専攻教育科目 1~2年 細胞培養工学特論 通常授業 後期 2 水本 博

授業科目区分
専攻教育科目
授業対象学年
1~2年
授業科目名
細胞培養工学特論
授 業 方 法
通常授業
開 講 時 期
後期
単
2
位
数
指導教員名
水本 博(工学研究院)
履 修 条 件
特にないが,生命プロセス工学基礎(前期開講)を受講しておくことが望まし
い。
授業の概要
人工臓器,再生医療,有用物質生産に関する論文を参考に,そのなかで用いら
れている基礎技術・概念について紹介する。項目としては,(1)動物細胞培養
技術,(2)培養手法による細胞形態と機能発現の変化,(3)種々の大量培養
技術,(4)動物細胞培養技術による有用物質生産,(5)再生医療,など
全体の教育目標
有用物質生産,ハイブリッド型人工臓器,再生医療などの分野において細胞
の持つ多才な機能を生体外で有効に利用するためには,細胞の基本的特性を理
解した上で,細胞本来の機能が十分に発揮できる培養法の開発が重要であると
ともに,大量培養,高密度培養といった工学的工夫が必須である。本講義では
大量,高密度培養技術に重点をおき,基本的概念を踏まえたうえで,有用物質
生産や人工臓器,再生医療の分野における種々の培養技術の活用例について最
新の知見を取り入れながら解説する。
個別の学習目標
授 業 計 画
研究キーワード
授業の進め方
教科書及び参考図書
学 習 相 談
各種培養技術概要の把握と工学的評価法の習得
1.講義の概要(1回)
2.単層培養法(3回)
単層培養,サンドイッチ培養,培養形態と細胞内骨格,機能発現の関連
3.単層培養を利用したバイオリアクター(1回)
4.三次元培養法(3回)
ゲル内三次元培養,スフェロイド培養
5.三次元培養法を用いたバイオリアクター(1回)
6.バイオリアクターを用いた研究例(5回)
有用物質生産,ハイブリッド型人工臓器,幹細胞の大量培養プロセス
http://www.sls.kyushu-u.ac.jp/pdf/keyword.pdf
液晶プロジェクターを用いた講義形式で授業を進める。適宜ディスカッション
を導入する。
適宜資料を配布する。
電子メールによる学習相談を随時受け付ける。また希望者は適宜来室(伊都キャ
ンパスウエスト4号館764号室)して相談してよい。来室希望者は事前に連絡のこ
と
試験・成績評価の方法等 学期末審査(レポート)により評価する。
試験・成績評価基準
そ
の
出席ならびに学期末審査(レポート)により評価する。
他
2015.4