国際開発学 第1章 2015/04/27 渡辺利夫「開発経済学入門」 【第3版】 東洋経済新報 第1章 マルサスの罠 ―貧困のメカニズムを探る 国際開発学 GSID藤川清史担当 2015/04/27 国際開発学 第1章 1 生存維持水準 産業革命以降,人口は爆発的に増加 食糧供給が「生存維持水準」以上になると 人口が増加 しかし,食料生産より人口増加が速ければ, 早晩「生存維持水準」に逆戻り ここからいかに脱却するかが経済学の課題 マルサス リカードウ 2015/04/27 藤川清史 国際開発学 第1章 2 1 国際開発学 第1章 2015/04/27 世界の人口増加 2015/04/27 国際開発学 第1章 3 収穫逓減の法則 古典派経済学 人口増加率の方が食料生産増加率より速い =収穫逓減の法則 図1‐2 生産関数の傾きが緩やかになる 収穫逓減の法則の例 土地が一定なら,労働者が2倍になっても,収穫 量は2倍にはならない 漁船に2倍の人が乗り込んでも,漁獲量は2倍に はならない 2015/04/27 藤川清史 国際開発学 第1章 4 2 国際開発学 第1章 2015/04/27 収穫逓減の法則 2015/04/27 国際開発学 第1章 5 マルサスの罠 初期状態が生存維持水準より多ければ 人口が増加して,生存維持水準に近づく 初期状態が生存維持水準より少なければ 人口が減少して,生存維持水準に近づく 生存維持水準で,社会は停止してしまう 2015/04/27 藤川清史 国際開発学 第1章 6 3 国際開発学 第1章 2015/04/27 マルサスのわな 2015/04/27 国際開発学 第1章 7 罠からの脱却 現状は,必ずしも罠にははまっていない (罠から脱却している) 人口面の理由 人口転換=一方的な増加ではない 生産面の理由 緑の革命=生産関数が上方にシフト 2015/04/27 藤川清史 国際開発学 第1章 8 4 国際開発学 第1章 2015/04/27 限界生産力逓減 2015/04/27 国際開発学 第1章 9 限界生産力とは 生産関数 限界生産力 限界生産力逓減 0 2015/04/27 藤川清史 国際開発学 第1章 10 5
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