駐車場に到着し、桜尾根からスタート。
早速、満開の雪割草のお出迎え。その先へ進むと今度は一面カタクリの群生。写真撮影に夢中になり、なかなか
前に進めません。
やっと山頂到着し、一息ついて帰りは灯台コースを下山。
日本海に浮かぶ佐渡を見ながら、心地よい風を受けて歩く道は、とても気持ち良かったです。
急遽、4/5(日)も角田山に来る事になるとは、この時はまだ知りませんでした。
4/5(日)、常磐ツーリストさんのツアーの参加人数が増え、サブガイドとしてお手伝いして欲しいと連絡を受け
たのが、角田山から下山した帰宅途中での事。
当日は弱い雨が降ったり止んだりのお天気でしたが、シーズン最後のカタクリと雪割草をお客様に楽しんでいた
だく事ができました。
お客様のソールが剥がれしまうハプニングや、ドロドロの登山道でスリップしてしまう場面もありましたが、全
員ケガもなく無事下山できました。(登りは浦浜コース、下山は灯台コース)
画像 1 枚目~3 枚目が個人で行った時の写真。
画像 4 枚目がツアーの写真です。
(文責:竹本知也子)
9
いわき市とその周辺の山(28)
夏井川渓谷(なついがわけいこく)
2 万 5 千分 1 地形図[川前]
いわき市(小川町・川前町)
特 徴
阿武隈山地の大滝根山(1192.5m)を水源とする夏井川は、太平洋側に進むに従って激しい隆起地帯と硅り、
夏井川渓谷付近で V 字谷が発達し、急峻な地形となっている。
この地域に分布する国有林は、
「阿武隈高地森林生物遺伝資源保存林」
「県立夏井川渓谷自然公園」に指定され
ており、
自然のまま保存することにより、
動植物の保護や遺伝資源の利用研究に役立てられることとなっている。
コース案内
JR 磐越東線江田駅から出発し、渓谷沿いに歩き川前駅までの約 9km2 時間ほどの行程です。
江田駅から出発し 2km 程にある篭揚の滝、平藩のお
殿様が駕籠を止めて景色を楽しんだという場所で、大町
桂月の「散りはてて枯木ばかりと思いしを日いりて見ゆ
る谷のもみじ葉」の歌碑がある。
この付近から上流の夏井川第二発電所付近までは、4
月中旬はアカヤシオ、10 月末から 11 月初句にかけて
紅葉の見所である。季節の休日となると車の渋滞も発生
するほど観光客で賑う。ここから鹿又渓谷が合流する付
近まで渓谷が続く。
ゴールの川前観は無人駅、
のんびりとして心がなごむ。
ここから江田駅まで電車で戻るが一日に何便もないので
あらかじめ時刻表を確かめておいたほうがよい。
所要時間:2 時間
交通:常磐線いわき駅で磐越東線で乗り換える。利用できる電車の時刻を確かめて利用したい。
マイカー:江田駅近くにある駐車場。
アドバイス:江田駅近くの駐車場に水洗トイレがある。
(調査・記録:遠藤利美)
鹿又渓谷
川前駅
県道 41 号線
夏井川渓谷
夏井川第二発電所
篭揚の滝
背戸峨廊
JR 磐越東線
江田駅
10
石城山岳会4月例会
2015年4月8日(水)19:00 文化センター
2011年6月8日(水)19:00 労働福祉会館
1 参加者
計 14 名
林、菅野、西、渋谷、佐藤(淑)、斎藤(富)、佐藤(一)、大山、大和田、遠藤(寛)、平子
吉田(睦)、遠藤(利)、関内(昭)
2 座学 「ロープワークⅠ」 担当:遠藤寛和
実技:フィギュアエイト・フォースルー、フィギュアエイト・オン・ア・バイト、ボウリンノット、
クローブヒッチ、ムンタ―ヒッチ、他
3 報告事項
(1) 岳連関連、他
① 福島県山岳連盟 第4回理事会
日 時:平成27年3月14日(土)午後2時~
場 所:郡山市青少年会館
議 題
1)平成27年度福島県岳連総会について
2)平成27年度県総体山岳競技について
3)第42回東北総体について
4)第70回和歌山国体について
5)その他
(2)月例山行報告
① 3月月例山行「第3回いわきの山を歩く会・ガロ山」 担当:馬場和男
日 時:平成27年3月29日(日)
参加者:秋葉、下山田、斎藤(富)、関内(昭)、佐藤(淑)、大和田、渋谷、西、馬場、全80名
(3)山行報告、他
① 日立駅-助川山-髙鈴山-きららの里-神峰山-日立駅/3月21日(土)/林
(3月29日(日)同コースを走る)
② アグン山、バトゥール山(バリ)/3月22日(日)~27日(金)/下山田、秋葉、渡辺(敏)、他5名
③ 角田山/3月28日(土)/竹本
④ ガイド協会養成講座・二ッ箭山/3月29日(日)/佐藤(一)、大山、全10名
