創薬科学概論 必修1単位 Introduction to Drug Discovery Sciences (科目責任者) ○渡辺一弘 ■ 一般目標 医薬品が基礎研究から非臨床試験、臨床試験を経て市販されるまでの過程を、医薬品開発の具体 例をあげて、創薬の実際について学ぶ。また、ヒトゲノム情報や各種疾患の分子標的の構造と機能 に関する情報に基づく最先端ゲノム創薬の現状についても学ぶ。 ■ 到達目標 医薬品開発プロセスの全体像、医薬品開発の規範と倫理、および医薬品開発における薬剤師の役 割について説明できる。さらに、ゲノム創薬の基本的な戦略を理解し、全く新しい発想と作用機序 に基づく各種の分子標的薬について概説できる。 ■ 授業開講数 10 講 ■ 授 業 計 画 区分 項 目 授 業 内 容 1 創薬の基礎 創薬のコンセプトと創薬のプロセス 2 創薬の歴史 古典的な創薬、仮想分子標的アプローチ、遺伝子組換え体医薬品 3 創薬の具体例 (1) 我が国の代表的な創薬(1) 4 創薬の具体例 (2) 我が国の代表的な創薬(2) 5 創薬の具体例 (3) 我が国の代表的な創薬(3) 6 ゲノム科学と創薬研究 (1) ポストゲノム時代の創薬:ゲノム創薬概論 7 ゲノム科学と創薬研究 (2) 分子標的薬 (1) 8 ゲノム科学と創薬研究 (3) 分子標的薬 (2)、薬理ゲノミクス 9 話題の医薬品 (1) 糖尿病治療薬他 10 話題の医薬品 (1) 脂質異常症治療薬他 ■ 成績評価 口頭試問(100%)により評価する。 ■ 科目担当者との連絡 渡辺一 教員室:B409、メールアドレス:watanabe(at)hokuyakudai.ac.jp *(at)は@に置き換えてください。 ■ 事前学習・事後学習 事前に講義プリントを配布するので予習しておくこと。講義で学んだ内容をテキストと配付資料 などにより復習しておくこと。 ■ 使用テキスト及び参考書 テキスト:講義プリント 参 考 書:栄田敏之 他編「医薬品開発論」 (廣川書店) 野村 仁 著「ゲノム創薬」 (サイエンス社) 杉浦麗子 編「WELCOME TO ゲノムワールド」 (京都廣川書店)
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