授業科目区分 専攻教育科目 授業対象学年 1~2年 授業科目名 授 業 方 法 開 講 時 期 単 位 数 指導教員名 履 修 条 件 生命科学通論(選択必修科目) 通常授業(1回2時限) 前期前半(4~6月) 2 中條信成, 古賀誠人, 仁田坂英二 大学学部において、専門的な生物学を履修しなかったことを条件とする。 授業の概要 生命とはなにか(細胞)。遺伝子とはなにか(遺伝子発現)。どのように形質が 伝わるのか(遺伝)。どのようにエネルギーを獲得するのか(エネルギー代謝)。 どのように複製するのか(細胞周期)。細胞間はどのように情報交換をするのか (シグナル伝達、発生)。本講義では、生命現象の基本的なしくみを、新しい知見 を交えながら、解説する。 全体の教育目標 高度で専門的な生命科学の研究を行うために、生命体の構造や生命現象の基本的事 項について学び、生物学に対する理解力を養う。 個別の学習目標 細胞を構成する高分子について説明できる。細胞の基本的構造について説明できる 。遺伝について分子レベルで説明できる。遺伝子発現の調節について説明できる。 生命体のエネルギー代謝について説明できる。形態形成について説明できる。細胞 間シグナル伝達について説明できる。 授 業 計 画 2講ずつ講義を行う。 第1講 生命とはなにか? 生命の多様性と一様性 第2講 DNAと遺伝子とはなにか?(DNAの複製と遺伝) 第3講 セントラルドグマとはなにか?(遺伝子発現の基本) 第4講 遺伝子の発現はどのように調節されるのか?(発現調節) 第5講 細胞とはなにか?(細胞膜と細胞内小器官) 第6講 細胞の形を支えるものはなにか?(細胞骨格) 第7講 生命はどのようにエネルギーを得ているのか?(代謝①) 第8講 生命はどのようにエネルギーを得ているのか?(代謝②) 第9講 細胞はどうやって増えるのか?(細胞周期) 第10講 細胞はどうやって情報交換するのか?(シグナル伝達) 第11講 生命はどうやって形ができるのか?(発生と分化) 第12講 生殖細胞とはなにか?(減数分裂) 研究キーワード 細胞、構造と機能、生体分子(核酸・タンパク・脂質・糖・核酸)、エネルギー、 代謝、生体膜、遺伝情報(発現と複製)、自己複製、情報伝達、分化 授業の進め方 講板書とスライドを用いた講義を行う。基本的に教科書に則して講義を進めるが、 必要に応じて講義資料を配布する。 教科書及び参考図書 学 習 相 談 教科書: 生命科学 第3版 東京大学生命科学教科書編集委員会/編(羊土社) 参考書: Essential 細胞生物学 アルバート他(南江堂) 学習相談は教員室への来室、または電子メール([email protected])で受け 付ける。来室する場合は、メール等でアポイントメントを取ること。 試験・成績評価の方法等 出席回数、小テスト、レポートにより成績評価を行う。 試験・成績評価基準 そ の 他 出席を50点、小テストとレポートを50点で評価する。 60点以上を合格とする。 本講義は、工学系のバックグラウンドを有している大学院生を対象としています。 受講前にテキストを通読して予習をしておいてください。 2015.4
© Copyright 2024 ExpyDoc