⑤ 山スキー 西吾妻から白布高湯/4月2日(木)/秋葉、下山田、馬場、秋葉幸夫
⑥ 白山(新潟五泉市)/4月4日(土)/林
⑦ 栗駒山スキー/4月6日(月)/佐藤(一)
⑧ 野伏ヶ岳/4月8日(水)/秋葉、下山田、馬場、渡辺(敏)
⑨ 猿ヶ馬場山/4月9日(木)/下山田、秋葉、渡辺(敏)、馬場
⑩ 大菩薩嶺、瑞牆山、根子岳、四阿山/4月18日(土)~19日(日)/遠藤(寛)
4 計画・審議事項
(1) 岳連関係、他
① 福島県山岳連盟通常総会 4月19日(日)午後2時30分 郡山青少年会館
〃 指導委員会総会
〃 午後1時30分
〃
② 平成27年度 氷雪技術に関する指導員の教育と研修及びA級主任検定員養成講習会
・上級指導員養成講習会
期 日: 平成27年4月25日(土)~26日(日)
場 所: 山梨県富士市吉田大沢五合目周辺及び佐藤小屋
集 合: 平成27年4月25日(土)10:00富士急行・富士山駅改札口
③ 平成27年度公認山岳指導員(AC)養成講習会
机上講習:平成27年11月14日(土)~15日(日)(那須甲子青少年自然の家)
実技講習:無雪期 平成27年7月4日(土)~5日(日)日山・日山キャンプ場(天幕泊)
積雪期 平成28年1月中予定 あだたら・くろがね小屋(小屋泊)
申込み:5/29(金)締め切り 指導委員会事務局 平子まで
④ 平成27年度 安全登山普及指導者中央研修会(第1回)
日 時:平成27年6月26日(金)~6月28(日) 3日間
会 場:日本スポーツ振興センター国立登山研修所、並びに周辺山域及び雑穀谷岩場
11
募集コース:【登攀技術研修コース】【読図・プランニング研修コース】
申込み期間:平成27年4月20日(月)~5月19日(火)必着
(2)月例山行計画
① 4月月例山行「城郭朝日岳」 担当:渡辺敏夫 日 時:平成27年4月18日(土)
参加者:秋葉、下山田、渡辺(敏)
② 4月月例山行「枯木山」 担当:秋葉信夫
日 時:平成27年4月25日(土)~26日(日)
参加者:秋葉、下山田
(3) 山行計画、その他
① 会津駒、燧 山スキー/4月29日(水)夜~1日(金)/秋葉、下山田、馬場
(4)2015年度活動計画
① 月例山行計画
山名
担当
山名
担当
1月 スキー講習 (実施) 秋葉 7月 剱岳源次郎尾根
渡辺(敏)
北アルプス
2月 雲竜渓谷 (実施) 平子
遠藤(寛)
高曽根山と曽根太郎 (実施) 秋葉
8月 南アルプス
富岡
スノートレッキング大会 (実施)
平子
沢登り研修会・小金花山
秋葉
3月 冬山・積雪期研修 (実施) 下山田
9月 朝日連峰縦走
大和田
中央アルプス
林
いわきの山を歩く会 (実施) 馬場
10月 八ヶ岳
竹本
4月 城郭朝日岳 (実施)渡辺(敏)
枯木山 (実施) 秋葉
会津の山
遠藤(寛)
5月 八甲田山
渡辺(敏)
11月 妙義周辺の山
秋葉
岩登り訓練
平子
七峰コース整備
平子
6月 飯豊連峰
馬場
12月 第10回いわき七峰縦走
平子
平成27年度石城山岳会定時総会
沢登り・背戸峨廊
平子
関内
② 座学計画
講座名 1月 山スキーと道具 (実施)
2月 スノーシュー (実施)
3月 ストレッチ (実施)
4月 ロープワークⅠ (実施)
5月 ロープワークⅡ
6月 GPSの使い方
担当
下山田
下山田
馬場
遠藤(寛)
遠藤(寛)
渡辺(敏)
7月
8月
9月
10月
11月
12月
講座名
沢登り
食料計画
山道具のメンテナンスⅠ
山道具のメンテナンスⅡ
心肺蘇生
七峰縦走事前打合せ
担当
大和田
渡辺(恵)
吉田(睦)
吉田(睦)
渡辺(浩)
平子
(5)その他
二ツ箭山山岳縦走大会(小川郷駅100周年記念)
JR小川郷駅-小川城-〆張り場-月山-頂上三角点-峠-大山祇神社-小川郷駅 17km
開催日時:平成27年4月29日(水祝日)
参加者:佐藤(一)、馬場、佐藤(淑)、斎藤(富)、遠藤(利)、松崎、遠藤(寛)、吉田(睦)、竹本、
大山、西、渋谷、伊藤、関内(昭)、秋葉
競技参加者:50名、トップ:1時間40分、ラスト:5時間45分
5月度例会 5月13日(水) 午後7:00 文化センター2F中会議室
座学 「ロープワークⅡ」 担当:遠藤寛和
5月月例山行1「岩登り訓練・丑の倉」 5月17日(日) 担当:平子吉政
〃 2「八甲田山」 ⇒日程未定 担当:渡辺敏夫 12