国際コミュニケーション論Ⅰ 2009

国際コミュニケーション論Ⅰ
2009
第5回 グローバリゼーション-3
1
globalization



国家の枠組みを超えるととともに諸国の間で相互
関係が増大し、一つの全体としての「世界」が縮小
するさま[Robertson]
国際化:ある国ないしは共同体がひとつの全体と
しての「世界」に参画し、より影響を与える、他の
諸国文明についてもっとより学ぶこと、教えること
モノ(物・者)、コト(事・事物)、ヨウ・サマ(様)が国
境を越えて(ボーダレス)行きかうこと
2
グローバリゼーションとメディアの問題



Flow of News←オーナーシップの寡占化:流通す
る情報の寡占化
越境する情報と文化:文化帝国主義(cultural
imperialism)
Media imperialism
•
ある国のメディア産業が外国の政府や資本によって実質
的に支配され、国民に知らされるマス・コミュニケーション
の内容が外国人によって作られている、あるいは外国企
業や外国政府の干渉を受ける状況
3
グローバル社会とメディア
1部 グローバル時代における報道の意味
 現状分析、報道のあり方
2部 グローバル時代における報道摩擦
 報道がどのような問題を引き起こしてい
るか。
3部グローバル時代における報道の諸課題
 残された課題、その解決
4
第1部 グローバル時代における報道の意味





第1章 グローバル社会の進展とメディアの役割
(武市英雄)
第2章 メディアとナショナリズム(鈴木健二)
第3章 グローバル化する世界とマス・メディアの
テロリズム報道(鶴木 眞)
第4章 スポーツ・ジャーナリズムの諸問題(神原
直幸)
第5章 国際報道と客観報道主義(伊藤高史)
5
第1章 グローバル社会の進展とメディアの役割
1.報道の背後に見られる視点
 この記事はどのような前提で書いているのか。
 どのような価値観に基づいて報じているのか
•
ニュースバリューとは
国益の枠の強さ
 地球市民:グローバル化、グローバリゼーション
2.限界のある客観報道

6
第1章グローバル社会の進展とメディアの役割
・
3. グローバル化する社会とメディア
• 人間が営む諸関係のなかで国境を越える割合が
•
•
•
•
増大していくプロセス/アメリカ化ではない
誰のためのグローバリゼーションなのか
ローカリゼーションとは:地元向けの報道
9・11事件とアメリカのマス・メディア
愛国心に満ちたアメリカのテレビ
7
第1章グローバル社会の進展とメディアの役割
4.グローバルな報道とは
 自国中心的な視点の報道
 グローバルな報道の視点
• 海外ニュース、国際ニュース、グローバルニュー
•

ス
相互の共通点を浮き彫りにする視点
ジャーナリスト教育の再考
8
外国ニュース採用に作用する要因




それぞれ新聞の発行
されている国と日本と
の力関係
文化的類似性
自国の出来事や人物
の強調
西欧のニュースやエ
リート国家の優位性
9